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日本はチベットから多くのことを学ぶことができる。優れた精神文化や深い歴史からだけではなく、中国に支配された経緯と命がけの抵抗運動から、我々が多くのことを学ぶべきだ。チベットが自由になるということは、日本が自由になるということだ。――このサイトの趣旨にご賛同いただける方は、サイト内の文章をご自由にご利用ください
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http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/87/ のつづき

藤井厳喜氏

これから日本人がどうすべきかという自覚を、これから促したいと思います。
いくつかのポイントがあると思いますが、中国共産党の統治体制は地球上最悪の政権だということです。人権の問題、核実験の問題、環境の問題等で。世界にはいろんな政府がありますが、その中で最悪の政府といっていいと思います。
我々は傍観者ではありません。東京五輪のときに支那は初めて核実験をやったわけですが、田中角栄の日中国交回復以来、膨大な経済援助をつぎ込んできましたた。約3兆円、民間が3兆5千億円ぐらい、合わせて6兆数千億の金が支那に流れ込んでいる。これがウイグルでの大変悲惨な事件、チベットで起きている事件を支える、経済で支える、原資を日本人が提供しているということです。

直接の経済援助はやめると言っていますが、アジア開発銀行を経由して中国に行っているのですから、まったく実態は同じです。世界最悪の人権環境破壊国家を経済的に未だに援助し続けているのが我々の政府である。これは日本人の力で解決しなければならないと思います。

それから2番目のポイントですが、日本の反核平和運動というものが、いかにインチキであるかということです。
核兵器に反対し、核兵器の廃絶を求める、平和を求める運動ではなくて、支那共産党が行っている、現在進行形の残酷なことには目をつぶり、アメリカの核兵器をなくせとか、フランスが実験をすると反対してきました。
日本にとって最も脅威であるところの支那の核兵器、現実に進行しているこれらの人道上の大問題に、まったく眼をつぶっているのが日本の反核平和運動だと思います。

そういう運動の中でも、もし目覚めた方がいるならば、ぜひ高田先生などと手を取って一緒にやっていただきたいと思います。

この反核平和運動と同じようことが、日本のマスコミ一般にも言えます。たとえばウイグルでどんな悲惨なことが起きてきたか、チベットでどんな悲惨なことが起きてきたかということをみなさんはご存じだったでしょうか。日本ではほとんどそういったことは報道されません。
日本のマスメディアも極めて支那の影響力が強く、半ばコントロールされているということを我々はしっかり自覚しなければならないと思います。

「中国の狙いは民族絶滅―チベット・ウイグル・モンゴル・台湾、自由への戦い」という本がこちらで売られております。そのタイトルの通りです。日本は大東亜戦争を戦いました。大東亜戦争の大義の一つはアジアの植民地主義からの解放です。このときアジアを植民地化していたのは、ヨーロッパの国でありアメリカでしたが、今日アジアの民族を奴隷化し、植民地化しているのはアジアの国家である中華人民共和国です。

核実験を自国の人の住んでいるところではやらないでしょう。ウイグル人の頭の上で核爆発を起こしているというのは、ウイグルが外国だからできるのでしょうね。これはまさしく植民地支配そのものです。現在進行形の植民地支配が行われているということです。
今の中国のエネルギーの国内消費の35%がウイグル地区から来ていると言われていますが、このようにウイグルは非常に豊かなところです。中国にとってウイグルは、経済権益からもどうしても取らなければならない存在であり、ウイグル民族を絶滅させる方向にもっていっています。
絶滅というのは、大げさな表現ではありません。この本を読んでいただき、またお話を聞いていただければわかると思います。ウイグル人の若い女性を出稼ぎに連れて行き、ウイグル人同士で結婚させない、そして、どんどんどんどんウイグルに漢人を入れてくる。そしてその地域を乗っ取ってしまう。チベットに対してやっていることと、ウイグルに対してやっていることはまったく同じです。

この本は林建良という私もよく知っている台湾人のお医者さんも一緒に書かれています。林建良さんは、チベットと台湾の違いは何か、それは地続きであるかそうでないかの違いだけだとおっしゃっていました。ヘタをすれば台湾もやられて、チベットのように中国共産党の支配を受けるようになってしまう、わけです。

では台湾と日本の違いは何なのか、チベットと日本の違いは何なのか。
まさか日本という国が今日の中共の植民地にされるとはみなさん思ってないでしょう。
しかし、みなさん考えてみてください。日本のマスコミはどうなっているんですか。我々の目や耳を覆っている、本当に知りたい情報が来ないようになっている。すでに北京政府の支那共産党の望むような情報しか我々の耳や目に到達しない、ということは極めて危険な状況ですね。

日本が、形式的には独立していても、半ば、北京によってコントロールされている多くの人たちが、政権の中枢にいるということであれば、半ば植民地のようなものです。

日本は対米従属と言われていましたが、今は対米従属どころか対中従属ですね。与党も野党もそうです。
そんな状況で、日本の本当の独立が実現できるのか。まさに半植民地的な状況にあります。

日本自身がまず独立するには、今日の支那の大変な帝国主義、膨張主義と戦うということが最も大事なことになります。そうすると、日本の国益になるということと、正しいことが一致するわけですね。
人道上みなさんも今の話をきいて非道いことだと思ったと思います。これに対して日本は戦わなければいけない。
正しいことをしなければならないと思うでしょう。しかし、時に正しいことというのは必ずしも国益を増進するとは限らない場合があります。これは個人的にもそうですね。
しかし日本の場合やることは、この世界最悪の膨張主義帝国主義の政権、今日の中共と戦うということ。これがイコール日本の国益でもあるわけですね。

今、支那大陸に進出している企業は、なんやかんやいって言いくるめられて、日本の財界のかなりの部分が、親中派になりつつある。非常に危険なことです。しかし、一番初めに日本は6兆数千億円の金を巻き上げられているんですよ。支那大陸に投資して6兆数千億円、日本は儲かってないんですね。もしどこかの国に、6兆円、金をぶちこんだら、どこの国でも世界の工場になりますよ。

話は昔にさかのぼりますが、日本は満州に、そして支那全土に大変な資産を戦争のときに残してきている。賠償もなにもしなくても、民間から国家から、残してきた財産といったら膨大なものがあります。その上にさらに何兆円と日本は支那に貢がされてきている。
まずはこの事実をみなさんよく認識していただきたいと思います。

それから、最後に、ちょっと私の「ドンと来い!大恐慌」という本が入り口に置いております。この本の中に153ページぐらいからですが、中央アジアのウラル・アルタイ語属という言葉があります。ウラル・アルタイ語というのは、トルコ語とか日本語とかウイグル語とか満州語とかですね、みんなウラル・アルタイ語属という語学上のカテゴリに入る言葉なんですね。
ですから、これはウラル山脈とアルタイ山脈の間あたり、ここがそういったウラル・アルタイ語属の母なる地である、そこらへんで発生した言葉を話す人たちが東にきて日本人になり、ウイグル人になり、西の方にいくと、ハンガリーとかフィンランド語もウラル・アルタイ語属であると言われております。

我々は彼らとは宗教が違い、遠く離れていますが、トルコの人とかウイグルの人とかに大変親しみがある。しかし元々は、遠い親戚であると言っても過言ではないと思うんです。

日本では、シルクロードと言えば非常に人気がある。シルクロードというと日本人はなぜかロマンチックに感じてしまう。シルクロードってなぜそんなに懐かしいんだろう。私はウラル・アルタイ民族の故郷があそこらへんにあるからだろうと思うんですね。そういう意味で、我々は宗教も別ですが、そういう言葉の根本的なところで、へその緒がつながっているような、そういうようなウイグルの人たちであると言えると思います。
ですから我々は単に人権問題というだけではなくて、やはり兄弟の民族を助ける責務があると思います。

日本は長い歴史の中で、アジアで欧米の植民地主義に対して立ち上がって、そしてアジアの独立のためにがんばってきました。話は違いますが、第二次大戦のときに、ユダヤ人が非常に困っているときも、日本人はドイツから追い出されたユダヤ人に手を貸して、その人たちを人道上保護した。そういった意味で、我が国は非常に品格のある国家だったはずです。

その伝統を今も活かして、このチベットの民族、ウイグルの民族が困っていることに対して、同じアジアの民族として我々がやはり助ける。欧米の人たちが言う前に、我々の方がもっと近い存在でありますから、これを助けるということは重要でしょう。

最後に言えば、漢民族自身が、今の政権のもとでやはり同様に人権無視の状況にあるのですから、今の中共体制というのは地上に存在する最悪の政治体制である、ソ連邦が滅んだ後、一番悪い体制なんです。こういったところとつるんでお金儲けをするなんてことは、非常に恥ずかしいことである、ということを日本人は自覚しなければならないと思います。


中国の狙いは民族絶滅―チベット・ウイグル・モンゴル・台湾、自由への戦い

ドンと来い!大恐慌


司会者

藤井先生には、日本人の果たすべき役割ということで挨拶をいただきました。今回、他のパネリストを予定しておりましたが、中国共産党の工作によって崩れました。この方は、非常に有名なジャーナリストでしたが、こういうことをご自身が受けるとはまさか思っていなかったんですね。藤井先生は今回のシンポジウムが成功に終わるために、ご自身の予定を変更されて、このシンポジウムに参加していただきました。



日本ウイグル協会顧問・白石洋二氏

みなさん、今日はご参集いただきましてありがとうございました。
中曽根康弘総理が1983年に留学生政策を立てたときに、内モンゴルから80名の留学生がまいりました。ウイグル人は1985年に13名の留学生が日本にまいりました。それから24年になりますが、初めてウイグル人が声をあげて運動しようということで、昨年の4月26日、長野で聖火リレーがあったときに、イリハムさんは10本のウイグルの旗をもって参加したのが、ウイグルの日本における政治運動の始まりです。
まだ1年も経ってないんですね。彼は10本の旗を一人で持ちきれません。応援してくれた方はチベットの支援者なんですよ。今日は受付等で多くの若い人たちが応援をしていただいていますが、ほとんどチベットの支援者です。その人たちがウイグルを応援しようということで、参列していただいております。

ということで、現在、日本に在日ウイグル人は700名ぐらいおられます。ほとんど留学生。就職している人たちもちょっと増えました。百数十名いますね。そういう中で、ウイグルの運動が始まったわけですけれども、今日高田先生がおっしゃったように、この中国の核実験の問題はウイグルチベットモンゴルというような、民族の問題ではない。いわゆる人類の生存に関わる問題ですね。いかに中国共産党が非道いことをやっているか、ということが本日おわかりになったろうと思います。

中国共産党はそろそろ歴史からの退場があると思います。その時にチベットの人たちウイグルの人たち、モンゴルの人たちがどういう戦略、戦術をもって生き抜くか、ということは彼ら自身も問題ですが、日本人としてやはりこの問題は深く関わっていくという自覚が北東アジアの平和、それがひいては韓半島から中国大陸における平和につながるだろうと、今日お集まりのみなさん方は心の中にあると思います。

それから、高田先生が今日、日本シルクロード科学倶楽部を立ち上げるというお話をしてくださいました。
この問題は、科学的なデータが必要なんです。我々の運動は中国の核実験を取り上げようということで、昨年の7月に高田先生が初めて中国の核実験の本を出版していただきました。このデータをもとにこういう活動ができるわけです。

私は1991年からウイグルの人たちと関係をもっています。日本にずいぶんお医者さんがたも勉強に参りました。新疆ウイグルのウルムチ市に新疆医科大学がございます。
そこに行きますと、日本語をしゃべれるお医者さんが50人もいるんですよ。まあ、ウルムチにいったらもし病気になったら、新疆医科大学にかかれば全然問題ありません。



 

中国の核実験の実態をもっと知りたい、広めたい方は
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無題
お疲れ様でした。
感動のシンポジウムでした♪
素晴らしいレポートですね
有難うございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします
おつること ジャンヌダルク URL 2009/03/24(Tue)23:37:54 編集
Re:無題
おつる様
いつもありがとうございます。おつるさんのブログ拝見しました。
シンポジウムの様子、とても内容が伝わりやすい形にまとめられていて
よかったです。
日本シルクロード科学倶楽部副会長になられたんですね。
今後の活躍を期待しております!
【2009/03/25 12:33】
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