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日本はチベットから多くのことを学ぶことができる。優れた精神文化や深い歴史からだけではなく、中国に支配された経緯と命がけの抵抗運動から、我々が多くのことを学ぶべきだ。チベットが自由になるということは、日本が自由になるということだ。――このサイトの趣旨にご賛同いただける方は、サイト内の文章をご自由にご利用ください
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http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/64/  のつづき


モンゴル自由連盟党幹事長オノホルド・ダイチン氏
 

モンゴル自由連盟党幹事長オノホルド・ダイチン氏
オノホルド・ダイチン氏


ここに集まってくださった日本人の皆さん、それとチベット、ウイグルの皆さん、心から御礼を申し上げます。
南モンゴルがどこにあるのか、知らない日本人が多いのは事実です。モンゴルと言ったら、朝青龍とか白鵬、大相撲の方のイメージがくるんですね。しかし南モンゴルという地域もあって、いわゆる内モンゴル、中国共産政府の支配の下にあるモンゴル人もいるということです。私たちは今それを南モンゴルと言っています。

南モンゴルというのは、領土は118万平方km、人口は2300万人ぐらいで、その中でモンゴル人は中国当局の報道によれば420万人と言われていますが、実際は380万人ぐらいです。

チベット、ウイグルと比較すると南モンゴルの自由人権を求める運動は、そんなに知られていません。今年3月のチベットの事件で、日本にいるチベット人、日本人の方々が、チベットの悲惨な状況を訴えたことがきっかけで、南モンゴルのこともマスコミ、メディアに報道されるようになって、南モンゴルにも人権の問題、自由の問題、文化経済各方面でも被害を受けていることが訴えられるようになりました。

内モンゴル自治区は中華人民共和国の建国より前にできた自治区です。1947年5月1日に。
その当時は、自治政府の主席から議長から、自衛軍の司令官までみんなモンゴル人でした。しかし、この自治区ができた後、文化大革命までの20年の間に、だだんだん変わってきて、内モンゴル自治区というのは、主席だけはモンゴル人で、他はすべて漢民族が務めるようになりました。

この変化はどうして起きたのかということをを申し上げたい。
だいたい内モンゴルができあがった後から1966年までは、チベット、ウイグルに見せたいような本当の高度自治政府でした。しかし文化大革命のとき、一番大きな被害を受けたのは内モンゴルのモンゴル人たちでした。そこで行われたのは、中国共産党が行った計画的な事件です。その事件によって、内モンゴルのモンゴル人1万6222人が殺害され、拷問によって身体障害を受けた人は8万人に昇ります。内モンゴル人民党党員と名指しされた人たちは34万人を超えているんです。その当時の内モンゴルのモンゴル人は140~150万に過ぎません。
そうすると内モンゴルの人民党党員は5人に1人ということになって、それだけの割合で拷問されたということになります。実際に数はそれよりもっと多いです。たとえば、内モンゴル大学の調査によれば、文化大革命により当時の人民党員として殺された人たち、拷問に耐えかねて自殺した人たちは、5万人を超えています。
またジャーナリストの調査によれば、そのときの内モンゴル人民党員として殺された人は10万人にのぼると指摘されています。しかし中国政府は1万6千人だけが殺されたと言っています。
それはもちろん、中国政府の指導者であった鄧小平も文化大革命の後、殺された人を正確に数えるのは難しい、ということを認めています。文化大革命は間違っていたということも、共産党政府は認めています。

しかし、内モンゴルに対するそのときの政策、そのときの中央政府のやり方は、今もまったく変わっていません。
66年までは、内モンゴルの指導層の内モンゴル人は比較的多いです。しかし66年以降、まったく変わってしまいました。

それと、もう一つ、経済的なことについて述べます。
今は、中国は西部大開発という政策を行っている最中です。西部開発というのは今の少数民族、チベット、ウイグルに、内モンゴルを含めています。実際は内モンゴルというのは中国の北の方にある自治区です。しかし、今回の西部大開発の中に入れて、開発しているんです。
西部大開発というのは何かというと、それは、少数民族の地域の資源を強奪するものです。そして少数民族の地域に漢民族を入植させるための、政策です。

西部大開発で、内モンゴルでは禁牧などの政策が行われています。禁牧というのは、内モンゴルで放牧を禁じるということです。モンゴル人は昔から放牧して生活してきました。急にそういう政策を決めてそこに何千年も暮らしている人たちの放牧をやめさせて、町までいかせて、そこで生活させる。いきなり町に行ったモンゴル人達は、町の生活、商売や仕事ができませんから、今の激しい中国の競争の中で生活はもっと苦しくなってホームレスになる人まで出てきています。それが禁牧です。
それから、この地域の環境を回復するといって、そこ暮らしているモンゴル人たちを町に移住させています。強制的に移住させてそこで生活するようにさせる。しかし、それで、その地域の環境が本当に回復したのでしょうか。実際はそうではありません。彼らは我々を追い出して何をしているのか。そこでは内モンゴルの地下資源を掘っています。例えば、内モンゴルの西部の天然ガス石炭、中部地域の石油石炭など。

今は内モンゴルでフフホトなどが経済発展していると言っています。中国政府は内モンゴルは経済発展している、といっても、モンゴル人にはまったくその利益がきていない。そこに暮らしているモンゴル人は何の利益も得られず、もっともっと苦しくなっています。

もう一つは最近行われている内モンゴル人の教育、文化についてお話しします。
内モンゴルでは、小中学生を含めて、学生は1987年には38万人でしたが、24万人まで減ってしまいました。
モンゴル語の小学校の1年生の教科書は92年に6万ぐらい出版していたのですが、2006年は2万5千冊しか出版されていません。それではモンゴル人の人口は減ったのかというと、モンゴル人はだんだん増えています。
一部の学生は生活が苦しくて学校にいけません。
もう一つは学生たちは、仕事を見つけるため、モンゴル語の学校から中国語の学校に移りました。内モンゴル自治区の法律によれば、自分の言語で教育を受ける権利があるとはっきり書いていますが、この大学を出ても仕事を得ることはできません。
たとえば、内モンゴル師範大学に、会社が学生を採用しにきます。その条件はモンゴル語で卒業した学生たちは募集しないということです。

だから、私たちモンゴル人の文化を、経済を破壊したおかげで、中国は経済発展しているということです。中国政府の政策により、このモンゴル人の文化、言語を消そうとしています。
とても非人道的なことです。そのせいで、今の内モンゴルの2割のモンゴル人は完全に漢化されました。
自分の言葉さえしゃべることができない。

だから、私たちは、こういう状況を世界に訴えていきたいです。
もちろん、モンゴル人の力でこれを達成するのは時間がかかります。
しかしチベット、ウイグル、モンゴル、一緒になって連帯して中国政府の弾圧と戦っていくのは、新しい道ではないかと思います。

だから、日本人の皆さん、内モンゴルのことを、本当に理解していただいて、支持していただきますようお願い申し上げます。

ありがとうございました。


司会
内モンゴルの情勢については我々日本人はあまり知らないけれども、ウイグル、チベットと同じように、悲惨じゃ状態にあります。桜井よしこ先生が新潮45にお書きになったものにそのことが書かれています。



http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/66/ へつづく




櫻井よしこブログ
「モンゴル人ジェノサイド実録」




 

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http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/63/ のつづき

世界ウイグル会議副総裁、日本ウイグル協会専務理事セイット・トムトルコ
通訳:日本ウイグル協会会長イリハム・マハムティ

元チベット亡命政府主席大臣、現チベット100人委員会の会長、ダライラマ財団理事長テトン氏 通訳:チベット自由人権100人委員会事務局長、チベット文化研究所所長ペマギャルポ氏
セイット・トムトルコ氏(左)と通訳のイリハム・ムハマティ氏


はじめに、私はこういうすばらしい場所でこういう会議を開いてくれた皆さんに感謝致します。

それから今日の司会の小林先生をはじめ、荒木先生、チベットのテンジン・テトン様、宮崎正弘先生、藤井厳喜先生、オノホルド・ダイチン様、それから皆様が、我々の自決権の活動をご理解して、この場にお集まりいただいたことを、心から感謝いたします。

私たちが、ここに集まり、中国共産党に対する怒りや、中国共産党の現状を世界に訴えるのは、中国共産党は、私たちウイグル人、チベット人、モンゴル人、満州人だけの敵ではなく、ここにお座りいただいている皆様日本人、それから世界の敵であるからだということを、皆様に理解していただきたいと思います。

今の現実と、中国共産党の行為によって、私たちはここに集まりました。
トルコには、「団結すれば必ず結果が出る」という諺があります。私たちがこのように団結すれば、私たちの目標は必ず達成できると思います。

私はこの場をお借りして、我々はこれからも一つになって、チベット、ウイグル、モンゴルの自由、それからアジア、世界の自由のために必死にがんばっていきたい、と申し上げたい。

東トルキスタンの現状について少しお話しいたします。
皆様にお配りした資料の中にも、東トルキスタンの歴史、現状、それから文化について紹介しておりますが、ここで少しご説明したいと思います。

東トルキスタンは、50年前は186万平方kmの広さをもつれっきとした独立国でした。当時は戦略的に、今は経済的にも、中国にとっても世界にとっても重要な位置にあります。今、中国が使っているエネルギー資源の35%がウイグルからきています。それから、中央アジア、ロシアの天然ガス、石油はすべてウイグルを経由して、中国本土に入っています。それからウイグルには、たくさんの地下資源があります。
もしこの東トルキスタンがなければ、これまでの中国の経済発展はなかったでしょう。
ですから、彼らは必死になって、あらゆる手段を講じて、東トルキスタンを完全に自分のものにするために、様々な非人間的な行為を行っています。

東トルキスタンは、中国政府が宣伝しているように、昔から中国の一部だったわけではありません。1933年と1944年、この国にれっきとした政府ができ、独立を宣言しました。
中国共産党はこの国を自分のものにするために、人口侵略を行っています。60年前は彼らの人口は2%だけでしたが、今はほぼ80%の町で、70~80%は漢民族です。
人口政策という名目で、25年間で、150万人のウイグル人の子供たちが生まれませんでした(強制中絶)。
それから1964年の東京五輪の最中に、我が祖国で中国は第1回の核実験を行い、96年10月までに彼らは合わせて46回、そのうち11回は地上、他は地下で核実験が行われ、何百万人ものウイグル人がその被害を受けました。
今は核実験をやめていますが、それよりも危険な実験が今ウイグルで行われています。
1984年中国は、904人のエイズ感染者がウイグルで初めて見つかったという報告を行いました。
今までウイグルでのエイズの発病率は中国全体で一番高いレベルになっています。しかし彼らは、これに対し何の対策もとっていません。彼らはこのエイズウイルスによって、特にウイグル人の若者らを早く世の中から消し去りたいと考えています。

今、ウイグルでは特に若者らは、大学を卒業しても95%は、仕事が見つからない状況です。こういう状況なのに、中国共産党は毎年たくさんの漢民族をウイグルに連れてきて、仕事を与えています。ウイグル人の若者らは、どうしうようもない状態で、犯罪の道を選んでしまっています。

それから、21世紀に入ってから、中国共産党はウイグル人の考え方をすべて抹消するために、ウイグル人を中学生のうちにたくさん中国本土に連れてきて、中国式の教育を行っています。
彼らは同化政策の一環として、ウイグル人の若い女性たちを毎年8万人、仕事の斡旋を名目として中国本土に連れ出しています。その女性たちが働くのは、工場ばかりではありません。売春させられているウイグル人女性も中国本土でたくさん見られるようになりました。

こういう状況にあるため、多くのウイグル人が不満を持ち、中国共産党、中国政府に対してレジスタンスを行っています。しかし、中国共産党は、世界に対して、こういう活動を行う人間をすべて、テロリスト、だと宣伝しています。
私は、皆さんにお聞きしたい。昔から住んでいた人たちを追いだして、そこのすべてを奪って、そこの人間のすべての権利を奪ったその政府がテロリストなのでしょうか。それでも自分の権利のために、自由のために、行動を起こす人間がテロリストなのでしょうか。皆さんに判断してほしいと思います。

私は、チベット人、ウイグル人、モンゴル人、はテロリストではない、と言いたい。私たちはただ、人間的な権利、先祖から受け継いだ土地で自由な生活をする権利を取り戻したいだけです。

最後に言わせてください。日本の方々、チベット人、モンゴル人、中国の民衆化運動を行っている方々、それからウイグル人、みんな力を合わせて、この世の中から、最後に残った共産中国を倒すために、一緒にがんばりましょう。

どうもありがとうございました。

 

司会
今年3月10日のラサのデモ依頼、長野の聖火リレーがありましたし、チベットについては大変スポットライトが当たって、チベットの状況については、知ってくださる方、またそれを伝えてくださるメディアもだんだん増えて参りましたけれども、今私たちがうかがったウイグルの状況については、ほとんど報道されておりませんし、一般の我々が知りうるところではないですけれども、今、ご説明をいただいたように、非常に悲惨な状況にある、と。
今、エイズの話も、それから、核実験の被害の話も出ておりましたけれども、今日受付で、札幌医科大学の高田純先生のウイグルの核実験の報告「中国の核実験─シルクロードで発生した地表核爆発災害」が小冊子になって販売されております。日本人は簡単に、日本人が唯一の被爆国だ、被爆民族だという言い方をしますけれども、ウイグルもやっぱり被爆国の中に入れなければいけないんじゃないかという状況が生まれておりまして、我々はこれをきちんと知らなければいけないんだというふうに思っております。
 

http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/65/ につづく
 




他に次の2点が、高田先生の著書でお薦めのもの。
核爆発災害―そのとき何が起こるのか (中公新書 1895)
世界の放射線被曝地調査―自ら測定した渾身のレポート (ブルーバックス)




 

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順序が逆になりましたが、三民族連帯デモの前日に、拓殖大学で行われた三民族連帯シンポジウムの内容を数回に分けてご紹介します。


チベット・南モンゴル・ウイグル 三民族連帯シンポジウム
拓殖大学 平成20年10月18日(土) 13:00~16:00

パネリスト セイット・トムトルコ
  (世界ウイグル会議副総裁・日本ウイグル協会専務理事)
テンジン・テトン(元チベット亡命政府主席大臣)
オルホノド・ダイチン(モンゴル自由連盟党幹事長)
宮崎正弘(評論家)
藤井厳喜(国際政治学者)

コーディネーター 荒木和博(戦略情報研究所代表)

総合司会 小林秀英(チベット問題を考える会代表)

 



司会 チベット問題を考える会代表 小林秀英氏

今年8月3日に三民族連帯デモが開催されましたが、それ以降、チベット、ウイグル、モンゴル、三民族連帯して運動を展開していかなければいけない、ということで、今回こういうシンポジウムと、また明日デモが開催されます。

このシンポジウムのコーディネーターをしていただきます、荒木和博拓殖大学海外事情研究所教授にご挨拶をいただきます。
 

拓殖大学海外事情研究所教授、特定失踪者問題調査会代表、荒木和博氏

拓殖大学海外事情研究所教授、特定失踪者問題調査会代表、荒木和博氏
荒木和博氏(左が北朝鮮問題が専門の山梨学院大学宮塚利雄教授の後姿)


ご紹介をいただきました、本学海外事情研究所の荒木と申します。
拓殖大学というのは1900年に桂太郎公が建てた大学でございまして、当時新たに領土になりました台湾に行って、その地域に住む方々と一緒に開拓するための人材をつくるための大学でございます。それが朝鮮半島も領土になりまして、東洋協会専門学校となって、その後拓殖大学となりました。
この大学はもともと外国へ出る人間をつくるための大学でございまして、そういう意味では、まさにきょうのような、こういう講演は意義のあることでございます。
本来は、大学として後援をしてやらなければならない行事でございますけれども、いろいろ手続きを踏んでいますと、非常に大変なもので、大学の後援等々はなしでやらせていただきまして、何かと不便なこともあるかと思いますが、ご了承いただければと思います。
私自身は朝鮮半島が専門でございますので、今日の三つの民族の方々の問題を直接専門としてあたっているわけではございませんが、チベット、最近は東トルキスタンの問題等にも若干のお手伝いをしているとうことで、今回コーディネーターの役をやらせていただきまして、大変光栄に思っております。
こういう試みは初めてということでございますので、今日は一つの記念となりまして、良い結果を生むように私も努力してまいりたいと思います。
きょうはよろしくお願いいたします。


元チベット亡命政府主席大臣、現チベット100人委員会の会長、ダライラマ財団理事長テンジン・テトン氏
通訳:チベット自由人権100人委員会事務局長、チベット文化研究所所長ペマギャルポ氏

元チベット亡命政府主席大臣、現チベット100人委員会の会長、ダライラマ財団理事長テトン氏 通訳:チベット自由人権100人委員会事務局長、チベット文化研究所所長ペマギャルポ氏
テンジン・テトン氏(左)と通訳のペマ・ギャルポ氏


チベットの人々にかわりまして、チベットおよび他の民族のために集まってくださった皆さんに、心から御礼申し上げたいと思います。
きょうは、日本においてこのような形でチベット、モンゴル、ウイグルがいっしょになって、新しい活動を展開していることを知って、大変嬉しく思います。なぜならば私自身かつてモンゴル、チベット、ウイグル、満州、そして台湾と一緒の会で長い間活動してきたからであります。
私たちみんなの戦いの目標は同じでありまして、それぞれの民族が自決権を勝ち取るということをやっております。たとえばチベットは過去50年間、皆さんご存じのように占領下に置かれております。そこから自らの自決権を勝ち取る、という戦いについては各民族共通すると思います。

みなさん、今年3月のチベットでの出来事についてよくご存じだと思いますけれども、半年以上たっても、希望を捨てずにあれだけ全国的な展開で抗議の活動をしました。

今年のチベットにおける出来事というのは、チベット人にとっても、そして世界の人たちにとっても大きな意味があったと思います。それはどういうことかというと、過去50年間において、中国当局はやりたい放題チベットの文化、言語などあらゆるものを破壊して、これでかなり自分たちの目的は達成したと思ったときに、そうではないということ人々は命がけで示したからであります。

もう一つ、今年3月のチベットでの出来事についてですが、、皆さんが現在の中華人民共和国という国の地図をご覧になると、西側に小さいチベット自治区というのがありますけれども、今回は本来チベットで、中国に併合された四川省、雲南省、甘粛省などにおいて、チベットの人たちが自分たちこそがチベット人であるということを世界中に示すと同時に、ラサと連帯して動いたということが、非常に歴史的な出来事だったと思います。

そのような国内の同胞の勇気ある行為によって刺激された、わずか十数万人の海外のチベット人も、それぞれの国で、大使館の前でデモを行ったり、ハンストをやったり、祈りの集会をやったり、今日まで7カ月ぐらい続けて、今一生懸命がんばっております。

今私が住んでいるのはアメリカのサンフランシスコですけれども、この周辺に約1000人のチベット人がいます。その人たちが3月以来、北京五輪まで毎日、だいたい400名ぐらいがローテーションを組んで、中国大使館の前で抗議をするとか、あるいはどこかの集会でお祈りをするとか、そういうことを継続的にやってまいりました。

そのようなチベットの人たちの、もちろん当然のことですけれども、自分たちの祖国のために立ち上がっているものに対して、さらに世界中の人たちが今年は関心を寄せてくださり、そして支援してくださいました。たとえばこの日本においても、私自身の経験から言っても、日本の政府の要人から始まって、そして、一般の市民の方々、あるいは宗教家の方々も含めて、今までにないご支援をくださっていることに対して、この場を借りて、心から皆さんに御礼を申し上げたいと思っております。

チベット問題についてはいろんな角度から論ずることができると思います。
ただここで申し上げたいことは、チベットの戦いは正義のための戦いであり、チベットと同様に私たちの隣国のウイグル、モンゴルの戦いも、同じように正義の戦いであるということを申し上げたいと思います。

そしてチベットの人々は、ただ単に失われつつある自分たちの文化、伝統を回復するだけではなく、もしチベットが自由を勝ち取ることができれば、チベット仏教に基づく、チベットの豊かな精神文化で、世界の平和にも大きく貢献できると確信しております。
そのような思いで、このような会に参加できたことを大変嬉しく思っておりますし、皆様に心から感謝を申し上げたいと存じます。

どうもありがとうございました。


http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/64/ へつづく
 


 

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三民族連帯デモに参加してきました。


【日時】 平成20年10月19日(日)
宮下公園~渋谷駅前~宮下公園
      13:00 ~ 14:00 集会
      14:00 ~     デモ行進
      15:30        解散

主催:3民族連帯シンポジウム実行委員会



集会の内容を録音しましたので、文字起こししたものをアップします。


司会 上薗益雄氏
イリハム応援団長 上薗益雄氏
イリハム応援団長 上薗益雄氏

新しい流れがヨーロッパ、アメリカから始まり、中国共産党を包囲しようとしています。
そういう大きな流れの中の、戦いの一環として、本日の三民族連帯集会を開催いたします。
本日の司会をつとめさせていただきます、わたくし、上薗でございます。
よろしくお願いします。


モンゴル自由連盟党幹事長オノホルド・ダイチンさんからご挨拶をいただきます。


モンゴル自由連盟党幹事長 オノホルド・ダイチン氏
モンゴル自由連盟党幹事長 オノホルド・ダイチン氏
モンゴル自由連盟党幹事長 オノホルド・ダイチン氏

みなさんこんにちは。
ありがとうございます。
1981年に内モンゴルで、中国政府から、漢民族の入植をやめさせてはいけないという文書がありまして、内モンゴルの学生達は2か月間ストライキをした。この当時、内モンゴルの大学の6名の代表者たちは中央までいって交渉した。中国共産党中央政府の責任者が出てきて、「中国政府の政策は正しいのです」と言ったが、それでも交渉が続いたところで、その官僚は怒り出して、「おまえら内モンゴル人だけじゃなくて、チベット、ウイグル、三民族一緒に行動しても我々は怖がらない。我々には人民解放軍がある」と言った。これは1981年に起きた事実です。今日は確かにこの三民族は、中国ではなくて日本で一緒になって始まろうとしています。中国共産党の弾圧に対して戦おうとしています。これからの私たちのこの運動を、日本にいる民主を愛する人たち、応援よろしくお願いたします。
ありがとうございました。


司会
南モンゴルでは今80%が漢人が占めるという状況に陥っております。
そしてモンゴルの人々は今や、漢語で自分の名前を書かなければ生きていけない、社会に出ることができない状況に陥っています。そして、この悲惨な状況は、次にウイグルでは、漢人の存在が50%を超えています。またチベットにおいても、高速道路や鉄道が開通することによって、漢人の入植がさらに加速しています。私たちは、こういうことについて、関心を払わないわけにはいきません。なぜなら、この日本でも、同じような政策が、自民党や民主党によって、今後50年間に1000万人の外国人を移民させるという政策が裏で進められているからです。
たとえば、東トルキスタンは50年前は、漢人の人口がたった2%でした。しかし、中国に併合されて以降、どんどん入植が進み、現在では過半数が漢人の状態になっています。もし私たち日本人自身が、この1000万人移民というような政策を認めるならば、50年後には私たちの美しい国土が中国のものになってしまうに違いありません。
このことをはっきりと認識して戦うためにも、私たちは、モンゴルの状況に心を寄せ、ウイグルの状況に心を寄せ、チベットの状況に心を寄せていかなければなりません。

では、続きまして、世界ウイグル会議副総裁セイット・トムトルコ氏のご挨拶をいただきます。


世界ウイグル会議副総裁セイット・トムトルコ氏
世界ウイグル会議副総裁セイント・トムトルコ氏(右)と日本ウイグル協会会長イリハム・マハムティー氏
トムトルコ氏(右)と通訳のイリハム氏

尊敬するご来場の皆様、チベットの皆様、モンゴルの皆様、日本人の皆様、我々のこういう運動を支えてくれて、本当にありがとうございます。
きのう、私たち三民族による初めてのシンポジウムが開かれました。そこで皆さんは、中国共産党の弾圧は、ウイグル人、チベット人、モンゴル人だけで終わるのではなく、彼らの影響力は全アジアに広まっており、将来的には日本にもやってくることを認識しました。
中国共産党の圧力が強まっているこの時期に、我々は一つに団結しよう、という人々も増えています。
このような集まりの力によって、国際法のもとで、中国共産党を倒さなければなりません。
これは、ただ、チベット人、ウイグル人、モンゴル人だけの幸せではなく、全アジアの人々、それから漢民族の幸せにもつながります。
最後に言いたい。チベット、モンゴル、ウイグル、日本の団結万歳! 一刻も早く中国共産党を倒しましょう!よろしくお願いいたします。


司会
どうもありがとうございました。
セイット・トムトルコさんは現在、トルコに在住しています。そして、トルコから日本の東京まで27時間をかけて、お見えになりました。再度拍手で感謝の気持ちを伝えたいと思います。ありがとうございました。

セイットさんの発言にもありましたように、中国共産党の力は、日本がODAなどというものを差し出したために、とんでもない強大なものに発展しました。私たちは今、中国共産党政権の脅威にさらされているといっても過言ではありません。今、日本に直接向けられているミサイルは300発以上にのぼっています。そして、その数は年々増え続けているのです。私たちは、これに対して、はっきりと国防上の観点からしっかりと見据えていかなければ、国を失うという状態に陥るに違いありません。
そして、さきほど、通訳をつとめました、イリハム・マハムティさん、そしてモンゴルのダイチンさん、そういった人たちを日本人がしっかり守っていくことは、日本の安全保障につながる、中国に対する強力な抑止力になることは間違いありません。私はそういうことを確信して、イリハムさんを支持するイリハム応援団の団長を現在つとめさせていただいております。
ダイチンさんも、現在入管に対して難民申請をされています。受付でも難民申請の署名活動を行っていますので、デモが終わりましたら、時間がありましたらぜひ署名にご協力ください。お願いします。

続きまして、チベットの藁谷みいなさんがお見えになっていますので、ご挨拶をお願いします。


藁谷みいな
藁谷みいな氏
藁谷みいな氏

ご紹介いただきましたみいなですが、もう一つチベット名もありますので、これからはチベット名を使おうかな、と。ツェリンと申します。よろしくお願いします。
今日はみなさん、忙しいところ、せっかくのお休みのところを来ていただきましてありがとうございました。
人間関係、あと国と国の関係、どういう関係でもギブアンドテイクというのが非常に重要だと思います。与えたらそのかわり、もらう、というのが重要だと思うんですね。常にギブギブギブだったらその関係は長続きしないと思いますし、逆にテイクテイクだけでも長続きしないと思います。
現在、チベット、ウイグル、モンゴル、私たち三民族は、日本人のみなさん、世界のみなさんから、 テイクテイクという状況にはなっているんですけれども、私たちはずっと忘れません。今テイクしていただいている分、もしかしたら、10年、20年じゃないかも、100年後かも1000年後かもしれませんが、歴史上きわどいとき、一番助けが必要なときに、日本人が私たちを助けてくれた、という記憶は残ると思う。
実現できると思いますが、私たちが独立した場合、現在の普遍的価値にまったく従わず、無視している中国、この2、30年間であまりにもいろんなところから支援がありすぎて、巨大化した、世界の秩序、常識に従わない中国にかわって、もし、私たちがみなさんの助けで独立した場合、そのような価値観を守りながら、尊重しながら、親日感をもつ国が三つもできることになります。もちろん国際的な場で、日本としてはその時点でテイクできると思いますので、もちろんみなさんは正義の気持をもって立ち上がってくださっている、ということが一番大きな理由だと思いますが、もう一つ、将来の投資、100年、200年、1000年後の日本国家としての投資としても考えてもらいたいと思います。その気持ちで今日はよろしくお願いいたします。


司会
どうもありがとうございました。
藁谷みいなさんは、チベット青年会議の日本代表になるということで、今後そういう活動をされることが決まっています。再度拍手をお願いします。

続きまして、在日台湾人アジア人権研究会のキュウブンショウさんの方から、ご挨拶の文章が届いておりますので、代読していただきます。


チベット、ウイグル、モンゴル、三民族が誇りと自信をもってお互いに認め合い、共闘していることに、敬意を表します。現在中国は、三民族の文化を消滅させようとしています。これは人類の財産の破壊を意味しています。また、三民族の人権と生命を蹂躙しています。これは、人類共通の価値観への挑戦であり、人類社会への敵対行為です。台湾人も戦後、中国国民党によって、文化、人権、生命を踏みにじられました。そして、今日では、中国共産党による併合の危機に直面しています。そこで、私たち台湾人も誇りと自信をもちながら、三民族そして日本人とともに、人権、生命の尊さを世界に訴えていきたいと思います。
本日の皆様のご検討をお祈りいたします。ありがとうございました。

在日台湾人アジア人権研究会会長 キュウブンショウ


司会
どうもありがとうございました。
台湾も、現在国民党に政権をとられて、なんだか雲行きが非常に怪しくなっております。この間、台湾フォーラムの学習会に参加いたしましたけれど、中国が尖閣諸島を竹島のように領有して、台湾人が喜んだところで、キールン港を母港として中国が使う可能性がある、というような話を台湾フォーラムの会長がされていました。私は今の台湾の状況では、そういうこともありうるかなと思っています。
ですから、台湾の人たちもそういう点について、非常に危機感をもって臨まれています。
今回の集会はチベット、ウイグル、モンゴルの三民族の連帯集会ということでしたが、台湾関係のみなさんが、この集会の準備のために多くの力を割いてくださいました。拍手で感謝したいと思います。ありがとうございました。

本日の集会には、非常に多くの方が参加されております。そして、多くの考え方を異にする方達が、この集会に集まっております。私は非常に感動しております。右から左までの日本人が、この中国共産党による危機に対して認識をもって取り組んでいると。私たちは、このチベット、ウイグル、モンゴルの問題を、日本の国民運動としてぜひとも育てていかなければなりません。私はそう確信しております。
参加された皆さん、右が参加するのは嫌だ、極左が参加するのは嫌だ、こういう狭い人間を捨てて、もっと広い目で世界を見てください。たとえば、靖国問題とか差別語の問題であるとか、いろんなことを中国が言ってきます。しかし、その一つ一つの言葉に気を取られてはいけません。なぜなら、その一つ一つの言葉を投げかけることによって、日本国内に国論を分断することが中国共産党の狙いだからです。私たちは、そういう中国共産党の意図をしっかりと見抜くならば、たとえ自分の主張を一時的に棚上げしたとしても、国民としての団結を築き上げていくことがもっとも重要であると私は思います。
それは、日本がこの2000年の間に学んできたことの一つなのです。
元寇の役があったときに、俺は右だとか左だとか言った人がいますか。日清戦争日露戦争のときに、俺は右だとか俺は左だとかそんなことを言った人がいますか。そういう思想信条の枠を超えて、日本国民が団結したとき、日本人は偉大な力を発揮してきたのです。そのことをはっきりとつかんで、いろんな思想信条の人が参加することを喜びをもって迎えられる、それだけの器を自分たちの中につくっていきましょう。私はそう思っています。みなさんはどうお考えでしょうか。

では最後に、日本ウイグル協会の顧問をされている白石先生から簡単にご挨拶いただきます。


日本ウイグル協会顧問 白石念舟氏
日本ウイグル協会顧問 白石念舟氏
日本ウイグル協会顧問 白石念舟氏
みなさん、こんにちは。
本日の集会に参加していただいてありがとうございます。
司会の上薗氏がおっしゃりたいこと、述べたいことでもう十分に尽くしておりますので、私は中国の国家的な犯罪を一つ、みなさんにおわかりいただきたいと思いまして、資料をもってまいりました。
私はウイグル人と、1991年から18年になりますけれども、お付き合いしてまいりました。留学生に対する支援をしてきましたが、現在世界の情勢は動いており、イリハム・ムハムティ君が政治的な活動に参加するようになりましたので、それを応援している立場でございます。
中国の国家的な犯罪、人類に対する犯罪というのは、原爆の実験ですね。私は1991年から、ウイグル人の留学生口から、耳にタコができるほど、イヤというほど、聞いた事実があります。
それは、中国は、日本が東京五輪を開いたとき、1964年、五輪開催中に第一回目の核実験をやったんですよ。それから46回、1996年までに行いました。地上の実験、空中の実験、22回を数えます。その放射線の被害たるや、いままで専門的なデータを使ったものがなかったのです。
しかし、今回、7月に「中国の核実験─シルクロードで発生した地表核爆発災害」という本が出版されました。これは放射線防護学の専門家、札幌医科大学の高田純先生が出してくださいました。これはご自分の研究、実際の数字をしっかりと書いております。現在、本日アルゼンチンにおいて、放射線防護学のシンポジウムが開かれております。高田先生はそこに出席されておりますけれども、私が代わりましてご紹介したいと思います。

東京五輪のときの行われた核実験、それから1983年までに22回の実験が、シルクロードで有名なローランで行われました。それをシミュレーションした数字がございます。
ウイグル人とその地域に住んでいる漢族も含めて、19万人に死者が出たという数字をあげています。それから、放射線被害を受けた人は120数万人、合計すると140万人以上の人たちが放射線の被害を受けました。
この数字は広島長崎で亡くなった方々、放射線の被害を受けて苦しんだ人たちの数倍の数字なんです。ぜひこれを認識していただいて、中国共産党の人類に対する犯罪をしっかりと日本人は訴えていかなければならない、と思います。
ぜひ我々も、中国の問題を皆さんに広報しながらやっていきたいと思います。
中国共産党はそろそろ歴史から退場するでしょう。動乱が起こるかもしれません。そのときに日本人としていかに行動するか、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。

本日はありがとうございました。


司会
どうもありがとうございました。
中国共産党の犯罪というのは非常に多いです。そして私たち日本人は広島、長崎に原爆が落とされて、本当に悲惨な思いをして、そうした後遺症が今も残っていますけれども、実は、あれは爆弾の落とし方としては非常に丁寧な落とし方をしたんだということがわかります。なぜかと言いますと、地上700mぐらいで爆発したそうです。そうすると地表に残る核物質の量が非常に少なくなったと。だから20年30年して、そこで生活して支障がない、そういうものだったそうです。しかしウイグルで行われた核実験は広島型原爆の何十倍何百倍というものを地表で爆発させたそうです。そうすると地表の砂が100年200年放射能が残るような状態でそのまま放置されると。それが風にのって、右へ左へ、北へ南へ、ですから、モンゴルの草原やチベットの山間部でもたぶん放射能が検出されるような状態になっているんではないかと危惧されています。



ここからデモ行進。休日の渋谷は人通りも多く、多くの方の目についたと思う。
反対車線で公明党の宣伝カーが信号待ちのところを、長いデモ隊がすれ違うという一幕もあった。



デモ終了後の集会。

チベット問題を考える会代表 小林秀英氏
今日は様々な旗があり、活力を感じるデモができたと感じています。
私は長いことチベット問題に関わってきまして、チベットの悲惨な状況を訴えてきましたが、今日は三民族の連帯ということで、ウイグルやモンゴルの人たちもチベットと同じような悲惨な状況に置かれているんだということを、改めてその認識を深められました。
今日のデモでも訴えられていましたが、ウイグルの核実験、地表の核実験というのは、アメリカもソ連も小規模なものを行ったことはあるんですが、メガトン級の地表の核実験はアメリカもソ連もその被害を恐れて、一回もしなかった。しかし中国は地表の核実験をウイグル、ロプノールで3回行っております。その被害の程度というのは核実験というよりは核攻撃と同じ状況であります。日本は世界で唯一の被爆国というような言い方をしますけれども、我々はこの認識を改めて、ウイグルも日本と同様の被爆国である、という認識をもたなければならない、ということを、今回一緒に活動しまして、理解することができました。
こういったことを、一般の方々に広めるべく、どんどん運動を展開していきたいと思います。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。


司会 どうもありがとうございました。
小林先生がおっしゃいましたように、ともに活動してみなければわからないことがいっぱいあります。今日は、右の方も参加されました。私たちは、中にはあの人達は怖いから近づきたくない、そういうことを言う人もいます。でも私は、左翼過激派でございました。三里塚でさんざん戦いをしましてぶち込まれもしました。
ぜひ国民運動という視点を、右の方にももっていただきたい。(マイク不調で数行分聞き取れず)右の方は今後注意を払って活動していただきたい。
また左の方も参加されていらっしゃいますが、あまり小さな言葉尻を捉えて、論争を挑むとか、そういう器の小さい世界はよしにして、これから、もっと幅広い連帯を築き上げなければ、中国共産党を包囲していくことができないということを、もう少し大人になって考えていただきたいと思います。

では続きまして、荒川区議の小坂英二氏からご発言をいただきます。


荒川区議会議員 小坂英二氏
皆様お疲れ様です。荒川区議会議員の小坂英二でございます。
今日はこうして三民族の初めての集会デモ、ということで250名の方がお集まりになったということを、私も大変嬉しく、また企画準備をされた皆様に感謝を申し上げたいと思います。
五輪が終わって世界の注目が中国共産党の支配地域からそれた今、チベット、東トルキスタン、南モンゴルで、虐殺や人権蹂躙が行われるのか、行われつつあるのかということを日本人一人一人がよく情報を集めて、良識をもった人間はそれに対して何ができるのかということを、常に考えていかなければならないと思っております。

私が強調したいのは、中国共産党を通してなされた国内外での情報、報道については、かならず疑ってかからなければならない、ということです。皆様はご存じだと思いますが、このことをまわりの方々にぜひ広めてほしいと思います。
五輪直前にウイグルのカシュガルで、ウイグル人のテロで16人が負傷したと、新華社通信が報じ、全世界にニュースが流れました。五輪直前ということで大きな扱いで報じられたのは皆さんもご存知のことと思います。ししかし、これは9月28日にニューヨークタイムズで続報がありまして、殺されたのは警察官なんですけれども、警察署の前のホテルに泊まっていたアメリカ人旅行客3名が偶然窓からビデオとカメラで撮影しており、警察官が警察官を殺害したことがわかり、報道されたということがございました。(マイク不調で十数行分ほとんど聞き取れず)

中国共産党のフィルタのかかったものはもちろんですし、大手のマスコミのフィルタのかかったものも疑ってかからなければいけない。では何を判断のもとにすればいいのかといえば、この二つのフィルタにかかっていないものですね。直接ウイグルの方からお聞きしたり、ネットでそういう方からの発信を見ることができますので、そういうところの情報が本質をついていることが非常に多い、ということを私は常々感じておりまして、そうしたことを皆様もお知り合いに広めていただきたいと思います。
大手のマスコミの言うことは信用できて、無名のマスコミはあんまり信用できないな、というような先入観をもってしまう、というのは、結果として中国共産党の血塗られた支配に対して背を向けないことにもつながってしまいますので、そういうことじゃないんだよ、というのを、あまり関心をもたれていない方にもぜひ広めていただきたい。
これは私からのお願いとさせていただきます。


司会
どうもありがとうございました。小坂先生は、この運動が本当に卵の状態から支援されてこられました。こういった政治家を私たちがしっかりと守って、この国の政治を内から作り変えていくというしっかりとした考え方をもって、今後取り組んでいく必要があるんではないかと思います。

続きまして、長年中国の民族問題を研究されております殿岡先生からご挨拶をお願いします。
今回初めて三民族デモやシンポジウムが行われましたが、殿岡先生は、長年運動を、こういう形で行うべきだという考えを持って、主張されてこられました。よろしくお願いします。


政治学者 殿岡昭郎氏
殿岡でございます。
きょうはたくさんの方にお集まりいただき、ありがとうございました。
チベット、ウイグル、モンゴル三民族の共闘ということを長らく考えてきましたけれども、それが実現しまして、きのうはシンポジウム、きょうはデモ行進ということになりまして、私も本当に嬉しく、感激をしております。
まず三民族が合同して連帯して、きのうのシンポジウムでは三つだけではないという話もありました。満州族も含め、他の民族も含めて。きのうのシンポジウムで私も非常に勉強になりました。
ですから、三民族の結束を広めていくということ。さらに今、三民族の結束は日本で生まれて、それから国際的に広がっていくと。日本発の運動であるということを我々は知って、プライドをもってこれを主張していきたいと、いうふうに思うんです。
それから私の名刺には、実は3+1と書いてあるんです。どういう意味かと言いますと、三民族の結合に日本人が一緒になる。あるいは台湾人の方も協力する。しかし私が本当に言いたいのは、少数民族に漢民族のどこかが連帯したら、中国は明日崩壊するということになるんです。だから我々は三民族の結合をお祭で終わらせてはいけない。最後は中国を中から解体して、あの中国を、李登輝前総統がおっしゃるように、3つ4つ5つ6つの国に分割して、自由で民主的な、そして民族文化が栄える、そういう地域になれば、我々日本も、朝鮮半島も、台湾も、いっしょに平和に生きていくことができる、と、こういうことです。
今回がその出発点だと考えると、小さな出発点ですけれども、しかし三民族の結合があって、初めてできることですから、我々は大きな希望と、大きな夢をもって、これからこの運動を拡大していきたい、こう思っております。
今日は本当にありがとうございました。


司会
どうもありがとうございました。
本日は天気も非常によろしくて、こういう形で、三民族の連帯をつくっていくことができました。その運動を日本人がしっかりとサポートしていくという形もできつつあると思います。これから、この三民族と中国の民主化を進める人たち、また、中国の中で弾圧を受けている法輪功やキリスト教徒の人たちとも連帯をして、さらに私たちの運動を一歩進めて、中国共産党をこの地球上から消滅させるというところまでもっていきたいと思います。
今後ともみなさんのご協力をよろしくお願いします。
今日はどうもありがとうございました。



管理人コメント

司会の上薗氏が右だからイヤだ、左だからイヤだ、などと言うべきではない、と話されていたのは、今回は右翼団体の方々が多数参加されていて、それに対して抗議された方がいたのでしょう。私も、三民族共闘を支持する方であれば、人間の中身は右も左も関係ないと思いますが、デモの最大の目的が支持者の拡大なので、沿道でデモ行進を見ている方々に、違和感、嫌悪感を与えないよう注意する必要があると思います。マイク不調のところで、上薗さんもそういうニュアンスのことをおっしゃていたようですが。

それから、上薗氏が広島の原爆投下について「爆弾の落とし方としては非常に丁寧な落とし方をしたんだということがわかります」と発言していましたが、「丁寧」という表現で誤解される方がいるかもしれないので、補足します。その爆発高度では火球が地表に触れず、結果的に後々まで汚染が残らなかったという意味で「丁寧」という言葉を使ったんだと思います。アメリカは爆発時に最大の被害を与えるための高度を物理学者に計算させて、爆発高度を決定しています。また、もっとも外部にいる人が多くなる時間帯である通勤通学時間帯を、投下時刻としています。

もうあまり時間がありませんが、私は、デモ以外に、次の衆議院選挙(ともちろんそれ以降の選挙)で、有権者の投票行動にはっきりと影響を及ぼすような方法を模索する必要があると考えています。




関連リンク

荒川区議会議員小坂英二の考察・雑感
チベット・ウイグル・三民族連帯集会・デモに参加!
(マイク不調で聞き取れなかった部分もこちらのブログに収録されています)
http://kosakaeiji.seesaa.net/article/108329812.html

チベット・モンゴル・ウィグル三民族連帯デモ(デモの写真多数)
http://nekomimi.la.coocan.jp/free_tibet/ft081019/

新疆警察隊襲撃事件、実際は警察の内部抗争か(大紀元時報)
http://jp.epochtimes.com/jp/2008/10/html/d14147.html



他に次の2点が、高田先生の著書でお薦めのもの。
核爆発災害―そのとき何が起こるのか (中公新書 1895)
世界の放射線被曝地調査―自ら測定した渾身のレポート (ブルーバックス)




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日教組と全教の組織率のデータが2ちゃんねるにあったので、各都道府県の日教組と全教の組織率の合計(平成3年)と、小中学生の全国学力テスト(平成19年)の間に相関があるか調べた。
京都や和歌山のように日教組の組織率が極端に小さくても、全教を加えるとかなりの組織率となる県があることがわかる。

日教組と全教の組織率と学力の関係


結果は下の相関図である。

日教組と全教の組織率と学力の関係


相関係数は-0.05で、相関があるとはとてもいえなかった。

これで日教組(+全教)の組織率と学力の間に相関はないと断言してよいと思う。組織率ではなく組合の活動度と相関があるという意見もあるが、それをどう定量的に評価するのか、というのが問題だ。


使用したデータ
http://tibet.turigane.com/nikkyoso.csv

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