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日本はチベットから多くのことを学ぶことができる。優れた精神文化や深い歴史からだけではなく、中国に支配された経緯と命がけの抵抗運動から、我々が多くのことを学ぶべきだ。チベットが自由になるということは、日本が自由になるということだ。――このサイトの趣旨にご賛同いただける方は、サイト内の文章をご自由にご利用ください
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http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/70/ のつづき

 
中国民主団結連盟の王進忠氏からのメッセージ

(漢語の手紙なのでイリハム氏が代読)
チベット、モンゴル、ウイグル、三民族、真の多民族共生シンポジウムのみなさん、こんにちは。
王です。今回のシンポジウムが成功することを心よりお祈りしています。私はアメリカで開催される中国民主化国際会議に参加するので、今回のシンポジウムに参加できず、非常に残念です。今回私は、日本ウイグル協会会長のイリハム・ムハマティ氏のお願いして、みなさんに私の心の中の敬意を表します。今日のテーマは、真の多民族の共生を考える、ですが、私は民族対立はすべて中国、中共政権の独立体制の結果だと思います。真の民族の共生、宗教の自由は、中国が民主化されればできることです。ですから、私は、中国の民主化のために活動する漢民族の一人として、皆様の理想を問う事業を理解し支持します。みなさん、共にがんばって、真の多民族の共生を実現しましょう。

王進忠
 


決議文

チベット・南モンゴル・ウイグル 三民族連帯シンポジウム

真の多民族共生を考える

私達は本日、東京にて、「真の多民族共生を考える、チベット・モンゴル・ウイグル三民族連帯シンポジウム」に参加した。ここで訴えられた三民族の現状は、現中国共産党の一党独裁体制のもと、民族独自の言語、歴史伝統、文化が破壊され、当然の権利である民族自決権を主張しただけでテロリストと見なされて弾圧を受ける、まさに民族浄化政策と呼ぶべき暴政の支配下にあることが判明した。

しかも、中国共産党政府は、これら民族の生活圏環境を徹底的に破壊し、民族は固有の生活伝統を維持できないだけではなく、核実験によるおびただしい人的災害を引き起こしている。かつて東西文明の豊かな交流をもたらしたシルクロードは、今や核汚染の危機に晒されているのだ。この事態は特にウイグルにおいて顕著であり、未来の子ども達への二次災害の恐れも危惧されている。

私達は、この残酷な悲劇の根源は中国共産党政権の独裁体制にあるものと見なす。中国共産党政権は、言論の自由、結社の自由、民主主義の確立、そして民族自決権を承認し各民族の独立権を認めない限り、最早政権の座に留まることは許されない。そして、この様な民族浄化政策や環境破壊政策を国是とする中国は、国連の安保理常任理事国としての資格はなく、国際社会は速やかに中国共産党政権に対し抗議と制裁の意志を示すべきである。

そして、自由と民主主義の価値を尊重し、民族自決権を歴史的に当然の権利と考え、かつ世界の環境改善に力を尽くす意志を持つ我が日本国政府並びに日本国民は、隣国中国で繰り広げられているこの現状を座視することは許されない。私たちは中国政府及び日本国政府に対し、以下のことを要請する。

中国共産党政権は一党独裁体制をやめ、言論の自由、結社の自由、民主主義の確立、そして民族自決権を承認せよ。
中国共産党政権は核汚染の恐れのある核実験を全面停止し、国際的な調査団による汚染状況の調査と適切な措置を受け入れよ。
日本国政府は、中国政府が上記2項目の姿勢を実行する事を求め、その実行なき場合は、対中経済支援の即時停止、中国に対する経済制裁などで抗議する姿勢を示せ。
日本政府は中国共産党政権の民族浄化政策に抗議し、同時に独立運動や人権運動を積極的に支持し、また彼らの政治亡命を受け入れよ。

私達参加者一同は以上のことを決議し、三民族ならびに、彼らの民族自決権を認める全ての心ある中国国民、そして国際社会と連帯して戦い抜くことをここに誓う。
 

2008年10月18日 三民族連帯シンポジウム参同者一同

 


3民族連帯シンポジウムへのメッセージ

高田純 理学博士 核爆発災害研究
放射線防護情報センター代表、放射線防護医療研究会代表世話人
札幌医科大学物理学教授 第19期日本学術会議研究連絡員

 チベット、南モンゴルそしてウイグルの3民族連帯シンポジウムに集まられたみなさん、こんにちは、高田純です。在日の3民族のみなさんと、これら3民族を支援する心ある日本人のみなさんが、本日、拓殖大学のキャンパスに集まられたことは、大きな歴史的意義があると思います。日本とシルクロードでつながるアジアのこれら3民族の大いなる危機を、私たち日本人は見過ごすわけにはいきません。

 私は、今、中国が楼蘭の遺跡の近くでおこなったメガトン級の大型核実験による災害の研究報告をするために、南米ブエノスアイレスに向かう途中です。4年に一回開催される国際放射線防護学会が、明日19日、現地で始まります。
 そうです、みなさんが心を痛めたオリンピックと同じ都市に開催される会議にタイミングを合わせて、私は、中国の核実験災害の研究成果をまとめたのです。研究の始まりは、2000年のカザフスタンの中国国境の町の放射線影響調査でした。ロプノル核実験場から1000キロメートルも離れたカザフの町に、少なくとも2度、健康被害が心配されるほどの核の砂が降ったのでした。
 日本は、「唯一の被爆国」ではありません。カザフスタンは、核実験の被災地でした。マーシャル諸島もそうです。ウイグルの地で強行された総核爆発22メガトンは、ソ連がセミパラチンスクで実施した実験威力よりも大きく、一発の威力としては、中国の方が10杯も大きな核爆発だったのでした。私の計算では、中国の核実験から放出された核の砂により、148万人以上が死傷していると推定しています。
 日本は唯一の核爆発被災国ではありませんが、最初に広島と長崎が被災した国です。日本の科学者は、アジアで生じた核実験災害に対して眼をつぶっているわけにはいきません。この核実験災害の影響は、ウイグルの地、チベット、モンゴル、そして実施国の中国西域にも及んでいるはずです。日本人の多くが、これら地域の核被災者へ手を差し伸べる人道的な心を持っていると信じています。現中国政府には、是非とも人道的姿勢で、この問題に取り組んでほしいと、私は強く願っています。中国政府は核実験災害の事実を、3民族をはじめ、中国国民に開示すべきです。そして、現在も続く発がんなどの健康被害の救済に対して、中国政府は人道的姿勢を示すべきです。みなさん、そう思われませんか!
 私は、核災害研究の専門科学者として、世界各地を調査してまいりました。中国の核実験も例外ではありません。世界で最も不透明で、恐らく世界で最も危険な実験がシルクロードの地で行われました。私は、昨日すなわち10月17日にワシントンDCを訪れ、この中国の核実験災害について、世界ウイグル会議総裁ラビア・カーデルさんと会談しました。それは、中国の核実験で最も酷い被害を受けたのがウイグルの人々だったからです。
 今回の3民族連帯シンポジウムで採択される、中国政府および日本政府に対して要請する決議案を支持いたします。ありがとうございました。

2008年10月18日
高田 純
 

 


 

管理人コメント

高田先生のような物理の専門家が、このような政治的な問題に対して、強く中国に主張をしてくださったことは、非常に心強く感じました。高田先生は将来歴史に名前を残すと思います。

印象に残ったのは、セイット・トムトルコ氏のお話。
「(将来中央アジアの国々に災厄をもたらすであろう)ロシアと中国という二つの大国と戦って勝ったのは、アジアでは唯一日本だけなのです。でも、私たちにはちょっと理解できないのですけれども、現在、このすばらしい国が、アジアで行われている蛮行に対し、なぜか正義の声をあげなくなっています。しかし、そのような先祖をもつ日本人は、必ずや再びアジアの全ての民族と連帯して、正義の力でこのアジアに平和をもたらす、と私は信じております。」と、日本に対する期待を述べていました。
以前シンポジウムのために来日した、ダライ・ラマ法王の次兄ギャロ・トゥンドゥプ氏も「日本こそ、チベットの問題を解決するために、アジアをもっともっとリードしてほしい」とおっしゃっていた、と西村幸祐氏が話していました。
彼らは外国に圧力で右往左往する日本の現状を知りつつも、そのように日本対して強く期待してくれている。我々は、彼らの期待に応えることが可能な政治状況を実現するために、何とかしなければいけないと思います。それは彼らのためというよりむしろ日本人の将来のために必要なことです。でなければ、彼らの痛みを将来日本人が味わうことになるでしょう。

それから、初耳だったのは、セイット氏が話していた、中国当局が、ウイグル民族浄化の手段としてエイズウイルスを利用しているという話。古代から病死体をカタパルトで敵の城に投げ込んで伝染病を流行らせるとか、北米でも白人たちをもてなした原住民にお礼といって、天然痘感染者の毛布をプレゼントしたりしていたので、今の中国なら、そういうことをやっていてもおかしくない。医療機関がそれに関われば、簡単に感染させられる。少なくとも、生物兵器のテストに他民族を間違いなく使っているでしょう。

他にもダイチンさんが書かれた「生き残るための選択-独立への道」という資料や、司会の小林先生が翻訳された「曲がり角のチベット:春の決起と中国の新たなる取り締まり」(International Campaign for Tibetの報告)、それから「東トルキスタン(ウイグル)について」という資料が会場で配布されましたが、こういう資料はネットでバンバン公開していただければと思います。私も、時間ができ次第、短く編集して別のサイトで公開しようかと思っています。




ダイチンさん難民認定支援署名にご協力を!
(1)PC
http://www.shomei.tv/project-160.html
(2)モバイル
http://www.shomei.tv/mobile/project.php?pid=160&sessid=91ab32f302a26fb1faaa95b04d6fbc4c


中国政府のチベット人に対する不当な拷問に対する抗議への
オンライン署名にご協力ください!
 

(1)PCサイト
http://www.shomei.tv/project-101.html 
(2)モバイルサイト
http://www.shomei.tv/mobile/project.php?pid=101


チベット・南モンゴル・ウイグル3民族連帯シンポジウムおよびデモ
http://3natioco.web.fc2.com/


在日の3少数民族訴え  北京五輪後に弾圧強化(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008101902000091.html
チベット・モンゴル・ウイグル3民族連帯シンポジウム(産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/081023/chn0810232006003-n1.htm


 



他に次の2点が、高田先生の著書でお薦めのもの。
核爆発災害―そのとき何が起こるのか (中公新書 1895)
世界の放射線被曝地調査―自ら測定した渾身のレポート (ブルーバックス)




 

チベット、ウイグル、南モンゴル問題は
日本の問題でもあると思う方
彼らを侵略している中国を支持する政治家を落選させたい方
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