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http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/74/ のつづき
我が国の公教育は、生温い、ぬるぬるした液体の中に子供たちを長年つけ込んで培養し、足腰の立たない人間に育てることを目的としているかのようだ。
だが、私立の教育の方はまだ希望がある。
下の画像は、今年の中学入試の模試の試験問題(つまり小学生が受ける試験)だが、チベットの位置、チベットの宗教、ダライ・ラマ法王、今年3月のチベット・ラサの蜂起や、パリでの聖火リレー妨害まで問題に出ているのだ。
今現在、国際社会で起きていることに目を向けさせる教育は、小学生のうちからやっておいた方がいいと思う。
日本の公教育の立て直しを切望される方は
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http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/73/ のつづき
前の日記で、社会科の教科書が韓国寄りであることを示したが、影響を受けているのは、社会の教科書だけではなかった。
算数の教科書で、韓国系企業ロッテの「コアラのマーチ」が宣伝されている!!!(新編 新しい算数 小学6年生下・東京書籍)
コアラのマーチは最近複数の国で、メラミンが検出され話題となっているロッテの人気商品だ。
全国の何十万人かの小学生がコアラのマーチのCM入り授業を受けるのだから、この広告効果は金額にすればかなりのものだろう。
そういえば、以前、東京消防庁の火災予防ポスターに、韓国の消防士が主人公の映画のシーンが使われたことがあったが、映画の公開に合わせて17万枚が貼られたそうだ。
http://www.oricon.co.jp/news/confidence/35494/
http://ameblo.jp/worldwalker2/entry-10017331700.html
我が国では、政府の役人や政治家、総理大臣まで、ハニートラップやマネートラップのターゲットになり、国民の意識と乖離した親中親韓政策であふれかえっていることを考えれば、この手の現象は他にもたくさんあるのだろう。
下の写真も同じ算数の教科書だが、韓国がアメリカや中国より先にきている。
(これは日韓中で発音の類似がわかりやすいようにするためかもしれないが)
強制連行や従軍慰安婦、創氏改名など、嘘で塗り固められた日韓の歴史問題。その嘘を指摘することさえ許されない風潮が続いてきたが、その一要因に子供たちの教科書の汚染がある。子供たちは、嘘を信じやすいように教育され、そういう人間が今も大量生産されているのだ。
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たまたま小学校6年生の社会科の教科書を見る機会があった。
(新編新しい社会 小学6年生下・東京書籍)
パラパラ読んでいると、驚くべき記述に目がとまった。
「日本でも人気の焼き肉は、朝鮮半島の料理です。」
この表現だと普通、「焼き肉の起源は朝鮮」という意味に取れる。この「焼き肉」が、我々が一般に想像する、薄切り牛肉を網で焼いて「焼き肉のタレ」につけて食べる「焼き肉」を指しているとすれば、それは日本が起源である。だから、この記述は間違いである。なぜこれが教科書検定を通ったのか。
本当の焼き肉の歴史
http://konn.seesaa.net/article/7113057.html
wiki 焼き肉
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%BC%E8%82%89
焼き肉の起源は? 教えてgoo
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2266405.html
その「焼き肉」ではなく、単に肉を焼いたものという意味なのだろうか。だとすると、北朝鮮で発見されたという世界最古の原人「黒い山葡萄原人」が世界で初めて肉を火にかけたということを言っているのかもしれないが(言っているはずはないがw)、それでは北朝鮮の教科書になってしまう。
「朝鮮かるた」より
全体的な印象だが、韓国を特に好意的に紹介する記述が目立つ。中国、アメリカは2ページで紹介しているが、韓国には4ページ使っている。
マスコミの報道でも、朝鮮人、韓国人の犯罪は、朝日新聞が在日を日本人名で報道するという異常な慣例を含め、控えめに報道したり、まったく報道しない傾向が強い(第18光洋丸事件参照)。まだ中国人の犯罪の方が報道されている。戦前戦中を描いた映画やドラマでも、たいてい韓国人は善良な犠牲者として描かれる。
それと同様の傾向が、小学生の教科書にも及んでいたのだ。
「日本の食べ物や習慣には、中国から伝わったものがたくさんあります。」
「中国は、今、急速に経済を発展させ、世界から注目されています。」
「(韓国では)自動車工業や半導体など、近代的な産業が発展しています。」
「漢字や仏教は、中国や朝鮮半島から伝えられたものだったね。」
このように、日本は中国と韓国から多くのものを教えてもらったこと、今、中国も韓国も経済が発展していることを教えているが、中国や韓国の経済成長の背景には、日本の資金、経済、技術援助があったことにはまったく触れられていない。中国では日本から多額のODAを受けていることを教えていない、という批判があるが、驚いたことに、日本でも教えられていないのだ。子供たちの親、祖父母が納めた税金が、どのように使われているのか、それを教えるよい機会なのだから、積極的に教えるべきだろう。
自分の国の文化や伝統を理解するいっぽうで、おたがいの文化や伝統を理解し合い、差別やへん見なく交流することが、世界の人々と手をつなぐ一歩です。
「みんなが相手の言葉に耳をかたむけることができる世界にしたいね。」
「相手を理解するためには、相手の言うことをよく聞かなくてはだめだね。」
「自分の考えを相手にわかりやすく話す努力も大切だよ。」
幻想的な世界観に基づいた教育と言ったらいいのだろうか。リアルな世界を教えずに、理想化した世界を教えている。これは「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」という日本国憲法の理念に基づいているのだろうが、明らかに現実にそぐわない。
隙あらば相手のものを奪おうとする国、他民族の文化や伝統の根絶に今もなお力を注いでいる国が存在し、この教科書で述べられているような態度で外交にあたり、そういう問題のある国のいいなりになっているのが我が国である、という現実を顧みれば、ここで子供たちが述べている話はナンセンスそのものである。
子供たちに、日中、日韓の歴史的関係を教えるだけでなく、日中、日韓間で係争中の問題やそれを招いた原因を教えなければ、リアルな問題意識をもつことができないだろう。
なお、この教科書シリーズの「年間指導計画作成資料」を見ると、江戸時代の鎖国中の外国との交流は「朝鮮通信使」を重視しているようだ。重要なのはオランダだろうに。
以上、公立学校の教育はお先真っ暗、というお話でした。
韓国起源についてのおまけ
最近、「漢字の起源は韓国」「漢方薬は韓方薬」「孔子は韓国人」等の起源主張で中国人の怒りを買っている韓国人だが、中国人も次の主張を聞いたら、怒る気力もなくなるのではないか。
人類発祥の地は朝鮮
地球の生命体の起源は朝鮮
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今日、両国国技館で行われた、
ダライ・ラマ法王来日講演
心の本質は光
よみがえれ 美しき日本の心
めざそう 世界貢献
を聞いてきました。内容をご紹介します。私のメモ書きがが、翻訳された方の流暢な日本語の速度に追いつけず、走り書きで読めない部分も多かったので、表現がおかしい、あるいは不正確なところもありますが、それは私のせいです。とくに光明の心のお話の部分はかなりメモが抜けています。正確な法王のご発言については、いずれ発売されるDVDをご覧下さい。
皆様お忙しいのに、私の話を聞くことが大切だと考えて、お越しいただいてありがとうございます。
私が特別な人間で、特別な力があり、特別なことを教えてもらえると思っている方、それは違います。私にはそんな力はありません。
私にある種の超能力、ヒーリングパワーがあると思って来た方がいるかもしれませんが、私はそのようなパワーの存在には懐疑的です。そんなパワーがもっている方がいるのなら、私は手術などせずに胆石をとってほしかった。でも、そんなことは不可能でナンセンスでしょう。
分析して根拠のあるもの、証拠に裏付けられたものだけを受け入れなければなりません。
釈迦尊自身、人は教えを選択して受け入れる権利があると語っています。
教えを眼暗滅法信じるのではなく、正しいと思ったことを信じるということです。
実際に、ある種の人は、超能力があると言って、人を騙します。気をつけるべきです。
私ははっきり言えば、ただ一人の人間であり、一人の仏教徒であり、釈迦の弟子の一人でしかありません。ごく一般の常識に基づいて、お話ししています。
今日は3つのセクションのお話をします。
1.世俗の倫理観―日常の次元のお話です。
2.心の本質―仏教的概念に基づいてお話しします。
3.質疑応答
すべての命は、二つのレベル(物質的・精神的)の幸せと苦しみがあります。そして幸せを求めない人はいません。物質的にはある程度のレベルに達しているが、それでも貧乏は存在する。悲しいことだが、社会的貧富、国家間の貧富の差がある。貧しい人は弱い立場に立たされる。
きのう九州の女子高で、バングラディシュから来た生徒が、「日本にいると誰もが幸せで、そんな日が、明日も、その次の日も続くと考えてしまいます。でも、国に帰ったとき、4才の女の子が私に物乞いをしてきました」と話していました。
日本は物質的向上はめざましく、今日と同じように明日がくると思っています。
しかし、多くの人が精神的な問題を抱えています。落胆、自殺、心に病を抱えた人がますます増えています。
物だけでは人間は幸せにはなれません。
肉体的には快適でも、精神的に快適な生活は得られるとは限りません。
私たちは様々な精神的困難に直面した場合、精神的レベルで解決すべきです。物質では解決しません。
ある物質に、ある種の物質を与えることで、物質は変化します。
色にしても植物にしてもそうです。
精神についても同じことが言えます。
心配事をなくすには、なぐさめを与えるような考えを取り込むことです。
様々な感情は物質では変えられません。
ある種の感情を軽減する場合、相対する心をはぐくむことです。
憎しみの心は、「憎しみがなくなりますように」とお祈りしても、瞑想してもなくなりません。
優しい思いやりの心をはぐくむことで、憎しみを減らすことができます。
恐れ、恐怖は勝手にはなくなりません。
その相手に信頼感をもつことで、恐れるにたるものではないことが理解できます。
厭世的な考えは、楽天的な考えで取り除くことができます。
大切なことは、何事も調べてみることです。
健康の場合、何が健康に役立つのか調べて、役立つと思うものを取り入れることです。
そして、害すると思うものはとらないことです。
同じように、精神についても調査しなければなりません。
どういう感情が役に立ち、どういう感情が損なうのか、ということをです。
慈悲、愛、平穏、平和は、心の健康が維持されます。
怒り、憎しみ、嫉妬、恐怖は、心の健康を害します。
「慈悲心をはぐくむことは身体によい」ということは科学で明らかになっています。免疫機能が高まるのです。逆に、怒りや憎しみは、免疫機能を低下させます。
心の平和と肉体的健康を維持するのに、慈悲心は大きな影響を持っています。
これらのことは、宗教的な観念ではなく、日常生活を分析すればわかることです。
怒りや憎しみは、ある程度は、生き延びるために必要なものです。生存の妨げとなるものを排除するために、生物学的にある程度は必要です。
怒りは、嫌なものを排除しようという機能を発揮しますが、極端にそれが強くなると、危険をもたらします。
現実を現実的な眼で見ることができなくなるのです。
「敵」と言われるものは、永遠の敵ではありません。すべての感情は不変ではありません。
破壊的感情も永遠に存在するわけではありません。
極端な破壊的感情により、非現実的なもののとらえ方をして、非現実的な行動をしてしまいます。
ですから、怒りなどの破壊的感情の限度を理解しなければなりません。
2,3年前にストックホルムで80代の米国人の心理学者からお話を聞きました。
人間の心が完全に、怒りや憎しみに支配された場合、多くのものを悪く認識してしまうが、実際はその90%は誇張だと言います。
仏教経典にも同じことが書かれています。「破壊的感情により正しい心の働きが阻害され、すべてが誇張される」と書かれています。
朝起きたとき、今日1日平和に過ごしたいと、皆が思っています。しかし現実には次々と悪いことが起きます。
私たちにはリアリティーの把握が欠けています。破壊的感情が、現実を誇張し、現実を見えなくしています。
たった一つの角度からしか対象物を見ていないのに、正しく理解していると思っているのです。
あらゆる物は相対的な存在です。
人差し指と中指と薬指を見ると、中指が長いと考えますが、これは相対的な判断です。
すべての善し悪しは相対的なものです。
現実を正しく把握するには、あらゆる角度から見ることです。
そうすると実際の姿を現実的に捉えることができます。
そして、現実的アプローチをとることで、正しい解決ができます。
間違った現実認識では、正しい解決ができません。
私自身、最近、胆石の手術をしました。手術は複雑なものとなり、普通は20分ぐらいですむのですが、3時間ぐらいかかりました。しかし、快復はとても早く、担当医は非常に驚いていました。
自分は特別なのかなと思いましたが、精神の状態が平穏なので快復が早かったのでしょう。そのような精神的状態は免疫機能、快復機能に大きく役立ちます。私自身の体験から、そのことは保証できます。
皆さんも慈悲の心を持続的にもち、心のバランスがとれれば、平穏で静かになり、ストレス、不安、心配がどんどん減少していきます。
精神安定剤を摂る必要もなくなり、その人の人生も幸せになっていくでしょう。
すべての変化は個人から作り出されます。一人の人間が幸せになれば、家庭が平和になり、国、世界が平和になるでしょう。
私たちは愛と慈悲の心の種をもっています。
それは生きるために必要だからです。
新生児は母と接触する時間が多いと、脳の発達がすばらしいそうです。母の愛情に包まれることが、脳の発達に大切だということは科学的に証明されています。
肉体的だけではなく、愛情に包まれた家庭に育てば、優しい人に育ち、幸せな人生を歩めます。
物質的裕福さより、愛情に恵まれることが重要です。
我々はすべて母から生まれたのですから、本来的に愛と慈悲の心を持っていることは確かです。
ですから、他の人に対する愛と慈悲の心を持ってください。
心について。
仏教や古代インド哲学で詳しく説明されています。
意識には6種類ありあます。五感と意識作用です。
心の感情がどのように機能するのかということが、細かく分類されています。
主な心の意識は中立的です。
他の意識により、よい感情に変わったり、破壊的感情になります。
一人の人が、ある対象物を見ているとき、愛と怒りを同時に持つことはできません。
しかし、ある時には愛を、ある時には怒りを持つことはできます。
普段は中立的な意識が、愛や憎しみが生じたときに、そちらに変わります。
「光明の心」というのは私たちの心の本質です。光り輝くような心です。
それを土台として、感情が表だって出てきます。
光明の心は水のようなもので、コップ1杯の泥水の中には、清んだ水は存在しますが、一時的に泥が混じっています。光り輝く清らかな心の本質は常にそこに存在しています。
【管理人註】
質問は5人が質問し、一人はモンゴル人の女性で英語で直接対話されていた。
二人目の質問者は柔道北京五輪金メダリストの石井選手だった。その質疑だけ再現します。
石井選手
自分は大きな転機にさしかかっていて、自分の中ではどうしてよいかわからない状況にあります。いろんな人がアドバイスをしてくれますが、最後は自分が決めた方がよいのか、長いものに巻かれた方がよいのか、どちらだと思いますか?
ダライ・ラマ法王
たくさんの方からアイデアを取り入れるのも大切ですが、仏教の考えでは、究極的には自分で分析して、考えて、判断することが大切です。自分で判断された方がよいでしょう。
【管理人コメント】
開演が少し遅れて2時15分くらいから始まり、4時40分頃に終了した。
来場者の男女比は1:6ぐらいで圧倒的に女性の方が多かった。ダライ・ラマの包容力が大きさが女性に圧倒的な支持を得ている理由だと思う。ダライラマ法王はいままで映像でしか拝見したことはなかったが、これまで見てきた通りの、とても茶目っ気のある方で、何度も会場から笑いを誘っていた。
最後に花束贈呈があり、早稲田大学の石濱教授、松原仁議員、民主党の牧野聖修氏、下村満子氏などが法王に花束を贈呈していた。
そういえば、朝日ニュースターの「パックインジャーナル」という番組で、下村満子氏がチベット問題を熱く語っていたことがあったのを思い出した。司会の愛川欣也氏には流されていたが、彼女はチベット問題には相当熱心なようだ。
ダライラマ法王の「物事を多角的に捉えて現実を正確に認識しなければ、正しい行動はできない」というご発言は、開演前に会場で読んでいた「諸君!」の西尾幹二氏の発言と同様だったので、印象的だった。西尾氏は「雑誌ジャーナリズムよ、衰退の根源を直視せよ」で、西尾氏の皇室に対する問題提起に対して、皇室自由派と皇室伝統派から非難されたが、どちらも東宮家の危機という現実を一切見ず、絵に描いたようなわかりやすい固定観念に執着している、彼らにとって現実はどうでもよく、自分たちの観念や信念が大切なのだ、と指摘していた。
ダライ・ラマ法王のご説明は、極めて常識的な内容で、反論する人はまずいないと思うが、その極めて当たり前なことを再認識する機会を与えていただいたことを感謝したいと思う。
自分の身の回りのことや関心のあることに法王のお話を当てはめて考えてみると、世界が違って見えてくると思う。
それにしても石井選手、二週間の間に、天皇陛下とダライ・ラマ法王からお言葉をいただくとは。そういう人はこれまでいなかったかもしれない。
マスコミの注目の的である石井選手がダライ・ラマ法王に、注目されている話題について質問したのだから、大きく取り上げてくれればいいのだけれども……。
最後に豆知識。国士舘の舘旗とチベット旗はちょと似てる。
国士舘はチベット問題について学生にどのように教育しているのだろうか。
http://bbs.avi.jp/photo/66649/7400534
ダライ・ラマ14世:石井慧選手が進路選択を相談
http://mainichi.jp/select/today/news/20081107k0000m040081000c.html
チベット問題は日本の問題でもあると思う方
彼らを侵略している中国を支持する政治家を落選させたい方
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中国民主団結連盟の王進忠氏からのメッセージ
(漢語の手紙なのでイリハム氏が代読)
チベット、モンゴル、ウイグル、三民族、真の多民族共生シンポジウムのみなさん、こんにちは。
王です。今回のシンポジウムが成功することを心よりお祈りしています。私はアメリカで開催される中国民主化国際会議に参加するので、今回のシンポジウムに参加できず、非常に残念です。今回私は、日本ウイグル協会会長のイリハム・ムハマティ氏のお願いして、みなさんに私の心の中の敬意を表します。今日のテーマは、真の多民族の共生を考える、ですが、私は民族対立はすべて中国、中共政権の独立体制の結果だと思います。真の民族の共生、宗教の自由は、中国が民主化されればできることです。ですから、私は、中国の民主化のために活動する漢民族の一人として、皆様の理想を問う事業を理解し支持します。みなさん、共にがんばって、真の多民族の共生を実現しましょう。
王進忠
決議文
チベット・南モンゴル・ウイグル 三民族連帯シンポジウム
真の多民族共生を考える
私達は本日、東京にて、「真の多民族共生を考える、チベット・モンゴル・ウイグル三民族連帯シンポジウム」に参加した。ここで訴えられた三民族の現状は、現中国共産党の一党独裁体制のもと、民族独自の言語、歴史伝統、文化が破壊され、当然の権利である民族自決権を主張しただけでテロリストと見なされて弾圧を受ける、まさに民族浄化政策と呼ぶべき暴政の支配下にあることが判明した。
しかも、中国共産党政府は、これら民族の生活圏環境を徹底的に破壊し、民族は固有の生活伝統を維持できないだけではなく、核実験によるおびただしい人的災害を引き起こしている。かつて東西文明の豊かな交流をもたらしたシルクロードは、今や核汚染の危機に晒されているのだ。この事態は特にウイグルにおいて顕著であり、未来の子ども達への二次災害の恐れも危惧されている。
私達は、この残酷な悲劇の根源は中国共産党政権の独裁体制にあるものと見なす。中国共産党政権は、言論の自由、結社の自由、民主主義の確立、そして民族自決権を承認し各民族の独立権を認めない限り、最早政権の座に留まることは許されない。そして、この様な民族浄化政策や環境破壊政策を国是とする中国は、国連の安保理常任理事国としての資格はなく、国際社会は速やかに中国共産党政権に対し抗議と制裁の意志を示すべきである。
そして、自由と民主主義の価値を尊重し、民族自決権を歴史的に当然の権利と考え、かつ世界の環境改善に力を尽くす意志を持つ我が日本国政府並びに日本国民は、隣国中国で繰り広げられているこの現状を座視することは許されない。私たちは中国政府及び日本国政府に対し、以下のことを要請する。
中国共産党政権は一党独裁体制をやめ、言論の自由、結社の自由、民主主義の確立、そして民族自決権を承認せよ。
中国共産党政権は核汚染の恐れのある核実験を全面停止し、国際的な調査団による汚染状況の調査と適切な措置を受け入れよ。
日本国政府は、中国政府が上記2項目の姿勢を実行する事を求め、その実行なき場合は、対中経済支援の即時停止、中国に対する経済制裁などで抗議する姿勢を示せ。
日本政府は中国共産党政権の民族浄化政策に抗議し、同時に独立運動や人権運動を積極的に支持し、また彼らの政治亡命を受け入れよ。
私達参加者一同は以上のことを決議し、三民族ならびに、彼らの民族自決権を認める全ての心ある中国国民、そして国際社会と連帯して戦い抜くことをここに誓う。
2008年10月18日 三民族連帯シンポジウム参同者一同
3民族連帯シンポジウムへのメッセージ
高田純 理学博士 核爆発災害研究
放射線防護情報センター代表、放射線防護医療研究会代表世話人
札幌医科大学物理学教授 第19期日本学術会議研究連絡員
チベット、南モンゴルそしてウイグルの3民族連帯シンポジウムに集まられたみなさん、こんにちは、高田純です。在日の3民族のみなさんと、これら3民族を支援する心ある日本人のみなさんが、本日、拓殖大学のキャンパスに集まられたことは、大きな歴史的意義があると思います。日本とシルクロードでつながるアジアのこれら3民族の大いなる危機を、私たち日本人は見過ごすわけにはいきません。
私は、今、中国が楼蘭の遺跡の近くでおこなったメガトン級の大型核実験による災害の研究報告をするために、南米ブエノスアイレスに向かう途中です。4年に一回開催される国際放射線防護学会が、明日19日、現地で始まります。
そうです、みなさんが心を痛めたオリンピックと同じ都市に開催される会議にタイミングを合わせて、私は、中国の核実験災害の研究成果をまとめたのです。研究の始まりは、2000年のカザフスタンの中国国境の町の放射線影響調査でした。ロプノル核実験場から1000キロメートルも離れたカザフの町に、少なくとも2度、健康被害が心配されるほどの核の砂が降ったのでした。
日本は、「唯一の被爆国」ではありません。カザフスタンは、核実験の被災地でした。マーシャル諸島もそうです。ウイグルの地で強行された総核爆発22メガトンは、ソ連がセミパラチンスクで実施した実験威力よりも大きく、一発の威力としては、中国の方が10杯も大きな核爆発だったのでした。私の計算では、中国の核実験から放出された核の砂により、148万人以上が死傷していると推定しています。
日本は唯一の核爆発被災国ではありませんが、最初に広島と長崎が被災した国です。日本の科学者は、アジアで生じた核実験災害に対して眼をつぶっているわけにはいきません。この核実験災害の影響は、ウイグルの地、チベット、モンゴル、そして実施国の中国西域にも及んでいるはずです。日本人の多くが、これら地域の核被災者へ手を差し伸べる人道的な心を持っていると信じています。現中国政府には、是非とも人道的姿勢で、この問題に取り組んでほしいと、私は強く願っています。中国政府は核実験災害の事実を、3民族をはじめ、中国国民に開示すべきです。そして、現在も続く発がんなどの健康被害の救済に対して、中国政府は人道的姿勢を示すべきです。みなさん、そう思われませんか!
私は、核災害研究の専門科学者として、世界各地を調査してまいりました。中国の核実験も例外ではありません。世界で最も不透明で、恐らく世界で最も危険な実験がシルクロードの地で行われました。私は、昨日すなわち10月17日にワシントンDCを訪れ、この中国の核実験災害について、世界ウイグル会議総裁ラビア・カーデルさんと会談しました。それは、中国の核実験で最も酷い被害を受けたのがウイグルの人々だったからです。
今回の3民族連帯シンポジウムで採択される、中国政府および日本政府に対して要請する決議案を支持いたします。ありがとうございました。
2008年10月18日
高田 純
管理人コメント
高田先生のような物理の専門家が、このような政治的な問題に対して、強く中国に主張をしてくださったことは、非常に心強く感じました。高田先生は将来歴史に名前を残すと思います。
印象に残ったのは、セイット・トムトルコ氏のお話。
「(将来中央アジアの国々に災厄をもたらすであろう)ロシアと中国という二つの大国と戦って勝ったのは、アジアでは唯一日本だけなのです。でも、私たちにはちょっと理解できないのですけれども、現在、このすばらしい国が、アジアで行われている蛮行に対し、なぜか正義の声をあげなくなっています。しかし、そのような先祖をもつ日本人は、必ずや再びアジアの全ての民族と連帯して、正義の力でこのアジアに平和をもたらす、と私は信じております。」と、日本に対する期待を述べていました。
以前シンポジウムのために来日した、ダライ・ラマ法王の次兄ギャロ・トゥンドゥプ氏も「日本こそ、チベットの問題を解決するために、アジアをもっともっとリードしてほしい」とおっしゃっていた、と西村幸祐氏が話していました。
彼らは外国に圧力で右往左往する日本の現状を知りつつも、そのように日本対して強く期待してくれている。我々は、彼らの期待に応えることが可能な政治状況を実現するために、何とかしなければいけないと思います。それは彼らのためというよりむしろ日本人の将来のために必要なことです。でなければ、彼らの痛みを将来日本人が味わうことになるでしょう。
それから、初耳だったのは、セイット氏が話していた、中国当局が、ウイグル民族浄化の手段としてエイズウイルスを利用しているという話。古代から病死体をカタパルトで敵の城に投げ込んで伝染病を流行らせるとか、北米でも白人たちをもてなした原住民にお礼といって、天然痘感染者の毛布をプレゼントしたりしていたので、今の中国なら、そういうことをやっていてもおかしくない。医療機関がそれに関われば、簡単に感染させられる。少なくとも、生物兵器のテストに他民族を間違いなく使っているでしょう。
他にもダイチンさんが書かれた「生き残るための選択-独立への道」という資料や、司会の小林先生が翻訳された「曲がり角のチベット:春の決起と中国の新たなる取り締まり」(International Campaign for Tibetの報告)、それから「東トルキスタン(ウイグル)について」という資料が会場で配布されましたが、こういう資料はネットでバンバン公開していただければと思います。私も、時間ができ次第、短く編集して別のサイトで公開しようかと思っています。
ダイチンさん難民認定支援署名にご協力を!
(1)PC
http://www.shomei.tv/project-160.html
(2)モバイル
http://www.shomei.tv/mobile/project.php?pid=160&sessid=91ab32f302a26fb1faaa95b04d6fbc4c
中国政府のチベット人に対する不当な拷問に対する抗議への
オンライン署名にご協力ください!
http://www.shomei.tv/project-101.html
(2)モバイルサイト
http://www.shomei.tv/mobile/project.php?pid=101
チベット・南モンゴル・ウイグル3民族連帯シンポジウムおよびデモ
http://3natioco.web.fc2.com/
在日の3少数民族訴え 北京五輪後に弾圧強化(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008101902000091.html
チベット・モンゴル・ウイグル3民族連帯シンポジウム(産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/081023/chn0810232006003-n1.htm
他に次の2点が、高田先生の著書でお薦めのもの。
核爆発災害―そのとき何が起こるのか (中公新書 1895)
世界の放射線被曝地調査―自ら測定した渾身のレポート (ブルーバックス)
チベット、ウイグル、南モンゴル問題は
日本の問題でもあると思う方
彼らを侵略している中国を支持する政治家を落選させたい方
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