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毒ギョーザ事件が最初に報じられてから、まもなく2年になる(2007年10月5日、みやぎ生協で「CO・OP手作り餃子」から異臭)。
政府自民党の対応に、国民の生命、安全を守るぞ!という気概はまったく感じられなかった。日中の閣僚会談でこの事件のことが何度も話し合われ、毎回「早期の真相解明に向け日中両国間での捜査協力を強化する」ことで合意していたが、結局、北京五輪前に波風を立たせないための、口先だけの合意に過ぎなかった。自民党政府はただ中国と馴れ合っているだけだった。政府は中国でも毒ギョーザ事件が発生していたことを知りながら、中国の指示に従って隠蔽し続けるということまでやっていた。無為に時間がすぎ、自民党は政権の座から転落した。
では、新たに政権の座についた民主党の、毒ギョーザ事件に対する対応はどうか。
以下は毒ギョーザ年表から民主党幹部の毒ギョーザ事件に対する発言と、中国の楊潔チ外相の発言をピックアップしたものである。
民主党幹部の口から、誠に頼もしい、自民党の中国政府に対する及び腰な対応に対する批判が次々飛び出していた。
だが、それは政権を取る以前の話。
9月28日の岡田外相と楊潔チ外相の会談で、岡田外相は毒ギョーザ事件について発言はしたものの、何の圧力にもならない霞のような話でお茶を濁しただけであった。まともな捜査協力が行われていない状況について、具体的な対応を要求する程度のことさえしなかった。
楊潔チ外相は、去年の五輪前後は、毒ギョーザ事件について、日中協力して早急に原因究明にあたる、と散々言っていたのに、今年に入ってからは、次のように明らかに発言のトーンが変化している。
「日本でも時間をかけても解決していない食品事件があるのではないか」
「質の高い中国食品を楽しんでもらいたい」
翻訳すると「モウシラナイアルヨw」ということだ。
岡田さんは実家の商売に影響が出るので、絶対に中国に都合の悪い外交はできません
7月にウイグルでの平和的デモに対する暴力的鎮圧により、ウイグル人に多数の死傷者が出て、1万人もの人々が行方不明になるという事件があった。
その後、岡田幹事長は「今度のウイグルの問題も、チベットの問題でもそうですが、そこで人権侵害が多大に行われているということになると、これは国際社会としてそのことに対して、国の人権侵害に対して言っていく」と発言していた。
それで、楊潔チ外相との会談で、岡田外相がチベット問題、ウイグル問題についてどのように発言するか注目していたのだが、彼が言ったのは、
「平和的に解決されることを望んでいる」
という主旨の発言だけである。
日中首脳会談でも、鳩山首相が発言したのは「もし可能なら対話による解決を祈念する」という弱々しいメッセージだった。
これらの、蚊の鳴くような、ささやき程度の発言で、中国政府の態度に何か変化が起きるはずがないことは、鳩山も岡田もわかっているだろう。
要するに、最初から本気で取り組む気などないのだ。
このように、民主党の対中外交は、予想通りの隷属外交であることが、政権発足後2週間もしないうちに露呈したわけである。
2008.02.01 | 民主党鳩山由紀夫幹事長、中国製毒ギョーザ事件について「国民の命にかかわることであり、一刻も早く輸入を禁止するべきだ。政府は現地査察しなければならない」と述べ、輸入禁止と現地査察を政府に要求。 |
2008.02.02 | 民主党菅直人代表代行、毒ギョーザ事件について「(私が厚生労働相なら)事実関係がはっきりするまで、自主的か強制かは別として、輸入禁止をするなり、販売を止める。衛生上の問題があれば改善が終わるまでは輸入できないようにする」と述べた。さらに「本質的には『地産地消』をとるべきだ。野菜まで外国からたくさん輸入しているが、日本でできたものを食べるという考え方が基本になければならない」と指摘。 |
2008.07.22 | 高村外相はシンガポール市内のホテルで中国の楊潔チ外相と会談、毒ギョーザ事件について、協力して解決に取り組む方針を改めて確認。楊外相は「生命と安全にかかわる大事なことだ。捜査と協力を強化したい。できるだけ早く真相解明したい」と述べた。 |
2008.08.06 | 民主党の小沢代表は、毒ギョーザ事件に関し「日本の国、国民の視点から政治行政が行われていない。日中は日米と同様に大事な関係だが、言うべきことはきちんと言わなければ国民の利益は守っていけない」と述べ、政府の対応を批判した。 |
2008.08.07 | 民主党の鳩山由紀夫幹事長は、「(中国側から)隠蔽してくれといわれても、事実は事実として公表する、と堂々と主張するべきではなかったか。あまりにも日本政府は弱腰で、福田首相が言うような『消費者に目を向けた政府』とはいえない」と批判。 |
2008.08.08 | 民主党中国製餃子中毒事件対策本部の鳩山由紀夫本部長は、政府が中国内での事件発生情報を公表しなかったことについて「福田首相の弁明はまったく理解できない。国民の生命や健康にかかわる重大事であり、政府はただちに公表すべきだった。オリンピックを開催する中国への外交的配慮というが、事実を隠蔽したことは本末転倒だ」と批判する談話を発表。鳩山氏は「野田聖子消費者行政担当相が事実を把握していなかったことは、新内閣が消費者を軽んじていることを白日の下に露呈した」と指摘。そのうえで「事実の公表こそが国民の安心につながる。中国政府には情報公開こそが真の日中友好につながると説得すべきだった。事件の全容解明に向け、中国側の捜査に積極的に協力するとともに、国民に真相を明らかにすべきだ」と要求した。 |
2008.08.17 | 北京を訪問中の高村外相は、中国の戴秉国国務委員、楊潔チ外相と相次いで会談し、毒ギョーザ事件や北朝鮮問題について話し合った。高村、楊両外相は、2国間の戦略的互恵関係を進めてゆくうえで、ギョーザ事件は極めて重要とし、早期に真相を解明すべく捜査当局間で意見交換をしてゆくことで一致した。高村外相はギョーザ事件に関して「6月に中国で発生した事件と日本で発生した事件の関連性を含め一刻も早く真相を解明する必要がある」と述べるとともに、中国側捜査当局の一層の情報開示を求めた。これに対し楊外相は、関係当局による接触を早期に実現したいと語った。 |
2009.03.07 | 楊潔チ外相が全人代にあわせて北京で記者会見。毒ギョーザ事件について、「刑事事件として解決に向け努力している。捜査中だ」と述べ、「日本でも時間をかけても解決していない食品事件があるのではないか」と指摘。解決までには時間がかかることを示唆。「中国政府は食品の安全を非常に重視している」と強調、日中間で「食品安全のための長期的な協力システム」を構築することをあらためて呼びかけた。 |
2009.09.28 | 岡田外相、楊潔チ外相と会談。毒ギョーザ事件について岡田外相は「主婦レベルで不信感が高まっている」と早期解明を要請。楊外相は「 政治問題化はよくない。質の高い中国食品を楽しんでもらいたい」と語った。 |
日中外相会談(概要)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/jck/g_kaigi/jc_0909_gai.html
(3)国民感情の改善
岡田大臣から、国民感情の問題は、努力して乗り越えていかなければならない旨述べ、特に、ギョウザ問題は主婦層の中国製食品への不信感を高めている旨指摘しつつ、本件の真相究明に真剣に対処することが大切である旨述べた。楊部長からは、本件は国境を越えた刑事事件であり、日中の捜査当局はこれまでも協力してきている、こうした事件にはすぐに解決できないものもあるが、本件を政治問題化することは望んでいない旨述べた。岡田大臣からは改めて本件の国民感情への影響の大きさについて指摘した。
また、楊部長からは、国民感情の改善の観点からも、青少年交流、文化・メディア交流等の推進が重要である旨述べ、岡田大臣も賛同した。
(6)チベット問題、ウイグル問題
楊部長から、中国の内政、領土にかかわる問題であるとして、中国側の立場について説明があったところ、岡田大臣から、これらの問題が平和的に解決されることを望んでいる旨述べた。
日中首脳会談
http://www.mofa.go.jp/MOFAJ/area/china/visit/0909_sk.html
2008年4月の訪日時の写真。楊潔チ外相が引きつれているのは、報道ステーションで、対日情報工作を担当していた加藤千洋さん。
中国製毒ギョーザ関連ニュース一覧
http://tibet.turigane.com/dokugyoza2008.html
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