日本はチベットから多くのことを学ぶことができる。優れた精神文化や深い歴史からだけではなく、中国に支配された経緯と命がけの抵抗運動から、我々が多くのことを学ぶべきだ。チベットが自由になるということは、日本が自由になるということだ。――このサイトの趣旨にご賛同いただける方は、サイト内の文章をご自由にご利用ください
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三民族連帯デモに参加してきました。
【日時】 平成20年10月19日(日)
宮下公園~渋谷駅前~宮下公園
13:00 ~ 14:00 集会
14:00 ~ デモ行進
15:30 解散
主催:3民族連帯シンポジウム実行委員会
集会の内容を録音しましたので、文字起こししたものをアップします。
司会 上薗益雄氏
イリハム応援団長 上薗益雄氏
新しい流れがヨーロッパ、アメリカから始まり、中国共産党を包囲しようとしています。
そういう大きな流れの中の、戦いの一環として、本日の三民族連帯集会を開催いたします。
本日の司会をつとめさせていただきます、わたくし、上薗でございます。
よろしくお願いします。
モンゴル自由連盟党幹事長オノホルド・ダイチンさんからご挨拶をいただきます。
モンゴル自由連盟党幹事長 オノホルド・ダイチン氏
モンゴル自由連盟党幹事長 オノホルド・ダイチン氏
みなさんこんにちは。
ありがとうございます。
1981年に内モンゴルで、中国政府から、漢民族の入植をやめさせてはいけないという文書がありまして、内モンゴルの学生達は2か月間ストライキをした。この当時、内モンゴルの大学の6名の代表者たちは中央までいって交渉した。中国共産党中央政府の責任者が出てきて、「中国政府の政策は正しいのです」と言ったが、それでも交渉が続いたところで、その官僚は怒り出して、「おまえら内モンゴル人だけじゃなくて、チベット、ウイグル、三民族一緒に行動しても我々は怖がらない。我々には人民解放軍がある」と言った。これは1981年に起きた事実です。今日は確かにこの三民族は、中国ではなくて日本で一緒になって始まろうとしています。中国共産党の弾圧に対して戦おうとしています。これからの私たちのこの運動を、日本にいる民主を愛する人たち、応援よろしくお願いたします。
ありがとうございました。
司会
南モンゴルでは今80%が漢人が占めるという状況に陥っております。
そしてモンゴルの人々は今や、漢語で自分の名前を書かなければ生きていけない、社会に出ることができない状況に陥っています。そして、この悲惨な状況は、次にウイグルでは、漢人の存在が50%を超えています。またチベットにおいても、高速道路や鉄道が開通することによって、漢人の入植がさらに加速しています。私たちは、こういうことについて、関心を払わないわけにはいきません。なぜなら、この日本でも、同じような政策が、自民党や民主党によって、今後50年間に1000万人の外国人を移民させるという政策が裏で進められているからです。
たとえば、東トルキスタンは50年前は、漢人の人口がたった2%でした。しかし、中国に併合されて以降、どんどん入植が進み、現在では過半数が漢人の状態になっています。もし私たち日本人自身が、この1000万人移民というような政策を認めるならば、50年後には私たちの美しい国土が中国のものになってしまうに違いありません。
このことをはっきりと認識して戦うためにも、私たちは、モンゴルの状況に心を寄せ、ウイグルの状況に心を寄せ、チベットの状況に心を寄せていかなければなりません。
では、続きまして、世界ウイグル会議副総裁セイット・トムトルコ氏のご挨拶をいただきます。
世界ウイグル会議副総裁セイット・トムトルコ氏
トムトルコ氏(右)と通訳のイリハム氏
尊敬するご来場の皆様、チベットの皆様、モンゴルの皆様、日本人の皆様、我々のこういう運動を支えてくれて、本当にありがとうございます。
きのう、私たち三民族による初めてのシンポジウムが開かれました。そこで皆さんは、中国共産党の弾圧は、ウイグル人、チベット人、モンゴル人だけで終わるのではなく、彼らの影響力は全アジアに広まっており、将来的には日本にもやってくることを認識しました。
中国共産党の圧力が強まっているこの時期に、我々は一つに団結しよう、という人々も増えています。
このような集まりの力によって、国際法のもとで、中国共産党を倒さなければなりません。
これは、ただ、チベット人、ウイグル人、モンゴル人だけの幸せではなく、全アジアの人々、それから漢民族の幸せにもつながります。
最後に言いたい。チベット、モンゴル、ウイグル、日本の団結万歳! 一刻も早く中国共産党を倒しましょう!よろしくお願いいたします。
司会
どうもありがとうございました。
セイット・トムトルコさんは現在、トルコに在住しています。そして、トルコから日本の東京まで27時間をかけて、お見えになりました。再度拍手で感謝の気持ちを伝えたいと思います。ありがとうございました。
セイットさんの発言にもありましたように、中国共産党の力は、日本がODAなどというものを差し出したために、とんでもない強大なものに発展しました。私たちは今、中国共産党政権の脅威にさらされているといっても過言ではありません。今、日本に直接向けられているミサイルは300発以上にのぼっています。そして、その数は年々増え続けているのです。私たちは、これに対して、はっきりと国防上の観点からしっかりと見据えていかなければ、国を失うという状態に陥るに違いありません。
そして、さきほど、通訳をつとめました、イリハム・マハムティさん、そしてモンゴルのダイチンさん、そういった人たちを日本人がしっかり守っていくことは、日本の安全保障につながる、中国に対する強力な抑止力になることは間違いありません。私はそういうことを確信して、イリハムさんを支持するイリハム応援団の団長を現在つとめさせていただいております。
ダイチンさんも、現在入管に対して難民申請をされています。受付でも難民申請の署名活動を行っていますので、デモが終わりましたら、時間がありましたらぜひ署名にご協力ください。お願いします。
続きまして、チベットの藁谷みいなさんがお見えになっていますので、ご挨拶をお願いします。
藁谷みいな
藁谷みいな氏
ご紹介いただきましたみいなですが、もう一つチベット名もありますので、これからはチベット名を使おうかな、と。ツェリンと申します。よろしくお願いします。
今日はみなさん、忙しいところ、せっかくのお休みのところを来ていただきましてありがとうございました。
人間関係、あと国と国の関係、どういう関係でもギブアンドテイクというのが非常に重要だと思います。与えたらそのかわり、もらう、というのが重要だと思うんですね。常にギブギブギブだったらその関係は長続きしないと思いますし、逆にテイクテイクだけでも長続きしないと思います。
現在、チベット、ウイグル、モンゴル、私たち三民族は、日本人のみなさん、世界のみなさんから、 テイクテイクという状況にはなっているんですけれども、私たちはずっと忘れません。今テイクしていただいている分、もしかしたら、10年、20年じゃないかも、100年後かも1000年後かもしれませんが、歴史上きわどいとき、一番助けが必要なときに、日本人が私たちを助けてくれた、という記憶は残ると思う。
実現できると思いますが、私たちが独立した場合、現在の普遍的価値にまったく従わず、無視している中国、この2、30年間であまりにもいろんなところから支援がありすぎて、巨大化した、世界の秩序、常識に従わない中国にかわって、もし、私たちがみなさんの助けで独立した場合、そのような価値観を守りながら、尊重しながら、親日感をもつ国が三つもできることになります。もちろん国際的な場で、日本としてはその時点でテイクできると思いますので、もちろんみなさんは正義の気持をもって立ち上がってくださっている、ということが一番大きな理由だと思いますが、もう一つ、将来の投資、100年、200年、1000年後の日本国家としての投資としても考えてもらいたいと思います。その気持ちで今日はよろしくお願いいたします。
司会
どうもありがとうございました。
藁谷みいなさんは、チベット青年会議の日本代表になるということで、今後そういう活動をされることが決まっています。再度拍手をお願いします。
続きまして、在日台湾人アジア人権研究会のキュウブンショウさんの方から、ご挨拶の文章が届いておりますので、代読していただきます。
チベット、ウイグル、モンゴル、三民族が誇りと自信をもってお互いに認め合い、共闘していることに、敬意を表します。現在中国は、三民族の文化を消滅させようとしています。これは人類の財産の破壊を意味しています。また、三民族の人権と生命を蹂躙しています。これは、人類共通の価値観への挑戦であり、人類社会への敵対行為です。台湾人も戦後、中国国民党によって、文化、人権、生命を踏みにじられました。そして、今日では、中国共産党による併合の危機に直面しています。そこで、私たち台湾人も誇りと自信をもちながら、三民族そして日本人とともに、人権、生命の尊さを世界に訴えていきたいと思います。
本日の皆様のご検討をお祈りいたします。ありがとうございました。
在日台湾人アジア人権研究会会長 キュウブンショウ
司会
どうもありがとうございました。
台湾も、現在国民党に政権をとられて、なんだか雲行きが非常に怪しくなっております。この間、台湾フォーラムの学習会に参加いたしましたけれど、中国が尖閣諸島を竹島のように領有して、台湾人が喜んだところで、キールン港を母港として中国が使う可能性がある、というような話を台湾フォーラムの会長がされていました。私は今の台湾の状況では、そういうこともありうるかなと思っています。
ですから、台湾の人たちもそういう点について、非常に危機感をもって臨まれています。
今回の集会はチベット、ウイグル、モンゴルの三民族の連帯集会ということでしたが、台湾関係のみなさんが、この集会の準備のために多くの力を割いてくださいました。拍手で感謝したいと思います。ありがとうございました。
本日の集会には、非常に多くの方が参加されております。そして、多くの考え方を異にする方達が、この集会に集まっております。私は非常に感動しております。右から左までの日本人が、この中国共産党による危機に対して認識をもって取り組んでいると。私たちは、このチベット、ウイグル、モンゴルの問題を、日本の国民運動としてぜひとも育てていかなければなりません。私はそう確信しております。
参加された皆さん、右が参加するのは嫌だ、極左が参加するのは嫌だ、こういう狭い人間を捨てて、もっと広い目で世界を見てください。たとえば、靖国問題とか差別語の問題であるとか、いろんなことを中国が言ってきます。しかし、その一つ一つの言葉に気を取られてはいけません。なぜなら、その一つ一つの言葉を投げかけることによって、日本国内に国論を分断することが中国共産党の狙いだからです。私たちは、そういう中国共産党の意図をしっかりと見抜くならば、たとえ自分の主張を一時的に棚上げしたとしても、国民としての団結を築き上げていくことがもっとも重要であると私は思います。
それは、日本がこの2000年の間に学んできたことの一つなのです。
元寇の役があったときに、俺は右だとか左だとか言った人がいますか。日清戦争日露戦争のときに、俺は右だとか俺は左だとかそんなことを言った人がいますか。そういう思想信条の枠を超えて、日本国民が団結したとき、日本人は偉大な力を発揮してきたのです。そのことをはっきりとつかんで、いろんな思想信条の人が参加することを喜びをもって迎えられる、それだけの器を自分たちの中につくっていきましょう。私はそう思っています。みなさんはどうお考えでしょうか。
では最後に、日本ウイグル協会の顧問をされている白石先生から簡単にご挨拶いただきます。
日本ウイグル協会顧問 白石念舟氏
日本ウイグル協会顧問 白石念舟氏
みなさん、こんにちは。
本日の集会に参加していただいてありがとうございます。
司会の上薗氏がおっしゃりたいこと、述べたいことでもう十分に尽くしておりますので、私は中国の国家的な犯罪を一つ、みなさんにおわかりいただきたいと思いまして、資料をもってまいりました。
私はウイグル人と、1991年から18年になりますけれども、お付き合いしてまいりました。留学生に対する支援をしてきましたが、現在世界の情勢は動いており、イリハム・ムハムティ君が政治的な活動に参加するようになりましたので、それを応援している立場でございます。
中国の国家的な犯罪、人類に対する犯罪というのは、原爆の実験ですね。私は1991年から、ウイグル人の留学生口から、耳にタコができるほど、イヤというほど、聞いた事実があります。
それは、中国は、日本が東京五輪を開いたとき、1964年、五輪開催中に第一回目の核実験をやったんですよ。それから46回、1996年までに行いました。地上の実験、空中の実験、22回を数えます。その放射線の被害たるや、いままで専門的なデータを使ったものがなかったのです。
しかし、今回、7月に「中国の核実験─シルクロードで発生した地表核爆発災害」という本が出版されました。これは放射線防護学の専門家、札幌医科大学の高田純先生が出してくださいました。これはご自分の研究、実際の数字をしっかりと書いております。現在、本日アルゼンチンにおいて、放射線防護学のシンポジウムが開かれております。高田先生はそこに出席されておりますけれども、私が代わりましてご紹介したいと思います。
東京五輪のときの行われた核実験、それから1983年までに22回の実験が、シルクロードで有名なローランで行われました。それをシミュレーションした数字がございます。
ウイグル人とその地域に住んでいる漢族も含めて、19万人に死者が出たという数字をあげています。それから、放射線被害を受けた人は120数万人、合計すると140万人以上の人たちが放射線の被害を受けました。
この数字は広島長崎で亡くなった方々、放射線の被害を受けて苦しんだ人たちの数倍の数字なんです。ぜひこれを認識していただいて、中国共産党の人類に対する犯罪をしっかりと日本人は訴えていかなければならない、と思います。
ぜひ我々も、中国の問題を皆さんに広報しながらやっていきたいと思います。
中国共産党はそろそろ歴史から退場するでしょう。動乱が起こるかもしれません。そのときに日本人としていかに行動するか、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。
本日はありがとうございました。
司会
どうもありがとうございました。
中国共産党の犯罪というのは非常に多いです。そして私たち日本人は広島、長崎に原爆が落とされて、本当に悲惨な思いをして、そうした後遺症が今も残っていますけれども、実は、あれは爆弾の落とし方としては非常に丁寧な落とし方をしたんだということがわかります。なぜかと言いますと、地上700mぐらいで爆発したそうです。そうすると地表に残る核物質の量が非常に少なくなったと。だから20年30年して、そこで生活して支障がない、そういうものだったそうです。しかしウイグルで行われた核実験は広島型原爆の何十倍何百倍というものを地表で爆発させたそうです。そうすると地表の砂が100年200年放射能が残るような状態でそのまま放置されると。それが風にのって、右へ左へ、北へ南へ、ですから、モンゴルの草原やチベットの山間部でもたぶん放射能が検出されるような状態になっているんではないかと危惧されています。
ここからデモ行進。休日の渋谷は人通りも多く、多くの方の目についたと思う。
反対車線で公明党の宣伝カーが信号待ちのところを、長いデモ隊がすれ違うという一幕もあった。
デモ終了後の集会。
チベット問題を考える会代表 小林秀英氏
今日は様々な旗があり、活力を感じるデモができたと感じています。
私は長いことチベット問題に関わってきまして、チベットの悲惨な状況を訴えてきましたが、今日は三民族の連帯ということで、ウイグルやモンゴルの人たちもチベットと同じような悲惨な状況に置かれているんだということを、改めてその認識を深められました。
今日のデモでも訴えられていましたが、ウイグルの核実験、地表の核実験というのは、アメリカもソ連も小規模なものを行ったことはあるんですが、メガトン級の地表の核実験はアメリカもソ連もその被害を恐れて、一回もしなかった。しかし中国は地表の核実験をウイグル、ロプノールで3回行っております。その被害の程度というのは核実験というよりは核攻撃と同じ状況であります。日本は世界で唯一の被爆国というような言い方をしますけれども、我々はこの認識を改めて、ウイグルも日本と同様の被爆国である、という認識をもたなければならない、ということを、今回一緒に活動しまして、理解することができました。
こういったことを、一般の方々に広めるべく、どんどん運動を展開していきたいと思います。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
司会 どうもありがとうございました。
小林先生がおっしゃいましたように、ともに活動してみなければわからないことがいっぱいあります。今日は、右の方も参加されました。私たちは、中にはあの人達は怖いから近づきたくない、そういうことを言う人もいます。でも私は、左翼過激派でございました。三里塚でさんざん戦いをしましてぶち込まれもしました。
ぜひ国民運動という視点を、右の方にももっていただきたい。(マイク不調で数行分聞き取れず)右の方は今後注意を払って活動していただきたい。
また左の方も参加されていらっしゃいますが、あまり小さな言葉尻を捉えて、論争を挑むとか、そういう器の小さい世界はよしにして、これから、もっと幅広い連帯を築き上げなければ、中国共産党を包囲していくことができないということを、もう少し大人になって考えていただきたいと思います。
では続きまして、荒川区議の小坂英二氏からご発言をいただきます。
荒川区議会議員 小坂英二氏
皆様お疲れ様です。荒川区議会議員の小坂英二でございます。
今日はこうして三民族の初めての集会デモ、ということで250名の方がお集まりになったということを、私も大変嬉しく、また企画準備をされた皆様に感謝を申し上げたいと思います。
五輪が終わって世界の注目が中国共産党の支配地域からそれた今、チベット、東トルキスタン、南モンゴルで、虐殺や人権蹂躙が行われるのか、行われつつあるのかということを日本人一人一人がよく情報を集めて、良識をもった人間はそれに対して何ができるのかということを、常に考えていかなければならないと思っております。
私が強調したいのは、中国共産党を通してなされた国内外での情報、報道については、かならず疑ってかからなければならない、ということです。皆様はご存じだと思いますが、このことをまわりの方々にぜひ広めてほしいと思います。
五輪直前にウイグルのカシュガルで、ウイグル人のテロで16人が負傷したと、新華社通信が報じ、全世界にニュースが流れました。五輪直前ということで大きな扱いで報じられたのは皆さんもご存知のことと思います。ししかし、これは9月28日にニューヨークタイムズで続報がありまして、殺されたのは警察官なんですけれども、警察署の前のホテルに泊まっていたアメリカ人旅行客3名が偶然窓からビデオとカメラで撮影しており、警察官が警察官を殺害したことがわかり、報道されたということがございました。(マイク不調で十数行分ほとんど聞き取れず)
中国共産党のフィルタのかかったものはもちろんですし、大手のマスコミのフィルタのかかったものも疑ってかからなければいけない。では何を判断のもとにすればいいのかといえば、この二つのフィルタにかかっていないものですね。直接ウイグルの方からお聞きしたり、ネットでそういう方からの発信を見ることができますので、そういうところの情報が本質をついていることが非常に多い、ということを私は常々感じておりまして、そうしたことを皆様もお知り合いに広めていただきたいと思います。
大手のマスコミの言うことは信用できて、無名のマスコミはあんまり信用できないな、というような先入観をもってしまう、というのは、結果として中国共産党の血塗られた支配に対して背を向けないことにもつながってしまいますので、そういうことじゃないんだよ、というのを、あまり関心をもたれていない方にもぜひ広めていただきたい。
これは私からのお願いとさせていただきます。
司会
どうもありがとうございました。小坂先生は、この運動が本当に卵の状態から支援されてこられました。こういった政治家を私たちがしっかりと守って、この国の政治を内から作り変えていくというしっかりとした考え方をもって、今後取り組んでいく必要があるんではないかと思います。
続きまして、長年中国の民族問題を研究されております殿岡先生からご挨拶をお願いします。
今回初めて三民族デモやシンポジウムが行われましたが、殿岡先生は、長年運動を、こういう形で行うべきだという考えを持って、主張されてこられました。よろしくお願いします。
政治学者 殿岡昭郎氏
殿岡でございます。
きょうはたくさんの方にお集まりいただき、ありがとうございました。
チベット、ウイグル、モンゴル三民族の共闘ということを長らく考えてきましたけれども、それが実現しまして、きのうはシンポジウム、きょうはデモ行進ということになりまして、私も本当に嬉しく、感激をしております。
まず三民族が合同して連帯して、きのうのシンポジウムでは三つだけではないという話もありました。満州族も含め、他の民族も含めて。きのうのシンポジウムで私も非常に勉強になりました。
ですから、三民族の結束を広めていくということ。さらに今、三民族の結束は日本で生まれて、それから国際的に広がっていくと。日本発の運動であるということを我々は知って、プライドをもってこれを主張していきたいと、いうふうに思うんです。
それから私の名刺には、実は3+1と書いてあるんです。どういう意味かと言いますと、三民族の結合に日本人が一緒になる。あるいは台湾人の方も協力する。しかし私が本当に言いたいのは、少数民族に漢民族のどこかが連帯したら、中国は明日崩壊するということになるんです。だから我々は三民族の結合をお祭で終わらせてはいけない。最後は中国を中から解体して、あの中国を、李登輝前総統がおっしゃるように、3つ4つ5つ6つの国に分割して、自由で民主的な、そして民族文化が栄える、そういう地域になれば、我々日本も、朝鮮半島も、台湾も、いっしょに平和に生きていくことができる、と、こういうことです。
今回がその出発点だと考えると、小さな出発点ですけれども、しかし三民族の結合があって、初めてできることですから、我々は大きな希望と、大きな夢をもって、これからこの運動を拡大していきたい、こう思っております。
今日は本当にありがとうございました。
司会
どうもありがとうございました。
本日は天気も非常によろしくて、こういう形で、三民族の連帯をつくっていくことができました。その運動を日本人がしっかりとサポートしていくという形もできつつあると思います。これから、この三民族と中国の民主化を進める人たち、また、中国の中で弾圧を受けている法輪功やキリスト教徒の人たちとも連帯をして、さらに私たちの運動を一歩進めて、中国共産党をこの地球上から消滅させるというところまでもっていきたいと思います。
今後ともみなさんのご協力をよろしくお願いします。
今日はどうもありがとうございました。
管理人コメント
司会の上薗氏が右だからイヤだ、左だからイヤだ、などと言うべきではない、と話されていたのは、今回は右翼団体の方々が多数参加されていて、それに対して抗議された方がいたのでしょう。私も、三民族共闘を支持する方であれば、人間の中身は右も左も関係ないと思いますが、デモの最大の目的が支持者の拡大なので、沿道でデモ行進を見ている方々に、違和感、嫌悪感を与えないよう注意する必要があると思います。マイク不調のところで、上薗さんもそういうニュアンスのことをおっしゃていたようですが。
それから、上薗氏が広島の原爆投下について「爆弾の落とし方としては非常に丁寧な落とし方をしたんだということがわかります」と発言していましたが、「丁寧」という表現で誤解される方がいるかもしれないので、補足します。その爆発高度では火球が地表に触れず、結果的に後々まで汚染が残らなかったという意味で「丁寧」という言葉を使ったんだと思います。アメリカは爆発時に最大の被害を与えるための高度を物理学者に計算させて、爆発高度を決定しています。また、もっとも外部にいる人が多くなる時間帯である通勤通学時間帯を、投下時刻としています。
もうあまり時間がありませんが、私は、デモ以外に、次の衆議院選挙(ともちろんそれ以降の選挙)で、有権者の投票行動にはっきりと影響を及ぼすような方法を模索する必要があると考えています。
関連リンク
荒川区議会議員小坂英二の考察・雑感
チベット・ウイグル・三民族連帯集会・デモに参加!
(マイク不調で聞き取れなかった部分もこちらのブログに収録されています)
http://kosakaeiji.seesaa.net/article/108329812.html
チベット・モンゴル・ウィグル三民族連帯デモ(デモの写真多数)
http://nekomimi.la.coocan.jp/free_tibet/ft081019/
新疆警察隊襲撃事件、実際は警察の内部抗争か(大紀元時報)
http://jp.epochtimes.com/jp/2008/10/html/d14147.html
他に次の2点が、高田先生の著書でお薦めのもの。
核爆発災害―そのとき何が起こるのか (中公新書 1895)
世界の放射線被曝地調査―自ら測定した渾身のレポート (ブルーバックス)
【日時】 平成20年10月19日(日)
宮下公園~渋谷駅前~宮下公園
13:00 ~ 14:00 集会
14:00 ~ デモ行進
15:30 解散
主催:3民族連帯シンポジウム実行委員会
集会の内容を録音しましたので、文字起こししたものをアップします。
司会 上薗益雄氏
イリハム応援団長 上薗益雄氏
新しい流れがヨーロッパ、アメリカから始まり、中国共産党を包囲しようとしています。
そういう大きな流れの中の、戦いの一環として、本日の三民族連帯集会を開催いたします。
本日の司会をつとめさせていただきます、わたくし、上薗でございます。
よろしくお願いします。
モンゴル自由連盟党幹事長オノホルド・ダイチンさんからご挨拶をいただきます。
モンゴル自由連盟党幹事長 オノホルド・ダイチン氏
モンゴル自由連盟党幹事長 オノホルド・ダイチン氏
みなさんこんにちは。
ありがとうございます。
1981年に内モンゴルで、中国政府から、漢民族の入植をやめさせてはいけないという文書がありまして、内モンゴルの学生達は2か月間ストライキをした。この当時、内モンゴルの大学の6名の代表者たちは中央までいって交渉した。中国共産党中央政府の責任者が出てきて、「中国政府の政策は正しいのです」と言ったが、それでも交渉が続いたところで、その官僚は怒り出して、「おまえら内モンゴル人だけじゃなくて、チベット、ウイグル、三民族一緒に行動しても我々は怖がらない。我々には人民解放軍がある」と言った。これは1981年に起きた事実です。今日は確かにこの三民族は、中国ではなくて日本で一緒になって始まろうとしています。中国共産党の弾圧に対して戦おうとしています。これからの私たちのこの運動を、日本にいる民主を愛する人たち、応援よろしくお願いたします。
ありがとうございました。
司会
南モンゴルでは今80%が漢人が占めるという状況に陥っております。
そしてモンゴルの人々は今や、漢語で自分の名前を書かなければ生きていけない、社会に出ることができない状況に陥っています。そして、この悲惨な状況は、次にウイグルでは、漢人の存在が50%を超えています。またチベットにおいても、高速道路や鉄道が開通することによって、漢人の入植がさらに加速しています。私たちは、こういうことについて、関心を払わないわけにはいきません。なぜなら、この日本でも、同じような政策が、自民党や民主党によって、今後50年間に1000万人の外国人を移民させるという政策が裏で進められているからです。
たとえば、東トルキスタンは50年前は、漢人の人口がたった2%でした。しかし、中国に併合されて以降、どんどん入植が進み、現在では過半数が漢人の状態になっています。もし私たち日本人自身が、この1000万人移民というような政策を認めるならば、50年後には私たちの美しい国土が中国のものになってしまうに違いありません。
このことをはっきりと認識して戦うためにも、私たちは、モンゴルの状況に心を寄せ、ウイグルの状況に心を寄せ、チベットの状況に心を寄せていかなければなりません。
では、続きまして、世界ウイグル会議副総裁セイット・トムトルコ氏のご挨拶をいただきます。
世界ウイグル会議副総裁セイット・トムトルコ氏
トムトルコ氏(右)と通訳のイリハム氏
尊敬するご来場の皆様、チベットの皆様、モンゴルの皆様、日本人の皆様、我々のこういう運動を支えてくれて、本当にありがとうございます。
きのう、私たち三民族による初めてのシンポジウムが開かれました。そこで皆さんは、中国共産党の弾圧は、ウイグル人、チベット人、モンゴル人だけで終わるのではなく、彼らの影響力は全アジアに広まっており、将来的には日本にもやってくることを認識しました。
中国共産党の圧力が強まっているこの時期に、我々は一つに団結しよう、という人々も増えています。
このような集まりの力によって、国際法のもとで、中国共産党を倒さなければなりません。
これは、ただ、チベット人、ウイグル人、モンゴル人だけの幸せではなく、全アジアの人々、それから漢民族の幸せにもつながります。
最後に言いたい。チベット、モンゴル、ウイグル、日本の団結万歳! 一刻も早く中国共産党を倒しましょう!よろしくお願いいたします。
司会
どうもありがとうございました。
セイット・トムトルコさんは現在、トルコに在住しています。そして、トルコから日本の東京まで27時間をかけて、お見えになりました。再度拍手で感謝の気持ちを伝えたいと思います。ありがとうございました。
セイットさんの発言にもありましたように、中国共産党の力は、日本がODAなどというものを差し出したために、とんでもない強大なものに発展しました。私たちは今、中国共産党政権の脅威にさらされているといっても過言ではありません。今、日本に直接向けられているミサイルは300発以上にのぼっています。そして、その数は年々増え続けているのです。私たちは、これに対して、はっきりと国防上の観点からしっかりと見据えていかなければ、国を失うという状態に陥るに違いありません。
そして、さきほど、通訳をつとめました、イリハム・マハムティさん、そしてモンゴルのダイチンさん、そういった人たちを日本人がしっかり守っていくことは、日本の安全保障につながる、中国に対する強力な抑止力になることは間違いありません。私はそういうことを確信して、イリハムさんを支持するイリハム応援団の団長を現在つとめさせていただいております。
ダイチンさんも、現在入管に対して難民申請をされています。受付でも難民申請の署名活動を行っていますので、デモが終わりましたら、時間がありましたらぜひ署名にご協力ください。お願いします。
続きまして、チベットの藁谷みいなさんがお見えになっていますので、ご挨拶をお願いします。
藁谷みいな
藁谷みいな氏
ご紹介いただきましたみいなですが、もう一つチベット名もありますので、これからはチベット名を使おうかな、と。ツェリンと申します。よろしくお願いします。
今日はみなさん、忙しいところ、せっかくのお休みのところを来ていただきましてありがとうございました。
人間関係、あと国と国の関係、どういう関係でもギブアンドテイクというのが非常に重要だと思います。与えたらそのかわり、もらう、というのが重要だと思うんですね。常にギブギブギブだったらその関係は長続きしないと思いますし、逆にテイクテイクだけでも長続きしないと思います。
現在、チベット、ウイグル、モンゴル、私たち三民族は、日本人のみなさん、世界のみなさんから、 テイクテイクという状況にはなっているんですけれども、私たちはずっと忘れません。今テイクしていただいている分、もしかしたら、10年、20年じゃないかも、100年後かも1000年後かもしれませんが、歴史上きわどいとき、一番助けが必要なときに、日本人が私たちを助けてくれた、という記憶は残ると思う。
実現できると思いますが、私たちが独立した場合、現在の普遍的価値にまったく従わず、無視している中国、この2、30年間であまりにもいろんなところから支援がありすぎて、巨大化した、世界の秩序、常識に従わない中国にかわって、もし、私たちがみなさんの助けで独立した場合、そのような価値観を守りながら、尊重しながら、親日感をもつ国が三つもできることになります。もちろん国際的な場で、日本としてはその時点でテイクできると思いますので、もちろんみなさんは正義の気持をもって立ち上がってくださっている、ということが一番大きな理由だと思いますが、もう一つ、将来の投資、100年、200年、1000年後の日本国家としての投資としても考えてもらいたいと思います。その気持ちで今日はよろしくお願いいたします。
司会
どうもありがとうございました。
藁谷みいなさんは、チベット青年会議の日本代表になるということで、今後そういう活動をされることが決まっています。再度拍手をお願いします。
続きまして、在日台湾人アジア人権研究会のキュウブンショウさんの方から、ご挨拶の文章が届いておりますので、代読していただきます。
チベット、ウイグル、モンゴル、三民族が誇りと自信をもってお互いに認め合い、共闘していることに、敬意を表します。現在中国は、三民族の文化を消滅させようとしています。これは人類の財産の破壊を意味しています。また、三民族の人権と生命を蹂躙しています。これは、人類共通の価値観への挑戦であり、人類社会への敵対行為です。台湾人も戦後、中国国民党によって、文化、人権、生命を踏みにじられました。そして、今日では、中国共産党による併合の危機に直面しています。そこで、私たち台湾人も誇りと自信をもちながら、三民族そして日本人とともに、人権、生命の尊さを世界に訴えていきたいと思います。
本日の皆様のご検討をお祈りいたします。ありがとうございました。
在日台湾人アジア人権研究会会長 キュウブンショウ
司会
どうもありがとうございました。
台湾も、現在国民党に政権をとられて、なんだか雲行きが非常に怪しくなっております。この間、台湾フォーラムの学習会に参加いたしましたけれど、中国が尖閣諸島を竹島のように領有して、台湾人が喜んだところで、キールン港を母港として中国が使う可能性がある、というような話を台湾フォーラムの会長がされていました。私は今の台湾の状況では、そういうこともありうるかなと思っています。
ですから、台湾の人たちもそういう点について、非常に危機感をもって臨まれています。
今回の集会はチベット、ウイグル、モンゴルの三民族の連帯集会ということでしたが、台湾関係のみなさんが、この集会の準備のために多くの力を割いてくださいました。拍手で感謝したいと思います。ありがとうございました。
本日の集会には、非常に多くの方が参加されております。そして、多くの考え方を異にする方達が、この集会に集まっております。私は非常に感動しております。右から左までの日本人が、この中国共産党による危機に対して認識をもって取り組んでいると。私たちは、このチベット、ウイグル、モンゴルの問題を、日本の国民運動としてぜひとも育てていかなければなりません。私はそう確信しております。
参加された皆さん、右が参加するのは嫌だ、極左が参加するのは嫌だ、こういう狭い人間を捨てて、もっと広い目で世界を見てください。たとえば、靖国問題とか差別語の問題であるとか、いろんなことを中国が言ってきます。しかし、その一つ一つの言葉に気を取られてはいけません。なぜなら、その一つ一つの言葉を投げかけることによって、日本国内に国論を分断することが中国共産党の狙いだからです。私たちは、そういう中国共産党の意図をしっかりと見抜くならば、たとえ自分の主張を一時的に棚上げしたとしても、国民としての団結を築き上げていくことがもっとも重要であると私は思います。
それは、日本がこの2000年の間に学んできたことの一つなのです。
元寇の役があったときに、俺は右だとか左だとか言った人がいますか。日清戦争日露戦争のときに、俺は右だとか俺は左だとかそんなことを言った人がいますか。そういう思想信条の枠を超えて、日本国民が団結したとき、日本人は偉大な力を発揮してきたのです。そのことをはっきりとつかんで、いろんな思想信条の人が参加することを喜びをもって迎えられる、それだけの器を自分たちの中につくっていきましょう。私はそう思っています。みなさんはどうお考えでしょうか。
では最後に、日本ウイグル協会の顧問をされている白石先生から簡単にご挨拶いただきます。
日本ウイグル協会顧問 白石念舟氏
日本ウイグル協会顧問 白石念舟氏
本日の集会に参加していただいてありがとうございます。
司会の上薗氏がおっしゃりたいこと、述べたいことでもう十分に尽くしておりますので、私は中国の国家的な犯罪を一つ、みなさんにおわかりいただきたいと思いまして、資料をもってまいりました。
私はウイグル人と、1991年から18年になりますけれども、お付き合いしてまいりました。留学生に対する支援をしてきましたが、現在世界の情勢は動いており、イリハム・ムハムティ君が政治的な活動に参加するようになりましたので、それを応援している立場でございます。
中国の国家的な犯罪、人類に対する犯罪というのは、原爆の実験ですね。私は1991年から、ウイグル人の留学生口から、耳にタコができるほど、イヤというほど、聞いた事実があります。
それは、中国は、日本が東京五輪を開いたとき、1964年、五輪開催中に第一回目の核実験をやったんですよ。それから46回、1996年までに行いました。地上の実験、空中の実験、22回を数えます。その放射線の被害たるや、いままで専門的なデータを使ったものがなかったのです。
しかし、今回、7月に「中国の核実験─シルクロードで発生した地表核爆発災害」という本が出版されました。これは放射線防護学の専門家、札幌医科大学の高田純先生が出してくださいました。これはご自分の研究、実際の数字をしっかりと書いております。現在、本日アルゼンチンにおいて、放射線防護学のシンポジウムが開かれております。高田先生はそこに出席されておりますけれども、私が代わりましてご紹介したいと思います。
東京五輪のときの行われた核実験、それから1983年までに22回の実験が、シルクロードで有名なローランで行われました。それをシミュレーションした数字がございます。
ウイグル人とその地域に住んでいる漢族も含めて、19万人に死者が出たという数字をあげています。それから、放射線被害を受けた人は120数万人、合計すると140万人以上の人たちが放射線の被害を受けました。
この数字は広島長崎で亡くなった方々、放射線の被害を受けて苦しんだ人たちの数倍の数字なんです。ぜひこれを認識していただいて、中国共産党の人類に対する犯罪をしっかりと日本人は訴えていかなければならない、と思います。
ぜひ我々も、中国の問題を皆さんに広報しながらやっていきたいと思います。
中国共産党はそろそろ歴史から退場するでしょう。動乱が起こるかもしれません。そのときに日本人としていかに行動するか、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。
本日はありがとうございました。
司会
どうもありがとうございました。
中国共産党の犯罪というのは非常に多いです。そして私たち日本人は広島、長崎に原爆が落とされて、本当に悲惨な思いをして、そうした後遺症が今も残っていますけれども、実は、あれは爆弾の落とし方としては非常に丁寧な落とし方をしたんだということがわかります。なぜかと言いますと、地上700mぐらいで爆発したそうです。そうすると地表に残る核物質の量が非常に少なくなったと。だから20年30年して、そこで生活して支障がない、そういうものだったそうです。しかしウイグルで行われた核実験は広島型原爆の何十倍何百倍というものを地表で爆発させたそうです。そうすると地表の砂が100年200年放射能が残るような状態でそのまま放置されると。それが風にのって、右へ左へ、北へ南へ、ですから、モンゴルの草原やチベットの山間部でもたぶん放射能が検出されるような状態になっているんではないかと危惧されています。
ここからデモ行進。休日の渋谷は人通りも多く、多くの方の目についたと思う。
反対車線で公明党の宣伝カーが信号待ちのところを、長いデモ隊がすれ違うという一幕もあった。
デモ終了後の集会。
チベット問題を考える会代表 小林秀英氏
今日は様々な旗があり、活力を感じるデモができたと感じています。
私は長いことチベット問題に関わってきまして、チベットの悲惨な状況を訴えてきましたが、今日は三民族の連帯ということで、ウイグルやモンゴルの人たちもチベットと同じような悲惨な状況に置かれているんだということを、改めてその認識を深められました。
今日のデモでも訴えられていましたが、ウイグルの核実験、地表の核実験というのは、アメリカもソ連も小規模なものを行ったことはあるんですが、メガトン級の地表の核実験はアメリカもソ連もその被害を恐れて、一回もしなかった。しかし中国は地表の核実験をウイグル、ロプノールで3回行っております。その被害の程度というのは核実験というよりは核攻撃と同じ状況であります。日本は世界で唯一の被爆国というような言い方をしますけれども、我々はこの認識を改めて、ウイグルも日本と同様の被爆国である、という認識をもたなければならない、ということを、今回一緒に活動しまして、理解することができました。
こういったことを、一般の方々に広めるべく、どんどん運動を展開していきたいと思います。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
司会 どうもありがとうございました。
小林先生がおっしゃいましたように、ともに活動してみなければわからないことがいっぱいあります。今日は、右の方も参加されました。私たちは、中にはあの人達は怖いから近づきたくない、そういうことを言う人もいます。でも私は、左翼過激派でございました。三里塚でさんざん戦いをしましてぶち込まれもしました。
ぜひ国民運動という視点を、右の方にももっていただきたい。(マイク不調で数行分聞き取れず)右の方は今後注意を払って活動していただきたい。
また左の方も参加されていらっしゃいますが、あまり小さな言葉尻を捉えて、論争を挑むとか、そういう器の小さい世界はよしにして、これから、もっと幅広い連帯を築き上げなければ、中国共産党を包囲していくことができないということを、もう少し大人になって考えていただきたいと思います。
では続きまして、荒川区議の小坂英二氏からご発言をいただきます。
荒川区議会議員 小坂英二氏
皆様お疲れ様です。荒川区議会議員の小坂英二でございます。
今日はこうして三民族の初めての集会デモ、ということで250名の方がお集まりになったということを、私も大変嬉しく、また企画準備をされた皆様に感謝を申し上げたいと思います。
五輪が終わって世界の注目が中国共産党の支配地域からそれた今、チベット、東トルキスタン、南モンゴルで、虐殺や人権蹂躙が行われるのか、行われつつあるのかということを日本人一人一人がよく情報を集めて、良識をもった人間はそれに対して何ができるのかということを、常に考えていかなければならないと思っております。
私が強調したいのは、中国共産党を通してなされた国内外での情報、報道については、かならず疑ってかからなければならない、ということです。皆様はご存じだと思いますが、このことをまわりの方々にぜひ広めてほしいと思います。
五輪直前にウイグルのカシュガルで、ウイグル人のテロで16人が負傷したと、新華社通信が報じ、全世界にニュースが流れました。五輪直前ということで大きな扱いで報じられたのは皆さんもご存知のことと思います。ししかし、これは9月28日にニューヨークタイムズで続報がありまして、殺されたのは警察官なんですけれども、警察署の前のホテルに泊まっていたアメリカ人旅行客3名が偶然窓からビデオとカメラで撮影しており、警察官が警察官を殺害したことがわかり、報道されたということがございました。(マイク不調で十数行分ほとんど聞き取れず)
中国共産党のフィルタのかかったものはもちろんですし、大手のマスコミのフィルタのかかったものも疑ってかからなければいけない。では何を判断のもとにすればいいのかといえば、この二つのフィルタにかかっていないものですね。直接ウイグルの方からお聞きしたり、ネットでそういう方からの発信を見ることができますので、そういうところの情報が本質をついていることが非常に多い、ということを私は常々感じておりまして、そうしたことを皆様もお知り合いに広めていただきたいと思います。
大手のマスコミの言うことは信用できて、無名のマスコミはあんまり信用できないな、というような先入観をもってしまう、というのは、結果として中国共産党の血塗られた支配に対して背を向けないことにもつながってしまいますので、そういうことじゃないんだよ、というのを、あまり関心をもたれていない方にもぜひ広めていただきたい。
これは私からのお願いとさせていただきます。
司会
どうもありがとうございました。小坂先生は、この運動が本当に卵の状態から支援されてこられました。こういった政治家を私たちがしっかりと守って、この国の政治を内から作り変えていくというしっかりとした考え方をもって、今後取り組んでいく必要があるんではないかと思います。
続きまして、長年中国の民族問題を研究されております殿岡先生からご挨拶をお願いします。
今回初めて三民族デモやシンポジウムが行われましたが、殿岡先生は、長年運動を、こういう形で行うべきだという考えを持って、主張されてこられました。よろしくお願いします。
政治学者 殿岡昭郎氏
殿岡でございます。
きょうはたくさんの方にお集まりいただき、ありがとうございました。
チベット、ウイグル、モンゴル三民族の共闘ということを長らく考えてきましたけれども、それが実現しまして、きのうはシンポジウム、きょうはデモ行進ということになりまして、私も本当に嬉しく、感激をしております。
まず三民族が合同して連帯して、きのうのシンポジウムでは三つだけではないという話もありました。満州族も含め、他の民族も含めて。きのうのシンポジウムで私も非常に勉強になりました。
ですから、三民族の結束を広めていくということ。さらに今、三民族の結束は日本で生まれて、それから国際的に広がっていくと。日本発の運動であるということを我々は知って、プライドをもってこれを主張していきたいと、いうふうに思うんです。
それから私の名刺には、実は3+1と書いてあるんです。どういう意味かと言いますと、三民族の結合に日本人が一緒になる。あるいは台湾人の方も協力する。しかし私が本当に言いたいのは、少数民族に漢民族のどこかが連帯したら、中国は明日崩壊するということになるんです。だから我々は三民族の結合をお祭で終わらせてはいけない。最後は中国を中から解体して、あの中国を、李登輝前総統がおっしゃるように、3つ4つ5つ6つの国に分割して、自由で民主的な、そして民族文化が栄える、そういう地域になれば、我々日本も、朝鮮半島も、台湾も、いっしょに平和に生きていくことができる、と、こういうことです。
今回がその出発点だと考えると、小さな出発点ですけれども、しかし三民族の結合があって、初めてできることですから、我々は大きな希望と、大きな夢をもって、これからこの運動を拡大していきたい、こう思っております。
今日は本当にありがとうございました。
司会
どうもありがとうございました。
本日は天気も非常によろしくて、こういう形で、三民族の連帯をつくっていくことができました。その運動を日本人がしっかりとサポートしていくという形もできつつあると思います。これから、この三民族と中国の民主化を進める人たち、また、中国の中で弾圧を受けている法輪功やキリスト教徒の人たちとも連帯をして、さらに私たちの運動を一歩進めて、中国共産党をこの地球上から消滅させるというところまでもっていきたいと思います。
今後ともみなさんのご協力をよろしくお願いします。
今日はどうもありがとうございました。
管理人コメント
司会の上薗氏が右だからイヤだ、左だからイヤだ、などと言うべきではない、と話されていたのは、今回は右翼団体の方々が多数参加されていて、それに対して抗議された方がいたのでしょう。私も、三民族共闘を支持する方であれば、人間の中身は右も左も関係ないと思いますが、デモの最大の目的が支持者の拡大なので、沿道でデモ行進を見ている方々に、違和感、嫌悪感を与えないよう注意する必要があると思います。マイク不調のところで、上薗さんもそういうニュアンスのことをおっしゃていたようですが。
それから、上薗氏が広島の原爆投下について「爆弾の落とし方としては非常に丁寧な落とし方をしたんだということがわかります」と発言していましたが、「丁寧」という表現で誤解される方がいるかもしれないので、補足します。その爆発高度では火球が地表に触れず、結果的に後々まで汚染が残らなかったという意味で「丁寧」という言葉を使ったんだと思います。アメリカは爆発時に最大の被害を与えるための高度を物理学者に計算させて、爆発高度を決定しています。また、もっとも外部にいる人が多くなる時間帯である通勤通学時間帯を、投下時刻としています。
もうあまり時間がありませんが、私は、デモ以外に、次の衆議院選挙(ともちろんそれ以降の選挙)で、有権者の投票行動にはっきりと影響を及ぼすような方法を模索する必要があると考えています。
関連リンク
荒川区議会議員小坂英二の考察・雑感
チベット・ウイグル・三民族連帯集会・デモに参加!
(マイク不調で聞き取れなかった部分もこちらのブログに収録されています)
http://kosakaeiji.seesaa.net/article/108329812.html
チベット・モンゴル・ウィグル三民族連帯デモ(デモの写真多数)
http://nekomimi.la.coocan.jp/free_tibet/ft081019/
新疆警察隊襲撃事件、実際は警察の内部抗争か(大紀元時報)
http://jp.epochtimes.com/jp/2008/10/html/d14147.html
他に次の2点が、高田先生の著書でお薦めのもの。
核爆発災害―そのとき何が起こるのか (中公新書 1895)
世界の放射線被曝地調査―自ら測定した渾身のレポート (ブルーバックス)
チベット、ウイグル、南モンゴル問題は
日本の問題でもあると思う方
彼らを侵略している中国を支持する政治家を落選させたい方
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Re:無題
ぽっちさま、いつもありがとうございます。
某番組の件は、余計なことを書いて変なことになったら申し訳ないので書きませんでしたが、ご本人のブログでもオフレコとなっておりましたので、書かなくてよかったと思います。
某番組の件は、余計なことを書いて変なことになったら申し訳ないので書きませんでしたが、ご本人のブログでもオフレコとなっておりましたので、書かなくてよかったと思います。
東京新聞の11月21日付朝刊、掲載予定
「中国の核実験災害」の取材記事が、東京新聞の21日付朝刊「こちら特報部」という見開きページに掲載予定になりました。
これが記念すべき、はじめての報道になります。
今、北九州小倉にいます。日本放射線影響学会で、「中国の核実験災害」を、本日報告しました。これが、国内学会、最初の報告です。
札幌に戻らないと、小生のHP更新できません。是非、ブログ読者のみなさんの力で、東京方面にこの重要情報を発信してください
これが記念すべき、はじめての報道になります。
今、北九州小倉にいます。日本放射線影響学会で、「中国の核実験災害」を、本日報告しました。これが、国内学会、最初の報告です。
札幌に戻らないと、小生のHP更新できません。是非、ブログ読者のみなさんの力で、東京方面にこの重要情報を発信してください
Re:東京新聞の11月21日付朝刊、掲載予定
高田先生、重要な情報ありがとうございます!
コメントの公開が遅れてしまい、すいませんでした。2chに情報を掲載しようとおもったら、すでに書いてくれている人がいたので安心しました。
最近、高田先生の論文をいくつか取り寄せたところで、勉強させていただくつもりです。
コメントの公開が遅れてしまい、すいませんでした。2chに情報を掲載しようとおもったら、すでに書いてくれている人がいたので安心しました。
最近、高田先生の論文をいくつか取り寄せたところで、勉強させていただくつもりです。
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