日本はチベットから多くのことを学ぶことができる。優れた精神文化や深い歴史からだけではなく、中国に支配された経緯と命がけの抵抗運動から、我々が多くのことを学ぶべきだ。チベットが自由になるということは、日本が自由になるということだ。――このサイトの趣旨にご賛同いただける方は、サイト内の文章をご自由にご利用ください
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5月21日の衆議院外務委員会で、民主党の松原議員が、長野聖火リレーでの中国人による暴行と、警察の対応について質問した。以下は衆議院の会議録からのコピペ。警察庁警備局長の後ろ向きの答弁から、この問題をうやむやにしたい姿勢なのは明らか。これからも警察は上からの指示で中国に甘い対応をとるのだろう。中国政府からの圧力で、中国人の犯罪を見て見ぬふりしたり、胡錦涛の目にチベット旗が触れないよう、法に基づかずに日本人を排斥した警察、それを指示する政治家連中、絶対許せない。
○松原委員 続きまして、実は先般、長野県でオリンピックの聖火が走ったわけであります。長野のオリンピックの聖火が走ったときの状況、その辺について御質問をしたいわけでありますが、きょうは警察庁の方もお越しいただいております。長野においてこのオリンピック聖火リレーは混乱なく行われた、こういう御認識かどうか、まずお伺いしたい。
○池田政府参考人 長野県警におきましては、リレーの万全の警備、それから関係者の安全の確保、周辺地域の安全の確保という目標を掲げて警備をしたわけでございますが、リレーに若干の妨害行為、あるいは小競り合い等ございましたけれども、総合的に見ますと、おおむね合格の警備ができたというふうに判断しております。
○松原委員 警察の方で把握しているその若干の小競り合いの中身をもうちょっと詳しくお話しいただきたい。
○池田政府参考人 聖火リレーをめぐる意見の相違等から小競り合いが発生したわけでございますけれども、両方からそれぞれ何件か被害申告が出ております。
中国人に暴行を受けた等の被害申告は十二件ほどございますが、そのうち、現在被害届として残っているものは七件でございます。また逆に、中国人の方から、けがをした、暴行を受けたというのは、申告四件出ておりまして、現在残っておるのは二件、被害届を出されている。そういう状況でございます。
○松原委員 今回のこの聖火リレーに関して、いろいろなマスメディアの報道がなされております。
これは北海道新聞の報道であります。北海道新聞で、ここにこう報道されている。これは北海道新聞の女性記者の佐藤千歳さんという方が、現地、長野に行って取材をしているわけであります。
いろいろと書いてありますが、非常にすごかったのは、この中で、日本人男性に中国女性留学生が襲いかかる。それをやめさせようと女子留学生の左腕をつかむと、何をすると。抵抗する彼女の右手を別の中国人女性もつかみ、私と二人で抑止した。ほかの中国の方もそれはやめろといって抑止したというのがここに書いてありますね。
それからまた、五分後。私の横を警察官に守られた聖火が何事もなかったように走り過ぎた。立ち上がれ人民よ、敵の砲火をついて前へ進めという、中国の国歌ですか、これは。義勇軍行進曲の合唱が沿道から沸き起こった。中国の国歌の、立ち上がれ人民よ、敵の砲火をついて前へ進めという国歌が勃然と大きな声で歌われた、こう書いてあるわけですね。
それから、後で時間があればいろいろとあれしますが、彼女のコメントとして、中国人観衆から水の詰まったペットボトルが投げつけられ、また機動隊に隔離された。ここではチベット旗を持つこと自体が危険行為であったというふうに書いてあります。
北海道新聞の取材ということで長野に行って、彼女自身が三回後頭部を殴られた、こういうふうなことを、私きのうヒアリングをしているわけであります。
どういう状況で彼女が後頭部を殴られたかというと、聖火が既に走り過ぎた後、聖火が走る前は非常にぴりぴりした緊張状況だったんですが、走り過ぎた後に、そこにいたウイグル人の方、そしてチベット人の方にヒアリングをしていたわけですね。記事の取材ですよね。そのときのウイグル人の方は世界ウイグル会議の方らしいですね、彼女がそこでウイグル人に聞いていた。そのときに、旗を持った中国人の一群が後ろから来て、道はそんなに、その段階はもう聖火が行った後ですから、普通に彼女がこっちで取材していてもこっち側を通れた状況であるけれども、その来た中国人の男性が彼女の後頭部を一発殴った。都合三回やられたということでありますが、こういうふうなことがあったというのは、それは被害届は出ていないと思いますが、出ていますか、北海道新聞。
○池田政府参考人 本件につきましては、被害の申告はあったんですが、被害届は出ていないというふうに承知しております。
○松原委員 どうなんですか。一般論として、普通に取材をしていて、後ろから後頭部を殴るというのは、これはどういうふうに警察は判断しますか。
○池田政府参考人 ちょっと具体的状況がわかりませんので、ここで直ちにお答えするわけにいきませんが、もちろん、そういうことはあってはならない行為だというふうに思います。
○松原委員 あと、これはもうテレビでも放映されておりますが、フジテレビのキャスターが、大村アナウンサーですか、これはもう、実況のときに後ろからやはり中国人に殴られていますよね。それはテレビでみんな見ているわけなんですが、こう中国人が殴っているわけですけれども、こういうのもどうなんですか、行き過ぎだと思うかどうか、ちょっと確認。
○池田政府参考人 もちろん、決していい行為ではございませんけれども、刑法上犯罪にするかどうかは被害届等を見ながら判断したいということであると思います。
○松原委員 決していいことではない、とんでもない話だと思うんだよね。後で、このでかい旗とかの話にこれから行くけれども。
牧野聖修さんという衆議院議員がいるんですよ、民主党の議員でした、落選していますが。彼が今回これに行って、ポールで三回殴られたと言っていますよね。それは産経新聞に載っています。中国の旗で殴られた。これは、牧野聖修前民主党衆議院議員六十三歳と一面に載っていますよ。「“隠された”チベット旗」。善光寺から三十人のチベット人とともにチベット旗を持って行進した。行く先々で随分と中国国旗のポールでたたかれたり突かれたりしました。幸い仲間に大きなけがはありませんでした。こういう文章なんですよ。結局、かなりたたかれたと。
私、牧野さんとも話したんですよ。三回ぐらいやられたと。どういう状況でたたかれたんですかと聞いたんです。普通に行進をしていたらば、そこでこっちの、これを見てほしいんですが、これ国旗ですよ、中国の。こういう国旗も、中国の国旗だらけだったんですね、実は。中国の国旗だらけで、この国旗は、目算でも、人の大きさがこれですから、大臣、そこにあるから見てください、人の大きさはこれですから、この国旗はかなりでかいですよね。
こういう国旗は、長野県警の方で何旗ぐらい出たか把握していますか。ちっちゃいものはもう無数にあると思うんですけれども。
○池田政府参考人 大小さまざまな国旗が持ち込まれたということは承知しておるんですけれども、全体の本数については、正確なところは把握しておりません。
○松原委員 この一番でかい国旗というのは、警察の方では縦横何メートルと把握していますか。
○池田政府参考人 計測はしておりません。
○松原委員 これ、産経の記事に書いてあるのは、長野県の主婦。小学校一年生の長女と手づくりの日の丸を持って聖火リレーを見に行った。リレーコースには畳ほどもある中国国旗ばかりで圧倒されちゃったと。これは畳どころじゃないですから、畳のものもたくさんあるんですよ。圧倒されたと。おまけに至るところでどなり声。娘は、なぜ中国の旗ばかりで日本の日の丸はないんだと聞いていました。うまく答えられませんでした。十年前、長野五輪は本当に楽しい思い出しか残っていません。今回もあのときの再現になると期待して行ったのにがっかりしました。やっぱり沿道に五輪旗や日の丸がないのはおかしいんじゃないですか。こう書いてある。これが非常に問題だということですよね。
やはり、これは聞いたら、こういうでかい中国の旗、この旗はさすがにそれは使わない、これは鉄パイプですから、鉄パイプ。横がこれだけいくというのは、これはやはり鉄パイプ的なものを入れてあると思うんですよ。こっち側でも押さえているんだと思うんですね、これは、見る限り。これは異様にでかいですから。
どういうふうな状況で牧野聖修さんが殴られたか、ほかの被害者が殴られたかというと、大体パターンは同じなんですよ。だから、これはかなり計画的じゃないかという議論があるんですが、要するに、日本のデモ隊が、デモ隊といったって普通に歩いていくだけなんですよ。日本人というのはそこはおしとやかなんですね、普通に歩いていく。そうすると、一人ずつを隔離して、赤い旗で囲むらしいんですよ。警察にそういう情報は上がっていると思うんですが、一人ずつ隔離して、赤い旗で隔離して、その隔離する旗というのはこんな、ここにあるような、八メートルもあるようなでかい旗じゃないと思うんです、もうちょっと小さいもので、一人をくるっと回るような。隔離した後で、違う旗のポールでたたく、こういうことが大分行われていたことが、きのう何人かにヒアリングして明らかになったわけですよ。
こういったことは、警察の方は把握していますか。
○池田政府参考人 被害届、被害申告が出たものについては、現在、鋭意そうした捜査をしているところでございます。具体的な内容につきましては、答弁を控えさせていただきたいというふうに思っております。
○松原委員 これはかなり鉄パイプが、鉄パイプで殴るわけですよ。要するに、旗なんだけれども、旗のこのきれを取ってしまえば鉄パイプですから。鉄パイプが、大小どれだけ長野市に集まったかわからないと。
私は、聞いたら、行進している人も非常にびびりながら行っているな、そのびびるというのは緊張感の中でね。それは何かというと、歩いていって、何もいないから安心して歩いていくと、こう歩いていきますよね、そうするとそこに赤い旗がわあっと集まってくるというんですよ。何もいないから大丈夫だと思って歩いていくと赤い旗が集まってきて、そしてそのまま進行するのをやめさせ、チベットの旗を落とし、日の丸を落とそうとした、こういう話なんですよね。これはかなりやり過ぎじゃないかと思うんです。
それで、次のページを見てほしいんですが、これが現場の一部の写真ですけれども、これは、携帯電話で話しているのがいますよね、このぼさぼさ頭の。こういうのがつじつじにいるということですよ、こういう人がつじつじにいる。
次のページを見てください。次のページは、中国の旗が林立していますが、この電柱の横にサングラスをかけた方がいますよね。見てわかるんですが、これも電話をしているんですよ。こういう中国の方で電話機を持った方々がつじつじにいて、どうも極めて有機的な指示を出していたのではないかということなんですが、つじつじにこういう電話機を持った中国の人がいたことは、これは警察は把握していますか。
○池田政府参考人 もちろん、電話をしていた者がいるということは承知しておりますが、それが組織的なものか、あるいは何メートルおきに計画的になされたものか、そのあたりの点については承知しておりません。
○松原委員 それで、もう一回、一ページ前に戻りますと、当日歩いた方々に言わせると、明らかに留学生とは思えない中国の人がたくさんおった。この写真のこの人、手袋がどくろの手袋なんですよ、これ。こういう人がところどころにいて、だから、すごい怖い雰囲気があったというんですね。
それで、恐らくトランシーバーや携帯で、日本人の、チベットの旗と日の丸を持った人間が歩いていくと、何らかの指示があって、そこに、目の前にいないのが急にあらわれてきて、別に大西さんという町田の議員の方が同じように歩いていて、歩いていたときにそういうのが突然集まってきて、大きな中国の国旗を垂らすらしいんですよね、進行妨害みたいな。それを払いのけようとしたあたりから囲んでたたくみたいな、そういうふうな、極めて有機的な連携があったんじゃないかというふうな憶測があって、非常におかしな状況があったのは間違いないと思うんですよ。
いろいろな写真があるんですが、これはきょうは皆さんに資料を配っていませんが、当日、長野市内を走っていた中国の車であります。中国の国旗、これをわきにおっ立てて、もう行ったり来たり、これが長野市内を走っていたということなんですが、写真で見る限り、これは何ともわからないけれども、こんなふうに旗を両側に立てて走るというのは、これは道交法違反の疑いがあるのかどうか、ちょっとお伺いしたい。
○池田政府参考人 個別具体の事案につきましてはちょっとお答えがしかねるんですが、一般論として申し上げれば、進行中の車両からみだりに体とかあるいは物件、これを出す行為は、道路における道路交通の危険を生じさせる行為、これを警察官が発見した場合には、確かに違法として警告等をする行為だろうと思います。
○松原委員 当日、これは何回も走っていたらしいんですよ。だから、警察官がこれを見ていないはずがないんですよ、旗を両側に激しく立てて、この国旗を。
それで、当日行った日本の人がバスの中からちょっと日本の小旗を振ったら、警察官が来て、そんなことをやったらこのバスは行かせませんよと言ったというんだよね。これはどうなっているんだ。だから、中国の旗を振っていれば大丈夫で、日本の旗だと注意するというふうに話がなってしまいますよね。まあ、ちょっとこれは、それ以上は言わないですよ。全部DVDにこういうのをおさめてあるらしいんですよ。それを今度一回お見せしますけれども、DVDに入っている。
それで、いろいろなケースがあるんですが、旗で囲んで、旗といってもポールは鉄パイプですから凶器ですよ。これでたたくということが行われたり、あとは殴りかかるという行動もあった。
これはテレビで放映されたものですが、辻村さんという方が殴られているシーンであります。テレビの放送のときは、中国人が日本人を殴っているとは言っていません。しかし、これは殴られたシーンで、皆さんのにも入っていますが、これはDVDにもばっちり入っています。この中国人は、完全に一方的に殴ってきたということであります。
それで、現場の状況で、私は辻村さんときのう話をしましたら、何と言っているかというと、彼は、なぜ暴力を振るうんだ、話せばわかるのに、なぜいきなりけったりぶったりするのか、これが彼の第一点の指摘。
もう一つは、何で警察は助けてくれないんだということを言っているわけですよ。ただ、実際は、タイミングを置いて警察は助けに入っているみたいですよね。辻村さんを、この白い服の人間が、これも映像でずっと撮ってあります。状況は、辻村さんが日の丸とチベットの旗を右手と左手に持って、こうやっていたわけですよ。旗を持っていますから、これで殴らないですよ、こうやって。そうしたら中国の人が来て、両旗、その二つのチベットと日本の旗をもぎ取った。それで、取り返そうとしたところでアッパーが入った、これはこういうことでした。
それで、辻村さんも大きいんですけれども、殴ってきた中国の人間は、背は百八十ぐらいあったというんです。その中国人をとめようとして、日本の長野県警の人が飛びついた。その県警を中国人がぼこぼこに殴っている。県警の被害というのはどうなっていますか。
○池田政府参考人 今の具体的事例についてはちょっと私も承知していないんですが、長野県警の方で公務執行妨害に当たる事案はなかったというふうに報告を受けております。
○松原委員 この殴っているやつを助けに入ったその警察官、名前がわからないんです。そこを中国の人間が四、五人で、その警察官をけったり殴ったりした。これは公務執行妨害で何で逮捕しないんだという声がそのときもあったらしいんだけれども、そんなの逮捕しようものなら、きっと暴動が起こると思ったんじゃないかと僕は思うんですよ。
しかし、長野県警の人で、あざだらけになった人とかいるはずなんだけれども、報告ないですか。それは隠ぺいだよ。
○池田政府参考人 そのような報告は受けておりません。
○松原委員 まあ、後でまたDVDを見ながら、よく見れば、これは特定までできるかもしれないけれども。やはり正直な報告が警察庁に上がっていないということかもしれないけれども、長野県警のその辺の方々は、上の指示だからと言っていたというのも仄聞しています、中国人は捕まえるなと。それは、本当はわからないです。私は、そういうふうに混乱した中での情報としては聞いているわけであります。
これは、今言ったように、両手で持っているところをやられた。それから、あと、今言ったように、行進をしていたら瞬く間に赤い旗が集まってきて進路をふさいで、大体、やり方としては、一人ずつ隔離してポールでたたくというふうなことが行われた。だから、くどいようだけれども、この表紙にあるような、こんな大きな旗のポールでは、これは振りおろすといったって、三メートルも四メートルもある鉄パイプで殴ることはさすがにできないですから、たたくための旗はもっと小さかったと僕は思うんだよ。でも、それはやり過ぎだよ、やり過ぎ。
日本の国の長野でやった聖火リレーでこんな旗ばかりがあって、日本の旗を持っていること自体も、チベットの旗はもとより、厳しいぐらいの怖い雰囲気が流れていて、そして、本当にこういうどくろの手袋をしたような人間がたくさんいた。そういう報告は上がっていないですか。当日の長野は、かなり異常だったらしいですよ。
○池田政府参考人 先ほども御答弁いたしましたとおり、小競り合いが発生いたしまして、それに伴う被害届等が出ているということについてはよく承知しておりますが、また今お示しになったような事実があったということも、そうであろうとは思いますけれども、総体的には、被害届の状況は先ほど申し上げたとおりでございます。
○松原委員 実態は、みんなほとんどの方がそう証言しています、要所要所に携帯電話を持っている人間がいて、携帯電話でずっととり合っていた。場所によっては、中国の方が殴りかかったところをやめろと言う中国の人もいた。しかし一方では、極めて何か雰囲気が強烈な人もいた、怖い、こういう状況だったということであります。だから、産経新聞にあるように、子供が、何で日の丸がないのと。日の丸を振れるような状況じゃない。この横八メートルぐらいのでかい中国の旗がたなびいている。
そのときに、ある一人が、あの旗は旗だけれども、それを鉄パイプで使うんだったら凶器準備集合罪じゃないか、こういうふうに警察官に言ったら、その警察官は正直に言ったのでしょう、これでそれを取り締まったら暴動が起こるかもしれないと言ったというんだよね。それはもちろん証拠がないんだけれども。
こういう、旗を旗としてやるよりも、たたくものとして旗のポールを使ったら、これは凶器準備集合罪になるんですか、一般論として。
○池田政府参考人 聖火リレーに関しまして、多くの中国の旗等を掲げる者がいたということはよく承知しておるんですけれども、凶器準備集合罪が成立するためには、この旗ざおが武器として使用されるということがみんなに覚知される、それから、あわせまして、集まった人たちに共同加害の目的がある、この要件が必要とされております。
したがいまして、今御指摘のような状況のみで凶器準備集合罪で検挙するというのは恐らく難しいだろうというふうに思っております。
○松原委員 なかなかそれは、実際、共同でやったとか、証拠がないですけれども。
これは、七十六歳の中島さんという方です。やはり歩いていった、七十六歳のおじいちゃんが。そうしたら、いきなり中国の女子留学生だと思われる二十代の女性に跳びげりを受けた。この方にきのう電話で聞いたら、極めて克明なんですが、相手はベージュ色の整った顔つきの美人だったと。まあ、美人だったと言うんですけれども、けられちゃしようがない、跳びげり。向こうは跳びげりが多いみたいですね、ほかも跳びげりと二、三書いてある。
彼も言っている、明らかに一つの軍団として動きをしていたと。指導者がいて、トランシーバーでやっていると私も思ったと彼も言っている。牧野聖修も言っているし、ほかの人も言っている。そういうのは警察としては報告が上がってきていません、こういうことですな。
○池田政府参考人 先ほども御答弁いたしましたとおり、携帯電話等を持っている者がいたということは承知しておるんですけれども、それが組織性に基づくものかということについては、それを裏づけるものが現在のところないということで、現在捜査中ということでございます。
○松原委員 くどいようですけれども、十人ぐらいが歩いていくと、一人ずつ隔離して、旗で囲んでポールで殴った、このことに関しても全然情報は入っていないということですね。
○池田政府参考人 先ほど御答弁いたしましたとおり、被害届等につきましては、それをこちらの方で受け取りまして、現在それに基づいて捜査をしているところでございます。
具体的状況につきましては、御答弁を差し控えさせていただきたいというふうに思います。
○松原委員 また牧野聖修さんの話に戻りますが、彼は三回ぐらい旗ざおで殴られた。牧野先生はそのことでは余り怒っていないんですよ。その場では、かっとして、恥を知れと中国人に言ったらしいんですが、その日本語を理解したかどうかわからないですけれども、言ったと本人は言っていますよ。やはり囲まれて三回ぐらい旗ざおで頭をたたかれた。
問題は、ゴール地点というのは中国の旗しかなかったわけですが、牧野さんは、自分たちも一人の日本人として参加して、いろいろな立場があるけれども、そこでやはりゴール地点まで行こうと思ったら、警察官が、絶対こっちへ来るな、あっちだと言って、ゴールから七十メートル離れたところに隔離された。彼はこれを聞いてくれというんです、これは差別じゃないかと。
オリンピックを成功させたい、中国におもねりたい、その気持ちはいい。しかしながら、だからといって、ゴールにみんな行こうとしているのを、あなた方はそっちに行っちゃだめだと、ゴールから離れたところに隔離された。これはだれの指示ですか。
○池田政府参考人 到着式会場のことかと思うんですが、聖火リレーの到着式会場におきましては、たくさんの中国人あるいはチベット支援者が集まっていたということで、警察としては、両当事者の間で不測の事態が起こらないように警備の万全を期したということでございます。このため、会場において、両当事者の集まる場所を分離する措置をとったんですけれども、それによりまして聖火リレーの安全と観客の安全を確保したというふうに考えております。
なお、当日は、到着式会場の一角においてチベット関係者による集会が行われる予定でございまして、その区画の周辺にチベット関係者の方が集まっていたという事実がございます。このため、逐次集まったチベット関係者については当該区画の方に誘導をしたというふうに聞いております。
○松原委員 言っている人は前衆議院議員の牧野聖修さんですよ。彼はゴールに行こうとした、そっちは行かせられない、ほかの中国の旗を持っている人は行ったりしている、あなた方はこっちだ、これはおかしいんじゃないですか。
○池田政府参考人 ですから、到着式会場において、チベット関係者の方、支援者の方と中国の方を分離する措置をとった。その場合、チベット関係者の方が一角で集会をされていたので、そちらの方に誘導をした、こういうふうに御理解いただきたいと思います。
○松原委員 御理解って、その場に私はいないので何とも言えないんですが、牧野先生はそう言っているわけですよ、それは差別だと。ゴールに入れるのは中国の旗を持っている中国人だけというのは差別だと。
だから、全体を見て、それは現場にいないからわかりませんし、あなたも現場におられないでしょう。しかし、私が知る限り、日本の国旗とチベットの国旗を両手で持っていて、こうやっている人間に対して、旗を奪うとか、旗を落とすとか、殴るとか、ポールでたたくとかという行為が一方的に行われた経過はあるんですよ。きっと全部じゃないですよ、それは一時的にあったかもしれないけれども、しかし、基本的にそういう状況で、牧野さんなんかはそういう形で歩いていこうとしたら、あなた方はこっちはだめだというふうな話を言われて、極めてそこは納得できない、何でそれだけ差別するんだ、こういうふうに彼は言っていたということです。今の御説明で、私は、例えば、牧野先生、こういう説明でしたよと言って、彼が納得するとは思えないと思います。
今回のこういう状況で、要するに、いろいろな暴行があったり、殴られたり、例えばDVDも今ここで流せませんよ、この委員会はあくまでもこういった資料を配るだけですけれども、そういう映像があるんですよね。そういう映像の証拠能力というのは、これはあるのかな。現物を見ないとわからないということですか。ちょっとお伺いしたい。
○池田政府参考人 DVDの証拠能力につきましては、裁判所が判断することになろうと思いますが、改ざんの可能性とかそのあたりのところが恐らく問題になろうというふうに思います。
ただ、補強証拠とか証明力を高めるものとしては使えるんではないかと思いますが、ちょっと私も担当ではございませんので、明確にはお答えできません。
○松原委員 最初お話ししたように、長野県警の警察官の中には、かなり中国の人間に暴行されている人間はいるんですよ。現場で目撃されているんですよ。その警察内の被害届が出ているかどうか、もう一回長野県警で調べてもらえませんか。
それと、そのときに、おまえら、被害に遭っても遭ったと言うなよみたいなことじゃなくて、ストレートに、本当に明らかに、我々が知る限りにおいて、長野県警の多くの警察官が中国人に殴られたり、たたかれたりしているんだから、それをもう一回調査してもらえませんか。
○池田政府参考人 現時点において被害届が出ていないというのは確かでございます。
今委員からお話のあった件につきましては再確認をしてみたいというふうに思います。
○松原委員 大臣、今回、長野の五輪の聖火リレーというのは無事に終わったというふうに報道がされていて、この間、篠原さんもこのことは質問しましたよね。篠原さんも、極めてこれは異例であったということを言っているわけであります。
例えば、日経新聞にはこう書いてある。長野県警に二十六日、聖火リレー警備に関する意見や激励が百四十七件寄せられた。よくやったと激励する声がある一方で、中国の旗で聖火が見えなかったなどの苦情が相次いだ。沿道の中国人らに関する苦情が多く、うるさい、旗が大きく聖火が見えないなどの話が多かった。
こういうふうな長野県警に寄せられた苦情に関しては、警察としてはどういう分析をしていますか。
○池田政府参考人 今御指摘のとおり、聖火リレーの当日にメールや電話で意見が寄せられておりまして、その八割弱が中国人がうるさいといった中国人の行動に関する苦情であったというふうに認識しております。
これにつきましては、当日、インターネットで大体二千人前後の中国人留学生が集まるのではないかというような記事が流れていたんですが、実際にはそれをはるかに上回る人数が集まったということによるんではないかというふうに思っております。このような中国人がたくさん集まったということで、それに伴う苦情も多かったのではないかと考えております。
○松原委員 多く集まったからというよりも、それが我が物顔で、中国人は何やっても捕まらないぐらいの感じでやったんじゃないかという気がするんだよね。
韓国の聖火リレーでは、中国人二人ぐらい捕まっていますよね。韓国のときどうだったか、資料があったらちょっと教えてもらえますか。
○池田政府参考人 韓国の資料については、ちょっと現在持ち合わせておりません。
○松原委員 やはり日本の警察は、どうも日本人を守ることよりも中国人におもねたという印象を長野の人は随分持っているという感じがします。
今、篠原さん、そこで気合いを入れて聞いていただいていますが、篠原さんも、それは口に出して言わなくても思っていますよ、どっちの警察なんだと。中国側が殴ったりした者は見て見ぬふり、公務執行妨害でもそれは捕まえない。みんな見ているんだから、何であいつを捕まえないんだと。
そういうことをやると物すごく警察の信頼感を失うことになると思うんですけれども、それは、そういう事実がなかったと言われてしまうと、ここにあるのは、こういう映像とか、異様に大きな中国の国旗の映像とか、それからあと、DVDでは殴りかかっているとか、さっき言ったように、マスメディアの人間もやられていますよ。フジテレビの大村アナウンサーは後ろからやられていますよ。それから、エルボーでやられたという人もいるし、マスメディアの、例えばさっき言った北海道新聞の女性記者は、聖火が過ぎ去った後、後頭部を三発殴られていますよ。それは被害届が出ていないからと言われればそうかもしれぬけれども、余りあんばいよくないんじゃないかと私は思うんだよね、そういうことは。
やはりこういう状況というのは、高村大臣、実情を把握した方がいいと思うんですけれども、ちょっと御感想をお伺いできますか。
○高村国務大臣 私も現場へ行っておりませんから確たることは申し上げられませんけれども、私はかなり心配性でありますから、ヨウケツチ外交部長に対しては、日本の警察がちゃんとやるから心配するなとここまで言って、その後、本当にやってくれるかどうかと思っていたんですが、全体的には日本の警察はよくやってくれた、こういうふうに思っております。
これは私だけ思っているんじゃなくて、例えば、国境なき記者団の事務局長がそこに来ておりました。その人は、決して中国寄りの人ではないと思います。その人が、中国人もチベット人も、両方が平和的にデモをやっている、これが民主主義だと言っていた。
ただ、それを全部見ているかどうか知りませんよ。それぞれの方が見ているのは部分的、部分的に見ているので、その部分的に小競り合いは当然あったと私も思いますし、殴ったり、けったり、こづいたりすること、それは許されることではない。そして、法と証拠によって警察、検察、裁判所、そういうところがしっかりやるべきことはやるだろうと思っていますし、私は、長野県警は公正にやっているだろう、こういうふうに思っております。
そして、私が知っているのは、現地で見て逮捕された人は、中国人もチベット人も一人もいなかった。残念ながら、外国の方一人おられたけれども、日本人が何人か逮捕された。それから、救急車によって運ばれるほどのけがをした、現実に運ばれた、それを消防署が把握しているのは、中国人が数名そういうけがをした。そういう客観的事実は私は承知しておりますが、個々の場で、だれが、どういうふうに、どうなったかということは、私は把握しようにもできないわけでありますから、そこは御理解をいただきたいと思います。
○松原委員 こういう正式な委員会だと余り言えませんが、救急車ということをおっしゃいましたが、これもいろいろな議論があります。被害の実情を考えると、日本の人間ははるかに救急車が呼ばれるべき人間がたくさんいたという議論もあります。
ただ、それを、あえてその場は呼ばなかったことがよかったかどうかは別でありますが、頭のここから、陥没して血を流している人間が日本では映っています。そういうのもあるわけですよ、被害届が出ていますけれども。そこまでの被害はないはずです、それは恐らく。わからないですよ。はっきり言って、そこはいろいろな要素がある、それ以上この場では言わないけれども。救急車が呼ばれる人間がいたからどうのこうのというだけの議論ということではないと私は思うんですよ、そこは非常に難しい議論だ。
申し上げたいことは、今回のこういった議論で、聖火そのものに関しては大丈夫だったんですよ。聖火が通り過ぎた後、暴力行為とかが行われているんですよ。単に聖火と無関係に行進しているところで、個別に隔離して暴力行為が行われているんですよ、旗で周りを囲んで見えないようにして。これが問題なんですよ。それは極めて陰湿だと私は思っているんですね。
私も現地に行っていないですからわかりません。それはいろいろなけが人も出たという状況もあるでしょう。きょうも、けがをした人があそこに傍聴に一人来ていますけれども、彼は軽度の方のけがでしょう。しかし、大事なことは、そういったことの真実を、少なくとも長野県警の人であざを受けたり血を流したりしているのが恐らくいるはずですよ。私が聞く限りではその報告が上がってこないということがまず第一におかしい、現場を見ていて。彼らが公務執行妨害で捕まえないのがおかしい。
これは、やはりきちっとチェックしてもらわないと、今こうやって局長が、何もありませんでしたと言うと、うそついているなという話になってしまうんですよ。どれぐらいのけががあったのか、殴られた人間が何人いたのか、あるはずですよ。何もありませんでしたなんて言ったら、全部うそになってしまうじゃないですか、みんなそれを見ているんだから。何で公務執行妨害なのに彼らを逮捕しないんだという声があったんだから、そのとき。
だから、やはり大臣、さっき冒頭言ったように、こんな大きな旗が、これは日本なのか中国なのかわからないですよ、この旗を見たら。こんな旗が振り回され、こんな旗で我が物顔に長野の町中を中国の車が走り、日本の旗やチベットの旗を持っている人間の小旗を、全員がそうだとは言わない、いろいろな質の悪い者がいたというんですよ。中にかなり質の悪いのもいたんじゃないかと言われている。そういうのが旗をたたき落とすとか、好戦的な人がやっていたとするならば、それは日本の警察は日本の治安を守らなきゃいけないので、僕はやはり今回の聖火リレーは、中国人に逮捕者は出なかった、オリンピックをやる国においては、それは事実かもしれぬけれども、日本国内的に見たらかなりマイナスだと思いますよ。
それは産経の記事が全部本当かどうか、マスメディアもいろいろと書くでしょうけれども、ここで、なぜ中国の旗ばかりで日の丸はないのと娘に聞かれた、これはそのとおりでしょう。異様ですよ、これは。毅然としているというのは、基本的にやはり日本がやるんだと。こういうところが毅然としていないから、例えば、尖閣だってどうなるんだみたいな話になったり、竹島だってどうなるんだという話になってしまう、ガス田だってどうなるんだと。全部これは同じ議論なんですよ。
結局、日本でやったときに、中国はこうやって旗を振って、車に暴走族みたいに旗を突き刺して走って、これは検挙されていないんでしょう。これがにせものの写真だと言うならそれはそれで結構だけれども、検挙されていない、一人も。私はやはりこれはかなり問題だというふうに指摘をして、時間が過ぎていますから、私の質問を終わります。
以上です。ありがとうございました。
チベット問題は日本の問題でもあると思う方
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○松原委員 続きまして、実は先般、長野県でオリンピックの聖火が走ったわけであります。長野のオリンピックの聖火が走ったときの状況、その辺について御質問をしたいわけでありますが、きょうは警察庁の方もお越しいただいております。長野においてこのオリンピック聖火リレーは混乱なく行われた、こういう御認識かどうか、まずお伺いしたい。
○池田政府参考人 長野県警におきましては、リレーの万全の警備、それから関係者の安全の確保、周辺地域の安全の確保という目標を掲げて警備をしたわけでございますが、リレーに若干の妨害行為、あるいは小競り合い等ございましたけれども、総合的に見ますと、おおむね合格の警備ができたというふうに判断しております。
○松原委員 警察の方で把握しているその若干の小競り合いの中身をもうちょっと詳しくお話しいただきたい。
○池田政府参考人 聖火リレーをめぐる意見の相違等から小競り合いが発生したわけでございますけれども、両方からそれぞれ何件か被害申告が出ております。
中国人に暴行を受けた等の被害申告は十二件ほどございますが、そのうち、現在被害届として残っているものは七件でございます。また逆に、中国人の方から、けがをした、暴行を受けたというのは、申告四件出ておりまして、現在残っておるのは二件、被害届を出されている。そういう状況でございます。
○松原委員 今回のこの聖火リレーに関して、いろいろなマスメディアの報道がなされております。
これは北海道新聞の報道であります。北海道新聞で、ここにこう報道されている。これは北海道新聞の女性記者の佐藤千歳さんという方が、現地、長野に行って取材をしているわけであります。
いろいろと書いてありますが、非常にすごかったのは、この中で、日本人男性に中国女性留学生が襲いかかる。それをやめさせようと女子留学生の左腕をつかむと、何をすると。抵抗する彼女の右手を別の中国人女性もつかみ、私と二人で抑止した。ほかの中国の方もそれはやめろといって抑止したというのがここに書いてありますね。
それからまた、五分後。私の横を警察官に守られた聖火が何事もなかったように走り過ぎた。立ち上がれ人民よ、敵の砲火をついて前へ進めという、中国の国歌ですか、これは。義勇軍行進曲の合唱が沿道から沸き起こった。中国の国歌の、立ち上がれ人民よ、敵の砲火をついて前へ進めという国歌が勃然と大きな声で歌われた、こう書いてあるわけですね。
それから、後で時間があればいろいろとあれしますが、彼女のコメントとして、中国人観衆から水の詰まったペットボトルが投げつけられ、また機動隊に隔離された。ここではチベット旗を持つこと自体が危険行為であったというふうに書いてあります。
北海道新聞の取材ということで長野に行って、彼女自身が三回後頭部を殴られた、こういうふうなことを、私きのうヒアリングをしているわけであります。
どういう状況で彼女が後頭部を殴られたかというと、聖火が既に走り過ぎた後、聖火が走る前は非常にぴりぴりした緊張状況だったんですが、走り過ぎた後に、そこにいたウイグル人の方、そしてチベット人の方にヒアリングをしていたわけですね。記事の取材ですよね。そのときのウイグル人の方は世界ウイグル会議の方らしいですね、彼女がそこでウイグル人に聞いていた。そのときに、旗を持った中国人の一群が後ろから来て、道はそんなに、その段階はもう聖火が行った後ですから、普通に彼女がこっちで取材していてもこっち側を通れた状況であるけれども、その来た中国人の男性が彼女の後頭部を一発殴った。都合三回やられたということでありますが、こういうふうなことがあったというのは、それは被害届は出ていないと思いますが、出ていますか、北海道新聞。
○池田政府参考人 本件につきましては、被害の申告はあったんですが、被害届は出ていないというふうに承知しております。
○松原委員 どうなんですか。一般論として、普通に取材をしていて、後ろから後頭部を殴るというのは、これはどういうふうに警察は判断しますか。
○池田政府参考人 ちょっと具体的状況がわかりませんので、ここで直ちにお答えするわけにいきませんが、もちろん、そういうことはあってはならない行為だというふうに思います。
○松原委員 あと、これはもうテレビでも放映されておりますが、フジテレビのキャスターが、大村アナウンサーですか、これはもう、実況のときに後ろからやはり中国人に殴られていますよね。それはテレビでみんな見ているわけなんですが、こう中国人が殴っているわけですけれども、こういうのもどうなんですか、行き過ぎだと思うかどうか、ちょっと確認。
○池田政府参考人 もちろん、決していい行為ではございませんけれども、刑法上犯罪にするかどうかは被害届等を見ながら判断したいということであると思います。
○松原委員 決していいことではない、とんでもない話だと思うんだよね。後で、このでかい旗とかの話にこれから行くけれども。
牧野聖修さんという衆議院議員がいるんですよ、民主党の議員でした、落選していますが。彼が今回これに行って、ポールで三回殴られたと言っていますよね。それは産経新聞に載っています。中国の旗で殴られた。これは、牧野聖修前民主党衆議院議員六十三歳と一面に載っていますよ。「“隠された”チベット旗」。善光寺から三十人のチベット人とともにチベット旗を持って行進した。行く先々で随分と中国国旗のポールでたたかれたり突かれたりしました。幸い仲間に大きなけがはありませんでした。こういう文章なんですよ。結局、かなりたたかれたと。
私、牧野さんとも話したんですよ。三回ぐらいやられたと。どういう状況でたたかれたんですかと聞いたんです。普通に行進をしていたらば、そこでこっちの、これを見てほしいんですが、これ国旗ですよ、中国の。こういう国旗も、中国の国旗だらけだったんですね、実は。中国の国旗だらけで、この国旗は、目算でも、人の大きさがこれですから、大臣、そこにあるから見てください、人の大きさはこれですから、この国旗はかなりでかいですよね。
こういう国旗は、長野県警の方で何旗ぐらい出たか把握していますか。ちっちゃいものはもう無数にあると思うんですけれども。
○池田政府参考人 大小さまざまな国旗が持ち込まれたということは承知しておるんですけれども、全体の本数については、正確なところは把握しておりません。
○松原委員 この一番でかい国旗というのは、警察の方では縦横何メートルと把握していますか。
○池田政府参考人 計測はしておりません。
○松原委員 これ、産経の記事に書いてあるのは、長野県の主婦。小学校一年生の長女と手づくりの日の丸を持って聖火リレーを見に行った。リレーコースには畳ほどもある中国国旗ばかりで圧倒されちゃったと。これは畳どころじゃないですから、畳のものもたくさんあるんですよ。圧倒されたと。おまけに至るところでどなり声。娘は、なぜ中国の旗ばかりで日本の日の丸はないんだと聞いていました。うまく答えられませんでした。十年前、長野五輪は本当に楽しい思い出しか残っていません。今回もあのときの再現になると期待して行ったのにがっかりしました。やっぱり沿道に五輪旗や日の丸がないのはおかしいんじゃないですか。こう書いてある。これが非常に問題だということですよね。
やはり、これは聞いたら、こういうでかい中国の旗、この旗はさすがにそれは使わない、これは鉄パイプですから、鉄パイプ。横がこれだけいくというのは、これはやはり鉄パイプ的なものを入れてあると思うんですよ。こっち側でも押さえているんだと思うんですね、これは、見る限り。これは異様にでかいですから。
どういうふうな状況で牧野聖修さんが殴られたか、ほかの被害者が殴られたかというと、大体パターンは同じなんですよ。だから、これはかなり計画的じゃないかという議論があるんですが、要するに、日本のデモ隊が、デモ隊といったって普通に歩いていくだけなんですよ。日本人というのはそこはおしとやかなんですね、普通に歩いていく。そうすると、一人ずつを隔離して、赤い旗で囲むらしいんですよ。警察にそういう情報は上がっていると思うんですが、一人ずつ隔離して、赤い旗で隔離して、その隔離する旗というのはこんな、ここにあるような、八メートルもあるようなでかい旗じゃないと思うんです、もうちょっと小さいもので、一人をくるっと回るような。隔離した後で、違う旗のポールでたたく、こういうことが大分行われていたことが、きのう何人かにヒアリングして明らかになったわけですよ。
こういったことは、警察の方は把握していますか。
○池田政府参考人 被害届、被害申告が出たものについては、現在、鋭意そうした捜査をしているところでございます。具体的な内容につきましては、答弁を控えさせていただきたいというふうに思っております。
○松原委員 これはかなり鉄パイプが、鉄パイプで殴るわけですよ。要するに、旗なんだけれども、旗のこのきれを取ってしまえば鉄パイプですから。鉄パイプが、大小どれだけ長野市に集まったかわからないと。
私は、聞いたら、行進している人も非常にびびりながら行っているな、そのびびるというのは緊張感の中でね。それは何かというと、歩いていって、何もいないから安心して歩いていくと、こう歩いていきますよね、そうするとそこに赤い旗がわあっと集まってくるというんですよ。何もいないから大丈夫だと思って歩いていくと赤い旗が集まってきて、そしてそのまま進行するのをやめさせ、チベットの旗を落とし、日の丸を落とそうとした、こういう話なんですよね。これはかなりやり過ぎじゃないかと思うんです。
それで、次のページを見てほしいんですが、これが現場の一部の写真ですけれども、これは、携帯電話で話しているのがいますよね、このぼさぼさ頭の。こういうのがつじつじにいるということですよ、こういう人がつじつじにいる。
次のページを見てください。次のページは、中国の旗が林立していますが、この電柱の横にサングラスをかけた方がいますよね。見てわかるんですが、これも電話をしているんですよ。こういう中国の方で電話機を持った方々がつじつじにいて、どうも極めて有機的な指示を出していたのではないかということなんですが、つじつじにこういう電話機を持った中国の人がいたことは、これは警察は把握していますか。
○池田政府参考人 もちろん、電話をしていた者がいるということは承知しておりますが、それが組織的なものか、あるいは何メートルおきに計画的になされたものか、そのあたりの点については承知しておりません。
○松原委員 それで、もう一回、一ページ前に戻りますと、当日歩いた方々に言わせると、明らかに留学生とは思えない中国の人がたくさんおった。この写真のこの人、手袋がどくろの手袋なんですよ、これ。こういう人がところどころにいて、だから、すごい怖い雰囲気があったというんですね。
それで、恐らくトランシーバーや携帯で、日本人の、チベットの旗と日の丸を持った人間が歩いていくと、何らかの指示があって、そこに、目の前にいないのが急にあらわれてきて、別に大西さんという町田の議員の方が同じように歩いていて、歩いていたときにそういうのが突然集まってきて、大きな中国の国旗を垂らすらしいんですよね、進行妨害みたいな。それを払いのけようとしたあたりから囲んでたたくみたいな、そういうふうな、極めて有機的な連携があったんじゃないかというふうな憶測があって、非常におかしな状況があったのは間違いないと思うんですよ。
いろいろな写真があるんですが、これはきょうは皆さんに資料を配っていませんが、当日、長野市内を走っていた中国の車であります。中国の国旗、これをわきにおっ立てて、もう行ったり来たり、これが長野市内を走っていたということなんですが、写真で見る限り、これは何ともわからないけれども、こんなふうに旗を両側に立てて走るというのは、これは道交法違反の疑いがあるのかどうか、ちょっとお伺いしたい。
○池田政府参考人 個別具体の事案につきましてはちょっとお答えがしかねるんですが、一般論として申し上げれば、進行中の車両からみだりに体とかあるいは物件、これを出す行為は、道路における道路交通の危険を生じさせる行為、これを警察官が発見した場合には、確かに違法として警告等をする行為だろうと思います。
○松原委員 当日、これは何回も走っていたらしいんですよ。だから、警察官がこれを見ていないはずがないんですよ、旗を両側に激しく立てて、この国旗を。
それで、当日行った日本の人がバスの中からちょっと日本の小旗を振ったら、警察官が来て、そんなことをやったらこのバスは行かせませんよと言ったというんだよね。これはどうなっているんだ。だから、中国の旗を振っていれば大丈夫で、日本の旗だと注意するというふうに話がなってしまいますよね。まあ、ちょっとこれは、それ以上は言わないですよ。全部DVDにこういうのをおさめてあるらしいんですよ。それを今度一回お見せしますけれども、DVDに入っている。
それで、いろいろなケースがあるんですが、旗で囲んで、旗といってもポールは鉄パイプですから凶器ですよ。これでたたくということが行われたり、あとは殴りかかるという行動もあった。
これはテレビで放映されたものですが、辻村さんという方が殴られているシーンであります。テレビの放送のときは、中国人が日本人を殴っているとは言っていません。しかし、これは殴られたシーンで、皆さんのにも入っていますが、これはDVDにもばっちり入っています。この中国人は、完全に一方的に殴ってきたということであります。
それで、現場の状況で、私は辻村さんときのう話をしましたら、何と言っているかというと、彼は、なぜ暴力を振るうんだ、話せばわかるのに、なぜいきなりけったりぶったりするのか、これが彼の第一点の指摘。
もう一つは、何で警察は助けてくれないんだということを言っているわけですよ。ただ、実際は、タイミングを置いて警察は助けに入っているみたいですよね。辻村さんを、この白い服の人間が、これも映像でずっと撮ってあります。状況は、辻村さんが日の丸とチベットの旗を右手と左手に持って、こうやっていたわけですよ。旗を持っていますから、これで殴らないですよ、こうやって。そうしたら中国の人が来て、両旗、その二つのチベットと日本の旗をもぎ取った。それで、取り返そうとしたところでアッパーが入った、これはこういうことでした。
それで、辻村さんも大きいんですけれども、殴ってきた中国の人間は、背は百八十ぐらいあったというんです。その中国人をとめようとして、日本の長野県警の人が飛びついた。その県警を中国人がぼこぼこに殴っている。県警の被害というのはどうなっていますか。
○池田政府参考人 今の具体的事例についてはちょっと私も承知していないんですが、長野県警の方で公務執行妨害に当たる事案はなかったというふうに報告を受けております。
○松原委員 この殴っているやつを助けに入ったその警察官、名前がわからないんです。そこを中国の人間が四、五人で、その警察官をけったり殴ったりした。これは公務執行妨害で何で逮捕しないんだという声がそのときもあったらしいんだけれども、そんなの逮捕しようものなら、きっと暴動が起こると思ったんじゃないかと僕は思うんですよ。
しかし、長野県警の人で、あざだらけになった人とかいるはずなんだけれども、報告ないですか。それは隠ぺいだよ。
○池田政府参考人 そのような報告は受けておりません。
○松原委員 まあ、後でまたDVDを見ながら、よく見れば、これは特定までできるかもしれないけれども。やはり正直な報告が警察庁に上がっていないということかもしれないけれども、長野県警のその辺の方々は、上の指示だからと言っていたというのも仄聞しています、中国人は捕まえるなと。それは、本当はわからないです。私は、そういうふうに混乱した中での情報としては聞いているわけであります。
これは、今言ったように、両手で持っているところをやられた。それから、あと、今言ったように、行進をしていたら瞬く間に赤い旗が集まってきて進路をふさいで、大体、やり方としては、一人ずつ隔離してポールでたたくというふうなことが行われた。だから、くどいようだけれども、この表紙にあるような、こんな大きな旗のポールでは、これは振りおろすといったって、三メートルも四メートルもある鉄パイプで殴ることはさすがにできないですから、たたくための旗はもっと小さかったと僕は思うんだよ。でも、それはやり過ぎだよ、やり過ぎ。
日本の国の長野でやった聖火リレーでこんな旗ばかりがあって、日本の旗を持っていること自体も、チベットの旗はもとより、厳しいぐらいの怖い雰囲気が流れていて、そして、本当にこういうどくろの手袋をしたような人間がたくさんいた。そういう報告は上がっていないですか。当日の長野は、かなり異常だったらしいですよ。
○池田政府参考人 先ほども御答弁いたしましたとおり、小競り合いが発生いたしまして、それに伴う被害届等が出ているということについてはよく承知しておりますが、また今お示しになったような事実があったということも、そうであろうとは思いますけれども、総体的には、被害届の状況は先ほど申し上げたとおりでございます。
○松原委員 実態は、みんなほとんどの方がそう証言しています、要所要所に携帯電話を持っている人間がいて、携帯電話でずっととり合っていた。場所によっては、中国の方が殴りかかったところをやめろと言う中国の人もいた。しかし一方では、極めて何か雰囲気が強烈な人もいた、怖い、こういう状況だったということであります。だから、産経新聞にあるように、子供が、何で日の丸がないのと。日の丸を振れるような状況じゃない。この横八メートルぐらいのでかい中国の旗がたなびいている。
そのときに、ある一人が、あの旗は旗だけれども、それを鉄パイプで使うんだったら凶器準備集合罪じゃないか、こういうふうに警察官に言ったら、その警察官は正直に言ったのでしょう、これでそれを取り締まったら暴動が起こるかもしれないと言ったというんだよね。それはもちろん証拠がないんだけれども。
こういう、旗を旗としてやるよりも、たたくものとして旗のポールを使ったら、これは凶器準備集合罪になるんですか、一般論として。
○池田政府参考人 聖火リレーに関しまして、多くの中国の旗等を掲げる者がいたということはよく承知しておるんですけれども、凶器準備集合罪が成立するためには、この旗ざおが武器として使用されるということがみんなに覚知される、それから、あわせまして、集まった人たちに共同加害の目的がある、この要件が必要とされております。
したがいまして、今御指摘のような状況のみで凶器準備集合罪で検挙するというのは恐らく難しいだろうというふうに思っております。
○松原委員 なかなかそれは、実際、共同でやったとか、証拠がないですけれども。
これは、七十六歳の中島さんという方です。やはり歩いていった、七十六歳のおじいちゃんが。そうしたら、いきなり中国の女子留学生だと思われる二十代の女性に跳びげりを受けた。この方にきのう電話で聞いたら、極めて克明なんですが、相手はベージュ色の整った顔つきの美人だったと。まあ、美人だったと言うんですけれども、けられちゃしようがない、跳びげり。向こうは跳びげりが多いみたいですね、ほかも跳びげりと二、三書いてある。
彼も言っている、明らかに一つの軍団として動きをしていたと。指導者がいて、トランシーバーでやっていると私も思ったと彼も言っている。牧野聖修も言っているし、ほかの人も言っている。そういうのは警察としては報告が上がってきていません、こういうことですな。
○池田政府参考人 先ほども御答弁いたしましたとおり、携帯電話等を持っている者がいたということは承知しておるんですけれども、それが組織性に基づくものかということについては、それを裏づけるものが現在のところないということで、現在捜査中ということでございます。
○松原委員 くどいようですけれども、十人ぐらいが歩いていくと、一人ずつ隔離して、旗で囲んでポールで殴った、このことに関しても全然情報は入っていないということですね。
○池田政府参考人 先ほど御答弁いたしましたとおり、被害届等につきましては、それをこちらの方で受け取りまして、現在それに基づいて捜査をしているところでございます。
具体的状況につきましては、御答弁を差し控えさせていただきたいというふうに思います。
○松原委員 また牧野聖修さんの話に戻りますが、彼は三回ぐらい旗ざおで殴られた。牧野先生はそのことでは余り怒っていないんですよ。その場では、かっとして、恥を知れと中国人に言ったらしいんですが、その日本語を理解したかどうかわからないですけれども、言ったと本人は言っていますよ。やはり囲まれて三回ぐらい旗ざおで頭をたたかれた。
問題は、ゴール地点というのは中国の旗しかなかったわけですが、牧野さんは、自分たちも一人の日本人として参加して、いろいろな立場があるけれども、そこでやはりゴール地点まで行こうと思ったら、警察官が、絶対こっちへ来るな、あっちだと言って、ゴールから七十メートル離れたところに隔離された。彼はこれを聞いてくれというんです、これは差別じゃないかと。
オリンピックを成功させたい、中国におもねりたい、その気持ちはいい。しかしながら、だからといって、ゴールにみんな行こうとしているのを、あなた方はそっちに行っちゃだめだと、ゴールから離れたところに隔離された。これはだれの指示ですか。
○池田政府参考人 到着式会場のことかと思うんですが、聖火リレーの到着式会場におきましては、たくさんの中国人あるいはチベット支援者が集まっていたということで、警察としては、両当事者の間で不測の事態が起こらないように警備の万全を期したということでございます。このため、会場において、両当事者の集まる場所を分離する措置をとったんですけれども、それによりまして聖火リレーの安全と観客の安全を確保したというふうに考えております。
なお、当日は、到着式会場の一角においてチベット関係者による集会が行われる予定でございまして、その区画の周辺にチベット関係者の方が集まっていたという事実がございます。このため、逐次集まったチベット関係者については当該区画の方に誘導をしたというふうに聞いております。
○松原委員 言っている人は前衆議院議員の牧野聖修さんですよ。彼はゴールに行こうとした、そっちは行かせられない、ほかの中国の旗を持っている人は行ったりしている、あなた方はこっちだ、これはおかしいんじゃないですか。
○池田政府参考人 ですから、到着式会場において、チベット関係者の方、支援者の方と中国の方を分離する措置をとった。その場合、チベット関係者の方が一角で集会をされていたので、そちらの方に誘導をした、こういうふうに御理解いただきたいと思います。
○松原委員 御理解って、その場に私はいないので何とも言えないんですが、牧野先生はそう言っているわけですよ、それは差別だと。ゴールに入れるのは中国の旗を持っている中国人だけというのは差別だと。
だから、全体を見て、それは現場にいないからわかりませんし、あなたも現場におられないでしょう。しかし、私が知る限り、日本の国旗とチベットの国旗を両手で持っていて、こうやっている人間に対して、旗を奪うとか、旗を落とすとか、殴るとか、ポールでたたくとかという行為が一方的に行われた経過はあるんですよ。きっと全部じゃないですよ、それは一時的にあったかもしれないけれども、しかし、基本的にそういう状況で、牧野さんなんかはそういう形で歩いていこうとしたら、あなた方はこっちはだめだというふうな話を言われて、極めてそこは納得できない、何でそれだけ差別するんだ、こういうふうに彼は言っていたということです。今の御説明で、私は、例えば、牧野先生、こういう説明でしたよと言って、彼が納得するとは思えないと思います。
今回のこういう状況で、要するに、いろいろな暴行があったり、殴られたり、例えばDVDも今ここで流せませんよ、この委員会はあくまでもこういった資料を配るだけですけれども、そういう映像があるんですよね。そういう映像の証拠能力というのは、これはあるのかな。現物を見ないとわからないということですか。ちょっとお伺いしたい。
○池田政府参考人 DVDの証拠能力につきましては、裁判所が判断することになろうと思いますが、改ざんの可能性とかそのあたりのところが恐らく問題になろうというふうに思います。
ただ、補強証拠とか証明力を高めるものとしては使えるんではないかと思いますが、ちょっと私も担当ではございませんので、明確にはお答えできません。
○松原委員 最初お話ししたように、長野県警の警察官の中には、かなり中国の人間に暴行されている人間はいるんですよ。現場で目撃されているんですよ。その警察内の被害届が出ているかどうか、もう一回長野県警で調べてもらえませんか。
それと、そのときに、おまえら、被害に遭っても遭ったと言うなよみたいなことじゃなくて、ストレートに、本当に明らかに、我々が知る限りにおいて、長野県警の多くの警察官が中国人に殴られたり、たたかれたりしているんだから、それをもう一回調査してもらえませんか。
○池田政府参考人 現時点において被害届が出ていないというのは確かでございます。
今委員からお話のあった件につきましては再確認をしてみたいというふうに思います。
○松原委員 大臣、今回、長野の五輪の聖火リレーというのは無事に終わったというふうに報道がされていて、この間、篠原さんもこのことは質問しましたよね。篠原さんも、極めてこれは異例であったということを言っているわけであります。
例えば、日経新聞にはこう書いてある。長野県警に二十六日、聖火リレー警備に関する意見や激励が百四十七件寄せられた。よくやったと激励する声がある一方で、中国の旗で聖火が見えなかったなどの苦情が相次いだ。沿道の中国人らに関する苦情が多く、うるさい、旗が大きく聖火が見えないなどの話が多かった。
こういうふうな長野県警に寄せられた苦情に関しては、警察としてはどういう分析をしていますか。
○池田政府参考人 今御指摘のとおり、聖火リレーの当日にメールや電話で意見が寄せられておりまして、その八割弱が中国人がうるさいといった中国人の行動に関する苦情であったというふうに認識しております。
これにつきましては、当日、インターネットで大体二千人前後の中国人留学生が集まるのではないかというような記事が流れていたんですが、実際にはそれをはるかに上回る人数が集まったということによるんではないかというふうに思っております。このような中国人がたくさん集まったということで、それに伴う苦情も多かったのではないかと考えております。
○松原委員 多く集まったからというよりも、それが我が物顔で、中国人は何やっても捕まらないぐらいの感じでやったんじゃないかという気がするんだよね。
韓国の聖火リレーでは、中国人二人ぐらい捕まっていますよね。韓国のときどうだったか、資料があったらちょっと教えてもらえますか。
○池田政府参考人 韓国の資料については、ちょっと現在持ち合わせておりません。
○松原委員 やはり日本の警察は、どうも日本人を守ることよりも中国人におもねたという印象を長野の人は随分持っているという感じがします。
今、篠原さん、そこで気合いを入れて聞いていただいていますが、篠原さんも、それは口に出して言わなくても思っていますよ、どっちの警察なんだと。中国側が殴ったりした者は見て見ぬふり、公務執行妨害でもそれは捕まえない。みんな見ているんだから、何であいつを捕まえないんだと。
そういうことをやると物すごく警察の信頼感を失うことになると思うんですけれども、それは、そういう事実がなかったと言われてしまうと、ここにあるのは、こういう映像とか、異様に大きな中国の国旗の映像とか、それからあと、DVDでは殴りかかっているとか、さっき言ったように、マスメディアの人間もやられていますよ。フジテレビの大村アナウンサーは後ろからやられていますよ。それから、エルボーでやられたという人もいるし、マスメディアの、例えばさっき言った北海道新聞の女性記者は、聖火が過ぎ去った後、後頭部を三発殴られていますよ。それは被害届が出ていないからと言われればそうかもしれぬけれども、余りあんばいよくないんじゃないかと私は思うんだよね、そういうことは。
やはりこういう状況というのは、高村大臣、実情を把握した方がいいと思うんですけれども、ちょっと御感想をお伺いできますか。
○高村国務大臣 私も現場へ行っておりませんから確たることは申し上げられませんけれども、私はかなり心配性でありますから、ヨウケツチ外交部長に対しては、日本の警察がちゃんとやるから心配するなとここまで言って、その後、本当にやってくれるかどうかと思っていたんですが、全体的には日本の警察はよくやってくれた、こういうふうに思っております。
これは私だけ思っているんじゃなくて、例えば、国境なき記者団の事務局長がそこに来ておりました。その人は、決して中国寄りの人ではないと思います。その人が、中国人もチベット人も、両方が平和的にデモをやっている、これが民主主義だと言っていた。
ただ、それを全部見ているかどうか知りませんよ。それぞれの方が見ているのは部分的、部分的に見ているので、その部分的に小競り合いは当然あったと私も思いますし、殴ったり、けったり、こづいたりすること、それは許されることではない。そして、法と証拠によって警察、検察、裁判所、そういうところがしっかりやるべきことはやるだろうと思っていますし、私は、長野県警は公正にやっているだろう、こういうふうに思っております。
そして、私が知っているのは、現地で見て逮捕された人は、中国人もチベット人も一人もいなかった。残念ながら、外国の方一人おられたけれども、日本人が何人か逮捕された。それから、救急車によって運ばれるほどのけがをした、現実に運ばれた、それを消防署が把握しているのは、中国人が数名そういうけがをした。そういう客観的事実は私は承知しておりますが、個々の場で、だれが、どういうふうに、どうなったかということは、私は把握しようにもできないわけでありますから、そこは御理解をいただきたいと思います。
○松原委員 こういう正式な委員会だと余り言えませんが、救急車ということをおっしゃいましたが、これもいろいろな議論があります。被害の実情を考えると、日本の人間ははるかに救急車が呼ばれるべき人間がたくさんいたという議論もあります。
ただ、それを、あえてその場は呼ばなかったことがよかったかどうかは別でありますが、頭のここから、陥没して血を流している人間が日本では映っています。そういうのもあるわけですよ、被害届が出ていますけれども。そこまでの被害はないはずです、それは恐らく。わからないですよ。はっきり言って、そこはいろいろな要素がある、それ以上この場では言わないけれども。救急車が呼ばれる人間がいたからどうのこうのというだけの議論ということではないと私は思うんですよ、そこは非常に難しい議論だ。
申し上げたいことは、今回のこういった議論で、聖火そのものに関しては大丈夫だったんですよ。聖火が通り過ぎた後、暴力行為とかが行われているんですよ。単に聖火と無関係に行進しているところで、個別に隔離して暴力行為が行われているんですよ、旗で周りを囲んで見えないようにして。これが問題なんですよ。それは極めて陰湿だと私は思っているんですね。
私も現地に行っていないですからわかりません。それはいろいろなけが人も出たという状況もあるでしょう。きょうも、けがをした人があそこに傍聴に一人来ていますけれども、彼は軽度の方のけがでしょう。しかし、大事なことは、そういったことの真実を、少なくとも長野県警の人であざを受けたり血を流したりしているのが恐らくいるはずですよ。私が聞く限りではその報告が上がってこないということがまず第一におかしい、現場を見ていて。彼らが公務執行妨害で捕まえないのがおかしい。
これは、やはりきちっとチェックしてもらわないと、今こうやって局長が、何もありませんでしたと言うと、うそついているなという話になってしまうんですよ。どれぐらいのけががあったのか、殴られた人間が何人いたのか、あるはずですよ。何もありませんでしたなんて言ったら、全部うそになってしまうじゃないですか、みんなそれを見ているんだから。何で公務執行妨害なのに彼らを逮捕しないんだという声があったんだから、そのとき。
だから、やはり大臣、さっき冒頭言ったように、こんな大きな旗が、これは日本なのか中国なのかわからないですよ、この旗を見たら。こんな旗が振り回され、こんな旗で我が物顔に長野の町中を中国の車が走り、日本の旗やチベットの旗を持っている人間の小旗を、全員がそうだとは言わない、いろいろな質の悪い者がいたというんですよ。中にかなり質の悪いのもいたんじゃないかと言われている。そういうのが旗をたたき落とすとか、好戦的な人がやっていたとするならば、それは日本の警察は日本の治安を守らなきゃいけないので、僕はやはり今回の聖火リレーは、中国人に逮捕者は出なかった、オリンピックをやる国においては、それは事実かもしれぬけれども、日本国内的に見たらかなりマイナスだと思いますよ。
それは産経の記事が全部本当かどうか、マスメディアもいろいろと書くでしょうけれども、ここで、なぜ中国の旗ばかりで日の丸はないのと娘に聞かれた、これはそのとおりでしょう。異様ですよ、これは。毅然としているというのは、基本的にやはり日本がやるんだと。こういうところが毅然としていないから、例えば、尖閣だってどうなるんだみたいな話になったり、竹島だってどうなるんだという話になってしまう、ガス田だってどうなるんだと。全部これは同じ議論なんですよ。
結局、日本でやったときに、中国はこうやって旗を振って、車に暴走族みたいに旗を突き刺して走って、これは検挙されていないんでしょう。これがにせものの写真だと言うならそれはそれで結構だけれども、検挙されていない、一人も。私はやはりこれはかなり問題だというふうに指摘をして、時間が過ぎていますから、私の質問を終わります。
以上です。ありがとうございました。
チベット問題は日本の問題でもあると思う方
中国に隷属しようとする政治家を落選させたい方
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今日、港区の国際文化会館で行われた、緊急セミナー「チベット問題と五輪の行方」に行ってきました。道に迷い、交番で聞くと、すでに何人も道を聞きに来ているそうで、いったい何があるの?と聞かれ、説明しました。交番で道を聞いても迷いましたが、雨でずぶ濡れになりながらも間に合いました。
雨が降っているにもかかわらず、会場は定員80人を上回る超満員で折りたたみ椅子がたくさん用意されていました。女の人の方が多く、ハーブとかポプリとかに凝っていそうな感じの人が多い。僧侶の方も何人か見えられていました。
予定の2時間というのは短くて、若干時間をオーバーしましたが、もっと時間をとってくれたほうがありがたかったなぁ。
メモをとってきたので、概要は下に書きます。かなり端折りましたが長いです。
岐阜女性大学南アジア研究センター
緊急セミナー「チベット問題と五輪の行方」
18:30~20:40
司会:福永正明(南アジア研究センター センター長補佐・客員教授)
■ペマ・ギャルポ(南アジア研究センター センター長・名誉教授)
基調講演
チベット人は、人間の肉声にも魂が宿ると考えているので、マイクは使わない。これからする話はあくまでチベット人の立場から見た話で、別の見方も当然ある。
チベット問題は過去45年あった。急にチベット問題が出てきたわけではない。日本でチベット問題があまり知られなかったのは、中国の専門家がチベット問題を語っていたため。
1950年に中国は4万人の軍隊をチベットに送った。
名前が出てこないが田原総一郎の番組に出ている中国人(朱建栄?)が、有史以来チベットは中国領、チベットには100万人の農奴がいて、平均寿命38歳だったが、中国はそれを解放した、と言ってる。実際は、元(モンゴル人)と清(満州人)のときに、チューユン(寺と檀家)の関係にあっただけ。
英国は英露協商でロシアの南下を防ぐために、チベットの宗主国は清であることを承認した。
1910年、清はチベットに軍を送ったが、1911年の辛亥革命で清は滅ぶ。
ダライ・ラマ13世は軍隊の必要性を認識し、当時戦争が強い国は、ドイツ、イギリス、日本。矢島保治郎がチベットの軍事顧問となった。
中国は、1959年までに、17箇条の条約をことごとく破っている。
高僧、貴族、中国に招待されると、帰ってこない。
3/10というのは、1959年のその日、ダライ・ラマ法王が中国側から護衛なしで劇を見に来いと誘いがあった。ダライ・ラマには近衛隊がいた。号令だけは日本語(キヲツケ、ヤスメ)。ダライラマが殺されると思った民衆がそれを阻止した。それが3月10日。
79年、鄧小平は、独立以外のことは何でも話し合うと言った。ダライ・ラマ法王は今も鄧小平との約束を守って独立は主張していない。79年から6回、チベットの代表団が中国に行っている。私は第2回のときに3カ月行ってきた。胡耀邦は、80年5月、チベットの現状を見て、59年より悪くなっていることを認めて謝罪、80%の中国人を引き上げると言った。胡耀邦が失脚する87年まではよかった。
今年の3/10は何が違ったか。いつもと違う点が4つある。
1. ダライ・ラマは米連邦議会からゴールドメダルを贈られた。そのお祝いをして捕まった僧侶の釈放を要求。
2. 鉄道が開通して、年間400万人も訪れるようになった。中国人がどんどん入ってくる。ラサは今、チベット人12万人、中国人23万人。売春宿が100軒以上ある。地下資源の問題もある。そういう搾取に対する反発。
3. 2001年中国でオリンピック開催が決まったとき、人権が尊重されるはずだったが、そうではなかった。
4. チベット人の聖地を冒涜しようとしている。マスコットのうち2つはチベットの動物。パンダは厳密には中国のものではなく、チベットの動物。
非支那人の領土は63%。漢民族の土地は37%。
中国では自治区というのは自治がなくて植民地という意味。
このままではチベットは消えてしまう。満州は消えてしまった。内モンゴルは、モンゴル人と中国人の比率は2:8。ウイグルでは毎年、12~19歳が数千人規模で、家畜のようにトラックに詰め込まれて連れ去られている。北朝鮮の拉致の先生は中国。
中国は憲法で宗教を認めているが、(共産党の)教育を妨げるものはダメ。健康を害するものもだめ(座禅で足がしびれる)。秩序を乱してはダメ。結局高度な自治というのは絵に描いた餅になると思っている。
地震の犠牲は痛ましいが、これは限定的な問題。中国の今後はもっと大きな問題。中国では3億人が極貧生活を強いられている。経済が破綻すれば、数千万人単位の難民が外国に押し寄せる。
■笠井亮平(南アジア研究センター研究員、青山学院大学大学院生)
「チベット情勢をめぐる国際的側面」
独仏英米日露、各国の対応について説明。
アメリカは、4/23に上院が公聴会開催。結果をもたらすにはどういう対話が必要かが議論されている。ブッシュは開会式にいくのなら、チベットを訪問すべき。
日本はこれまでチベット問題を話すことはなかったが、外相、外務省は、言うべきことは言っている。だが具体的に何をすべきか、ということは言っていない。
ロシアは中国支持。ロシア人議長、安保理でこの問題を討議しない。
■辻康吾(現代中国評論家)
「『大国』としての中国」
テロといえば、ウイグルを連想する。
山東省列車正面衝突。上海のバス事故。女性によるハイジャック未遂。
法輪功は平和人権リレーをやっているが、何かありそう。
家庭教会。キリスト教。認められていない。1000万人ぐらいいる。ラジカルな団体ではないが、片っ端から牢屋に入れられている。
今回のチベット問題は、坊主の態度悪いからやっちまえ、で始まったが、こうなるとは誰も予想していなかった。
北京の中央民族学院で座り込みがあった。説得されて解散した。彼らは、チベットの共産党エリートで、将来チベットの指導者になるはずの学生。よほどの覚悟がないとああいうことはできない。驚いた。
中国人は、チベットのために金を使って豊かにしてやったのに、と思っている。
元軍人のインテリは、もう面倒だから、独立さえちゃえ、とまで言っている。
これは帝国主義、大国主義が陥るワナ。経済発展は別の問題。だから、厚遇されているはずの学生も座り込みをやる。
チベット問題は中国が変わらなければ解決しない。
文化大革命、自然災害で4000万人以上の中国人が死んでいる。今回の地震の被害はそれに比べれば微々たるもの(で影響はあまりない)。
中国は大国になりたがっている。
「大国堀起」というドキュメンタリーが中国で放送された。日本も大国に入れてもらっている。南京事件などはまったく出てこない。大久保利通の政治決断や渋沢栄一を高く評価。
しかし、中国は「ダライラマはケダモノだ」とか西側メディアは嘘つきとか言っているが、そういうことをいうとどう見られるのか考えていない。
とうしょうへいの決断で、近代化の格好はついてきたが、ソフト的な面がダメだと、本当の意味で大国扱いしてもらえない。中国のやり方は世界に受け入れられない。
100年ぐらいでは中国は変わらないだろう。
北京の故宮の額には、4カ国の文字で書かれている。共産党になって露骨に漢民族主義になった。唐はペルシャ系じゃないかと言われるほど、多民族的だった。
東大寺にはペルシャの女性がやってきている。中国がそれを復活できるかどうか。
孔子と餃子だけが中国ではない。
■補足
ペマ・ギャルポ
中国はチベットでの問題は全部文革のせいにしているが、文革は57年からでチベットでの暴圧は50年から始まっている。私の二人の兄は殺された。一人は射殺された。幸運にも即死だった。もう一人の兄は餓死させられた。最後は自分の排泄物を食べたという話を聞いた。
中国は覇権国家になりたがっているが、中国は外に頼らなければならない仕組みになっている。資本は外国、技術も移転されたもの。追い出したら困るのはお互い様。
中国が対話の席についたのは国際世論のおかげ。継続的に監視し続ける必要がある。南アフリカのように変えられる。
辻康吾
中国指導部の統治能力が落ちている。餃子問題は中央がさっさと謝って片付けようとしたが、現場ががんばってしまった。
良識的な国際世論だけでは、チベット問題は解決しない。北京に思考能力がない。
■質問と回答
ペマ・ギャルポ
・ダライ・ラマ側と中国の会談の内容は?
今回死者230人、逮捕1000人以上出ており、外出禁止令のために食料が得られないことを抗議。中国は、各国にアピールするなどダライラマ側に誠意がないと責任転嫁。
ダラムサラが今回の会談で評価しているのは、次の会談で、以前からの議論の継続が決まったこと。
・パンチェン・ラマ問題は今どうなっている?
7歳で国家反逆罪。チベット仏教の転生者であることが罪。外国がこの問題を正しても、中国は、元気でやっている、面倒を見ている、と言うだけ。実際はどうなっているかわからない。
偽パンチェン・ラマは世界の仏教界にこの前デビューした。あまり歓迎されなかったようだ。私は彼は高い人格の方だと思う。そういう運命に生まれたから。そういう彼にはとても同情している。
・ダライ・ラマ15世について
法王は、共産主義のもとでは絶対生まれない、白人かも黒人かも、女性かもしれないと話している。それまでに、チベット人が直接選んだ人に権限を委譲、セミリタイアする。摂政を決めるかもしれない。
・靖国問題について
平和五原則で、お互いに干渉しないことになっているのだから、日本は突っぱねるべき。国際慣習では、敵であっても、花を添えるのは礼儀。中国首脳も靖国に行くべき。ダライ・ラマも靖国に行っている。
・国連のジェノサイド条約について
国際司法委員会は、中国による計画的組織的大虐殺があったと述べている。
・テロについて
中国はテロリストアレルギー。何でもテロに結びつけたがっている(ウイグルの少女。バス爆発事件等)。
長野で捕まったチベット人も、中国はテロと関係づけようとしている。
辻康吾
質問は不明
中国人は、地震のおかげでチベットの影が薄くなったとホッとしたと言ってる。
天安門では公式には300人の死者だが、3000人だろうと言われている。実際は、家に帰って死んだ人もいて、トラブルを避けて、庭に埋め、旅行から帰らない、行方不明者になっているケースがあり、実数はよくわからない。
チベット問題は日本の問題でもあると思う方
中国に隷属しようとする政治家を落選させたい方
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雨が降っているにもかかわらず、会場は定員80人を上回る超満員で折りたたみ椅子がたくさん用意されていました。女の人の方が多く、ハーブとかポプリとかに凝っていそうな感じの人が多い。僧侶の方も何人か見えられていました。
予定の2時間というのは短くて、若干時間をオーバーしましたが、もっと時間をとってくれたほうがありがたかったなぁ。
メモをとってきたので、概要は下に書きます。かなり端折りましたが長いです。
岐阜女性大学南アジア研究センター
緊急セミナー「チベット問題と五輪の行方」
18:30~20:40
司会:福永正明(南アジア研究センター センター長補佐・客員教授)
■ペマ・ギャルポ(南アジア研究センター センター長・名誉教授)
基調講演
チベット人は、人間の肉声にも魂が宿ると考えているので、マイクは使わない。これからする話はあくまでチベット人の立場から見た話で、別の見方も当然ある。
チベット問題は過去45年あった。急にチベット問題が出てきたわけではない。日本でチベット問題があまり知られなかったのは、中国の専門家がチベット問題を語っていたため。
1950年に中国は4万人の軍隊をチベットに送った。
名前が出てこないが田原総一郎の番組に出ている中国人(朱建栄?)が、有史以来チベットは中国領、チベットには100万人の農奴がいて、平均寿命38歳だったが、中国はそれを解放した、と言ってる。実際は、元(モンゴル人)と清(満州人)のときに、チューユン(寺と檀家)の関係にあっただけ。
英国は英露協商でロシアの南下を防ぐために、チベットの宗主国は清であることを承認した。
1910年、清はチベットに軍を送ったが、1911年の辛亥革命で清は滅ぶ。
ダライ・ラマ13世は軍隊の必要性を認識し、当時戦争が強い国は、ドイツ、イギリス、日本。矢島保治郎がチベットの軍事顧問となった。
中国は、1959年までに、17箇条の条約をことごとく破っている。
高僧、貴族、中国に招待されると、帰ってこない。
3/10というのは、1959年のその日、ダライ・ラマ法王が中国側から護衛なしで劇を見に来いと誘いがあった。ダライ・ラマには近衛隊がいた。号令だけは日本語(キヲツケ、ヤスメ)。ダライラマが殺されると思った民衆がそれを阻止した。それが3月10日。
79年、鄧小平は、独立以外のことは何でも話し合うと言った。ダライ・ラマ法王は今も鄧小平との約束を守って独立は主張していない。79年から6回、チベットの代表団が中国に行っている。私は第2回のときに3カ月行ってきた。胡耀邦は、80年5月、チベットの現状を見て、59年より悪くなっていることを認めて謝罪、80%の中国人を引き上げると言った。胡耀邦が失脚する87年まではよかった。
今年の3/10は何が違ったか。いつもと違う点が4つある。
1. ダライ・ラマは米連邦議会からゴールドメダルを贈られた。そのお祝いをして捕まった僧侶の釈放を要求。
2. 鉄道が開通して、年間400万人も訪れるようになった。中国人がどんどん入ってくる。ラサは今、チベット人12万人、中国人23万人。売春宿が100軒以上ある。地下資源の問題もある。そういう搾取に対する反発。
3. 2001年中国でオリンピック開催が決まったとき、人権が尊重されるはずだったが、そうではなかった。
4. チベット人の聖地を冒涜しようとしている。マスコットのうち2つはチベットの動物。パンダは厳密には中国のものではなく、チベットの動物。
非支那人の領土は63%。漢民族の土地は37%。
中国では自治区というのは自治がなくて植民地という意味。
このままではチベットは消えてしまう。満州は消えてしまった。内モンゴルは、モンゴル人と中国人の比率は2:8。ウイグルでは毎年、12~19歳が数千人規模で、家畜のようにトラックに詰め込まれて連れ去られている。北朝鮮の拉致の先生は中国。
中国は憲法で宗教を認めているが、(共産党の)教育を妨げるものはダメ。健康を害するものもだめ(座禅で足がしびれる)。秩序を乱してはダメ。結局高度な自治というのは絵に描いた餅になると思っている。
地震の犠牲は痛ましいが、これは限定的な問題。中国の今後はもっと大きな問題。中国では3億人が極貧生活を強いられている。経済が破綻すれば、数千万人単位の難民が外国に押し寄せる。
■笠井亮平(南アジア研究センター研究員、青山学院大学大学院生)
「チベット情勢をめぐる国際的側面」
独仏英米日露、各国の対応について説明。
アメリカは、4/23に上院が公聴会開催。結果をもたらすにはどういう対話が必要かが議論されている。ブッシュは開会式にいくのなら、チベットを訪問すべき。
日本はこれまでチベット問題を話すことはなかったが、外相、外務省は、言うべきことは言っている。だが具体的に何をすべきか、ということは言っていない。
ロシアは中国支持。ロシア人議長、安保理でこの問題を討議しない。
■辻康吾(現代中国評論家)
「『大国』としての中国」
テロといえば、ウイグルを連想する。
山東省列車正面衝突。上海のバス事故。女性によるハイジャック未遂。
法輪功は平和人権リレーをやっているが、何かありそう。
家庭教会。キリスト教。認められていない。1000万人ぐらいいる。ラジカルな団体ではないが、片っ端から牢屋に入れられている。
今回のチベット問題は、坊主の態度悪いからやっちまえ、で始まったが、こうなるとは誰も予想していなかった。
北京の中央民族学院で座り込みがあった。説得されて解散した。彼らは、チベットの共産党エリートで、将来チベットの指導者になるはずの学生。よほどの覚悟がないとああいうことはできない。驚いた。
中国人は、チベットのために金を使って豊かにしてやったのに、と思っている。
元軍人のインテリは、もう面倒だから、独立さえちゃえ、とまで言っている。
これは帝国主義、大国主義が陥るワナ。経済発展は別の問題。だから、厚遇されているはずの学生も座り込みをやる。
チベット問題は中国が変わらなければ解決しない。
文化大革命、自然災害で4000万人以上の中国人が死んでいる。今回の地震の被害はそれに比べれば微々たるもの(で影響はあまりない)。
中国は大国になりたがっている。
「大国堀起」というドキュメンタリーが中国で放送された。日本も大国に入れてもらっている。南京事件などはまったく出てこない。大久保利通の政治決断や渋沢栄一を高く評価。
しかし、中国は「ダライラマはケダモノだ」とか西側メディアは嘘つきとか言っているが、そういうことをいうとどう見られるのか考えていない。
とうしょうへいの決断で、近代化の格好はついてきたが、ソフト的な面がダメだと、本当の意味で大国扱いしてもらえない。中国のやり方は世界に受け入れられない。
100年ぐらいでは中国は変わらないだろう。
北京の故宮の額には、4カ国の文字で書かれている。共産党になって露骨に漢民族主義になった。唐はペルシャ系じゃないかと言われるほど、多民族的だった。
東大寺にはペルシャの女性がやってきている。中国がそれを復活できるかどうか。
孔子と餃子だけが中国ではない。
■補足
ペマ・ギャルポ
中国はチベットでの問題は全部文革のせいにしているが、文革は57年からでチベットでの暴圧は50年から始まっている。私の二人の兄は殺された。一人は射殺された。幸運にも即死だった。もう一人の兄は餓死させられた。最後は自分の排泄物を食べたという話を聞いた。
中国は覇権国家になりたがっているが、中国は外に頼らなければならない仕組みになっている。資本は外国、技術も移転されたもの。追い出したら困るのはお互い様。
中国が対話の席についたのは国際世論のおかげ。継続的に監視し続ける必要がある。南アフリカのように変えられる。
辻康吾
中国指導部の統治能力が落ちている。餃子問題は中央がさっさと謝って片付けようとしたが、現場ががんばってしまった。
良識的な国際世論だけでは、チベット問題は解決しない。北京に思考能力がない。
■質問と回答
ペマ・ギャルポ
・ダライ・ラマ側と中国の会談の内容は?
今回死者230人、逮捕1000人以上出ており、外出禁止令のために食料が得られないことを抗議。中国は、各国にアピールするなどダライラマ側に誠意がないと責任転嫁。
ダラムサラが今回の会談で評価しているのは、次の会談で、以前からの議論の継続が決まったこと。
・パンチェン・ラマ問題は今どうなっている?
7歳で国家反逆罪。チベット仏教の転生者であることが罪。外国がこの問題を正しても、中国は、元気でやっている、面倒を見ている、と言うだけ。実際はどうなっているかわからない。
偽パンチェン・ラマは世界の仏教界にこの前デビューした。あまり歓迎されなかったようだ。私は彼は高い人格の方だと思う。そういう運命に生まれたから。そういう彼にはとても同情している。
・ダライ・ラマ15世について
法王は、共産主義のもとでは絶対生まれない、白人かも黒人かも、女性かもしれないと話している。それまでに、チベット人が直接選んだ人に権限を委譲、セミリタイアする。摂政を決めるかもしれない。
・靖国問題について
平和五原則で、お互いに干渉しないことになっているのだから、日本は突っぱねるべき。国際慣習では、敵であっても、花を添えるのは礼儀。中国首脳も靖国に行くべき。ダライ・ラマも靖国に行っている。
・国連のジェノサイド条約について
国際司法委員会は、中国による計画的組織的大虐殺があったと述べている。
・テロについて
中国はテロリストアレルギー。何でもテロに結びつけたがっている(ウイグルの少女。バス爆発事件等)。
長野で捕まったチベット人も、中国はテロと関係づけようとしている。
辻康吾
質問は不明
中国人は、地震のおかげでチベットの影が薄くなったとホッとしたと言ってる。
天安門では公式には300人の死者だが、3000人だろうと言われている。実際は、家に帰って死んだ人もいて、トラブルを避けて、庭に埋め、旅行から帰らない、行方不明者になっているケースがあり、実数はよくわからない。
チベット問題は日本の問題でもあると思う方
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前の日記の続き。
今回の四川省での地震、死者1万人超か、と報じているところもあるようで、かなり大きな被害が出ているようだ。
2000年のデータでは、四川省アバ州の人口比率は、チベット人54%、漢人25%。8年前のデータであり、震源が成都よりなので、被害地域の漢人の比率はもっと高いだろう。
チベット人は、チョモランマに聖火が登るのは、神々に対する冒涜だと強く非難していたが、彼らは、今回の地震を神々の怒りと捉えているのかもしれない。
おそらく中国政府は、この地震被害を利用して、中国に対する批判的な国際世論を同情の方に誘導するだろうが、また日本はそれに協力する(利用される)ことになるだろう(毒餃子事件の騒動のさなかに、自民党は中国の豪雪被害に対して、自民党国会議員の歳費を使って中国を支援している)。
一番心配なのは、災害直後の治安崩壊で、チベット人は無事でいられるだろうか、ということだ。
「中国はいかにチベットを侵略したか」にある、人民解放軍兵士によるチベット人に対する残忍な処刑、拷問、強姦の描写は、“南京大虐殺”の描写によく似ているが、これは中国人が行いうることを書いた文章の主語を、日本人に置き換えただけのものだからだ。
だが、中国政府によって喧伝された“南京大虐殺”により、中国人は日本人に対して強烈な憎悪を抱くようになった。同様の政策は反チベット教育という形でも行われている。暴虐の限りを尽くしてチベットを“この世の地獄”にしたのは中国人であるが、彼らはチベット人がいかに残酷で野蛮な民族かということを資料館をつくって中国人に教育している。そこでは拷問道具やら残酷な刑罰を受けた被害者の写真やらが展示されている。
何年か前に、サッカー場での反日中国人サポーターの、憎悪むき出しの野蛮な姿が、世界中に中継された。また、長野やソウルの聖火リレーでも、中国人の集団による暴行事件が多発した。治安が維持されているはずの状態でもそのような有様なのだから、治安の崩壊した被災地(しかも3月にチベット人の蜂起があったばかり)で、警察を含む漢人たちが、被災したチベット人たちに人道的な対応ができるだろうか。
真偽は不明だが、2ちゃんねるで次のような書き込みがあった。
*************
654:エージェント・774 :2008/05/12(月) 22:10:54 ID:USjBRsQU
別スレからのコピペですが
ttp://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1210582609/957
957 名無しさん@八周年 New! 2008/05/12(月) 18:41:23 ID:W91IGPAT0
メール来たけど人々滅茶苦茶怒ってる
チベット人殺そうって話になってるって言ってる
ttp://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1210585278/186
186 名無しさん@八周年 New! 2008/05/12(月) 18:56:11 ID:F1v5R44P0
成都で親父が駐在員やってるんだが、
成都はそれほどでもないが、被害のひどい市だとマジで暴徒がヤバいらしい
チベット人狩りが始まるかもしれないってさ
319 名無しさん@八周年 New! 2008/05/12(月) 19:02:31 ID:RUazJths0
>>262
上でコピペ見たいの貼ってる奴居るが、
中国では天災は為政者の徳が無いため起きる警告で民衆への天罰ではない
今回の事は中国分断を狙うチベットの、徳を欠いたダライ派への天罰
地震を起こしたチベット人を許すなってメールが出回ってるらしい
*************
日本政府が行う人道的支援は、民族によって区別されることのない、迅速で有効な支援であることを願う。遺棄化学兵器処理のときのような無駄な資金提供だけはしないでほしい。
チベット問題は日本の問題でもあると思う方
中国に隷属しようとする政治家を落選させたい方
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今回の四川省での地震、死者1万人超か、と報じているところもあるようで、かなり大きな被害が出ているようだ。
2000年のデータでは、四川省アバ州の人口比率は、チベット人54%、漢人25%。8年前のデータであり、震源が成都よりなので、被害地域の漢人の比率はもっと高いだろう。
チベット人は、チョモランマに聖火が登るのは、神々に対する冒涜だと強く非難していたが、彼らは、今回の地震を神々の怒りと捉えているのかもしれない。
おそらく中国政府は、この地震被害を利用して、中国に対する批判的な国際世論を同情の方に誘導するだろうが、また日本はそれに協力する(利用される)ことになるだろう(毒餃子事件の騒動のさなかに、自民党は中国の豪雪被害に対して、自民党国会議員の歳費を使って中国を支援している)。
一番心配なのは、災害直後の治安崩壊で、チベット人は無事でいられるだろうか、ということだ。
「中国はいかにチベットを侵略したか」にある、人民解放軍兵士によるチベット人に対する残忍な処刑、拷問、強姦の描写は、“南京大虐殺”の描写によく似ているが、これは中国人が行いうることを書いた文章の主語を、日本人に置き換えただけのものだからだ。
だが、中国政府によって喧伝された“南京大虐殺”により、中国人は日本人に対して強烈な憎悪を抱くようになった。同様の政策は反チベット教育という形でも行われている。暴虐の限りを尽くしてチベットを“この世の地獄”にしたのは中国人であるが、彼らはチベット人がいかに残酷で野蛮な民族かということを資料館をつくって中国人に教育している。そこでは拷問道具やら残酷な刑罰を受けた被害者の写真やらが展示されている。
何年か前に、サッカー場での反日中国人サポーターの、憎悪むき出しの野蛮な姿が、世界中に中継された。また、長野やソウルの聖火リレーでも、中国人の集団による暴行事件が多発した。治安が維持されているはずの状態でもそのような有様なのだから、治安の崩壊した被災地(しかも3月にチベット人の蜂起があったばかり)で、警察を含む漢人たちが、被災したチベット人たちに人道的な対応ができるだろうか。
真偽は不明だが、2ちゃんねるで次のような書き込みがあった。
*************
654:エージェント・774 :2008/05/12(月) 22:10:54 ID:USjBRsQU
別スレからのコピペですが
ttp://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1210582609/957
957 名無しさん@八周年 New! 2008/05/12(月) 18:41:23 ID:W91IGPAT0
メール来たけど人々滅茶苦茶怒ってる
チベット人殺そうって話になってるって言ってる
ttp://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1210585278/186
186 名無しさん@八周年 New! 2008/05/12(月) 18:56:11 ID:F1v5R44P0
成都で親父が駐在員やってるんだが、
成都はそれほどでもないが、被害のひどい市だとマジで暴徒がヤバいらしい
チベット人狩りが始まるかもしれないってさ
319 名無しさん@八周年 New! 2008/05/12(月) 19:02:31 ID:RUazJths0
>>262
上でコピペ見たいの貼ってる奴居るが、
中国では天災は為政者の徳が無いため起きる警告で民衆への天罰ではない
今回の事は中国分断を狙うチベットの、徳を欠いたダライ派への天罰
地震を起こしたチベット人を許すなってメールが出回ってるらしい
*************
日本政府が行う人道的支援は、民族によって区別されることのない、迅速で有効な支援であることを願う。遺棄化学兵器処理のときのような無駄な資金提供だけはしないでほしい。
チベット問題は日本の問題でもあると思う方
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胡錦涛の来日中、5月8日深夜に茨城、栃木で震度5弱の、翌日早朝も神奈川県で震度3の地震があり、日本の神様も胡錦涛を嫌っているのかなぁ、と思っていたら、今日、四川省、M7.8、震源深さ10kmという、かなりの被害が予想される大地震のニュースがあった。
震源地は中国がチベットに侵攻する以前の国境付近のようだ。
チベット人は、自然からメッセージを読み取ろうとする。中共軍がチベットに侵攻する前年(1949年、国民党が大陸から駆逐され、中共が政権をとった年)、天空の守護神ラウラがチベット上空にその怒りの姿を現したという。
「ラウラ神の下半身は大蛇ナーガの尾で、太く、斑点だらけで醜怪だ。でっぷりした腹には人の首の帯が巻きつき、三つ目の怪物の顔がいっぱいに広がっている。胸にはもう二つの目があり、短い四本の腕は恐ろしい力を秘め、前腕にある一つ目ははったと空を睨み付けている。上半身では骨の装身具がじゃらじゃら鳴り、海蛇がうごめいていた。一本の手は怪物の頭を象った旗幟を打ち振り、もう一本は蛇の投げ輪を握りしめ、残り二本は弓矢を引き絞っていた。ラウラはすべてを見通しており、三段に重なる恐ろしい九頭を振り回している。髪は紅蓮の炎に包まれ、体全体が燃え盛り灰色の毒煙を吐いていた」
どんな姿かよく分からないけれど、とにかくとても恐ろしい姿なのは間違いない。ダライ・ラマの閣僚たちはラウラ出現の意味を議論していたという。その前にラウラが現れたのは、清が滅んだときだ。
1949年、ラウラ以外の神々もチベットに警告を発していた。雹の嵐がチベット各地に吹き荒れ、農作物に大被害をもたらした。またこの年、1500人以上の死者を出した大地震が発生している。
今回の四川省の大地震も、もしかしたら何か大きなことが起きる前触れなのかもしれない。
そして、次にラウラが現れるのは、おそらく中国共産党が倒れるときなのだろう。
参考文献『中国はいかにチベットを侵略したか』
チベット問題は日本の問題でもあると思う方
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震源地は中国がチベットに侵攻する以前の国境付近のようだ。
チベット人は、自然からメッセージを読み取ろうとする。中共軍がチベットに侵攻する前年(1949年、国民党が大陸から駆逐され、中共が政権をとった年)、天空の守護神ラウラがチベット上空にその怒りの姿を現したという。
「ラウラ神の下半身は大蛇ナーガの尾で、太く、斑点だらけで醜怪だ。でっぷりした腹には人の首の帯が巻きつき、三つ目の怪物の顔がいっぱいに広がっている。胸にはもう二つの目があり、短い四本の腕は恐ろしい力を秘め、前腕にある一つ目ははったと空を睨み付けている。上半身では骨の装身具がじゃらじゃら鳴り、海蛇がうごめいていた。一本の手は怪物の頭を象った旗幟を打ち振り、もう一本は蛇の投げ輪を握りしめ、残り二本は弓矢を引き絞っていた。ラウラはすべてを見通しており、三段に重なる恐ろしい九頭を振り回している。髪は紅蓮の炎に包まれ、体全体が燃え盛り灰色の毒煙を吐いていた」
どんな姿かよく分からないけれど、とにかくとても恐ろしい姿なのは間違いない。ダライ・ラマの閣僚たちはラウラ出現の意味を議論していたという。その前にラウラが現れたのは、清が滅んだときだ。
1949年、ラウラ以外の神々もチベットに警告を発していた。雹の嵐がチベット各地に吹き荒れ、農作物に大被害をもたらした。またこの年、1500人以上の死者を出した大地震が発生している。
今回の四川省の大地震も、もしかしたら何か大きなことが起きる前触れなのかもしれない。
そして、次にラウラが現れるのは、おそらく中国共産党が倒れるときなのだろう。
参考文献『中国はいかにチベットを侵略したか』
チベット問題は日本の問題でもあると思う方
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今日は千駄ヶ谷~代々木の「チベットを救え!」デモに行ってきました。
日本青年館での講演は、ohmynewsで全映像が公開されていたので、そちらをご覧ください。
他にヤフーにも少し情報があります。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080506-00000005-omn-pol
印象的だったことをいくつか。
民主党の枝野氏が壇上に上がった。彼は我が国の首相にふさわしい逸材だ。政府は、チベットを弾圧する中国に手を貸すばかりか、いよいよ我が国のチベット化を本格的に推進しはじめた。移民1000万人(当然大部分が中国人)の受け入れ機関である移民庁設立である。
もう時間がないので、はやいこと、ガン細胞のような政治家をつまみ出して、枝野氏に我が国の軌道修正を託したい。
淡路島の僧侶の方が、ダライ・ラマ法王が伊勢神宮に参拝された話をされていた。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2313724/2365594
内モンゴル人民党幹事長のクレイト・フビスガル氏は、文化大革命での最大の犠牲は内モンゴル人だと発言していた。
ウイグル人のイリハム氏。
チベット人の勇敢な行動に感謝している。ウイグルでは、若い人を中国に連れて行って教育したり、イスラム教の寺院を破壊している。19~25才の女性が毎年8万人も甘言で中国に連れて行かれている。
会場には、西村幸祐氏や、江川紹子氏の姿もあった。
講演が終わり、デモ行進。
長野で見かけた人がチラホラ。パンチェン・ラマのプラカードをもった人が長野より確実に増えている。参加者は4000人ぐらいだったそうだが、かなり迫力があった。これが10倍ぐらいになると、政治にも大きく影響し始めると思う(60年安保のときに国会議事堂を包囲したのが11万人)。
Free Tibet in Wasedaの学生さんが、5/8に大隈講堂をチベット旗で埋め尽くしたいので、ぜひみなさんきてください、都の西北でお待ちしています、とのことでした。在野の精神、健在なり。
(授業中なので、騒音を立てなければ、と学生課も許可を出しているということです)
OBたちも動き出しているようです。
http://www.melma.com/backnumber_45206_4087331/
キャンドルナイトでは、チベットの僧侶の方が読む心地のよいお経を聞けた。
帰ってサイトをみたら、日比谷公園の方では、「長野」が繰り返されていたようだ。そちらに行くべきだったか。
クライン孝子の日記
オリンピックまでまだ時間があるが、オリンピック協賛企業に対する抗議行動や、親中A級戦犯、BC級戦犯を特定して、どうすれば得票率を低下させられるのか、考えたい。
チベット問題は日本の問題でもあると思う方
中国に隷属しようとする政治家を落選させたい方
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日本青年館での講演は、ohmynewsで全映像が公開されていたので、そちらをご覧ください。
他にヤフーにも少し情報があります。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080506-00000005-omn-pol
印象的だったことをいくつか。
民主党の枝野氏が壇上に上がった。彼は我が国の首相にふさわしい逸材だ。政府は、チベットを弾圧する中国に手を貸すばかりか、いよいよ我が国のチベット化を本格的に推進しはじめた。移民1000万人(当然大部分が中国人)の受け入れ機関である移民庁設立である。
もう時間がないので、はやいこと、ガン細胞のような政治家をつまみ出して、枝野氏に我が国の軌道修正を託したい。
淡路島の僧侶の方が、ダライ・ラマ法王が伊勢神宮に参拝された話をされていた。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2313724/2365594
内モンゴル人民党幹事長のクレイト・フビスガル氏は、文化大革命での最大の犠牲は内モンゴル人だと発言していた。
ウイグル人のイリハム氏。
チベット人の勇敢な行動に感謝している。ウイグルでは、若い人を中国に連れて行って教育したり、イスラム教の寺院を破壊している。19~25才の女性が毎年8万人も甘言で中国に連れて行かれている。
会場には、西村幸祐氏や、江川紹子氏の姿もあった。
講演が終わり、デモ行進。
長野で見かけた人がチラホラ。パンチェン・ラマのプラカードをもった人が長野より確実に増えている。参加者は4000人ぐらいだったそうだが、かなり迫力があった。これが10倍ぐらいになると、政治にも大きく影響し始めると思う(60年安保のときに国会議事堂を包囲したのが11万人)。
Free Tibet in Wasedaの学生さんが、5/8に大隈講堂をチベット旗で埋め尽くしたいので、ぜひみなさんきてください、都の西北でお待ちしています、とのことでした。在野の精神、健在なり。
(授業中なので、騒音を立てなければ、と学生課も許可を出しているということです)
OBたちも動き出しているようです。
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キャンドルナイトでは、チベットの僧侶の方が読む心地のよいお経を聞けた。
帰ってサイトをみたら、日比谷公園の方では、「長野」が繰り返されていたようだ。そちらに行くべきだったか。
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