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日本はチベットから多くのことを学ぶことができる。優れた精神文化や深い歴史からだけではなく、中国に支配された経緯と命がけの抵抗運動から、我々が多くのことを学ぶべきだ。チベットが自由になるということは、日本が自由になるということだ。――このサイトの趣旨にご賛同いただける方は、サイト内の文章をご自由にご利用ください
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前回書いたとおり、今回のデモは、本当はいくつもりではなかったが、北京五輪の開会式を見て、気が変わっていくことにした。これだけ浮かれた騒ぎを見せつけられて、その裏で何が起きているのか、想像すれば、行かざるを得ない。
予想外に集まった人が多く、主催者発表で600人ということだった。みなさんも、北京五輪が始まって、思うところがあったんだと思う。実際に、牧野先生もそのような話をされていた。

以下、その内容。

チベットデモ出発前の様子
デモ出発前の様子

司会
最初に、在日チベットコミュニティーのカルデンさんからのご挨拶があります。


小原カルデン氏
みなさん、こんにちは。
本日はお暑い中お集まりいただき、ありがとうございます。
私は日本に10年以上住んでいますが、チベットのためにこんなにたくさんの方々が集まってくださる日が来るとは、正直、想像もしていませんでした。
しかし、今年になって、チベットの問題が、表に出るようになってから、こんなにたくさんのサポーターがいらっしゃることを知って、非常に嬉しく感じるとともに、我々チベット人も、もっともっとがんばっていかなければならない、ということを感じました。

それで、今回、在日チベット人の主催ということで、デモをすることになりました。

はじめに、一つ言わせていただきたいのですが、今回のデモは、北京五輪に反対して行うものではありません。なぜなら、我々も北京五輪を尊重しています。それは、4年間、選手たちは、大きな舞台に立つために、がんばってきているからです。ですから、メディアの皆様、そこを誤解しないでいただきたいと思います。

今回のデモの目的は、次の3つのことを世界にアピールすることです。

一つ目は、チベットの問題を忘れないでほしい。
オリンピックが始まっても、チベットの問題はまったく解決していないということを、世界のみなさんは、忘れないでいただきたいのです。

二つ目は、中国政府に、ダライラマ法王の特使との対話に、正面から取り組んでもらいたい、ということです。チベット特使と中国政府との対話は2002年から2008年までに7回行われたのにもかかわらず、結果が出ずに終わっています。これからは、チベットと中国だけではなく、国際連合を交えるなどして、実りある対話を実現してほしい、と思います。

そして、三つ目は、中国政府はIOCとの約束を守って欲しい、といことです。中国は北京五輪開催が決まったとき、より人権に注意を払うとIOCと約束をしていますが、チベットの人権問題、または、内モンゴルの人権問題、またはウイグル、または中国の中でも人権問題がいっぱいあるのに、一向に解決していません。IOCは約束を守っていない中国に対して、厳しく指導する、あるいは制裁を行う必要があると思います。

本来、チベットは独立国家です。私たちチベット人の国です。日本がどこかの国の一部ではないように、誰かの支配下に入るべきものではないのです。
そして、サポーターのみなさんには、今まで非常に感謝していますが、これからもぜひとも応援をよろしくお願いいたします。

中国という巨大な国家を相手にする場合、政治家だけではなかなか解決しません。この問題は、世界の一人一人の方々の応援こそが、解決の道を作ると私は信じています。だから、みなさん、チベットの応援をあきらめずに、ご家族やお子さんたちにぜひ、伝えていただきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

最後になりましたが、今回のデモを手伝ってくださった皆さん、本当にありがとうございます。仕事の合間をぬって、一生懸命手伝ってくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。 この場を借りて、御礼申し上げます。ご静聴ありがとうございました。

 
司会

お名前だけでもみなさんにご紹介したい方々が、本日いらっしゃっています。東トルキスタン、イリハム応援団の日本人サポーターの方がいらしています。中国の民主活動家の王進忠さん、モンゴル自由連盟党日本代表ダシ・ドンロプさんもいらっしゃっています。
今日はStudent for Free Tibet 日本もピースウォークを企画しています。東京チームはこのデモに参加してくださっていますが、代表のツェリン・ドルジェさんは今名古屋で私たち同様にがんばっています。
そのツェリンさんからもメッセージが届いています。ご紹介します。

 

ツェリン・ドルジェ氏からのメッセージ
中国が2004年、夏季オリンピックの開催地争いで、シドニーに敗れたのは、チベット弾圧や宗教弾圧、国内の様々な人権弾圧が原因でした。
その後、2008年夏季オリンピックの誘致にあたり、中国政府は人権状態の改善を公約しました。しかし、現在中国国内の人権問題は、改善されるどころか、悪化する一方です。

今年3月以来、中国政府の厳しい弾圧により、多くのチベット人の命が奪われています。アムネスティ・インターナショナルは、先日、チベットでの行方不明者、逮捕者はおよそ1000人に及ぶと発表しています。
中国政府はこうした国際社会による国内の人権侵害への批判を一切無視し、オリンピック開催を強行しました。オリンピックが平和の祭典であるならば、平和の礎となるべき個々の人権が守られた状態で開催されるべきだと考えます。
言論の自由、信仰の自由がない状態で、果たして平和の名にふさわしいオリンピックが開催できるのでしょうか。基本的人権である言論の自由や信仰の自由は、いかなる理由があろうと奪われるべきものではありません。
自分の思うこと、感じることを自由に発し、信じたいものを信仰することが許されない世界は間違っています。中国政府は自らの公約を守り、今すぐ人権を侵害することを止め、すべての人が人権や権利を脅かされることなく、等しく生きることのできる平和な社会を実現してほしいと切に願います。

Student for Free Tibet 日本代表 ツェリン・ドルジェ


司会
1960年代に亡命政府が選んだ初めての留学生の一人として来日され、以来40年以上にわたり、日本で生活されている在日チベット人の大先輩である西蔵ツェワンさんより、一言いただきたいと思います。


西蔵ツェワン氏
日本にきてもう40年以上になります、在日チベット人の西蔵ツェワンと申します。
昨夜、北京五輪の開会式をジーッと見て思ったことは、直感的に、北京五輪は非常に華やかだったんですが、あの影でどれだけの人間が犠牲になっているだろう、という感想でした。
それは、私たちチベット民族だけではなく、内モンゴル、東トルキスタン、さらに、中国の漢民族でさえ、その犠牲になっているというようなことが、今起こっているんですね。

先ほど主催者の方からも話があったと思うんですが、私たちは、北京五輪に対して反対はしておりません。私たちは、それを通して、どれだけその裏に問題があるかということを、多くの人たちに知っていただきたいから、私たちは長年運動しています。

チベットに関しては、60年前から、同じような抑圧政策を受け、120万人の犠牲者が出ていると言われています。さらに、先ほどお話があったように、今年の三月の暴動で1000人の人たちが未だに行方不明になっています。そういう状況の中で、昨夜、華やかな北京五輪が開かれた、と。
あの意味は何なんだろうか、ということをみなさん、ぜひ知っていただきたいと思っております、

私たちは、中国人に対して憎しみをもっておりません。中国指導層の政策に対して、私たちは異論を唱えております。その辺をぜひ、理解していただければと思います。今日この中にも中国の方たちがいらっしゃるでしょう。中国大使館の方たちも聞いているでしょう。ぜひ、この現状をご自分たちでじっくり考えて、果たして、自分たちの指導部はこれでいいのか、ともう一度考えていただきたい、というのが私たちの主張であります。

それからもう一つお願いがあるんですが、これから平和行進をやるわけなんですが、中国の方たちからいろんな挑発的な行動があるかもしれない。ですから、今日私たちはあくまでも平和行進ですので、毅然とした態度で臨んでいただきたい。私たちチベット人の運動の主体は、非暴力です。これはおそらく、これからも続くことだと思っておりますし、それによって正義を勝ち取ると私たちは深く信じておりますので、どうかよろしくお願いいたします。


司会
先月、来日された、パルデン・ギャツォさんからメッセージをいただいております。パルデンさんはチベット本土でチベットの自由を求める発言をしたため、33年間も投獄されていたチベット人僧侶の方です。
70才を過ぎた今でも、目の前で、拷問により亡くなっていった仲間たちの分もと、精力的に抗議活動に参加されています。


パルデン・ギャツォさんからのメッセージ
昨夜、北京五輪開会式が行われました。五輪は、人権を守り、平和で他国との調和を心掛ける国で行われるべきイベントです。
今日、こうして、真実、平和、そして人権のために戦う日本のみなさんは、五輪を開催する国が、人権を抑圧し 拷問や虐殺を繰り返していることに疑問を持ち、抗議するために集まってくれたのだと思います。
五輪は人間の精神を祝うためのイベントです。しかしながら、北京五輪は人権が抑圧された状態で行われてしまいました。ラサで行われた聖火リレーでは、抗議活動を恐れた政府により、厳重な警備体制を敷かれ、一般市民が沿道でその様子を見ることができませんでした。見ることができたのは、偽装のセレモニーを行うために選ばれた人のみでした。これは国際的なセレモニーというよりは子供だましだと言えましょう。私たちは特にエベレストに聖火が持ち込まれたことを非常に非難しました。

中継で、チベット自治区共産党書記は、ラサのポタラ宮前での聖火リレー式典にて、五輪を政治化すべきではない、という中央政府の主張と矛盾して五輪を政治化し、こう発言しました。
「チベットの空は永遠に変わらない。5つの星がついた旗が永遠にチベットの空にはためくのだ」
この発言は、チベットはかつて独立した国家であったことを明らかに認めていることになります。中国が侵略するまで、チベットは独立した国家でした。
ダライラマ法王は、チベットは中国という国の中で存在しよう、と大きな譲歩をしています。それが、チベット・中国の両方に利益をもたらすとお考えになるからです。
しかし、その歩み寄りはどん欲な中国人を満足させるには事足りませんでした。
中国人が必要なのはチベット人ではなく、チベットの土地です。チベットを植民地化し、チベット文化を抹消し、チベット人を虐殺する、それが、中国が最終的に意図することなのです。
これが本当の中国の顔なのです。

第二次世界大戦中、アメリカは広島と長崎に原爆を投下しました。中立を守っていたチベット政府は、残酷で恐ろしい原爆の犠牲者の方々のために祈るよう、チベット中の僧院に要請しました。
私はこんな風に思うのです。日本で今こうしてみなさんがチベットを支援してくださるのは、こうした過去の繋がり、御縁があったからではないか、と。
チベットを支援してくださり、そして世界の平和のために戦う日本のみなさんに心から感謝します。皆様が永遠に支援してくださることを祈ります。

ゲシェ・パンデン・ギャツォ


司会
パルデンさんが、33年もの服役ののちに釈放されたのは、アムネスティの署名によるものだったとお話しになっていました。一人一人の署名が集まれば、何かを変える力があることを証明しています。本日もアムネスティによる署名のハガキを配布していますので、私たちは、中国の行動をいつも見ていると訴えるために、みなさんの一人一人の声を示していただけたら、と思います。
ご協力をお願いします。

日本のチベット支援の草分け的存在であり、ダライラマ法王の来日の実現などチベット人や私たちが本当にお世話になっている牧野先生よりお言葉をいただきたいと思います。


民主党・牧野聖修氏。三度笠の方の手前が、先日明治大学で講演したフォトジャーナリスト野田雅也氏。他に、渡辺一枝氏の姿もあった
民主党・牧野聖修氏。三度笠の方の手前の方が、先日明治大学で講演したフォトジャーナリスト野田雅也氏。他に、そのとき一緒に講演されていた渡辺一枝氏の姿もあった。

牧野氏
今年の3月10日に、ラサで騒乱が始まりました。この動きを受けて、全世界各地域でチベットを支援する大勢のみなさんの情熱溢れる、正義感に満ちた集会やデモが繰り広げられました。
そして、わが日本におきましても、3月22日、全国から1500名の大勢の仲間が、この同じ場所、この公園に集まっていただきまして、中国の弾圧に対して、大きな大きな怒りをもった集会が、ここで行われました。
そのことを皮切りに、また、全世界の動きに呼応して、日本の国内でも、あちらこちらで、チベットを支援する大きなすばらしい大会が繰り広げられてまいりました。そして4月の26日、みんなで示し合わせたわけではないけれども、2500名以上のみなさんが、あの長野に集まっていただいて、雨の降る中、本当に激しい中国の弾圧の中、4時間にわたるシュプレヒコールを行ったすばらしい大会が、長野で開かれました。
そして、そののち、胡錦涛が来日するそのとき、5月6日、日本青年会館、そして代々木公園における集会とデモ、これも4200名の大勢のみなさんの集まる中で、すばらしい大会が開かれました。
そしていよいよサミットが開かれました。そのサミットに対して、全国で大勢の皆さんが、正義の感情に満ちた、そして何としてでもチベットを救おうという素晴らしい大会として、デモ行進を行っていったわけです。

みなさん、3月10日以来のこの思い、チベットを支援する思いが、今回いよいよ五輪が行われた中で、いよいよ行うことになりました。
3月22日のときにみなさんに聞きました。私は聞いた。一番遠い人は北は北海道から来てくれた人、そして南は九州からも来てくれた仲間がおりました。本当にみなさんに心から御礼を申し上げました。
そして今日私の友人で、大阪からきていただいた仲間もおります。
うかがいましたら、みなさん、今日もまた九州の方から来ていただいている仲間もいるということであります。本当にこの忙しい中、遠いところから、チベット支援のために、この五輪の中、何としてもこのチベット問題を風化させてはいけない、そういう思いで、この東京にお集まりいただいた皆様方に心より御礼申し上げる次第であります。本当にみなさん、ありがとう!

実際。僕は、Save Tibet Networkの呼びかけ人という立場を戴いて、3月10日以来、今日まで一生懸命自分なりに努力をしてきたつもりであります。今日のこの集会に対して、パルデンさんから、あるいはドルマさんから、ぜひ来て欲しい、という連絡がありましたが、私もいろいろ仕事がありまして、今日はこれない、そういう思いでご返事をさせていただいていきたわけでありますが、実はみなさん、私も昨日の北京五輪の開会式を見て、今日の集会には何としても私はいかなければいけない、そういう思いになりまして、今日はやってまいりました。

みなさん、今度の北京五輪のスローガン、ワンワールド、ワンドリームであります。みなさん、今度の北京五輪のスローガンは、ワン・ワールド、ワンドリームであります。
参加国208の国の中で、このワンワールド・ワンドリーム、このことを言う資格のない国はただ一つ、主催国であります、中国であります。

208の選手を送り出す後ろ盾となっている政府は、みんな純粋な気持ちで、世紀の祭典を成功させようという純粋な思いで、協力をしてきております。しかしながら、この五輪のワンワールド・ワンドリームという言葉を使ってはいけない政府は、世界でただ一つ、五輪を政治利用をしている中国政府ただ一つであります。
ワンワールド・ワンドリームという資格のない政府は世界でただ一つ、北京政府であります。
私はこの欺瞞に満ちた、この五輪の本当の意味を世界のみなさんにわかってもらうために、勇気を持って立ち上がって、世界に向かって声の限り、命の限り、叫ぶ資格を持っているのは、世界広しといえども、チベットのみなさんをおいて他にありません。

チベットのみなさんが、自分たちの人生と生命をかけて、ここに今日結集して、全世界のみなさんに、この五輪の欺瞞性と、その影に隠れて行われてきたチベット人に対する弾圧を命の限り、訴えようとしています。
それに対して本当に温かい気持ちで、お集まりいただいたみなさん、今日我々がここで行うこの集会とデモの意味は、まさしく、正義の祭典であるべきこの五輪の本来の意味と使命を全世界にわからせるために、私たちは今日集会とデモを行っているのであります。

このわが世を謳歌するが如き、北京政府が行っているこの五輪の影で、さきほども西蔵さんからお話がありましたけれども、何百万、何十万、何万、何千というチベット人の命が奪われてきたでありましょうか。
1949年以来、中国共産党により、何千万という人の命が奪われてきて、今日、この欺瞞に満ちた、虚飾に満ちた五輪が行われるようになっているわけであります。どうぞみなさん、この欺瞞に満ちたこの五輪の中で、そこに隠されたその本質、中国共産党、北京政府が行ってきた、その人の道を破壊するその行動に対して、徹底的に我々がここで糾弾し、全世界に訴えることがまさしく、本来の五輪の意味を質し、世界の皆さんに、五輪の影で中国政府がやってきた非人道的な事実を忘れないようにさせるために、我々がここで戦うことが世界平和のためになるわけであります。

みなさん、どうぞ、その大きな使命が我々の一人一人の肩の上にあることを忘れないで、自信と勇気をもって今日の集会とデモ行進を最後まで立派にやっていただきたい、そのことを心からお願い申し上げます。

カルデンさんも、メッセージで言われたが、僕は言う、僕はみなさんに言う、
本当に言いたいと思う。我々はみんなで努力して奪われたチベットを、奪われてしまったチベットを、チベットのみなさんに、取り返そうじゃあ、ありませんか。みなさん、奪われたチベットを、チベットのみなさんに取り返そうじゃあ、ありませんか。

それが良識をもって生きている、理性をもって生きようとしている、我々の使命であります。
どうぞみなさん、そういう意味で、この問題は今日からさらに、今日からさらに、五輪が終わったらさらに、この問題の重要な意味は、人類にとってさらに際だっていくと思います。

どうぞみなさん、50年間チベットを支え、行動してきたみなさん、そして最近新しくチベットの問題を知って、今自分もチベットの問題解決のために協力をしようというみなさん、すべてのみなさんの思いを、実現できるように、その思いを結集して、チベットのみなさんにチベットを取り返す、これが今生きている我々の使命だと思います。

どうぞみなさん、今日の集会とデモ行進が最後まで全世界に届くよう、ぜひとも思いと、そしてエネルギーを、全部情熱をつぎ込んで立派なデモ行進ができるように、ご協力くださりますように、心からお願い申し上げまして、私の今日の皆さんへの応援のメッセージとさせていただきたいと思います。

笄公園到着後の様子
笄公園到着後の様子

小林秀英氏(チベット問題を考える会 代表)</
小林秀英氏(チベット問題を考える会 代表)

デモの後、チベット問題を考える会代表・小林秀英氏の挨拶

7月30日に、チベット自由人権日本100人委員会が立ち上がりまして、国会議事堂の近くの、憲政記念館で、たくさんの国会議員の先生方にも、また高名な学者やジャーナリストの方々にもおいでいただき、盛大に立ち上がりました。
政治家の中では、特筆して、安倍晋三前総理も名前を連ねており、それから羽田孜先生とか松原仁先生の名前もいただいております。当日のシンポジウムには櫻井よしこさんがパネリストとしておいでになりまして、日本人こそ自信をもったらどうか、誇りをもったらどうか、と励ましのお言葉をいただきました。

この会は、それから、特に国会議員の方々に向けて、チベット内部の情報を発信していきたいと思います。
きょうは一つみなさんに私たちが仕入れた情報をご披露したいと思います。

1950年の1月にスターリンがチベット解放という指令をだした。
それがチベット解放という名のチベット侵略の突端なんです。
そして1950年の6月には、スターリンは朝鮮半島にも指令を発しました。北朝鮮が韓国に攻め込んだ。1950年という年は、スターリンの指令によって、チベットでも朝鮮半島でも、たいへんな侵略が起きた年なんです。
そして、中国の人民解放軍は、朝鮮半島の方には、地上軍を送りました。その密約として、実は、チベット高原に攻め込んだ人民解放軍には、ソ連空軍が空から武器や物資の補給をしておりました。こういうことがあって、たいへんな甚大な被害を起こしたわけですけれども、こうした事実は、今まで、報道でもほとんど伝えられておりませんし、日本の政治家の方もほとんどご存じないので、ですから、これから、私たちはこういった日本の大きなメディアが報道したがらない、触れたがらない事実を、特に政治家の方、そしてチベットを支援してくださる方々のために、情報提供していきたいと思う次第です。
どうぞこれからみなさんのご協力をいただいて、活発な活動をしていきたいと思います。どうもありがとうございました。

 

「自由を、人権を」=在日チベット人らが集会-東京
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200808/2008080900343&rel=j&g=soc

チベット暴動:中国大使館周辺で200人抗議デモ 東京
http://mainichi.jp/select/world/news/20080810k0000m040039000c.html

在日チベット人主催デモ行進を東京六本木で決行!
http://dadao.kt.fc2.com/tibet66.htm


※小林先生が話されていたスターリンと毛沢東のチベットおよび朝鮮半島に関する密約は、6月28日に早稲田奉仕学園で行われたフォトジャーナリスト竹内正右氏のチベット現場報告第1弾「チベットが消される」 でも、竹内氏が詳しく紹介されていた。
 

 

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以下は、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所発行の「チベット半世紀の苦難-3月10日『チベット蜂起記念日』特集」に掲載された、チベット人青年の手記(2008年5月18日付)の抜粋である。
(7月のチベットを救え!アジアパシフィックフォーラムのときにタダでもらったもの)



(3月、)100人ほどの兵士が私の家に乱入してきた。5つのドアを壊し、あらゆる物を物色した。投げ捨てられた物が床に散乱した。彼らはそこに居合わせた人間を誰彼構わず殴った。彼らは小銃を構えていて、とても乱暴だった。私は逮捕され、両手の親指を後ろ手に固く縛られて連行された。余りひどくきつく縛られたせいで、未だに周囲が麻痺している。

頭を何度も殴られ、殺されるのかと思った。骨が折れても不思議ではないくらい殴られた。しかし彼らは私を殺さずに、収容所に連行した。
1日に与えられた食べ物は蒸した饅頭半分のみ。投獄されていた誰もが水を欲しがり、多くの者が自分の小水で渇きをしのいだ。
衣類も毛布も寝具も何もなかった。コンクリートの床があるだけだった。とても寒かった。

本当にひどかった。ひどい話をたくさん聞いた。腕や足の骨を折られたり、発砲され負傷したものが大勢いた。まったく恐ろしい光景だ。21世紀に生きているとはとても思えない。銃で4回も撃たれた少年がいた。肋骨を折られた人もいた。一人の男性は右目を殴られて内出血して顔が腫れ上がっていた。とにかくひどいんだ。歯を折られたり、ほかにもいろいろだ。本当に恐ろしい目にあったんだ。

食べ物がなかったのはつらかった。ひどい空腹のために人がばたばた倒れた。

私は直接見たわけではないが、トゥルンでは数人の僧侶の頭に布袋が被されていた、と友人らが言っていた。僧侶たちはどこかに連行されたまま戻ってはこなかった。殺されてしまったのかもしれない。

私が会った65才の男性は肋骨を2本折られていて上半身が曲がった状態でうずくまっていた。まっすぐに出来ないんだ。瀕死の状態だった。

ある姉弟は、突然寝ているところを兵士たちに襲われた。兵士はまるで物みたいに彼らを窓から建物の外に放り投げたんだ。弟の方は即死だった。姉は死ななかった。横たわる彼女に兵士らは座ることを強要した。弟の遺体はどこかに移され、姉はこの出来事を口外するなと命令された。これらはほんの一例で、こんな話がいっぱいあるんだ。

何もしていない人たちも尋問を受けた。何もしていなくてもチベット人であるというだけで有罪になった。未だに居所のわからない者が大勢いる。

真新しいジャケットを身につけた男性がいたが、彼はジャケットを剥ぎ取られて殴り殺された。このジャケットは盗んだに違いない、と言われて。そうなんだ、新品のジャケットを着ていたために、彼は殺されたんだ。

高校生も大勢いた。17才の学生は3月14日の抗議行動には参加していなかったが、拷問を受けた。彼は服を脱がされ手を縛られて、荷車で轢かれた。ありとあらゆる拷問がある。後で彼が言っていたが、やってもいないことを強制的に自白させられたらしい。多くの人がそうやって、嘘の自白を強要されるんだ。収容所で死んだ人を目にすることはなかったが、「死人が出た」と公安や兵士が叫ぶ声を毎日聞いた。
ある日「何人ぐらいチベット人が逮捕されたか」という問いに対して、ある中国人が、1万人弱だろう、と答えるのを聞いた。

兵士らの僧侶の扱いは格段にひどい。デルゲ県の僧侶は指が湾曲していたうえ、片目が完全に失明していた。我々なんかよりももっとひどい拷問を受けたんだ。本当にどうして僧侶たちに、あんなにひどい仕打ちをするのかわからない。ひどすぎる。

もうこれ以上我慢は出来ない。人は寛容であるべきだが、これ以上寛容にはなれない。
我々に人権はない。ここにあるのは文化的ジェノサイドだ。

監禁されている時に何度か食べ物の夢を見て、家の食事のことを思い出した。母と姉の作る食事。匂いまで思い出した。その時、家の食事のおいしさを、本当にありがたいと思った。食事を終えて、「まあまあだったね」なんてよく言ってたけれど、本当はとてもおいしかったんだ。

こんなに残酷で悲惨な経験をしたことはなかったけれど、それでもそこから学ぶことはある。よりよい人間になることができる。

チベット人がどんどん減っていくのがとても心配だ。多くの人たちが命を落とし、そうでなければ手足を折られて不自由な体にさせられている。ひどいことだ。私がそうだったように、(今も)逮捕されて監禁されている人たちもいる。収容所に監禁されている人たちのことは、決して頭から離れない。

あのひどい状況……わずか16,17才の若者が終始泣き叫んでいるんだ。悲惨だ。
手を折られた人たち、銃弾で傷ついた人々……彼らの青白い顔……
悲しみで胸が張り裂けそうだ。

2008年5月19日



この手記が書かれた少し前に、胡錦涛が来日し、早稲田大学で卓球少女愛ちゃんと胡錦涛が楽しく卓球に興じ、それを我が国の首相が満面の笑みで暖かく見守っていた。その構図を、マスコミが大きく報じ、日中友好ムードが演出されていた時も、チベットでは、この手記に書かれているような、残酷な状況があちこちで起きていたはずだ。


満面の笑みの愛ちゃんと胡錦涛
愛ちゃんと胡錦涛。楽しそうですね。
 

北京五輪開幕直前の、テレビ局のアナウンサーやコメンテーターの、期待に声を弾ませるような調子の放送を見るたびに、今もチベットでは…と思ってしまう。

きのうの開会式はとても見る気にはなれなかったが、1時頃テレビをつけたら、まだ開会式をやっていた。このバカ騒ぎの裏側で、非人間的な行為が今も行われている。情報がなくとも、少しの想像力があれば、それは理解できるだろう。理解できれば、テレビで垂れ流されるあの浮ついた態度は、人間として恥ずかしくてできないはずだ。

今日の六本木のチベットデモは忙しくて参加しないつもりだったが、五輪の開会式をチラッと見て、ここで紹介した青年の証言を読み直し、気が変わった。それについては次回報告。


関連ページ

チベット亡命政府発表 チベットからのレポート(2008年3月)
チベットの女性と子供の人権
抗議行動を行って殺されたチベット人


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亡命ウイグル人医師アニワル・トフティ氏の講演(日本政策研究センター主催)がありました。
2008年8月7日午後6:30~8:30、都市センターホテル

以下はそのときの講演の内容の要約です。


アニワル氏は、共産党員の家庭に生まれ、育ち、成績優秀で医学系の大学に進学し、卒業後鉄道局付属病院の医師となる。
父からいつも、将来のために共産党に入党しろと言われ、渋々入党しようとしたものの、緊急の手術を要する急患が入ったため、入党審査会議に出席できなかった。アニワル氏は、理由を説明しても、書記から散々叱責された。日本ならば、人命のためなら、やむを得ない行動、というよりむしろ賞賛されるはずだが、共産主義国家では、党のことを何よりも優先しなければならないのだと言う。これは彼の運命だったのか、次回の入党審査会議のときも、同じことが起きたために、彼は共産党に入ることはなかった。

1994年、彼が勤務する鉄道局付属病院の病床は40あるが、そのうち10をウイグル人が使っていた。鉄道局の職員数は16万人で、ウイグル人はそのうち5千人。彼はなぜウイグル人の入院患者比率がそんなに高いのか、と疑問に思った。
また、その年、彼は、ウイグル全土をまわって、鉄道関係者の悪性腫瘍の診断を行った。そのときもウイグル人や30年以上ウイグルに住む漢人に、異常が多く見られた。

1994年、ある老人から興味深い話を聞いた。太陽の何千倍も明るい光が現れたのだと言う。老人は、神の怒りだと理解し、祈り続けたという。その老人の体の右半分は、ケロイド状態になっていた。

1992年、彼が手術して一命ととりとめた漢人の息子が警察官で、お礼に山に狩猟に連れて行ってくれた。そこで彼は異常に大きなネズミを目撃する。警察官の話では、この動物は、ここ数年見かけるようになったが、ハンティングしては食べていると言う。

彼はやむなく死刑囚の臓器移植に関わったことがあり、そのことで今も自分を責め続けている。会場でも、その話をしたときは、かなりつらそうだった。

ウイグル人であることで差別されたり、そのような臓器移植をやらされたりしたことで、彼はこれ以上漢人と一緒に仕事をしたくないと思い、トルコに留学する。
そのとき、イギリス人の記者が彼に接触し、彼らは東トルキスタンに潜入して取材を行い、物的証拠を英国に持ち帰り、ウイグルの核汚染の実態を明らかにした。その内容は「シルクロードの死神(Death on the Silk Road)」というドキュメンタリーとして放映される。この番組は、これまで83ものテレビ局で放映された。

アニワル氏は、1999年、英国に政治亡命し、2005年に英国国籍を取得、現在は英国で暮らし、在英ウイグル人協会会長、世界ウイグル会議イギリス全権代表を務める。

来場者の質問に、よく中国でそんな取材ができましたね、というのがあったが、アニワル氏は、007やMI6の国、英国らしい見事な手口を紹介していた。

東トルキスタンをどうしたいのか、という質問ついては、自治ではなく完全な独立を望んでいる、と回答した。
ウイグル人の武装闘争についてどう思われるか、という質問に対しては、皮肉を込めて、徹底的に教育された毛沢東の言葉「弾圧あるところに抵抗あり、抑圧あるところに反発あり」を紹介し、我々は、この言葉を誰よりも実感し、また理解していると答えた。

今回の五輪についてどう思うか、という質問には、中国が東京五輪のときに原爆実験を行ったこと、中国が五輪を開催できる国にまでなった裏には、ウイグルの大きな犠牲があること、五輪招致のときに人権擁護を約束しておきながら、まったく守っていないこと、について抗議する、と答えた。

日本に言いたいことは、という質問には、広島の惨状をこの目で見て確かめて、被害に遭われた方々を追悼したい、世界で一番原爆の悲惨さを理解している日本人に、他にも原爆で苦しんでいる人たちがいることを伝えたい、また、日本の進んだ原爆症の治療技術で東トルキスタンの人々を支援してもらいたい、と答えた。

トルコ系の民族の国家による支援の状況についての質問については、東トルキスタンに隣接する国々は、中国の金の力で完全に中国の言いなりになっていて、我々は活動できない、トルコは我々を受け入れてくれているが、活発な活動はできない、私はトルコで犯罪を犯したことはないが、中国からの圧力があったのか、入国を許可されなかった、と答えた。


このときの講演の内容のかなりの部分は、水谷尚子著「中国を追われたウイグル人-亡命者が語る政治弾圧」文春新書.2007年、にも含まれているので、そちらを参照してほしい。
また、講演の全内容は、日本政策研究センター発行の、「明日への選択」という情報誌に掲載される予定。


1980年代初め、中国における平均月収は3000円だと言われていた。もし、我が国が中国の状況を冷静に分析、判断し、中国への援助を必要最低限にとどめていれば、中国は、今のような札束外交はできず、東トルキスタンのまわりのトルコ系の国々は、もっと積極的に東トルキスタンを支援できたはずだ。そうであれば、どれだけ東トルキスタンの人たちは心強く思えたことだろう。

その意味で、我が国は、「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」という平和憲法の理念に反して、人権を弾圧する側に立つ国に成り下がっていると言える。


Death on the Silk Road (yout ube)
http://jp.youtube.com/watch?v=akfpO1cr_kY
http://jp.youtube.com/watch?v=vdKcoTcKbi4
http://jp.youtube.com/watch?v=E8yUDAYi9jY


ウイグル人医師が北京五輪抗議のため来日
http://www.seisaku-center.net/modules/wordpress/index.php?p=565

広島原爆忌:祈り 世代、海を越え 被害各地から参加者
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080806k0000e040057000c.html

ウイグルの原爆被害を知ってもらいたい
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080807/chn0808072104008-n1.htm

日本の反核団体、政党はチベット、ウイグル問題をどう扱っているか
(ウイグルを完全無視)
http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/6/

Database of nuclear tests, China-PRC
http://www.johnstonsarchive.net/nuclear/tests/PRC-ntests1.html

 この本は超おすすめ! 知りたかったことが書いてある。
中国の核実験-シルクロードで発生した地表核爆発災害
(高田純の放射線防護学入門)
http://www15.ocn.ne.jp/~jungata/NEDonSilkRoadJap1.html
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中国は、かつて日本が、アジアの国々を侵略し、文化を破壊し、言葉を奪い、残虐な方法で殺人、拷問、強姦を行い、人々を奴隷のように扱っていた、という宣伝をますます熱心に行っている。
また、中国は、そのような逆宣伝をチベットに対しても行っている。チベットの博物館では、かつてチベットでは、僧侶や貴族が、民衆を搾取し、奴隷を虐待し、残酷な刑罰を行っていたが、中国がそれを解放して文明を与えた、と、拷問を受けた人の写真、拷問道具や、蝋人形等を公開し、残虐性を視覚的に訴えている。

しかし日本軍が行ったとされる蛮行は、中国の歴史においては一般的なものであるが、日本人の発想にはないものが多々ある。実際に、中華人民共和国が建国されてから今日に至るまで、彼らがチベットで行ってきた残虐な行為の数々は、日本軍が行ったと喧伝されていることとそっくりである。

自分が泥棒だと指摘される前に、別の人間を大声で泥棒呼ばわりして、罪を着せようという浅ましい魂胆だったのだろうが、現在のところ、それは政治的に極めて有効に働いている。中国当局の積極的なロビー活動によって、西側各国の議会で、慰安婦決議が次々と採択され、戦後60年以上が経過しても、日本非難はいっこうに止まない。

歪曲された日本の慰安婦問題を、日本のマスコミも大きく取り上げてきた。しかし、日本に濡れ衣を着せることに必死な中国自身が、甘言によって騙した少女たちを慰安婦にしている事実は、まったく報じられることはなかった。

下の写真は「『慈悲を生きる』-ダライ・ラマ14世とチベット」というDVDの一コマである。
この女性は14才、日本でいうと中学2年生の頃に、甘言によって騙され、毎晩3,4人の中国軍士官に強姦され続けた、と言う。
 

中国軍の将校に慰安婦にされたと訴えるチベット人女性
 
中国軍士官の慰安婦にされたチベットの少女
 

中国軍は、若い女性たちに軍隊に入れば医学と看護婦の教育を施し、
両親には特別の報償を与えるという知らせを流した。
そのため1983年、私も軍隊に応募した。
当時まだ14才だった。

入隊した時「君の義務は上司の全ての希望を満足させることだ」と言われた。
その夜、数人の中国軍士官がやってきて、私の服を脱がせ始めた。

私は抵抗できなかった。
その後3人の中国軍士官に強姦された。

私のような女性が12人いた。
女性は毎晩3,4人の中国軍士官を相手にしなければならなかった。


1980年代に入り、中国は、民主的な方向に向かっているかのように見えたが、その時代にさえ、このようにチベット人の少女を強制的に慰安婦にしていた。民主化の流れに逆行した天安門事件以降、特に最近は第2の文化大革命と言う人がいるほどの状況にあり、今もなお、理不尽な方法で集められた少女たちが、中国軍の将校たちの慰み者にされているにちがいない。

今もなお中国で崇拝されている「建国の父」毛沢東自身が、70才を過ぎてもハーレムで12、3才の少女を妊娠させていたというから、中国の権力者にとっては、そういうことは当たり前のことなのだろう。

日本叩きのためではなく、本当に女性の人権を守りたいという志をもった方々は、21世紀になっても国家によって強制的に慰安婦にされている女性がいるかもしれない、という問題に、少しでも関心を向けてほしい。


参考

慈悲を生きる-ダライ・ラマ14世とチベット
http://tibet.turigane.com/compassion.html

妥協の積み重ねで『強制』の濡れ衣 慰安婦問題は根本から論じ直すべき
http://yoshiko-sakurai.jp/index.php/2007/03/17/post_508/

慰安婦問題と水面下でつながる一連の120兆円もの対日企業訴訟を忘れるな
http://yoshiko-sakurai.jp/index.php/2007/03/24/120/

慰安婦問題の意図的歪曲に沈黙は禁物 事実をもって反論する勇気が必要
http://yoshiko-sakurai.jp/index.php/2007/07/07/post_520/

慰安婦決議、カナダやオランダも ~ やまない日本糾弾
国際問題評論家 古森 義久氏 2007年12月4日(とそこからのリンク)
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/i/63/

通州事件・南京事件・尼港(ニコウ)事件その他
http://ryutukenkyukai.hp.infoseek.co.jp/tusyu_jiken_1.html

チベットの女性と子供の人権
http://tibet.turigane.com/tibetanrights.html

中国はいかにチベットを侵略したか
そして中国はいかに日本を侵略するか
http://tibet.turigane.com/tibetmurder.html


マスコミが報じない毛沢東の姿
http://www.melma.com/backnumber_45206_2310112/
http://www.downloaders.cn/2007/09/22154454.html
http://www.ch-sakura.jp/oldbbs/thread.html?id=208159&genre=sougou
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1411043389
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1012688225
 

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人権抑圧、人命犠牲のオリンピック反対デモに行ってきました。参加者は400人ぐらいで最近のデモの中では多め。
2008年8月3日午後1時から芝公園で集会、日比谷公園までデモ行進。
早速文字起こししたものを以下に紹介します。


ウイグルデモ、集会の様子
オリンピック反対デモ、集会の様子
 


・司会
本日は世界ウイグル会議日本ウイグル協会主催、人権抑圧人命軽視のオリンピック反対のデモと集会にお集まりいただきまして、ありがとうございます。

北京五輪間近に控えた8月3日、今日私たちはこの北京五輪が人権を無視した非常に五輪精神に反したものであるということをはっきりと証明するために、ここに集まりました。

今日は世界ウイグル会議から、トルコ在住のセイット・トムトルコさんを迎えて、本日の集会を行っております。

では、世界ウイグル会議副総裁のセイット・トムトルコさんからご挨拶をいただきたいと思います。



司会(右)とウイグル人3名(トムトルコ氏の通訳を務めた方、世界ウイグル会議副総裁トムトルコ氏、日本ウイグル協会会長イリハム・マハムティー氏)
司会のイリハム応援団、上薗益雄氏(左)とウイグル人3名(トムトルコ氏の通訳を務めた方、世界ウイグル会議副総裁トムトルコ氏、日本ウイグル協会会長イリハム・マハムティー氏)


・セイット・トムトルコ氏
みなさん、こんにちは。
今日は、日本人の皆様、モンゴル人の皆様、チベット人の皆様に、心より深く感謝いたします。今日はウイグル人にとって、歴史の残る日だと思います。中国政府は北京五輪を迎えようとしていますが、皆様が私たちを支援してくれたことを心より感謝いたします。
中国の今の弾圧は、私たちウイグルだけの問題ではありません。チベット、モンゴル、それから日本にもすぐにやってくることです。これは皆様も同じように反対すべきことです。
トルコ系のウイグル人だけではなく、他の民族、日本の皆様と団結して、悪い中国共産党と戦うべきだ。

日本が中国と戦ったとき、オスマン帝国は1隻の船で580人の兵士を派遣して、日本を支援しました。日本とトルコ系の民族は永遠の友達であることを証明するものです。
今日は暑いので短くお話しします。ウイグルを代表して皆様に深く感謝いたします。我々の友好が永遠に続きますように。中国共産党を倒しましょう。よろしくお願いいたします。


・司会
セイット・トムトルコさんは今トルコに住まわれておりまして、二十数時間をかけて、この集会のためにお見えになりました。もう一度盛大な拍手をお願いいたします。私どもといたしましては、二十数時間かけてここにお見えになって、そしてまた二十数時間かけてお帰りになる、そういうトムトルコさんに対して、私たちが15分しか時間を差し上げられないというのは、非常に申し訳ないと思いますが、この暑い中お集まりになりました皆様のその熱い気持ちをトムトルコさんにお伝えしたいと思います。
では続きまして、イリハム・マハムティーさんからご挨拶をいただきます。イリハムさんは日本ウイグル協会の会長として、その間、日本国内におけるウイグル人の運動を引っ張ってきました。そして、4月の長野のデモ、5月のデモ、そして6月25日の最初のウイグル人のデモを契機として、ウイグルの問題、モンゴルの問題、それがチベットと同じであるということを日本の皆様に、訴えて参りました。
ではイリハム・マハムティーさんからのご挨拶をいただきます。


・イリハム・マハムティー氏
みなさん、こんにちは。
お暑い中、ありがとうございました。我々は、この日本という民主的な国で、私たちの主張を広めたいと思います。共産政権が倒れない限り、世界の本当の平和はないです。ですから、私たちは、この世の中から、共産政権、中国共産党だけではなくて、すべての共産政権をなくすべきだと思います。
そのために、みなさん、手を携えて、がんばりましょう。ありがとうございました。


・司会
イリハムさんが戦いを始めて、東トルキスタンの現状、ウイグル民族の現状が日本に伝わりました。日本では、北朝鮮のミサイル、それから核実験以来、抑止力ということが言われておりますが、この男こそ、本当の日本の抑止力であります。東トルキスタン、南モンゴル、チベットの、戦う人たちを応援することこそが、日本人にとって本当の抑止力であり、そのことが本当の安全保障なんだということを私たちはしっかりと肝に銘じたいと思います。

私たちは、中国共産党を敵として戦い、アジアに平和で自由な、民主主義と人権に満ちた社会を作ることを目標にしています。
中国のみなさんの民主主義を求める戦い、また法輪功の宗教の自由を求める戦いは、私たちと同じ心が通じています。そこで、中国民主陣線の王進忠さんからご挨拶いただきたいと思います。




・王進忠氏

台中国民主陣線の王進忠氏
中国民主陣線の王進忠氏
 

こんにちは。今日は暑いですね。ごめんなさい。
短い時間の中で、イリハムさん、友人なんです。今日は、2回、ウイグル大会の副総裁、今回は2回会いました。2度目ですね。私個人、世界ウイグル大会、ラビアさん、幹事長、??さん、たくさんの友人がいます。トゥニヤズさんの問題、日本で、イリハムさんが、こんな運動できたらね、すごい嬉しいと思います。それから、私東トルキスタンの問題を応援します。イリハムさんの運動も応援します。みなさん、一緒にがんばりましょう。


司会
ありがとうございました。王進忠さんは天安門事件以降、中国の共産主義独裁と戦ってこられました。そして、中国の民主主義を求める人たちをまとめる中国民主陣線の代表の一人として活躍されています。もう一度拍手をお願いします。

続きまして、私たちの今回の、今年の戦いの基点になったチベットの人たちの戦い、そして、その在日のチベット人二世であります。ミーナさんからご挨拶いただきたいと思います。
失礼しました。まだお見えになっていないので、見えたらお話しいただきたいと思います。

続きまして、モンゴル自由連盟党、ダシさんからお話いただきたいと思います。


・ダシ・ドノロブ氏

モンゴル自由連盟党日本代表ダシ・ドノロブ氏
モンゴル自由連盟党日本代表ダシ・ドノロブ氏
 

みなさん、こんにちは。モンゴル自由連盟党日本代表ダシ・ドノロブと申します。今日、3回目のデモに参加し、暑い太陽の下で、汗をかいている日本人たちの顔を見て、なんて幸せな人たちだな、と思いました。というのは、今日来る前に、掲示板を覗いてきたら、デモの話をしていました。熱中症対策、日焼け対策。日本人は幸せだな、と。
今日来た我々、モンゴル自由連盟党の5人は、きのう、同じデモの話をしました。「家族が逮捕されちゃうよ」「家族が迫害されちゃうよ」。しかし、私たちは決心しました。5人揃って来ました。

自由な国、日本で、幸せに生きている日本人の皆さん、向こうの暴力の下で苦しんでいる人たちに、思いやりと同情をください。
世界の中には、自分の主張、考えを公表するだけで、刑務所にぶち込まれる国もあります。刑務所の中で、反省しないと、拷問されるかもしれません。そして、殺されるかもしれない。臓器を取られて、共産党の高官に移植されるかもしれない。その国の名前は、中華人民共和国です。
みなさんは傍観者だけれど、この中華人民共和国というアジアの道を走りまくっている通り魔が、ナイフを振りまくっているときに、皆さんが集まって、止めなさい、と、叫んでくれています。それだけで、私の力になります。

6月25日、初めてのデモで、シュプレヒコールは何ですか?、わからなかった。デモ中で叫ぶことです。一生懸命叫んでください。そして私たちは勇気がつきます。中国と戦う前に。
ありがとうございました。


・司会
どうもありがとうございました。集会の途中ですが、そちらの方に、黄色い旗、横に三本赤い線が入っている旗、お持ちの方、高くあげていただけますか。
それは、ベトナム共和国、南ベトナムの旗です。今日、独裁政権と戦うベトナムの人たちも参加しています。拍手で迎えてください。

それから、後ろの方に、緑色の旗がございますが、これは中華民国の旗ではございません。これは台湾の独立旗でございます。これも、みなさん、しっかりと心に刻んで、台湾も南ベトナムもミャンマーも北朝鮮も、そして、中国も、必ず民主化するんだと、私たちの心の中に刻もうではありませんか。

では続きまして、その台湾の独立のために、日本で活動されている台湾研究フォーラムの永山さんからご挨拶いただきます。


・永山英樹氏

台湾研究フォーラム 永山英樹氏
台湾研究フォーラム 永山英樹氏
 

みなさん、ごくろうさまです。永山と申します。本日もまたがんばりましょう。先ほど司会の方からお話がありましたように、モンゴル、ウイグル、チベットの方々は、我々にとっては抑止力であります。それはまさに安全保障であるわけですけれども、その前提は、その諸民族と連帯したときの話でして、我々が連帯しなければ、抑止力でも何でもありません。そして、すぐにそれが抑止力になりうるかどうかは、我が国の国民が応援できるかどうかですけれども、もちろん今日ここに、我々が集まりました。これが一つの回答でありますが、もうひとつ、皆さんに報告したいんですが、ついこの間、大阪で、我々の台湾関係者の講演会がありまして、台湾問題について何人かが話をしたんですが、その後に、特別ゲストとして、モンゴル人のダイチンさん、大阪にお住まいで、きょういらっしゃってますが、ダイチンさんがゲストスピーチされました。そのとき、主催者の中で、モンゴル人に出てもらって、台湾関係の人たちは違和感を感じないだろうか、というようなことを言っていたのですが、僕は大丈夫だと言いました。
実際に、ダイチンさんはいつもながらの静かな口調でモンゴルの状況を話されました。そして、最後終わった後参加者のアンケートがありまして、そこで、一番印象に残ったのが、台湾の話ではなくて、ダイチンさんの話だったんですね。ダイチンさんの話、モンゴルの話を知らなかった、もっと知りたい、というんです。これを聞いて非常に感動しました。
やっぱりモンゴルの苦境は、日本人にはわかるんですね。我々日本人は人権意識が希薄というか、人権問題はあまり関心がない人がいますけれども、これは、一つは、人権というものが西洋の概念であってピンとこない。それから我が国は比較的、お上による人権侵害というものが、外国ほど激しくない。ですから、人権蹂躙と言われても我々はピンとこなかったんですが、しかし、いざこのような近隣の諸民族の苦境を我々がひとたび聞いたとき、やはり同情するんですね。人権という難しい概念以前に、応援しようという気持ちを我々はもち、一緒に戦いたいという勇気がある。そういう我々のDNAがあるからには、自信をもってどんどんどんどんこの運動の輪を広げていったらどうか、と思います。

まもなく五輪が始まります。我々は反対しています。でも開催する方向です。しかし、今、日本中がオリンピック、と騒がないのはなぜかと言えば、やはりこういった日本人の反中国感情、チベット問題といった反中国感情があるから、できないんですね。無駄ではないんです。さらに、その反中国、平和を求める我々の正義の声をどんどん広げてまいりましょう。今日は、がんばりましょう。


・司会
永山さんから、モンゴルのダイチンさんの話がありましたが、私たちは今、非常に曲がり角に来ていると思います。それは、北朝鮮に拉致された人たちの問題が、今、一部の政治家によって歪められ、利権と取引されて、うやむやに解決されようとしている、というのがあります。私たちは、もう一度、尊皇攘夷の旗を掲げなければいけないときがきたのかもしれない。
一つは、北朝鮮に拉致された人たちを全員返せ、と。ブッシュが何を言おうが、胡錦涛が何を言おうが、世界中がもう止めろ、と言おうが、日本人が、拉致された人たちをすべて返せ、その旗を降ろしてはいけないと思います。
そして、同じように、先ほど、永山さんが言われたように、もう一つの旗は、人権の旗です。それは私たちのDNAに深く刻まれています。私たちの祖先は、孫文やチャンドラ・ボーズ、そういった人たちを助けてきました。もっと、さかのぼれば、平安時代に朝鮮半島から戦乱から逃れてきた人たちを、この日本に住まわせて、保護しました。そういった、私たちのDNAを今、呼び覚ますときではないでしょうか。それは、中国共産党は歴史から退場せよ、この旗を、もう一本かかげる。拉致被害者を返せ、という旗と、中国共産党は歴史から退場して自由と民主と人権の東アジアを作ろう、という日本の旗こそが今、私たち、日本人に求められている、尊皇攘夷の日本の旗だと私は思います。
みなさんが、このことをしっかりと胸に刻んでいただいて、これからのチベットの運動、東トルキスタンの運動、モンゴルの運動、台湾の問題、拉致の問題を含めて、支えていって、行動していっていただきたいと思います。

続きまして、この間、協力して、支援していただいた荒川区議の小坂先生よりご挨拶いただきたいと思います。


・小坂英二氏

荒川区議会議員 小坂英二氏、イリハム氏、在日チベット人二世のミイナ氏
荒川区議会議員 小坂英二氏(左)とイリハム氏、在日チベット人二世のミイナ氏
 

ご紹介しただきました荒川区議会議員の小坂英二でございます。今までの方々のお話、すべてその通りだ、と言うことを強く申し上げるとともに、暑いですので一点だけ申し上げたいと思います。それは、今日は五輪反対という趣旨で集まっていただきましたが、それは五輪云々よりも、五十数年間、中国共産党の支配下において、一貫して続いてきた問題であり、中国共産党が存在する以上は、この問題は解決しない。そのためには、それを解決するには、日本国政府がリーダーシップをとって、一日も早く中国共産党の支配体制を打破するために何をすればいいのか、ということを、そうなるように、日本国民一人一人が求めていくべきだと思います。
もとより、今の福田政権にそのような政策を期待するのは無理な話かもしれませんが、まずは、今100ある中国共産党の支配地域との経済的な繋がりを少しでも薄くしていく、100を80にし、70にし、50にしていく。それは、中国の製品を買わない。中国よりもタイの製品を買うか、台湾の製品を買うか、もちろん国産が一番ですけれど、外国のものでも、中国共産党の支配地域で作られたものは、支配体制を延命することに他ならないという認識のもと、既存体制を少しでも下げていく、そうしたことを国民一人一人、私を含めて行って、今の政権が変わって、いつかは安倍晋三内閣のように、価値観外交を掲げる内閣が出てきたときに、中国共産党に毅然として態度をとる政権が、そうした態度を取りやすいように、今のうちに、日本と中国共産党との繋がりを薄めていくための活動を、一人一人が進め、また皆様もそうした活動を周りの方に広めていただきたいということを私からお願いをしたいと思います。
大変暑い中、こうして多くの方にお集まりいただいたことに、私からも感謝を申し上げます。本当にお疲れ様でございます。ありがとうございました。


・司会
どうもありがとうございました。
荒川区議の小坂さんでした。もう一度拍手をお願いいたします。ありがとうございます。
続きまして、先ほど紹介していらっしゃいませんでした、在日チベット人二世のミイナさんからご挨拶をお願いします。

・ミイナ氏
ミイナです。
チベットと東トルキスタンの関係は、歴史上では、チベットが吐蕃王国の時代ですけれども、吐蕃王国というのは7世紀から9世紀の初めぐらいに、チベットでは歴史上一番強い王国。この王国は、唐が中国を治めていたとき、その時代、チベットと東トルキスタンは、時には同盟を組み、戦い、唐に勝利をおさめたこともあったんです。我々の祖先は戦う勇気をもった人たちであって、その子孫である私たちにも勇気はある。
その時々の国際情勢をよく理解して、分析して、その中で、政策を作っていける、知恵と、組織力がある祖先を、そのうち私たちも???と私は信じたい。そういう意味で、このデモ、これからの活動にも、そのような意識で望みたいと思いますので、日本の皆様、応援とご支持をよろしくお願いします。
(ミイナさんの部分は音声が聞き取りにくかったので、かなり端折り、推測して入力しているので、実際のニュアンスと違っているかもしれない。)


・司会
どうもありがとうございました。
今年の3月10日から始まったチベットの人たちの戦いによって、それに対する中国共産党の弾圧によって、私たちのアジアに対する認識がより深まってきたと、はっきりしてきたと、誰が敵で、誰が味方なのかと、私たちが誰を非難しなければいけないのか、そういうことが今年の一連の3月10日からの流れの中ではっきりしてきたと思います。もう一度ミイナさんに拍手をお願いします。

続きまして、東京都議で、本日集会に見えております、吉田康一郎さんからご挨拶いただきたいと思います。


・吉田康一郎氏

吉田康一郎氏
吉田康一郎都議会議員
 

皆様、こんにちは。
暑い中本当に今日もお疲れ様です。東京都議会議員の吉田康一郎でございます。皆々様からご挨拶がございましたので、私があまり重複するようなことは申し上げずに、今日のお集まりの皆様の人数をみさせていただいて、少しずつ活動、賛同して、立ち上がって賛同していらっしゃる方が、増えているな、と、こういうふうに思います。
それぞれが別々に活動を手探りでやっていただいていて各民族の方々が、協力しあって共通の目標に向かって、手を取り合って、小異を捨てて大同について、がんばっていらっしゃる、非常にすばらしいことだな、と思いながら、本日も拝見いたしておりました。そしてもちろん、この集会、デモの目的は、この世界でもっとも東アジアにおいて、大きな影響力をもつポテンシャルがあるのに、全然それを自ら認識していない、のんきな、そして自らにも危機が迫っている日本人に対して、より多くの人たちに、今の状況を理解してもらう、そして協賛してもらう、それを訴えるのが、この集会とデモの目的であります。
ですから、これまでのデモにも何回か感じております中から、ぜひ皆様にお願いしたいのは、沿道の方々に、目も見合わせずに前だけ見てシュプレヒコールをあげているんじゃなくて、沿道を歩いている方々に、そしてこっちを見ていないふりをしているかもしれない、ビルの中にいる人たちに向かって、訴えをしているんだ、目を合わせて、手を振って、お願いします、こういう気持ちを示していただく、あるいは実際に声をかけていただく、そしてシュプレヒコールをされる方も、ときどき威嚇的なこういうシュプレヒコールがあがることがあるんですけれども、感極まってというか、みんな我慢していますけれども怒りがわきあがっちゃうのは大変わかるんですが、そうではなくて、相手に共感を伝えるためのシュプレヒコール、これはやっぱり、戦いは、情熱は熱くだけども、脳みそはクレバーに、味方を増やしていく、そういうシュプレヒコールをあげていただきながら、この正義の行動、立ち上がっている活動を、より多くの人に、今日一日で何百人も何千人も共感する人が増えた、そういう結果が得られるデモにしましょう。そういうことでぜひ皆様一致協力をしてがんばりたいと思います。本当に暑いところお疲れ様ですが、がんばりましょう。


・司会
どうもありがとうございました。
では最後に、今回の集会の主催、日本ウイグル協会の顧問、白石先生から簡単にご挨拶をお願いします。


・白石洋二氏

イリハム応援団代表幹事 白石洋二氏
日本ウイグル協会顧問 白石洋二氏
 

みなさん、ありがとうございます。お暑い中を。私が最後ですか。
今日は、この目覚めよウイグル、目覚めよ日本。
ウイグル人もそうですが、我々日本人が目覚めなければならないという趣旨にしたいと思います。
日本人は140年前に、明治維新を行いました。明治政府は西郷さんをはじめ、徳のある国家をつくろう、ということをおっしゃったんです。
ところが現在の状況というのは、中国本土、韓半島、日本も含めて、アジアの民族が目指したところの徳、のない状態になってしまった。
それが非常に残念です。命をかけて手を挙げたイリハム君。命をかけて、日本の社会の中で活動を始めたんです。私は彼が名乗りをあげたとき、イリハム応援団というのをつくりました。今日のスタッフは約50名、みんなイリハム応援団のメンバーです。私は彼に言い渡しました。3年間はささえるぞ、と。3年経ってイリハムがしっかりしない限り、ウイグルは立ち上がれない、と言いました。
ウイグル人は日本に700人もいるんですよ。今日出てきたのはトルコからのセイットさんと、イリハム君と、???君と、この3人しかいない。我々より先に、ウイグル人に目覚めてもらいたい。そしてそれを通して、日本人が目覚めることを目指しているわけです。
今日は本当に、皆さん、ありがとうございました。
この人たちは、智と仁と勇のある人たちだと思います。
これは、漢民族が生み出した、いわゆる道徳、日本人はそれをよく解して、智は知ること、仁はそれを???すること、勇はそれを行動すること。きょうの皆さんは、行動してくれる、本当の勇気のある人たちだと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
今日はありがとうございました。


・司会
どうもありがとうございました。
白石先生はお茶と書道の文化人でございます。
私、白石先生のお宅におじゃましまして、これは政治運動なんですけれど、先生は政治活動をやられたことはあるんですか、と聞きました。そうしたら「いや、そういうことはないよ。でも流れだから、流れにのってやっていこう」と。そういう、達人でございますね。私などは政治活動を何十年もやっても、全然認識は進みませんけれども、白石先生はついこの間政治活動をはじめて、政治の流れというか、そういうものが、よくわかっていらっしゃる方だと思います。
ぜひ、今後とも日本ウイグル協会、そして、イリハム応援団を応援していただいて、東トルキスタン、モンゴル、チベットの運動を盛り上げていっていただきたいと思います。
今日はどうもありがとうございました。

-----------------------------------
他に、宮崎正弘氏、西村幸祐氏、殿岡昭郎氏らの姿もあった。

この後デモ行進。

北京五輪反対デモスタート
北京五輪反対デモスタート
 


今回は、日曜日には人通りがあまりないルートだったが、いくつかのマスコミが取り上げてくれたようで、安心した。
最後にイリハムさんが参加者一人一人と握手。私も握手してもらいました。

ICレコーダーで録音したものを文字起こししていると、ちゃんと聞いていたつもりでも聞き逃していたことがたくさんあるのがわかる。聞き逃したらもったいない話。
司会の方は、とても聞き取りやすい話し方をされていた。マイクに口を近づけて、早口にならず、区切りながらしゃべるのがよいようだ。

以下、2chからのコピペ画像。

反北京五輪デモ
反北京五輪デモ
反北京五輪デモ
反北京五輪デモ
反北京五輪デモ
反北京五輪デモ

東京新聞 中国3少数民族 都内でデモ行進
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008080402000094.html

 

CNN Japan Olympics Protest
http://edition.cnn.com/video/#/video/world/2008/08/03/vo.japan.olympic.protest.ap?iref=videosearch

反北京オリンピックデモーその日青い旗が旗めいた!!! 集会編
http://iza0606.iza.ne.jp/blog/entry/667374/

東トルキスタン・オリンピック反対デモ行進に400人が集結!
http://dadao.kt.fc2.com/turuk48.htm

東トルキスタン北京五輪反対デモ
http://bakunin.exblog.jp/8398422/
 

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ゼンジー東京
70
男性

千葉県在住
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