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西村幸祐です。
青山さんの話を受けるような形で話を進めますと、そういう状況の中で日本人はどうしなければいけないか、ということが今問われているわけです。
7月13日に6民族6人による緊急記者会見を行って、緊急声明を発表したんですね。最初7月6日に、石平さんから電話があって、これはなんとかしなくちゃ、と。
それで、水平撃ちがあったと朝日に書いてあったよ、と僕が言ったら、彼はびっくりして、生まれて初めて朝日新聞を買いに行ったそうなんです。確かに朝日に書いてあるんです。
北朝鮮を巡っての報道で、中国共産党と朝日の間で若干向こうの外交部と朝日の間で対立があったりしたから、共産党の幹部の機嫌を損ねるような本当のことをちょっと朝日も書いたんだと思いました。
びっくりしたのは、それがウルムチ発の記事で、北京総局を通って、なおかつ築地の編集局を通って、それで活字になって、しかも一面になったんですね。水平射撃があったという記事が7月12日に。
13日の記者会見のときに、また驚いたことに朝日の記者がきたんですね。産経の記者はこないのに。それでちょっと話をしたら、「いやー、朝日って色眼鏡で見られるんですよ」なんて笑ってましたけれども。
そのへんのことは、私のブログに書いておきましたので、見ていただければいいんですが、そこにそのときのメッセージを書きました。
7月13日に発表した緊急アピールなんですが、なぜこれを行ったかといいますと、アジアの6民族の6人による記者会見であるということが大事だと思ったからなんですね。
実はこれ、大東亜戦争に敗れる前に、日本人がやっていたことで、満州国がそもそもそうなんですね。五族協和という理念で行われて、五族というのはアジアの5民族であったわけです。そこには満州族やモンゴル族や漢民族、チベット人、ウイグル人なども入っていたわけです。
そういう歴史的経緯があって、それでじゃあ果たして私たち日本人が何ができるのか。今青山さんがおっしゃったソフトランディングに向けて何ができるのか、ということを考えると、非常に心許ない状況にあると言わざるを得ません。
今会場に意識の高い方がいっぱいいらっしゃってて、すぎやまこういち先生もいらっしゃってますが、ちょっと一人ご紹介します。 昨年の長野の聖火リレーのときにも行かれてました、評論家の関岡英之さんもいらっしゃってます。
(会場拍手)
次の衆議院議員選挙では、平沼グループを支援、そこから立候補する城内実さんの熱烈な支持者としても知られております。
関岡さんが去年、長野で見た光景、それはここにいらっしゃる方もみなさんもご存じだと思います。
イリハムさんが冒頭で、ウルムチで何か起きたら5分で警官が飛んでくる。ところが、広東省のオモチャ工場でウイグル人に対しての撲殺、虐殺が始まったとき、5時間も警察が来なかったということをおっしゃいました。それとほぼ似た、似たというと語弊があるかもしれませんが、状況はすでに1年前に、長野で、日本で現出していたという、この現実を私たちは忘れてはいけないと思います。
あのとき、日本人が暴行され、そして警察官に何を訴えようとも、警官はただヘラヘラ笑って、聞いていただけ。そして、あとで何件か刑事事件として告発した日本人がいました、長野を覆い尽くした五星紅旗のもとでの支那人留学生による暴行事件です。しかしその後、何か解決したんでしょうか。
まったくこの国の警察権力はそういうことをやっていない。
それは確かに福田政権だったということもあるかもしれません。
もっと違う政権だったら、警察もああいう対応をしなかったかもしれませんが、少なくとも日本の国家権力が、日本人が暴行にあっているのに、まったく対応しなかった。そして支那人の法律違反を許容していた姿というのは、実は去年起きていたんですよ。
ですから、今のウイグル、チベットの状況は、明日の台湾、明後日の日本ではなくて、すでに現在の日本の中に、パラレルワールドとして存在しているという認識を私たちはもたなければならないと思います。
そういう危機感がなければ、とてもこの状況は打開できないということを、ここで確認したいと思います。
そこで、そのために何が必要かということですが、こうやって粘り強く、一つ一つ、たとえば、ウイグルの問題で広い情報を持った方々がここで何人か集まって、そしてそれぞれの考えを述べる。そして意識の高い方々が集まって、ここでその情報を共有しているわけです。
さきほども申し上げましたけれど、どんどんどんどん発信していくということです。
この7月26日の午後9時を迎えようとしているこの場所は、今から45年前、1964年、昭和39年の東京オリンピックのための、選手村として作られた施設なわけです。あの五輪は日本の敗戦後わずか19年後にできたものだということを今考えると、私は唖然とします。
私が大人になってから、19年間何をやったのか。1980年代から何をやってきたのかということを考えると唖然とする。
戦前戦中派の日本人は、大東亜戦争を戦った後、あれだけの敗北をした後、19年後に東京五輪を成し遂げているんですよ。
今から19年前何があったか。ちょうど平成の御代が始まった直後ですが、どんどんどんどん日本はひどい状況になっていった。何も私はできていない。これは私自身、自戒を込めて言っています。
せめて、戦前の日本人の気概と誇りを取り戻せれば。
今日本の情報空間をゆがめている、たとえば、従軍慰安婦の問題とか、それを各自治体が議決しようとしたり、そういう状況が起きている。また秋に誕生するかもしれないといわれてる民主党政権では、またそういったものを蒸し返していくような法案がどんどんどんどん基本政策の中にはいってくる、というような状況の中で、さきほど私が申し上げた、1年前の長野の聖火リレーの出来事というのは、それをまさに裏付ける、そういった非常に危機的な状況に日本人が置かれているということなんです。
この自覚をもって、そして戦前の日本人がもっていた気概と、それとアジアを愛する気持ち、各民族を愛する気持ち、それを取り戻して、思い出して、立ち向かっていかなければ、ウイグルの解放もチベットの解放も、そして台湾の独立と安定も、守ることはできないし、アジアの安定を守ることは決してできない、ということを今ここで申し上げたいと思います。
最後に余談になりますが、これはまだ誰にも言ったことがなかったんですが、家紋ってありますよね。小学校のときから不思議だったんですが、お墓にいくと、桶に家紋があって、どういうわけか家のは、徳川家や毛利家などよくあるような家紋と違ってたんですね。
あるとき気がついたんですが、後ろの掲げてあります東トルキスタンの国旗、トルコの国旗もそうですね。この月と星が家の家紋なんです。
これは何かの因縁めいたものを感じざるをえない。これは前から誰かに言おうと思ってて、言ったことはなかった。イリハムさんにもペマさんにも言ったことがなかったんですね。
トルコや東トルキスタンの国旗は、月と太陽だと思います。この月と太陽の太陽が、東の方に飛んでいって、大きくなったのが日の丸なわけですね。
そう考えるとトルコと日本のつながり、民族的なつながりということもあります。チベット人と日本人の遺伝子のこともよく言われましたけれども、言語の問題、どうもやはり関係がある。
トルコと日本は有名な、エルトゥールル号という明治時代の軍艦が沈んだとき、和歌山県の住民が必死に助けたという話があって、それはトルコの教科書にも載っている。今でも載っているから、日本人のことをトルコ人はそういう意味で知っているわけですね。ところが日本の教科書は、全然そんなことは書いていない。という今の状況があるわけなんです。
今、ネットをやっている方はご存じだと思いますが、中国のある地方都市のレストランで、問題になっている出来事があるんですが、わかりますか。
そこに掲げてある看板ですね。「犬と日本人は入るべからず」
実はこれは2,3年前から、そのレストランは掲げてあったんですね。
それはなぜか今急に話題になっているのは、支那のネットで話題になったからです。一般的な既存メディアはかなり批判的にそれを書いていたらしいんですね。
日本人を差別する民族感情を煽る、非常によくない差別的な行いだと批判的な論調でそのレストランのことを報道したら、現在支那のインターネットの掲示板の中ではまったく逆で、7割ぐらいがそのレストランを支持している、という状況が起きているということです。
これは私たちは客観的にちゃんと受け止めなければいけないと思います。
昔、上海の租界に、「犬と支那人は入るべからず」という標語があって、それは白人の列強がそういう標語を立てたという事実もあって、それを何十年か経って、意趣返しして、現在あるレストランが「犬と日本人は入るべからず」という標語を立てているわけです。
青山さんがおっしゃったヨーロッパでの民族紛争、冷戦崩壊後に起きたものが、アジアではもっと危険であるとおっしゃったことはまさにその通りで、今、私が紹介したレストランの話、これが象徴しているわけです。
それと実は今日の渋谷で拉致事件に関して、一般の人たちが署名活動をやっていましたが、そこに家族会の人たちも行きました。
ただ、今ほとんど関心を呼ばなくなってしまっている。
ですから、ここに来た方々は、ウイグルを心配し、チベットを心配する方々が多いんですが、と同時に、日本人も心配してほしい。
それがなければ、ウイグルを心配することもできないんです。
なぜ今拉致のことを申し上げたかと申しますと、実は来年、日韓併合百年ということで、そのためのプレキャンペーンがもういやというほど行われているんですね。
今日の夜、今、NHK、ETV、第三チャンネルで、日本と朝鮮半島2000年の歴史というシリーズものの3回目か4回目がオンエアされています。
そういう中で、民族感情がいびつな形であふれている。それは日本に対しての朝鮮民族のまさに、怨念とでもいった、呪詛に近いようなものがあるという事実。それと、支那人の非常に差別的な他民族に対しての感情。それは、先ほどのお店の話とつながってくるわけです。
最後に一言、私は支那という言葉を使っていることをご説明します。
中には、よくわからない方が、昔の差別語を使うとは、単なるバカじゃないか、とか言う人もいるんですが、まったくそうじゃなくて、中国と言う言葉はまさに中華思想、華夷秩序を表す言葉であって、逆に、支那を中心とした周囲の他の民族に対する蔑視を肯定することになるから、私はなるべく中国という言葉は使わないんです。
歴史的にチャイナは支那であり、支那の一番のポータルサイトは.sina.comなんですね。
ですから、支那といって別に侮蔑的な言葉として使っているのではなく、歴史的な背景から使っています。場合によっては、中国共産党と表記するし、それはそのときどきに応じて使い分けているというわけです。
つづく
その1 その2 その3 その4
その5 その6 その7 その8
我々日本人はウイグルや
チベットをもっと支援すべきだ
という方はクリックを↓↓↓
日本ウイグル協会のサイトによると、広島、長崎で、それぞれの原爆投下の日に集会を行うようですよ。メディアが取り上げてくれるといいのですが。
http://uyghur-j.org/news_200908_hiroshima.html
貴ブログでテープ起こしをしている内容を私のブログで引用させて頂きます。よろしいでしょうか?
その際はトラックバックも送らせてもらいますのでよろしくお願いします。
わずか19年で……。21世紀の日本人も奮起して底力を発揮しなければ、と思います。もちろん先生方のご発言内容の著作権は私にはありませんので、どんどんお使いください。西村さんが以前コラムで書かれた「クンドゥン」の話、日本に存在する情報封鎖システムの話は今も強く心に残っています。
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千葉県在住