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http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/46/ の続き
南米日本人移民史から見た移民一千万人政策の無謀性
笹井宏次朗氏(元サンパウロ新聞社会部長)
笹井宏次朗氏(元サンパウロ新聞社会部長) |
ただいまご紹介いただきました、笹井と申します。
昨年の2月まで、27年間、ブラジルのサンパウロにおりました。そこでサンパウロ新聞という、一応、海外の邦字新聞の中では一番大きいと言われている新聞社に勤務していました。
しかし、公称の発行部数が4万部ですから、日本の新聞社と比べれば、まさに吹けば飛ぶような存在です。
そんな中で、私は、南米、中南米、北米と、いろんな国の日本人の移民社会というものを見てまいりました。
移民社会というと、ブラジルが一番古いとお思いになる方もいらっしゃると思いますが、アルゼンチンが一番古いんです。牧野金蔵という方がいらっしゃいまして。
アルゼンチンの移民100年祭、その次にペルーの移民100年祭、そして今年はブラジルの移民社会が100年を迎えました。
そういう中で私は、日系の移民社会を通じて、移民国家というものがどういうものであるか、日常、実感として、感じることができるようになりました。
移民社会というのは、楽しさもあるんですが、非常に適当な国です。私は去年2月に日本にまいりして、しばらくしてから中越沖地震が起きましたが、倒壊の危険があるというので、商店街が交通禁止になっている。もし、あれが南米だったら、あっという間に略奪の嵐ですよ。
避難所に避難した人々が炊き出しの順番を待って、受け取れる。おそらく、南米の社会だったら、そんなことはなくて、取り合いを始めるんですよね。
やはり、この日本という国は、一系の天皇のもとに団結していた民族の基本社会、国体というものが歴然としてあるんだなぁ、ということを私は感じています。
その日本が、移民を、事もあろうに1000万人受け入れる。私は最初、こんなのは、単に中川秀直あたりが、プロパガンダとしてあげたものだと思っていました。
ところが、今ご講演いただきました、村田さんがご説明いたしましたけれども、自由民主党の外国人材交流推進議員連盟の、中間とりまとめ、これには詳細にわたって今村田さんがご説明になったように、もう、外堀を埋めるようにして、着々とこの政策を進めようとしているわけです。
私は愕然としましたが、そもそも、1000万人という数は、ブラジルの隣のパラグアイという国、2002年のワールドカップで、日本でもチラベルトというゴールキーパーが有名になりましたが、この小さな国は、400万人ですよ。あの中米やカリブ海にある国は数百万人です。1000万人なんて、中米の小国を2つ3つ合わせて連れてくるようなもんです。こんなバカみたいな膨大な数は。
そもそも、ブラジルに渡った、日本人の移民というのは、戦前20万、戦後5万、合わせて25万人しかいないんです。それで、100年経って130万人の日系社会というものを築き上げてきたわけです。
アメリカだって40数万人、カナダで5万人、北米では52万人ぐらいしか渡っていないんです。南米の中でも、ペルーは3万5千人とかそんなものです。パンアメリカン、中南米も全部合わせたって、80万人そこそこの日本人しか渡っていないんです。
ですから、その数が、いかにバカげたものであるのか。
そしてさらに、日本型移民政策の提言という、官僚の作文ですね、美文、美辞麗句を並べた、そんなことを書いてありますが、移民史というのは苦難の歴史なんですよ。
何と言っても、ブラジルの初期移民は原始林に立ち向かい、マラリアでバタバタと倒れていったわけです。そしてブラジルの土になったんです。また、戦後、勝ち負けで争ったこともありました。中には休園を売ったり、宮城県出身の加藤タクジなんて男は、朝香宮という偽の宮様に成りすまして、当時の日本人の尊皇心を利用して、偽宮様になって、献納を受けて、そして大農場を作った、というそんな事件さえもありました。
また、戦後昭和27年に移民が再開されます。戦後生まれの日本人というのは民主主義教育を受けた人間です。ところが、戦前の日本移民というのは、学校が始まれば、奉安殿を開けて、教育勅語を奉唱する。天長節には、奉祝運動会を開くという、そういう昔の日本人なんです。
ところが、戦後来た日本人というのは、サングラスにアロハシャツを着て、ギターを抱えてくるような、そういう連中だったわけですね。
ですから、そういう連中に、侮蔑を込めて、新来移民と呼んだりして、旧移民と新移民とはどこか軋轢があったわけです。さらに、戦前の二世たち、日本人の教育を受けた二世たちと、その新来移民が、サンパウロにガルボン・ブエノ街という、日系人の中心の町でウエストサイドストーリーみたいに、暴力事件を引き起こして、殺し合い寸前のところまでいったこともありました。
今では、鬼塚軍曹やタムリン・トミタといったアメリカの日系人も、非常に活躍の裾野を広げているでしょう。
昔、ポール・エンプクさんというハワイ報知社の社長をされていた方のご紹介を受けまして、第二次大戦の442連隊に参加した方からお話を聞いたことがあるんですが、この、アメリカの日系二世部隊はろくな兵器も与えられなかった。そして、スパイ部隊と呼ばれ、ジャップと呼ばれ、バカにされていた。それが、ドイツの戦線でテキサス大隊がボージュの森に閉じこめられてしまう。どこの部隊も助けに行くことができなかった。
最後にルーズベルトから、直接442連隊に救出命令が下っていった。ろくな武器も持っていない彼らが、死を前にして、思い出した言葉というのは、子供のときから、親に連れられて、天長節や運動会のときに、天皇陛下万歳を叫んだ、その万歳の言葉なんです。
万歳を叫びながら敢行して、ついにテキサス大隊を救出したわけです。
221人のテキサス大隊を救出するのに、二世部隊、442部隊は、800人以上が死んだと言われています。そういう正に、苦難の歴史を経て、移民社会というのができあがってきているわけです。
ですから、移民政策というのは、長いスパンの中で振り返ってみると、うまくいったな、という感じで、そして、それが個々の問題となると、大変なことになる。
この提言を読みますと、先程来、村田さんのご説明がございましたが、優秀な人材を集める、しかし世界各国の歴史では、移民を斡旋する官の会社であれ、半官半民であれ、純粋な民間であれ、移民斡旋会社というのは、人を送り込めば金になるもんだから、ろくな人間なんか送らないんです。当たり前ですよ。
1000万人も送ろうとしたら、そういう会社に委ねざるを得ないんです。
この提言の中では、そういうのをごまかすために、日本型移民政策を提唱しています。ここで日本型というのは、人材を採るのではなく、育てる姿勢を基本にする、日本独自の育成型移民政策であると強調しています。
こういうのが典型的な官僚の売文なんですよ。
そんないいことはいくらでも言えますよ。育成型移民とか。ところがそんなことはブラジルでずいぶんやっているんですよ。
コチア産業組合という、南米最大の農業組合がありました。もうそれはつぶれちゃったんですけれども、一時は南米最大と言われて、セラード開発であるとか、???川流域開発であるとか大型開発プロジェクトを政府から受ける、ものすごく大きな農業組合だったんですが、そこが労働者不足を戦後補うために、青年を移住させよう、それも日本の農協に頼んで、次男坊三男坊の優秀な農業に力をもった人間を集める。そして外務省の国策団体である、海外協力連盟、海協連というところが送り出して、そしてコチア産業組合の指導を受けて、ブラジルに慣れさせて、本当の農業者を養成しようと、いう計画だった。しかし見事に失敗した。
来た青年がノイローゼになったり、子供を殺したり自殺したり、人間を使うというのは、そんなものなんです。一人の移民の成功者が出るときには、100人ぐらい犠牲になっているというのが、移民社会の実態なんですね。
先ほど、村田さんも読みましたけれども、「日本社会にすでにいる『移民の背景を持つ人々』の存在がある。何世代にもわたって多くの苦難を乗り越えて社会的地位を確立してきたオールドカマーに加えて、ニューカマーも来日からすでに20年を経て、200万人を大きく超える外国出身者とその子孫は、市民・永住者・定住者として、日本社会に根を張って生活している。すでに日本で生きるノウハウを身につけた彼らは、新来の移民たちと地域社会をつなぐ貴重な人材である」
これこそ、移民社会の歴史を知らない者の言葉です。
実は移民社会というのは、新着したその国の事情を知っている移民が、後続移民を吸い上げるという図式があって、そして大きくなっていくんですよ。
ゴッドファーザーという映画、昔ありましたけれども、あのイタリアのマフィアなんかは、後続移民から吸い上げて大きくなっていったんですよ。
それが移民社会の実態というものなんです。
もしも、育成型社会であるとか、こんな美辞麗句を並べ立てたって、やはり人間が来る以上は、こういう負の部分というものが必ず出てくるんですよ。
そういうようなことも官僚は知ってはいるんでしょうけれども、しかし、そのようなことを推し進める背後には、やはり、日本文化の均一性、同一性というものを破壊するそういう企みがあるとしか思えないのであります。
http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/48/ へ続く
youtube
http://jp.youtube.com/watch?v=EcqyBdWVzgY
http://jp.youtube.com/watch?v=V2Ws-fiUBl8
1000万人移民政策は絶対に阻止するという方
中国に隷属しようとする政治家を落選させたい方
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コメントありがとうございました。
我が国では、道路族にしても、何族にしても、国民の利益のためではなく、特定の組織、団体の利益のために、政策を行い、国民の大きな損害を与えても、何の責任も取らず、同じようなことが何度も何度も繰り返されてきました。
笹井さんの言うように、1000万人移民政策をやったらどうなるか、わかっていて、別の意図で、それをやろうとする連中がいる。これをやったら国が滅びるほどの恐ろしい政策ですが、そういうことをやろうというとんでもない連中(政治家、官僚、財界人)なのに、のうのうと高い地位に居続けている。非常に歯がゆいですね。
先に移民ありきでは愚作だとしか言いようがありません。
マイナスの影響の分析がまったくない提言というのは恐ろしいですね。
1000万人受け入れでどれだけ犯罪が増えるのか、刑務所はいくつ増やす
必要があるのか、その被害額、コストの分析はできるはずです。
すでに外国人をある程度受け入れていますが、その結果をもと試算すれば
よいだけですからね。
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千葉県在住