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http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/146/ の続き
中国当局はわざとデモをさせて殺戮した
5月24日、一人の中国人の小学校の先生が逮捕されました。
ウイグルのカシュガル地区です。
この先生はなぜ逮捕されたか。
ウイグル人の子供たち、自分の生徒、男女23人に対して暴行したんです。
一人の女の子がお母さんに告白して、明らかになりました。
5月24日に逮捕され、6月14日に政府が発表したのは、「あの先生は精神を病んでいるので、責任能力がない、先生は故郷に帰します」というものでした。
6月26日に広東省で事件が起こる前に、ウイグル地域ではたくさんの若者がインターネット上でもう我慢できない状態になっていたんです。
なぜ、誰が、その先生を精神の病気と診断したのか。なぜそういう人を小学校の先生にしたのか、と。
この問題でみんな怒っていたときに、6月26日の事件が起きました。
みんなインターネットの掲示板で、6月26日のことを政府に聞かなければいけない、と話すようになりました。
これは大変な問題だということは、中国の公安も警察もトップレベルに、実は7月1日、2日頃、すでに伝えているんです。インターネットでウイグル人が大変な話をしている、と。
中国人が明らかにした情報では、政府は7月5日の出来事が起きることを覚悟していました。
7月1日から甘粛省からすでに軍隊を移動しはじめたんですね。
7月5日にウイグル人たちがデモを行うということは、みんなが見える掲示板に書かれていました。
このことをどうやって解決するのか、政府に聞かなければならない、等たくさん書かれていました。
私も見ました。ウイグル語で書かれていました。みんな怒っていました。
政府は今回のことを利用したかったのです。
ウイグル人の若者たちに、デモをさせたかったんです。
そして、自分たちがどれだけ強いか、ということをウイグル人たちに伝え、建国60周年の日を安全に迎えたい、というのが彼らの狙いだったのです。
強い力で、ウイグル人を抑えてしまえば、ウイグル人は10月までは静かになる、というのが政府の狙いだった、と私たちは確信しています。
なぜなら7月1日、2日、3日、治安を維持する人たちが、トップレベルに大変なことになる可能性があります、これをどうにかしないと、と言ったとき、トップレベルは、まあ安心して、と。ちょうどそのデモが起きる日、ウイグル自治区のトップである王楽泉がウルムチにおらず、別の町に行っていました。
こういう事件が起こるのがわかっているのに、そういうことをさせたかったのです。
それから、さっき私が言った、ウイグル人たちが集団暴行されたとき、5時間経って警察がきました。
7月5日のときは、学生たち、その後民間人も加わりましたが、自分たちが反政府ではないということをアピールするために、中国の国旗を持ってそのデモを行ったんです。
彼らは街の中で何にもしていませんでした。
まっすぐに政府の建物がある人民広場に行ったんです。
彼らは人民広場に入って、そこで政府に対して、 誰か出てきて欲しいと叫んで、たった5分で人民広場は警察の特殊部隊に包囲されました。
人民広場に集結する警察部隊
それで、その人民広場の中で学生たちにそこからすぐに解散するよう、まず要求しました。
学生たちは、「政府に反対するためにここに来たのではありません。でも広東省にいる我が兄弟達がどうなっているのか、それだけ政府から説明がほしい、だから解散はしない」と言った結果、特殊部隊は学生たちを殴り始めました。
使ったのは、警察用の棒だけじゃなくて、電気棒も使いました。これは、一般の国々では、人間に使うものではなくて、動物、馬や牛を倒すときに使います。一気に倒れるそうです。
それを学生たちに使いました。もちろん学生たちも反発します。
その結果、人民広場から殺戮が始まりました。
水平射撃です。
その現場から逃げた者たちは、携帯電話で街の中のウイグル人たちに状況を伝えて、ウイグル人たちが、どういうことだということで出てきて、街の中に集まり、集団的に反政府行動をやっているということになってしまったんです。
学生たちのデモに一般人も加わる
翌々日、156人が死亡したと発表されました。
中国が流した映像は3,4人の中国人がウイグル人に殴られた、というようなものしかない。
それ以外の映像は一切出してくれない。
その夜だけで、私たちがわかっているのは、3000人以上のウイグル人の若者、男性、女性、子供がいなくなっています。
街の中でその夜無差別に発砲しています。
ウイグル人が住んでいる地域の電気を消して、街の中で、銃を好き放題に発砲しているんです。
たくさんの車が焼かれた映像をニュースで見たと思いますが、その店の社長にラジオ・フリーアジアの中国語放送が取材しました。社長は、午後9時頃、店を閉めようと思っていたとき、交番から電話があり、「すぐに逃げなさい。暴徒があなたの店に向かっている」と言われました。
彼は店を閉めて逃げようと考えたとき、暴徒が入ってきて、すべての車を焼いてしまった。
どういう人間だったか覚えていません。
暴徒に焼かれた多数の車
ここで問題があります。
警察はどうやって、人々がその店に向かっていることを知ったのか。
なぜ、警察は、車の販売店はいっぱいあるのに、その店に連絡したのか。
なぜ交番の警察がそれを知っているのか。
なぜ?
20年前の六四事件、みんな覚えていると思います。
そのときも、たくさんのバスや車が焼かれました。
今回の事件も、そのときとまったく同じ。
共産党に反発する人は、まずは車を焼くんですか?
おかしい。
それから、156人、その後に189人が死亡したという。
最初は、民族がわかりませんでした。
みなさん、私が一人の中国人と立っていたら、どちらが中国人でどちらが別の民族かわかりますか?
多分私の顔を見て、中国人ではないことはわかるでしょう。
ウイグル人もそうです。
何日もかけて、何人か調べる必要はないんです。
顔を見ればわかります。
私も8年日本で生活して、今なんとか、日本人と中国人をはっきり区別できるようになりました。
これは感覚です。
それなのに、何日か経って、死者の大部分は中国人である、ということを発信し始めました。
実は翌日から、政府は、ウルムチで漢民族らにそういう宣伝を始めたんです。
たくさんの中国人が殺された、と。
射殺されたと思われる多数の遺体
でも、私たちが見たいろんな映像では、何人かが集団で倒れています。
暴行が始まったとき、もしこの集団の力が弱かったら、バラバラに逃げます。
同じ場所で殺してくれ、と立っている人間はこの世にはいないと思います。
でも、共産党が世界に発信している、中国人が殺された、という写真では、同じ場所に倒れているんです。
あれは銃撃です。
数人立っているところを銃撃すれば、ああいう形で倒れると思います。
それから、倒れた人たちは中国人ではありません。
我々ウイグル人の若者たちです。
無造作に並べられた遺体
一室に、遺体を並べた写真がありました。
それを見て、私は写真の手前に写っている遺体は、すべてウイグル人であると確信しています。
政府は、共産党政府は、今回のことをすぐに沈静化できると思ってやったけれども、逆効果でした。
さきほど、夜、3000人以上4000人ぐらいの人々が行方不明になっていると言いましたが、翌日から、ウイグル人たちを無差別連行しているんです。
ウイグル人の家に、ドアを破って入ってきて、男性であればすべて連行する。
最後に、彼らも失敗したと思ったでしょうが、背が高い子供が連行されました。12歳だったんです。
釈放されましたが、彼らがそこまでやっているということは、男性だったらすべて連れて行け、という話なんですね。
そのあと189人が死亡したと発表しましたが、今は中国の宣伝では、何人死亡ではなく、千七百何十人の死傷者に変わっています。この前は1680人の負傷者だったんですが、今は千七百何十人の死傷者です。死者と負傷者の割合はわかりません。
ということは、たくさんのウイグル人が殺されているのは間違いありません。
手錠を掛けられ、ズボンを降ろされ倒され踏みつけられてなお、銃を向けられるウイグル人
暴徒に背中を大きく切りつけられた負傷者
手を縛られて暴行された犠牲者。
暴行に使用された凶器が体の上に置かれている。
中国の武装警察は中国人暴徒と大の仲良し。
「ウイグル人どもをやっつけた」後なのか、笑顔でいっしょに気勢を上げる。
分裂主義者はどっちなのか。
http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/148/ へつづく
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千葉県在住