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日本はチベットから多くのことを学ぶことができる。優れた精神文化や深い歴史からだけではなく、中国に支配された経緯と命がけの抵抗運動から、我々が多くのことを学ぶべきだ。チベットが自由になるということは、日本が自由になるということだ。――このサイトの趣旨にご賛同いただける方は、サイト内の文章をご自由にご利用ください
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ダライ・ラマ法王の半生を描いた名作「クンドゥン」 (HDニューマスター版) [DVD]が発売されました。
名匠マーティン・スコセッシ監督、1997年アカデミー賞4部門にノミネートされたほどのハリウッド映画にもかかわらず、どういう力が働いたのか、なぜか日本ではごく一部の映画館で短期間上映されただけ。マスコミが取り上げることもなく、ほとんどの日本人は、去年のチベット蜂起以前、その存在さえ気づかなかったという作品。
チベットが中国に侵略される経緯が、映像でよく理解できます。

ぜひご覧ください。


 

 
 


もう一つ、お子様のいる方にお勧め。

「マンガで読む偉人伝1 ダライ・ラマ14世」
シリーズになるようだが、第1巻にダライ・ラマ法王をもってきたというのがすばらしい。期待できるシリーズです。ちなみに第2巻はチェ・ゲバラの予定らしい。これまでの偉人伝の枠組みを超えたシリーズになりそうです。


 

 

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 ダライ・ラマ14世 (マンガで読む偉人伝 1)


参考
お勧め映画 「クンドゥン」
http://tibet.turigane.com/kundun.html
 
もう一つの「聖火リレー」-北京オリンピック 西村幸祐コラム
http://beijing2008.nikkansports.com/news/column/20080428.html





ウイグルだけでなく、
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http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/83/ の続き

ダライ・ラマ法王日本事務所代表ラクパ・ツォコ氏の講演です。ラクパ・ツォコ氏は2007年に代表就任。チベット支援を訴え、全国を回っています。
発言が正確に再現されているわけではありませんが、内容的にはほぼ合っていると思います。

 


こんばんは、みなさん。
チベットは2000年以上の歴史がありますが、時には、中国と戦争をしたり、友好関係を築いたりすることもありました。
今チベットは、チベットの歴史の中で一番暗い時期にあります。
この50年間で、3世代目に入っています。私たちの世代は、これからチベットが存続していけるか、それとも、満州のように中国に飲み込まれてしまうか、という岐路に置かれています。

私たちの責任は非常に重いです。国際社会の中で、自分たちの伝統、文化、アイデンティティーをどうやって守っていくか、という課題をもって、日本で、長い間地道な活動を行ってきました。それは、決して、やさしい仕事ではありませんでした。

やっと、去年の3月10日あたりから、日本の方々に、チベットの問題について関心を持っていただけるようになりました。
去年の3月から、全国各地で講演してまいりまして、だんだんチベットのことを理解する方も、増えてきました。
日本にチベット人は100人ぐらいしかいませんが、それぞれチベットの代表のように、チャンスさえあれば、チベットのことを語り、チベットのことを一生懸命訴えてまいりました。

先ほどの映画にあったように、チベットは独裁主義、戒厳令下のような状況に置かれています。
チベット人たちは朝自分の家を出て、夜自分の家にちゃんと無事帰れるかどうかさえ確信がもてない、そういう状況が今も続いています。
ラサでは、トイレにも警察が立っていて、トイレの出入りまで監視されているような状況にあります。
特にアムドあたりが、非常に状況が緊迫しています。

他方、中国は亡命チベット政府や外国に住んでいるチベット人たちが行おうとしている50周年の様々な催しに対抗し、中国は、チベットの奴隷社会からの解放50周年を祝う催しをいろいろ行っています。
中国はあれだけ非道いことを行っておきながら、解放してやった、などととんでもないこと言っています。“解放”しにきたというのなら、もう“解放”が終わったのだから、さっさと帰ればいいのですが、今日まで50年間もチベットの人々に多大な苦痛を与え続け、、チベットの環境を破壊し続けています。

それから、チベットで大昔から遊牧生活をしている人たちの生活を完全に破壊し、コンクリートの建物に定住させています。生活の糧をなくした彼らには、もう先がないんですね。最終的には大きい町に出て、乞食のような生活を送るしかない。

中国の狙いは、チベットの草原を守るというようなことではありません。
軍事施設をつくるか、工場をつくるか、天然資源を掘るか、そういうような目的で、遊牧民の生活を破壊しているという状況なんです。

もちろん、チベットは昔、完璧な社会ではなかったんです。しかし、その時代に合った社会で、チベットの人々は非常に幸せだった。
様々な社会の問題はあったけれども、そのときの幸せさと、中国の独裁主義のもとでのチベット人の50年の生活を比較すると、とんでもない違いがあります。

ですから去年、チベット人たちは49年間の怒りがたまって、その怒りの火山が噴火したんですね。
それはチベット自治区だけではなく、チベット人が住んでる3つの地域、ウ・ツァン、カム、アムド全体でです。

中国政府はダライラマ法王が黒幕だと言っていますが、それは違います。
バスケットボールに例えると、ボールに何もしなければ、ボールは動きません。ボールを叩くとどんどんどんどん上に上がってきます。強く叩くとどんどん上がります。
チベットはそういうような状況にある。そして今、世界の歴史の中で、例がないような残酷なことが、チベットの中で進行しているんです。

ですから、私たちチベット人は今つらい時期にあるんですが、世界中に住んでいるチベット人の若い世代に、我々はチベット人だという民族意識が、これまでの歴史にないほど高まっている、そういう状況でもあるんです。

私たちチベットは非常につらいんですけれども、明るい道につなげようと、ダライラマ法王は平和的な提案、それも中国、チベット両方のためになるような提案を出しています。
しかし中国政府は、亡命政府の特使を北京に呼んで、自分たちの主張を全部ぶつけてきていますが、それに対して、チベット亡命政府の特使が説得力のある説明をして、最終的に中国政府にはもう質問することがなくなってしまう。
そうすると中国は国際社会をごまかすために、チベット青年会議が独立と言っている、チベット青年会議はテロリストだ、というような宣伝をしてくる。中国政府の政策で、チベット青年会議の話とか、チベット“族”とか、その宣伝をまずどこにするかというと、世界の中で日本が宣伝の絶好の場所になっている。

日本に宣伝の注射を一回打てば、その後の宣伝の仕事は、日本のマスメディアや、テレビのコメンテーターがやってくれる。
中国政府の政策では、私たちは“族”です。しかし、私たちには私たちの歴史がちゃんとあり、私たちはチベット“族”ではなく、チベット“人”です。チベットは2000年以上の歴史、言葉、政府、通貨、歴史的背景があります。

中国政府の宣伝では“族”ですが、日本のメディアの方々が、中国政府と同じ言葉を繰り返したら、どうなるんでしょう。
チベット人、モンゴル人たちがどう思うか、ということを考えなければならないのに、中国が注射を打った後、中国政府の狙い通りに、テレビで発言なさる方々が、そのままチベット“族”と言ってしまうんです。
アジアの中では日本は非常に存在感がある国です。日本のコメントがアジア全体に影響があるので、日本は自分たちの国家としての力をぜひ実感してほしい。

ダライラマ法王は、中国政府が滅びるような話ではなくて、非常に筋の通った提案を出している。チベットは独立の権限があるというような主張はせず、中国とチベットのためになるようなことを言っています。

でも中国政府はそれを相手にもしないで、完全に無視し、国際社会に対して、様々なパフォーマンスを行っています。今年はチベット解放50周年、と宣伝したり、国際社会をごまかすようなやり方ばかりです。

日本は中国の隣国として、中国人の性格、中国の政策を一番わかっている国なので、中国と友好関係を維持しながら、チベット問題で指摘しなければならないことはぜひ指摘してほしい。

日本は60年前に中国と戦争をし、様々な問題を抱えています。私が日本にいる間に、教科書問題で文部大臣が二人クビになりました。
日本のマスメディアでも、政治家でもかまいませんが、日本が中国に対して行ったことで、そんなに謝罪を繰り返さなければならないのなら、中国は今現在、それ以上に非道いことをチベット人に対して行っているではないか、と指摘してほしいんですね。

もちろん、日本と中国の友好関係は非常に大切です。私たちもそれを望んでいます。日中の友好関係を促進してほしい。
でも同時に、チベット問題という現実があります。そのところで、ぜひ力を貸していただきたい。
私はそのことを、日本の政治家、日本のマスメディア、日本の国に、ぜひお願いしたい。

日本でも民間のレベルでは、チベット人の子供の教育等の様々な人道的な援助で、すばらしい考え方を持っている方がたくさんいらっしゃいます。
心から感謝をしております。これからも、ご指導ご援助をよろしくお願いいたします。

 


他に、在日チベット人コミュニティ代表ケルサン・ドゥンドゥプ氏のスピーチと、Students for a Free Tibetの副代表の方の、日本のサポーターへのメッセージビデオがあった。そのビデオでは、支援、特に聖火リレーのときの行動に対して感謝の言葉を述べていた。

 

【管理人コメント】

ラクパ・ツォコ氏が今回のスピーチで話されたような、日本側の問題点、ダブルスタンダードの部分を、もっと指摘してもらえればと思う。
日本人が、解決済みの日中戦争の問題を今も批判し続けながら、現在進行形で起きている中国の“侵略”について声をあげないのは、明らかにダブルスタンダードである。ダブルスタンダードだとわかりつつやっている人もいるが、単に中国が今何をやっているのかということを知らない人も大勢いる。マスコミがスポットライトをあてたところしか見えていなかった人たちに、チベット人から見えている“世界”が伝われば、その人達の行動も変わってくると思う。
北朝鮮による日本人拉致問題は日本人にとって極めて重要な問題だし、そう認識している人は多いけれども、そういう人が、中国が政治的な理由で6才のチベット人の幼児を両親共々拉致して今も行方知れずの状況にあることを知ったら、同じく心を痛めるだろう。日本軍の慰安婦問題を問題視している人が、中国軍が甘言で騙してチベット人の少女を慰安婦にしていることを知れば、義憤にかられる人もいるだろう。

SFT副代表の方もビデオレターの中で、「日本は中国に対する最大のODA拠出国というユニークな立場にある」と話していたが、牧野聖修氏をはじめ、チベットのために行動している大勢の日本人の力を1とすれば、日本という国家がチベット問題に耳をふさいで、中国がチベットを弾圧するために貸した力は、その何千億倍とか、天文学的数字になるだろう。
チベット人から見えていて、日本人が気づいていないことがたくさんあると思うので、そういうところを指摘してもらえればと思った。


 

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http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/82/ の続き

チベット問題を考える議員連盟・牧野聖修氏のスピーチ。


以下メモ書きしたものを要約。


私は1994年に、チベット問題を考える議員連盟を立ち上げた。
最初は4人で始め、すぐに8名に。24名まで増えたが、うかつにも、私が作った名簿を仲間に渡したら、どういうわけか中国大使館の手に入り、数人の国会議員が議員連盟を辞めさせてほしい、と言って辞めていった。
その後、私は名簿は作らず、国会議員一人一人にチベット問題を真剣に考えて、できることをやっていこうと呼びかけ、メンバーは174名まで増えた。

国会の中で勉強会を何回か行い、ダラムサラには5回行った。デリーでのチベットの会議には3回、チベット問題でインドには8回行った。リトアニア、ボン、ベルリン、ニューヨーク、ワシントン、ブリュッセル、いろいろな所でチベットの大会に参加した。日本の国会議員として19の世界大会に参加した。

先日ヒラリー・クリントンさんが来日したが、数年前大統領夫人として来日した時、大統領夫妻と国会議員約30名で衆議院の議長の応接室でレセプションを開いたことがあった。
私はヒラリーさんに、チベット支援の議員連盟をやっている、アメリカの大きな力を日本の議員連盟に貸してほしい、というと、goodと言っていた。そのとき、ヒラリー・クリントンさんから、「チベット問題を解決するいいアイデアはないか」と聞かれ、「中国の自由化、民主化は避けて通れない、それをしないかぎり、問題解決は難しいと思う」と言ったら、一緒にがんばりましょうと言われた。

今この映画を見て、本当に心が傷む。悲しみを禁じ得ない。一生懸命やってきたつもりだが、状況は一向に良くなっていない。本当に残念だ。悲しくてどうしようもない。

でも、アジアの隅の日本のこの東京で、チベット問題をなんとかしよう、という大勢の同士が集まり、中国大使館に行き、デモをし、こうして集会を開いている。このことは、全世界にいるチベットのみなさんや、今の情報化社会では、中国政府が阻止しようと、事実はチベット本土のみなさんにも伝わると思う。今、ぎりぎりのところで命をかけて、堪え忍びながら戦っているチベット本土のみなさんの、きっと支えになると、勇気をさらにつないでがんばっていただく、その助けにはなると思う。
ぜひ、その思いを信じて、私どもは今日本のここで、できることを精一杯行いたい。
叫び続けることのできる、大きな声で、チベット問題の真実を訴え、その問題が一刻も早く解決するように叫び続けていきたい。

僕はみなさんに、この場をお借りしてお願いしたい。みなさん、力を貸してください!
僕は今浪人している。大勢の仲間がチベット問題ではきっと待っててくれているんで、なんとしても返りたい。そして今度僕が当選したら、今度は200名以上の議員連盟を作って、政府のチベット政策を何としてでも変えたい。それが私に課せられた使命だと思っている。

今の日本の政治は、中途半端な、西向けば中国にペコペコし、東向けばアメリカにペコペコする、こういう状態。日本は政府としてどういう外交政策、どういうポリシーがあるのか、本当に残念だ。
今度当選させていただいたら、200名以上の議員連盟を作って、日本の外交政策、チベット政策を180度転換させ、日本が、この問題のイニシアチブを取れるようがんばっていくことを、みなさんにお約束したい。

その人その人のいろんな立場がある。私には私の立場がある。今日お集まりになったみなさん、お一人お一人が、地味であっても、小さくても、自分の立場の中で、一生懸命やることが この問題の一日も早い解決にとって一番重要なことだと思う。

もうこのビデオをみたら、胸が引き裂かれそうな想いだ。自分なりに一生懸命やってきたつもりだが、まだまだ力が小さく、弱かったな、と思う。

これからは次のステージに向かって、チベットのみなさんが、自由を得る、たった一度の人生、この世に生まれてきて、やっぱりチベット人として生まれてきてよかったな、と思えるような、そういうことをチベットのみなさんに、プレゼントできればと思う。

 

 

【管理人コメント】

牧野聖修氏のチベット人への強い応援のメッセージは、きっとチベット人にとってありがたいものだと思う。
昭和天皇が崩御されたとき、たまたまつけていたテレビから「インド政府は3日間喪に服すことを決定した」というニュースが流れ、それを聞いた私は、「日本は中国や韓国から批判されてばかりだが、日本のことを大切に思ってくれている国もあるんだ」とありがたくて、涙が出た。

牧野氏が国会議員に復帰できれば、それは日本国民はチベット問題を看過しない、という諸外国への強いメッセージにもなる。
牧野氏はチベット問題のみにこだわっているわけでないし、日本の外交政策の歪みが、政府のチベット問題の扱いを含む対中政策に露骨に出ているので、日本が正常な国家になるためにも、中国とまともな関係を築くためにも、チベット問題は避けて通れない。その意味で、チベット問題を重視する牧野氏は極めて正常な外交感覚をもった方だと思う。

静岡1区の方々、次の選挙で牧野氏をよろしくお願いいたします。

まきの聖修
http://www.seishu.org/


それにしても、中国からの圧力を避けるため、議員連盟の名簿を公表できない、という我が国の状況は異常としか言いようがないですね。それだけチベット化が進んでいるということです。

 

http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/84/ へ続く


 

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チベット、抵抗の50年(民族蜂起50周年記念イベント)に行ってきました。
http://www.tibethouse.jp/event/2009/090307_sft.html

昼のデモ行進(チベットの自由を求めるピースウォーク)の方は仕事の都合で断念。

プログラムの内容は以下の通り。

2009年3月7日(土)19:00~21:00
国立オリンピック記念青少年総合センター 大ホール

チベット本土の模様を伝える映像
 "Undercover in Tibet"(チベット潜入)上映
 2008年ロリーベック賞受賞作品

講演/スピーチ
チベット問題を考える議員連盟 牧野聖修氏
ダライ・ラマ法王日本代表部事務所 ラクパ・ツォコ氏
在日チベット人コミュニティ ケルサン・ドゥンドゥプ氏

 

■ "Undercover in Tibet"(チベット潜入)上映

内容については、いただいたパンフレットに次のように要約されている。

「チベットで激しい抗議運動が起きた2008年3月、英国Channel 4は3ヵ月におよぶ中国支配下のチベット潜入取材によって撮影された映像を放送した。
この映像を撮影するために、亡命チベット人のタシ・デスパは彼が11年前命を賭けて後にした祖国を、英国映画テレビ芸術アカデミー技能賞監督のジェッザ・ニューマンと共に再訪した。ダライ・ラマが「文化的虐殺」と形容した実態を暴くため、投獄と強制送還の危険を冒して。

彼らがそこで目にしたのは、チベット人が土地と家畜とを奪い取られ、コンクリートのキャンプに定住させられて、遊牧民という生き方が消し去れらようとしている現実だった。表現の自由はおろか、日常の生活さえもチベットでは恐怖に支配されていた。タシは違法な逮捕や勾留、拷問、それから「失踪」の犠牲者たちにインタビューし、チベット人女性が強制された不妊手術の実態を暴いた。チベットでの軍事的圧力と、多くのチベット人が強いられている飢餓や苦悩を目にし、一体で高まる蜂起の予感を彼らは実感するのだった。」

 

潜入取材したデスパ氏は、潜入初期に恐怖のあまり嘔吐したと話していたが、その緊張感が伝わってくる映像だった。チベット人のいるところには、どこにでも警官がおり、車で移動する取材者たちも何度も検問を受ける。取材しようとした遊牧民の定住地にもパトカーが停車している。それでも、かなりの数のチベット人を取材し、生々しい証言を得ることに成功。やはり映像の力は大きい。
少数民族は2人以上子供を産めるということになっているはずだが、実際は罰金を取られ、払えなければ不妊手術を受けるという。麻酔なしで卵管の切除手術を受けた女性の証言があり、その時の手術の傷痕も残っていた。
また人生の大切な時期の十数年を刑務所で過ごしたチベット人は、過酷な労働の実態を、その時の傷痕を指しながら証言した。おもちゃを接着剤で組み立てる作業だが、ノルマをこなせないと、裸にさせられ這いつくばらせられて、太いワイヤーでめった打ちにされるという。またその接着剤がきつく、目をやられるそうだ。

中国製品が安いのは、農村の安い労働力が確保できるからだ、ということがよく言われるが、実際は、自分たちの伝統、信仰に生きようとする人たちを都合よく捕まえてきて、奴隷として労働させているから、という側面もかなりあるのではないか。
安いと喜んで子供のために買ったMade in Chinaのオモチャが、実は、拷問を受けて、血を流しながらチベット人が組み立てたものかもしれない、ということだ。
この記録映画のDVDが販売されればと思う。

http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/83/ 続く


参考

チベット、抵抗の50年(民族蜂起50周年記念イベント)
http://www.a-daichi.com/zakkiblog/2009/03/20090307-2.html

チベットの自由を求めるピースウォーク
http://www.a-daichi.com/zakkiblog/2009/03/20090307-1.html

Undercover in Tibet(チベット潜入)
http://gnamlinka.blog50.fc2.com/blog-entry-69.html


チベット暴動1年 東京でデモ
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014611881000.html

ピースウォーク@六本木のニュース映像
http://www.youtube.com/watch?v=hgebBS8GBhk
 


 

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http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/74/ のつづき

我が国の公教育は、生温い、ぬるぬるした液体の中に子供たちを長年つけ込んで培養し、足腰の立たない人間に育てることを目的としているかのようだ。
だが、私立の教育の方はまだ希望がある。

下の画像は、今年の中学入試の模試の試験問題(つまり小学生が受ける試験)だが、チベットの位置、チベットの宗教、ダライ・ラマ法王、今年3月のチベット・ラサの蜂起や、パリでの聖火リレー妨害まで問題に出ているのだ。
今現在、国際社会で起きていることに目を向けさせる教育は、小学生のうちからやっておいた方がいいと思う。


中学入試問題にダライ・ラマ法王出題

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