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「シルクロードにおける中国の核実験災害と日本の役割」 に参加してきました。
平成21年3月18日18:30~20:30 憲政記念館
1.「中国の核実験災害とその問題点」 理学博士 高田純氏
2.「健康影響の調査」 医師 アニワル・トフティ氏
3.「日本の役割」 国際政治学者 藤井厳喜氏
4. 各団体よりのコメント
【主 催】日本ウイグル協会会長/世界ウイグル会議日本代表 イリハム・マハムティ
【後 援】放射線防護情報センター、放射線防護医療研究会、呉竹会、長崎の原爆展示をただす市民の会、任意団体イリハム応援団
【参考URL】
放射線防護情報センター http://www15.ocn.ne.jp/~jungata/index.html
世界ウイグル会議 http://www.uyghurcongress.org/jp/home.asp
イリハム応援団 http://uyghurhotline.com/
東トルキスタンに自由と平和を http://saveeastturk.org/jp/
*当初参加予定だった櫻井よしこ氏に代わり、藤井厳喜氏が参加。
シンポジウムが始まる前に、Death on the Silk Roadが上映された。
イギリス人女性医師ローラ・ワトソン氏と亡命ウイグル人医師アニワル・トフティ氏が東トルキスタンに潜入し、核実験場の付近の村を訪問、また中国の機密の資料の持ち出しに成功し、被爆の実態を明らかにしたドキュメンタリー。
実験場から200マイルの村では、白血病、ガン、口蓋裂の子供が多く、脳が未発達の子供もいる。医療は不適切、不十分。ガンの治療にはお金がかかるため、多くの子供は治療が受けられない。親も「生きるか死ぬかは神の意志」とあきらめ、苦しみながら死んでいく子供を見まもるしかすべはない。骨の異常が悪化し続け、寝たきりで痛みに耐え続けていた少女は、「お母さん、みんな、さようなら。もう痛みに耐えられない」と別れの言葉を口にしていた。
中国は80年代半ばからシルクロードに観光客を呼びこみ始めたが、多数の観光客が来ている時期にも核実験は続けられ、18回の地下核実験を行っていた。
アニワル・トフティ氏は機密資料の持ち出しに成功し、実験場近くと他の地域ではガン発生率に差があることを明らかにした。ワトソン医師は、「皆この状況を知っているのに、誰も語ることもできず、調べることもできない」と嘆いていた。
もし、これをNHKが放送したらものすごい反響があるはずだ。しかし、ワトソン医師が語ったことは、日本にも当てはまる。日本のメディアはシルクロードブームを煽ることはできても、東トルキスタンの被曝の実態を語ることも調べることもできない。
ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4587743
22:20あたりにアニワル氏が持ち出した機密資料のデータあり。
日本ウイグル協会会長イリハム・ムハマティ氏
みなさんこんばんは。
お忙しい中、今回のシンポジウムにご参加いただき、ありがとうございました。
今回、私たちは、日本において中国の核実験の被害の現実をみなさんにお伝えするシンポジウムを行うことになりました。世界ではじめて核の被害を受けた国は日本であり、今も苦しんでいる方々がまた生きていらっしゃいます。
それと同じく、世界が平和に向かって、人々の自由のために努力してきた20世紀に、中国共産党政府は、我が祖国東トルキスタンにおいて核実験を行い、何の措置もとらず人間を実験材料にしました。先ほどのドキュメンタリーでは被害を受けた人は数人しか出てきていませんが、多数のウイグル人、あるいはカザフ人、東トルキスタンに住んでいる漢民族が、そういう被害にあっております。
中国共産党が人命を軽視しているのではなく、人命を無視しているのです。そのことをみなさんに伝えたい。
政府は、実験現場付近の住民に何の告知もせず、核実験を行いました。政府はそういう地域でただデータを取るだけで、人々を助けてあげない。彼らはそのまま核の被害者となり、ガンになって、貧乏なので病院にいくことさえできず、そのまま人生が終わるのを待つしかない状態にあります。それが今のウイグル地域の人々の状況なんです。
ですから、私たちは、この日本で、世界で初めて核の被害を受けた国である日本から、出発して私たちは、中国の核実験の現状を世界にアピールしたい。そういうつもりで私たちは今日ここに集まり、このシンポジウムを行うことにしました。
今日ここでシンポジウムを行うだけで終わるのではなく、私たちはまず日本の方々にこの現実を知ってもらいたい、それから、世界に発信したい。中国の核実験の現実、現状を、世界に知らせたい。そういう思いで、今日みなさんとここに集まりました。
これからの道のりはまだまだ遠いと思いますが、どうかみなさん、これからも、ご支援をよろしくお願いいたします。どうもありがとうございます。
チベット臨時政府議会議員でダライ・ラマ法王の甥、ケドゥープ・トゥンドゥップ氏
ご来賓の皆様、友人の皆様、このシンポジウムに参加できてたいへん嬉しく思います。
1965年、当時私たちはCIAと協力関係にありました。
そのとき、私たちのゲリラが中国の軍用トラックを押さえました。その軍用車の中に、たくさんの重要な書類がありました。CIAは、中国がロプノールで核実験を行っていることの具体的な事実を押さえることができたのです。
そのとき私たちは中国がチベットに配備しているミサイルを探しておりました。
1970年代の初めに、中国政府は核ミサイルの照準をインドに向け始めました。そのときインドは非常に恐怖を感じ、独自の核開発を行い、現在中国に対してインドも同じようなことを行っております。
現在、台湾に向けて中国政府は1500以上のミサイルの照準を合わせております。
今日私は講師ではありませんので、あくまでも来賓として来ておりますので、私たちの兄弟関係にあるウイグルのみなさんに一言申し上げたいと思います。
私は1980年代あたりから中国に何度も行きまして、チベットの同胞たちとも会いました。そしてチベットの人たちから、ウイグルの人たちの苦しみ、同じような境遇にあることについていろいろなことを聞かされました。私たちが接触する相手は中国の統一工作部でありますけれども、同様にウイグルにおいても、民族統一工作部が長い間配置されているのです。
そして、これらの人たちは、ウイグルの人たちに対して、非常に深刻な犯罪を犯しました。ですから、いまウイグルの人たちとチベットの人たちは同じ船に乗っているような気持ちであります。私たちはウイグルの人たちと連帯感を感じております。
私は自信をもって「私たちの時代が必ず来る」と申し上げたいと思います。
チベットとウイグルを一緒にしたら、現在の中国の領土の半分以上を私たちが占めるのであります。
チベット人から見ると北京政府はチベット問題をどうやって決着したらいいかということがまったく分かっていないのであります。過去50年間の北京政府のやり方というのは、あくまでも暴力、武力によって抑圧することだけであります。しかし、50年経っても彼らは決してチベット人の精神までも押さえることができないままにあります。
私がウイグルの兄弟たちに言いたいのは、我々は連帯しなければならない、ということです。私たちは一緒に行動する必要があるということです。
そして、現在の中国から一番最初に独立する、あるいは分離するのは、ウイグルとチベットになるということです。それはなぜかというと 中国自身が私たちにそうさせているからであります。
ウイグルの友人たち、兄弟たちに言いたいことは、「希望を持ってください、我々には未来があります」ということです。
どうもありがとうございました。
呉竹会会長 頭山興助氏(頭山満の孫)
ただいまご紹介にあずかりました。頭山興助でございます。呉竹会という会を主催しております。
大正13年11月に、中国の革命の父と言われた孫文が、最後に日本の神戸で、講演を行いました。
そのときに、日本人は西洋覇道の鷹犬となるのか東洋王道の干城となるか、日本人に迫った。孫文がそういう演説をしてからまだ1世紀も経っていません。
その中国が、中華思想というものがやっぱり抜けきれず、ウイグルやチベットに対する非道い仕打ちをしている。日本人があのとき言われたことを、中国の人間にそのまま返さなければいけない。
私たちは口先だけで、こういう会に出席しているわけではありません。チベットやウイグルの方々に、本当に日本がお役に立つためには、日本が強い国にならなければ、口先だけのことになってしまう。
そういうことを考えますと、今の日本の政治状態、そういったものを何とか変えなくちゃいけないし、中国から日本海に入ってくる潜水艦、そういったものに対しても、日本が気力をもって日本が全員で立ち向かわなければ、絶対に人の国をお助けすることはできないんです。私はいつもそういうことを感じます。
私はペマさんともお話しする機会がありますが、私はいつもいつも日本人の面目なさというのを感じるんです。今日お集まりの方々は、私が申し上げるまでもなくおわかりだと思いますが、アジアの共生、大アジア主義、第二次大アジア主義というものを日本人が真剣に考えるのであれば、日本が経済もさることながら、経済だけで腐ってしまっている国ではなく、本当に世界から尊敬される国にならなければ、本当にお助けすることはできないと思います。
私は口先だけの挨拶、言葉は嫌いでありますが、どうか今日お集まりの皆様は、よーく先生方の話をお聞きになって、これから先、日本は何をしたら何ができるのかということを考えてほしい。
私は日本の中でも民族というもの、沖縄の問題や、アイヌ民族の問題を考えます。みなさんは彼らに、情をもって接することをされると思います。
しかしまた、世界で日本民族というものがどういう立場を取らされているかということもまたよくご存じだと思います。
日本民族というものが本当に強い民族に立ち返らぬ限り、私はこういうお集まりを何回やってもウイグルやチベットに手を差し伸べることはできないと思います。
こういう会に皆様お集まりいただき、こんなにたくさんの方がお集まりいただいたのは嬉しく思いますが、どうやったら日本が強くなれるのか、僕はもう99%の日本の政治家などというものは腐っちゃってる存在だと思っていますので、これから一人一人のみなさんの力を結集しないかぎり、日本は成り立たないし、アジアの国々も成り立っていかないと思うんです。
一つそういう観点から、今日のお話をお聞きになって、みなさんのご意見をおっしゃってください。こう思って馳せ参じました。どうよろしくお願いいたします。
呉竹会・アジアフォーラム
http://www.kuretakekai.jp/
頭山満 wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A0%AD%E5%B1%B1%E6%BA%80
http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/86/ へつづく
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千葉県在住