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日本はチベットから多くのことを学ぶことができる。優れた精神文化や深い歴史からだけではなく、中国に支配された経緯と命がけの抵抗運動から、我々が多くのことを学ぶべきだ。チベットが自由になるということは、日本が自由になるということだ。――このサイトの趣旨にご賛同いただける方は、サイト内の文章をご自由にご利用ください
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http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/82/ の続き

チベット問題を考える議員連盟・牧野聖修氏のスピーチ。


以下メモ書きしたものを要約。


私は1994年に、チベット問題を考える議員連盟を立ち上げた。
最初は4人で始め、すぐに8名に。24名まで増えたが、うかつにも、私が作った名簿を仲間に渡したら、どういうわけか中国大使館の手に入り、数人の国会議員が議員連盟を辞めさせてほしい、と言って辞めていった。
その後、私は名簿は作らず、国会議員一人一人にチベット問題を真剣に考えて、できることをやっていこうと呼びかけ、メンバーは174名まで増えた。

国会の中で勉強会を何回か行い、ダラムサラには5回行った。デリーでのチベットの会議には3回、チベット問題でインドには8回行った。リトアニア、ボン、ベルリン、ニューヨーク、ワシントン、ブリュッセル、いろいろな所でチベットの大会に参加した。日本の国会議員として19の世界大会に参加した。

先日ヒラリー・クリントンさんが来日したが、数年前大統領夫人として来日した時、大統領夫妻と国会議員約30名で衆議院の議長の応接室でレセプションを開いたことがあった。
私はヒラリーさんに、チベット支援の議員連盟をやっている、アメリカの大きな力を日本の議員連盟に貸してほしい、というと、goodと言っていた。そのとき、ヒラリー・クリントンさんから、「チベット問題を解決するいいアイデアはないか」と聞かれ、「中国の自由化、民主化は避けて通れない、それをしないかぎり、問題解決は難しいと思う」と言ったら、一緒にがんばりましょうと言われた。

今この映画を見て、本当に心が傷む。悲しみを禁じ得ない。一生懸命やってきたつもりだが、状況は一向に良くなっていない。本当に残念だ。悲しくてどうしようもない。

でも、アジアの隅の日本のこの東京で、チベット問題をなんとかしよう、という大勢の同士が集まり、中国大使館に行き、デモをし、こうして集会を開いている。このことは、全世界にいるチベットのみなさんや、今の情報化社会では、中国政府が阻止しようと、事実はチベット本土のみなさんにも伝わると思う。今、ぎりぎりのところで命をかけて、堪え忍びながら戦っているチベット本土のみなさんの、きっと支えになると、勇気をさらにつないでがんばっていただく、その助けにはなると思う。
ぜひ、その思いを信じて、私どもは今日本のここで、できることを精一杯行いたい。
叫び続けることのできる、大きな声で、チベット問題の真実を訴え、その問題が一刻も早く解決するように叫び続けていきたい。

僕はみなさんに、この場をお借りしてお願いしたい。みなさん、力を貸してください!
僕は今浪人している。大勢の仲間がチベット問題ではきっと待っててくれているんで、なんとしても返りたい。そして今度僕が当選したら、今度は200名以上の議員連盟を作って、政府のチベット政策を何としてでも変えたい。それが私に課せられた使命だと思っている。

今の日本の政治は、中途半端な、西向けば中国にペコペコし、東向けばアメリカにペコペコする、こういう状態。日本は政府としてどういう外交政策、どういうポリシーがあるのか、本当に残念だ。
今度当選させていただいたら、200名以上の議員連盟を作って、日本の外交政策、チベット政策を180度転換させ、日本が、この問題のイニシアチブを取れるようがんばっていくことを、みなさんにお約束したい。

その人その人のいろんな立場がある。私には私の立場がある。今日お集まりになったみなさん、お一人お一人が、地味であっても、小さくても、自分の立場の中で、一生懸命やることが この問題の一日も早い解決にとって一番重要なことだと思う。

もうこのビデオをみたら、胸が引き裂かれそうな想いだ。自分なりに一生懸命やってきたつもりだが、まだまだ力が小さく、弱かったな、と思う。

これからは次のステージに向かって、チベットのみなさんが、自由を得る、たった一度の人生、この世に生まれてきて、やっぱりチベット人として生まれてきてよかったな、と思えるような、そういうことをチベットのみなさんに、プレゼントできればと思う。

 

 

【管理人コメント】

牧野聖修氏のチベット人への強い応援のメッセージは、きっとチベット人にとってありがたいものだと思う。
昭和天皇が崩御されたとき、たまたまつけていたテレビから「インド政府は3日間喪に服すことを決定した」というニュースが流れ、それを聞いた私は、「日本は中国や韓国から批判されてばかりだが、日本のことを大切に思ってくれている国もあるんだ」とありがたくて、涙が出た。

牧野氏が国会議員に復帰できれば、それは日本国民はチベット問題を看過しない、という諸外国への強いメッセージにもなる。
牧野氏はチベット問題のみにこだわっているわけでないし、日本の外交政策の歪みが、政府のチベット問題の扱いを含む対中政策に露骨に出ているので、日本が正常な国家になるためにも、中国とまともな関係を築くためにも、チベット問題は避けて通れない。その意味で、チベット問題を重視する牧野氏は極めて正常な外交感覚をもった方だと思う。

静岡1区の方々、次の選挙で牧野氏をよろしくお願いいたします。

まきの聖修
http://www.seishu.org/


それにしても、中国からの圧力を避けるため、議員連盟の名簿を公表できない、という我が国の状況は異常としか言いようがないですね。それだけチベット化が進んでいるということです。

 

http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/84/ へ続く


 

牧野聖修さんを応援するぜ!という方は、
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