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日本はチベットから多くのことを学ぶことができる。優れた精神文化や深い歴史からだけではなく、中国に支配された経緯と命がけの抵抗運動から、我々が多くのことを学ぶべきだ。チベットが自由になるということは、日本が自由になるということだ。――このサイトの趣旨にご賛同いただける方は、サイト内の文章をご自由にご利用ください
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http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/44/ の続き


東京都板橋区選出
民主党土屋たかゆき議員

民主党土屋たかゆき議員 width=
民主党土屋たかゆき都議会議員
 


皆さんこんばんは。
今ご紹介をいただきました、板橋区選出の、民主党前総務会長の土屋たかゆきです。

今、国会議員が、福田さんの辞任でこの会にこれなくなったというお話がありました。私も30年国会議員の秘書をしていましたが、総理が辞任をしたことで、あれだけいる国会議員がそれほど忙しくなるわけがない。
ヒマがないのではなくて、気がないのが国会議員の実態だと、私は思っています。こういう発言をすると、党の中で、次の組閣で大臣になれない、政務官になれない、などと本来政治家が考えてはいけないそんな間違った思考が、国会議員のみなさんに蔓延しているから、日本という国がこういう状態にあると私は確信しています。

この移民の問題もまさにそうです。私は子供の時から神経質で、食べ物の好き嫌いも多く、頭痛もちなんですね。頭痛のときにロキソニンとかセデスなどの薬を飲むんですが、それはいわゆる対症療法です。頭が痛いからちょっとセデスを飲む。
しかし、頭痛が2,3日続いて、特に激痛がするときは、病院に行ってちゃんと検査をしないと、大変なことになりますよ、とテレビでビートたけしが言っています。

それと同じように、今働き手が少ない、そして何十年か先に、介護の問題で、190万人の介護ヘルパーが必要になる。看護婦のなり手がない。だから、フィリピンから教育をして三年契約で看護婦を呼んで、三年目に国家試験を受けて、受からなければ、帰っていただく、という妙案を国会議員の皆さんは優秀でない頭で考えついたわけです。

それはまさに対処療法で、確かに一時的には効くかもしれませんが、さっき加瀬先生がお話の通り、少子化というものや仕事に対する熱意というものを、教育の中でしっかり教えないから、こういうことになるわけです。

私は、小さな集合住宅に住んでいますが、リフォームしたら、3カ月も経たないうちに壁紙と壁紙の間に隙間ができてしまった。お金を払っているのだから当然文句を言ったら、親方が来て、「大変申し訳ありません、ただ先生ね、今の若いやつは、ちょっと叱るとすぐやめちゃうんですよ」、つまりいい職人が育たないんだと言います。先日もテレビで宮大工の話がありましたが、その立派な宮大工は男性ではなく女性でした。

それから、フリーターとか引きこもりとかいろいろありますが、就職してもだいたい三年経たないうちに7割が辞職をするそうです。きのうの夜もある弁護士事務所の所長と一緒だったんですが、ともかく採用が大変、長く続けてもらうのに非常に苦労する、という話をしていました。

子供が少ないというのも、いわゆるジェンダーフリー教育で、子供たちに小学生のうちから精子と卵子が合体すれば子供が生まれる、という夢のない本当の話をしてしまうから、「私は大きくなったらお嫁さんになりたい」という子供たちはいなくなるわけです。、さらに私が区議会で追及したとおり、産婦人科医でもないと見ないであろう出産ビデオを見せている。そして家族というものは犬や猫や鳥やウサギも家族のうちなんだというような家庭科の教科書で教育がなされています。そうして大きくなっていくと、女というのは家庭の中で閉じこもるものではない、主婦というのは大変な苦労が多い仕事なんだ、という教育をすれば、子供を産まなくなるのは当たり前のことです。

そうするとどうなるかというと、私は朝5時に起きて、毎朝、ずっと街頭演説を続けていますが、ある駅前のパチンコ屋の前に、働き盛りの20代30代の人たちが並んでいる、という状況が出現するわけです。

ですから、そういう子供たちを教育をし直す。どうして子供を産まなくなった人たちが出現したのか、どうして一生懸命働く人たちが少なくなったのか。

先進国の中で、公務員だとか弁護士だとか医者だとか、一生懸命やって社会のリーダーになろうという人は、日本の場合わずか8%です。その理由がふるっておりまして、忙しいから公務員になりたくない。民間の人が聞いたら驚天動地で、あれほどヒマな仕事は、石原慎太郎知事ではありませんが、実はないわけです。私の家の家内も公務員ですが、忙しい人と忙しくない人がいて、たいていの人は忙しくない。ということで、もう気概がないんですね。

先日も、テレビを見ていたら、インドの子供たちが一生懸命学校に行って、日本人のお坊さんが資財をなげうって学校をつくって勉強を教えている。将来はお兄さんのようなエンジニアになりたい、と言ってがんばっています。

ところが我が国は、うちの秘書が、コンビニに行って領収証を書いてもらう。政務調査費がうるさくなってキチッと書かないといけませんので、書いてもらう。都議会民主党と書いてくれ、と言うと、まず「都議会民主党」と書ける場合は少ないんですよ。「都」という字と「会」という字は書けるんですね。後が書けない。ギという字はどういう字ですか、と言うから、ごんべんに義理の義だと言ったら、ごんべんが分からない。ごんべんを教えたら、今度は義理の義がわからない。これが今の日本の状態です。

だから、看護婦もペーパー看護婦が多いんです。歯科衛生士が足りないという議論があります。私の家内は歯科医師ですが、歯科衛生士もペーパー歯科衛生士が多いんです。はっきり言って、私は医者の取り分が多すぎて、看護婦さんたちにまわる分が少ないから、あれだけの激務と比較して、もらうお給料がちょっと少ないんじゃないかな、ということで、ペーパー看護婦、ペーパー衛生士が多いと思いますよ。

介護の問題もそうですが、ケースバイケースですが、大変な激務なんですね。ところが、介護費が支給される介護士そのものが給料が低いんです。低い中で、その会社に登録して働いているヘルパーのみなさんに、さらに低い給料が払われますから、よほど社会的使命感をもった人じゃないと、今の制度の中ではヘルパーで生計を立てるということは不可能だということです。

そうなると財源はどうなるかということになりますが、公務員制度改革を全体的にビシッとやれば、いくらでもお金は浮いてきます。老人介護の問題については当然お金がかかるのは当たり前のことです。

さっき加瀬英明先生が2050年の人口をおっしゃっておりましたけれども、もう一つ予測があって、2500年には日本の人口はわずか30万人になってしまいます。

したがって、移民などというセデスを飲むような、バッファリンを飲むような対症療法をするのではなくて、国会の中で、なぜそのような状況が起きてしまったのか、なぜ若者が一生懸命働こうとしないのか、私も最初は秘書でしたが、いろいろ怒られながら30年経って議員になったわけで、そういう一つの人生の目標をなぜもてないのか、ということを総括して、教育を質すことから直していかなければ、人口減少の問題とか、働き手の確保が上手くいかないわけです。それをしないで、単に外国から人を寄せる。

日本は基本的に単一民族、単一言語で来たわけです。だから、明治時代のときも明治維新が成功して、外国の侵略にもあわなかった。
明治時代に日本にきた外国人が日本人のことを非常に褒めている。モースも褒めていますし、女性の探検家(イザベラ・バード)も、日本人の礼儀の正しさに感嘆しています。そのときの日本人の識字率は70%で、7割の人が読み書きそろばんができた。英国は30%しか読み書きができなかったんですよ。

まさに、日本が単一民族として一生懸命やってきたから、そういう結果になったと思います。したがって、ふすまと紙の文化と言われますが、お互いがお互いを思いやって、助け合って、享受の精神で生きてきました。
そして、親孝行をするとか近所の人に親切にするとか、そういうのは常識として受け継がれてきたわけです。だからついこの前まで、東京の家もそうでしたが、ちょっと近所に出かけるときには、家に鍵をかけるなんてことはしませんでした。今でも田舎に行きますと、だいたい開け放しの家が多いんです。ところが外国人が入ってくるに従って、そういうことができなくなってきた。

移民庁というものをつくって、国民の1割を外国人にしてしまう、ということになると、日本のこの伝統的な文化に異文化が入ってくるわけです。
アメリカはもともとそういう国だから、星条旗に忠誠を誓って国が統一されていますが、日本は単一民族単一言語できたわけで、たおやかな国なんですね。たおやかな国にそういう自己主張の強い、自分勝手な、特にタンを吐くようなお隣の国のような人たちが入ってくるとどういうことになるか、はっきりわかるわけです。

当然、日本に長く住んでいれば混血が進み、今もかなり進んでいますが、次に出てくるのは、参政権の問題です。民主党には、外国人参政権を推進する人たちが一部にいますが、こういう連中が多数を占めることになって、そして日本人の意見が国会に反映されるのではなく、そういう移民で日本にきた連中の意見が国会で反映され、本来の日本と違った国ができてしまうということが、この移民構想の重大な問題だと私は思います。

衆議院議員が選挙が心配だと言って、この会場にこれないんですから、そんな心配をしている国会議員たちにきちっとアンケートをとって、賛成のやつはどいつだ、反対してくれる人は誰だ、と白黒はっきりつける必要があると私は思います。

そして、移民に賛成の人はこの日本国の歴史と文化伝統を破壊する人間ですから、昔の言葉で言えば、国賊にあたるわけで、それが自民党であろうと、我が民主党であろうと、絶対に当選させてはいけない、と思います。そして、先ほどお話したように今の教育のあり方、女子教育のあり方に関して、私たちと考えを同じくするような人を、私たちの代表として国会に送り込んでいただいて、ちゃんとした議論を国会でしていただきたいと思います。

政権交代が大切なのではなくて、民主党が大切なのではなくて、自民党が悪いとかそういう話が大切なのではなくて、今大切なのは、この国をどうするか、だと思います。

民主党は、政権交代、政権交代と言いますが、じゃあ、どういう政権を作るんですか。党利党略で前原さんの議論を封じ込める、野田さんの意見を封じ込める、それからわけのわからない変な候補者を立てる。これは党利党略ですよ。自民党もそうですよ。そんな選挙を何回やったってしょうがないんですよ。

ぜひとも、今回の選挙は、これからの日本国をどうするか、国柄、国体を我々がどう守っていくか、という選挙にならなければならない、と私は考えております。

私は一自治体議員で、国会議員の皆様のように年間3億円もいただいておりません。限られた歳費ですが、正しいことは正しい、民主党がいくらこういっても、ダメなものはダメ、いいものはいい、ということを言い続けてきました。そのおかげで98回、民主党から除名になりかけましたが、そういう議員がいなければ、日本は大変です。ぜひみなさん力を貸していただいて、それこそ団結をして一緒に戦って、この国をよくして、子供たちを増やして、そして子孫に残していきましょう。よろしくお願いいたします。 

http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/46/  へ続く


youtube
http://jp.youtube.com/watch?v=lhEltM6zGsk
http://jp.youtube.com/watch?v=CPhBFTMisXM

 

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“「1000万人移民」にNO! 国民集会”に行ってきました。


自民党の外国人材交流推進議員連盟(中川秀直会長)がぶち上げた「50年間で1000万人の移民受け入れ」は日本国家の解体に直結するもので、まさに「亡国の底なし沼」に足を踏み入れたといって過言ではない。なぜ「移民」を受け入れてはならないのか、専門家・運動家・政治家が様々な角度からこの問題に切り込む。「移民は断じて受け入れてはならない。

【と き】平成20年9月3日(水)午後7時開会[6時半開場]
【ところ】文京シビックセンター小ホール[定員371名・予約不要]
【主 催】 「1000万人移民」にNO!国民集会実行委員会


講演者の発言内容を以下にご紹介します。
聞き取れなかった部分などもあり、推測で入力したり、意味が通りやすいようカットしたり、かなり編集していますので、正確な発言は、チャンネル桜やyoutube等に映像が出ると思いますので、そちらでご確認ください。



外交評論家 加瀬英明氏
日本を第二のグルジアにするな


外交評論家 加瀬英明氏
外交評論家 加瀬英明氏
 
みなさん、こんばんは。
きょうはこの会に、お忙しい中を大勢お集まりくださいまして、御礼申し上げます。

外国から1000万人の移民を受け入れよう、というのは、本来憲法に抵触するのではないか、と思われますが、まったくそうではありません。政府が決めれば、1000万人でも500万人でも300万人でも入れることができます。

北京五輪の開会式で、ロシアのプーチンは笑みを振りまいていました。プーチンの舎弟、メドベージェフ大統領は、ボルガ川で船遊びをしていました。そのときにロシア軍が大挙してグルジア共和国を侵略しました。グルジア共和国の人口は470万人ぐらいですが、東と西に、南オセチア自治州とアブハジア自治州があります。南オセチアの方はグルジア人と違う、オセット人が主に住んでいます。アブハジアの方はアブハジ人、これはグルジア人とまったく違います。彼らはかねてから分離独立を求めていました。1990年にソ連邦が解体したとき、グルジアは独立を回復し、92年に国連に加盟しています。

1990年から、ロシアは南オセチアのオセット人たちに、密かにロシアのパスポートを発給して、今日までにオセット人のほぼ全員がロシアのパスポートをもつロシア人になっています。
今回ロシア軍が侵攻して、グルジア本土にも入りました。南オセチア自治州にいるロシア人を保護するという名目です。

国連の加盟国が侵略されたのに、国連はまったく動かない、動けなかった。これまでこのような例は多くあります。
二つだけ例を挙げると、1956年にソ連軍が国連の加盟国であるハンガリーに侵入しました。ハンガリー事件として知られています。このときも国連はまったく動くことができませんでした。あるいは1979年に中華人民共和国が国連の加盟国であるベトナムを侵略しました。これは中越戦争として知られています。このときも国連は指一つ動かすことができませんでした。

今回、ロシアは国連の最高意志決定機関である安保理事会の常任理事国、5つの常任理事国の一つであって、拒否権をもっています。だから国連は何もできません。ではアメリカやヨーロッパ諸国はどうしたのか。まさかロシアと正面から戦争するわけにはいかない。結局は人道的な救援ということで、アメリカやNATOの軍艦や飛行機が救援物資を届けた。そしてロシアを世界主要八カ国会議から追放しよう、あるいはロシアが世界貿易機関WTOに入ろうとしているが、これを認めない、という極めて消極的な措置しかとることができないのです。

もし日本が、1000万人の移民を受け入れたらどうなるか。500万人でも、300万人でもかまいません。中国は、日本に定住した人々は中国の国民だと言って、彼らを保護するという名目で、日本を侵略する、ということは大いに考えられます。
ですから私は今日の皆様にご挨拶をするときに、日本を第二のグルジアにしてはならない、と申し上げたわけです。

移民を受け入れる、それも数百万人単位、というのは当然憲法の問題でなければならない、しかし、憲法は何も定めておりません。これは入国管理の問題だけです。だから、中川さんのような人が日本の首相になって、今年から毎年100万人ずつ入れよう、と言った場合には、政府が決定すれば通る話です。こんなべらぼうな話があってよいのでしょうか?

日本と中国は、国柄がまったく違います。
今日皆様とご一緒に開会にあたって国歌君が代を斉唱しました。みなさんご承知の通り、これは新古今集に出てくる歌ですが、細石(さざれいし)が集まって厳(いわお)になる国柄です。
近代中国の建国の父と言われる孫文が、中国人はまとまりが全くない、とにかく自己本位、利己的であって、まったく一つにまとまらない、それで一盤散砂と言いました。中国人は、大きな皿にもった砂のようなもので、すぐにバラバラになってしまう。

日本に何百万人単位で移民を受け入れるといったら、当然、ほとんどが中国から入ってきます。これは、中国の侵略を誘うことになります。だから私たちは、断固として、大量の外国人移民を無節操に入れるようなことには、反対しなければなりません。

ただ、将来、外国人の大量移民を受け入れてはならないといって、反対するだけでは問題は解決しません。日本では少子高齢化が進んでいます。皆さんご承知の通りです。日本政府の推計によると、今から42年後の2050年、もうすぐですね、高い推計で、現在の1億2700万人が1億800万人に、低い推計では9200万人まで減るということです。

なぜ少子化が進んでいるのか、と言うと、国民が享楽におぼれているからです。自己本位になっている。家庭も崩壊しつつある。女性はもう台所を放棄している。そして、チンすればすむもの、そういったインスタント食品しか、台所でつくらなくなっている、というより、温めなくなっている。

人類の文明は、家族が一堂に会して食事すること、家族が一つ同じ場所で、食を分かち合うところから発展してきたのです。もはやそれが、日本の家庭ではほとんどなくなってしまった。
女性は自己本位になっていますから。結婚したがらない。

先の大戦で310万人が戦没しています。これからの42年間で2000万人以上の日本国民が失われる。これは由々しきことです。

ですから、外国から大量に移民を受け入れてはならない、と言って私たちが強く反対するために、日本を道義国家として立て直さなければならない。そちらの側面を忘れてはならない。
ぜひ、この日本という国を、次の、そしてまた次の世代に伝えていくために、大量の外国人を安易に受け入れるということに反対するために、日本の伝統的な道義を回復して、そして、少子化を避けなければならない、と思います。

皆さんとご一緒に戦って参りたいと思います。よろしくお願いいたします。


http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/45/ へ続く


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http://jp.youtube.com/watch?v=WSPAKyk1WHg
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以下は、来場者の質問に対するイリハムさんの回答の抜粋。


Q.東トルキスタンではウイグル人以外の民族も弾圧されているのですか?

A.中国内地に連れて行かれているのはウイグルの女性だけ。イスラム教の他の民族、カザフ人、ウズベク人、キルギス人には、自分たちの国がある。その国が彼らを守っている。彼らも少数民族だから、差別は受けている。しかし、一番ひどい目にあっているのはウイグル人。カザフ人、キルギス人、ウズベク人は、彼らの国の大統領らが、中国を訪問したとき、自国民の待遇をよくするよう要請する。その国々は、中国に協力しているので、中国は彼らに対して、ウイグル人に対するようなひどい扱いはしない。

Q.イリハムさんが受けた教育について。

A.私は小学校から中学校までは中国語の学校で勉強した。これは私自身が決めたことで、親が強要したものでもない。私の運命かどうかわからないが、小学校に入るその日、登録するために父に自転車に乗せられてウイグルの学校に向かった。その途中、ちょうど漢民族の学校の前で父が知り合いに会い、立ち話をした。私は自転車から降りて、学校を覗き、「お父さん、僕はこの学校に入りたい」と言った。そういう単純な子供の考え方で、私は中国語の学校で勉強するようになってしまった。
小学校を卒業するまでに、私はウイグル語を完全に忘れてしまい、親とコミュニケーションできなくなってしまった。母はこれはダメだと思い、、高校はウイグル語の学校に入った。そして大学に入ったとき、希望の専攻を書くが、残念ながら私は再び中国文学科に入ってしまった。

ウイグルのすべての街の市役所、県庁の役人、ウイグルの主席まですべて、中国語の学校で勉強した者がなっている。ウイグル語を勉強した者は信用されていない。中国共産党は、中国の文化の中で育った者を、完全に信用しているわけではないが、少しは信用して、そういう地位につける。


Q.亡命のルートについて。

A.60年代、ウイグル人はカザフスタンに8万人逃げた記録がある。そのときは、ソ連は中国との関係悪化していたので、中国の弾圧に反発して亡命する人を受け入れた。
ウイグル人は、中国人と同様にパスポートをもらえない。中国人は1週間、10日でパスポートが発行されるが、ウイグル人は2カ月かかる。ウイグル人がパスポートを申請したとき、その背景、家族関係をすべて調査をする。中国共産党に反発した者がいない場合は、パスポートが発行される。
だから、正常なルートで亡命した人より、逃げて亡命した人の方が多い。
昔はアフガニスタンを経由したことが多かったが、今は、そのルートが困難になった。パキスタンも以前は亡命ルートになっていたが、911以降、ムシャラフ大統領のパキスタンはウイグルを一切受け入れなくなってしまった。ウイグル人はいちばん行きたいのはトルコになったので、カザフスタン、ウズベキスタンに山を越えて逃げて、そこから、そこにいるウイグル人の助けを受け、トルコに逃げる人が増えている。


Q.日本はウイグルのために何ができるか。

A.私が日本の方に期待するのはただ一つ。ウイグルの現実を知ってもらいたい。
今、動物よりもひどい目に遭っている。ひどい状況から逃げられない。この21世紀、人権という価値観に向かって全世界が努力している時に、逆に奴隷時代に逆行しているところがあることを知ってもらいたい。そして日本の政府、このアジアで一番大きい民主化した国家、その国のリーダーたちが、アジアのリーダーをつとめて、我々の現状を変えるのを助けて欲しい。

Q.核実験は住民に連絡がなかったのですか?

A.全然連絡がない。インターネットでみなさんも見たことがあると思うが、第1回核実験のとき、中国の軍人たちが、核爆発に興奮して、爆心に向かって全員走っていく映像がある。これは、中国共産党が、核の影響を調べるために、国のためにつくした軍人たちを犠牲にした証拠である。
中国人の多数のサイトに掲載されているが、彼らは3年も経たないうちに全員死亡した。


Q.内モンゴル出身のダシです。ウイグル人が、今の東トルキスタンに移った後に、遊牧民から農耕民、商業の民族になった後に、非常に性格的にも従順で、他の民族とあまり争わない民族になったような記憶があります。13世紀にモンゴル人が帝国をつくったときに、ウイグル人はモンゴル人に対して、抵抗も起きなかったし、そして何百年の間、ずっと積極的に協力しました。
なぜ、今中国政府に対して、いわゆるテロといわれるぐらい、そこまで民間の人たちが抵抗しているのか。原因はどこにあるのか教えて欲しい。


A.ウイグル人が、モンゴル高原から今のウイグルの地域に入ったとき、実はそこにはアーリア人が農業をやって住んでいた。最近の楼蘭で出たミイラの調査の結果、今のウイグル人とは少し違う。でもウイグル人の先祖であることは間違いない。同じトルコ系民族だが、ウイグル人、ウズベク人、トルコ人の顔はカザフ人、キルギス人とまったく違う。ですから、昔のウイグル人も、今のカザフ人、モンゴル人と同じ顔をしていたのではないかと思うが、あの地域にウイグル人が入り、混血したのが私たちじゃないかと思う。モンゴル高原からきた人々とそこに昔住んでいたアーリア民族の子孫が我々だと思う。
昔から我々はシルクロードで平和に暮らしていた。21世紀、鉄が空を飛び、船が海中を進む時代に、逆に私たちは自由、人間的な生活がなくなった。中国のことわざに、「犬をいじめたら、どんな高い塀も飛び越えて逃げてしまう」というのがある。平和的だった我々も限界を越えたら、反抗するものが出てくる。ウイグル人にそういうことをやらせているのは中国人だ。


Q.こういう問題であれば、国連、国連が内政干渉という問題があるなら、アムネスティがあるわけですね。そういうものが、この問題を取り上げることはないのですか。
私が最近感心しているのは、ボスニア・ヘルツェゴビナの問題。両陣営とも、シンクタンクとかロビーイストを使っている。そういう運動をする必要があると思う。

A.最近、国連も最近いろいろやっているが、国連はほとんど機能していないと思う。国連の常連理事国の一つは中国。権利を行使したら何もできないと思う。
最近のパキスタンの大統領の選挙を、中国が一番心配していると思う。イスラム勢力が政権をとったら、再びウイグル人を助けてあげようという人が増えてくるのは間違いない。ムシャラフ大統領時代厳しかったという話を先ほどしたが、その時期にも、ウイグル人を助けようというパキスタン人はたくさんいた。しかし国の政策で、非常に厳しくなった。今回の大統領選挙は、ウイグル、中国に大きな影響がある。
ウイグルに隣接する国々は旧ソ連崩壊後、民主化されたことになっているが、実際は独裁の国。自分の政権の延命のために、中国は大切で、必要な国。私たちは、ソ連と中国の犠牲になったが、今回も同じく、そういう人々の利益のために、同じ民族がまた再び犠牲になっている。

 
Q.イスラム教に対する弾圧で、宗教を捨てるウイグル人はいるか?

A.ウイグル人がこの50年間、自分のアイデンティティーを守ってこれたのは、宗教のおかげ。どんな宗教であれ、宗教がなければ、この50年でこの民族はなくなったと思う。中国共産党がどれだけ禁止しても、私たちは心の中で、イスラム教徒であることを非常に誇りに思っている。
ウイグル人は、イスラム教のスンニ派で平和的。小さい頃から、他人の心を傷つけてはいけない、という教育を受けている。だから、ウイグルにイスラム原理主義者は一人もいないといえば嘘になるが、ほとんどいない。

ウイグルを紹介する資料はすべて外国語から翻訳している。1930年代、1920年代、大谷探検隊の時代から、ウイグルの資料は、特にドイツとロシアに多数残っている。
55年に中国共産党が入ってきて、ウイグルに関連する書籍が全部燃やされた。その後、80年代に入り、燃やされた本を見た人たちが、それらの本を復刻した。しかし2005年、カシュガルで、1万冊、ウイグル関連の本が燃やされた。ウイグルの建築の飾りの本や、絵本まで、全部焼かれた。3年前のことです。今、ウイグルの歴史、昔の文化を紹介する本、ウイグル語の本はほとんどない。


 Q.サッポロビールは新疆ウイグル自治区からホップを輸入している。このホップの生産は人民解放軍と関係があるとネットに書かれている。これは本当か?

A.サッポロビールのホップはウイグルの北の方で生産されている。これは先ほど私が話した兵団が生産したもので、サッポロビールはウイグル人からまったく買っていない。それから、サッポロビールのウイグルの事務所で、仕事をしているのはすべては漢民族。ウイグル人は一人もやっとっていない。ウイグルでやっているのはサッポロビールだけではない。積水化学?もやっている。積水化学?に120人ぐらい勤めているが、ウイグル人はいない。


 


関連ページ

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イリハム応援団 日本ウイグル協会会長イリハム氏を応援する私設団体

ウイグル弾圧の先兵に金を出すサッポロビール
http://iza0606.iza.ne.jp/blog/entry/575341/


このページを読まれた方、多くの日本人にウイグルの現状を知ってもらうために、この内容の一部でもまわりの方に話していただければと思います。サイトやブログをお持ちの方は、このページや前のページへのリンクをお願いします。
イリハムさんを始めとする多くのウイグル人もそのことを願っています。


 

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(長文なのでこのページの短いバージョンも作成しました。時間のない方はどうぞ。
 http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/92/ )


第1回ウイグル勉強会に行ってきました。
文京区シビックセンターの前の公園に東京都戦没者霊苑があったので、そちらにお参りしてから会場へ。

【文京区】ウイグル勉強会(8/23)日時
 平成20年8月23日(土) 1時から受付 1時半開会~4時まで(実際は5時27分まで)
 
場所
 文京区シビックセンター区民会議室4階シルバーセンターホール(定員105人)
 
内容
 演題:ウイグルの現況<中国共産党統治の実態>
講師:イリハム・マハムティ(日本ウイグル協会 会長)
演題:20世紀初頭のウイグル地域調査<大谷探検隊と日野勉>
講師:白石念舟(元日本シルクロード倶楽部専務理事)

 

 

司会 イリハム応援団 上薗益雄氏

日本がウイグルに関心をもったのは、100年前に、日野勉や大谷探検隊が東トルキスタンの地に行ってから、今回で2回目だということをお聞きしました。私たちがこの非常に離れた東トルキスタンの問題に関心をもつということが、日本人の将来にとって非常に重要なことだという認識がだんだん深まってきた結果だと思っています。
ぜひ、私も含めて、ウイグルの現状、また日本とウイグルの関係について理解を深めていただいて、日本の未来について考えていきたいと思います。


イリハム・マハムティさん

みなさんこんにちは。
こんなにたくさんの方が、ウイグルに関心をもってここに来られたことを心から感謝いたします。

きょう、ウイグルの現状をみなさんにお伝えしたいと思いますが、50年前にさかのぼって話をはじめたいと思います。

1949年、中国共産党の軍隊がウイグルに入ってきたとき、国民党軍の残党を完全に駆逐するために、短期間ウイグルに滞在するだけという話だったので、ウイグル側の抵抗をまったく受けることはなかった。
この時期、中国共産党は、ウイグル人はとても頭が良くて、平和的で、客人をよくもてなし、理性的、音楽好き、自然と調和した民族であると我々を褒めて、たくさんの中国人がウイグルに入ってきた。

1955年から、最初にやってきた軍隊を半軍半農という形にし、新疆生産建設兵団となった。彼らは新しい農業地を開拓したが、ウイグル人の土地も奪った。ウイグルで一番水が恵まれたところはすべて、兵団の人々がいる。ウイグルは農業用水の80%を山の雪解け水にたよっているが、上流地域は兵団のものとなった。

2001年9月11日のあと、中国共産党は全世界に対し、我が民族をテロリスト、頭が悪い、汚い、という宣伝を始めた。それ以前も中国は、ウイグル民族意識持っている者をすべて糾弾の対象とした。
1990年からウイグル各地で、石油、天然ガス、鉱物資源が発見された。その時期から、ウイグルにさらにたくさんの中国人が入るようになった。
私が生まれた街(クムル、中国名ハミ)は、1949年には漢民族は2%しかなかった。しかし2006年には、漢民族は87%を占めるようになった。
この街はものすごく広く、関東ぐらいあるが、生活可能な人数は50万人ぐらいで、それ以上だと水が足りなくなる。
しかし、中国政府は無理矢理たくさんの中国人を入植させている。

2000年に入ってから、ウイグルの大学でウイグル語での授業が禁止された。2002年から高校、2003年から中学、2006年からは幼稚園、小学校もすべて漢語で習うようになる。学校でウイグル語を話すと先生に叱られる。ウイグルを話したりすると、トップの成績であっても、その栄誉が得られない。
ウイグル人の先生にとって、中国語で授業を行うことは難しい。中国共産党は、6カ月の猶予を与えるから、その期間勉強して中国語を完全に習得すれば、職場に戻れると言う。特に南の方、カシュガル、ホータン、アックスなどでは、ウイグル人が多く、半年で中国語をマスターして学生を教えるのは無理である。それで、ほとんどの先生は家に帰された。そして、中国の本土の農村から中国人(大学生、大学卒ではない)を連れてきてウイグルの学生の授業をさせた。

2006年から、ウイグルの19~25才の未婚の女性が仕事を紹介するという名目で中国本土に強制連行されているという話をしたが、最近の情報では、15~25才ということである。人数は年間8万人。
彼女たちは中国の本土の工場で、年末に12カ月分の給料を一括でもらう。最初の約束では1カ月800元。日本円で15000円程度。しかし、実際は住居費、食費、必需品の代金を前借りし、年末4000元ぐらい(8万円に満たない)しかもらえない。
中国は労働力がたくさんあるのに、どうしてウイグルから連れてくるのか。それは、そんな安い給料で働く中国人はいないからである。もう一つの理由は、中国人の嫁にするためである。
中国人は女の子が生まれると、自分の子供でも殺す。あるいは売ってしまう。男の子だけ育てようとする。それで嫁不足となっている。
このようなやり方は我が民族を抹殺するための第一歩である。ウイグル自治政府が発表したのは毎年8万人、5年間で40万人である。今は農村地域だけだが、反発がなければ、都市からも集めるだろう。


ウイグルではウイグル人に仕事がない。ウイグル人女性の5人に1人が売春婦となって生計をたてている。
毎年100万人の中国人が入ってくるぐらい仕事があるのに、なぜウイグル人にだけ仕事が見つからないか。
それは中国人は堂々とウイグル人は不要、と言えるからである。以前はそのようなことはなかった。2000年に入ってから、政府機関に就職しようとすると、面接で民族を聞かれる。ウイグルは13の民族からなる。ウズベク人、タタール人、ウイグル人は顔が似ているから、あなた何民族か、と聞く。ウイグル人だと答えると、ウイグル人は予定の人数を採用しているので、今回の募集では、民族のバランスをとるために、ウイグル人は採用できません、と言われる。これはまだマシな断り方。
中国本土から、たくさんの中国の会社がウイグルに入ってきたが、彼らははっきりとウイグル人はいらない、という。
その結果、今、ウイグルの大学生の95%が卒業後、就職できない。
まだ若いのに仕事見つからない、男性は恋人と結婚したいが、職もないのに結婚できない。大学卒業まで両親の世話になって、卒業後も両親と同居して、結婚後も世話になるというようなことは男としてできない。
それで、ウイグル人の若者の犯罪が急激に増えている。

これは、ウイグルにとってよい話ではない。その地域の不安定要因である。中国共産党はそこまでわかっていると思うが、少数のウイグル人に何ができるか、と考えている。

私は軽視できない問題だと思う。
カシュガルで起きた公安襲撃事件で、2人の方の職種は、タクシー運転手と八百屋で、毎日中国人を相手にする職業である。
中国人がタクシーに乗っても、運転手がウイグル人だと、今日は金がないから、半分しか払わない、など、ウイグル人の運転手を虐げるようなことが、カシュガルだけじゃなくて全ウイグルで起きている。
八百屋は、トマト4つ買った人がお金を払った後、もう1個奪ったりして、それでケンカになるとウイグル人が悪者にされる。それを中国人はよく知っているから、堂々とそういうことをやる。


今年3月、チベットで問題が起きて、その2週間後、3月24日、ホータンという街で、女性だけのデモがあった。
「なんだ、ウイグル人は、女にだけデモさせて。男はなにをやってるんだ」と思うかも知れないが、その時期、男性はいない。
1955年から今まで、ホータン、カシュガル近辺の男性は毎年3カ月、3月から5月末まで、国のために労働奉仕させられる。ダム建設、道路建設、川の浚渫工事、兵団の仕事などである。
食わせてくれるならタダでもまだいい。しかし、この3カ月、タダで仕事をやっているのに、自分が食べる分は持参しなければならない。
これは55年から今まで、53年間ずっと行われてきたことだ。そういうわけで、3月24日のデモは、女性だけで行われた。

それからそろそろ来月から、イスラム教の断食月ラマダンに入る。ウイグルでは、ラマダンに入ると、どんな職場や学校でも、昼食は無料となる。費用は国が払う。それで、誰が断食したか一発でわかる。断食が発覚すると、給料を減らされたり、退学させられたりする。

モスクには18才以下、学生、公務員、定年者、女性は、入ってはいけない。昔から仕事をやっていて、自分の力で生きてきた年寄りしか入れない。
ウイグルでは自分の子供にさえ、イスラムの教えを教えてはいけない。
実際に2004年、カシュガルのある街で、ウイグル人の中学校の先生が、子供たちにイスラムの話をしてあげた。子供だから聞いた話を友達に伝え、それがどんどん広がって、警察官の耳に入り、先生は3年間刑務所に入れられた。

今ウイグルで起きている事件に対して、いろんな方が、テロ以外の方法で解決すべきと主張している。
ウイグル人は49年から今まで待ってきた。待ってきたが、中国共産党は、これまでの政策を反省して改めるというようことはなかった。逆に、今年に入ってから、弾圧は加速してきている。
だから、こういう状況下で、ウイグル人は自分が行動を起こすしかない、と考えている者が多数いる。

世界が助けてくれると信じた。アメリカを信じた。でも、今まで、誰もウイグルのことを話してくれなかった。私たちの東トルキスタンに隣接する国々は、同じトルコ系民族である。兄弟民族である。同じ言語を話す。だが彼らは自分の国の利益のために、中国共産党に協力し、我々を弾圧している。
カザウスタン、ウズベキスタン、キルギスタン、同じくイスラムの国パキスタン等、たくさんのウイグル人を捕まえて、送還している。彼らの半分以上が即決で死刑となる。長くても2カ月以内。たいてい10日、1週間で死刑となる。

ウイグルで死刑が執行されるとき、特に、外国に逃亡したウイグル人を死刑にするときは必ず、数千人~2万人のウイグル人を集めて、見せしめとして、公開処刑(銃殺)される。
政治犯なので、家族は遺体を引き取ることができない。

ウイグル人特に2008年に入ってから、自由にウイグル内を移動できない。南の方、アックス、カシュガル、ホータン、こういうところでは、特に厳しい。
街から出る前に、警察に、予定を報告しなければならない。
別の街に移動するとき、その間にいくつかの検問所がある。検問されるのはウイグル人だけで、漢民族は自由に通行できる。

それらの地域では鉄道よりバスで移動することが多い。バスの中で、銃をもった人間が、ウイグル人に身分証明書の提示を求め、移動先、移動目的などを聞くことになっている。

そういうようなことが増えてきてる。
ウイグル人は最も人間の権利がなくなっている。そこまで権利がないのだから、生きていても仕方がないという考えも出てくる。民族のために、漢民族を何人か道連れにして死んだほうがまし、と個人的に考えて、実行してしまう、ということが最近増えている。
これからもっと増える。そのことを私は確信している。

なぜかというと、カシュガルの事件が起きた後、何の罪も犯していない人が逮捕されるようになったからだ。他の街からカシュガルに入ったときに、いきなり逮捕されるようなことが起きている。いままで130人が逮捕された。一昨日の情報では、逮捕された130人のうち26人の遺体が家に戻されている。

それから、この130人が逮捕されて、普通に生活している人が逮捕されているが、家族は、逮捕されたことがわからない。なぜなら武装警察、警察、公安、兵団の警察、この4つの組織が、自由に、何の書類も見せず、人を動物のように連れて行くからだ。
息子をどこに連れて行くのか、両親にも言わない。どこに連れて行くのか聞くだけでウイグル人は罪になる。両親も聞く勇気がなくなっている。

この前も次のようなことがあった。
ウイグル人の20才の女性が、母と二人で生活していた。母親は70才になり病気である。この女性が母親の面倒を見ている。兄は所帯をもっていて、毎日母親のところにこれない。その女性が中国当局から、内地に働きに行けと言われた。女性は、いけません、私がいくと母は死ぬしかない、と状況を説明した。しかし、警察が彼女の家にやってきて、強制的に連れて行こうとした。兄が警察とケンカになり、兄は公務執行妨害で逮捕され、懲役3年となった。
結局その女性は、強制的に内地に連れて行かれて、仕事をしている。


こういう政府に対して、強い怒りがあっても、中国共産党という巨大な機械の前で、ウイグル人一人では何もできないという状況がある。自分の生活が変わらないのなら、何かやって死んだほうがいい、という考えがものすごく広がっている。
もちろんそういうことは賛成できない。みなさんはそれを聞いてどう感じるかわからないが、自分の身に起きて感じている人間にはそれしかない。

ウイグルだけではなく、中国全土で起こっているいろんなことに対し、私は、そういうことをやっている人間の立場に立って考えるのが一番正しいと思う。

人間に生まれて、そういうことで命を落とすことを誰が望むのか? 望む人間などいない。みんななぜそこまでやるのか。日本で幸せな生活をしているみなさんは感じないと思う。


その中国共産党を指導しているのは人間じゃないですか、という考えは間違っている。
私は中国共産党を指導している、それから中国共産党の下で仕事をやっている人間は、人間とは言えないと思う。
彼らが考えているのは自分の利益だけだ。

「人は自分のために行動しなければ、天から罰せられる」ということわざが中国にある。
こういう思想をもっている中国人の幹部が、他の民族のために考えるわけはないと思う。


それから、ウイグルではこれまで、奇形、奇病の子供が生まれ、異常な病気が発生している。それらの病気に対し、中国政府は1号病、2号病、3号病と名付けた。どういう病気なのかわからないからだ。その病気になった人たちは、長生きしても半年、10日、1週間でなくなる。
私はウイグルにいるとき、おかしいなと思った。どうして南のほうだけこういう病気が起きるのか。
日本に来てから、これは核実験の結果だとわかった。
核実験は1964年から、1998年まで、ウイグルで中国政府は46回行った。地下核実験が11回。35回は地上あるいは空中での爆発。私は実験場はロプノールだと昔から聞いていたが、実験場を地図で見ると、私が住んでいた街のそば。なぜ、私が住んでいる街が、南の地域のような被害にあっていないのだろうか。
中国は毎回核実験をするときは、東から西に風が吹いているときだけ。西から東だと中国本土が被害に遭う。だから彼らは毎回、中国の本土から中央アジアにむかって風が吹くときだけ実験していた。

ウイグル人はいままで75万人ぐらい被害にあって、死んだという話があったが、、日本の研究者による、最低の見積もりの結果では127万人だった。
ウイグルに住んでいる人が死んでいるということは、この核実験の本(高田純著「中国の核実験─シルクロードで発生した地表核爆発災害」)に書いている。
実験場は砂漠だが、その砂に残った放射性物質は、30年は人に影響を与え続けるという。

私が小学校5年生のとき、私が住んでる街で、50cm先の顔がわからないくらいの砂塵が1日吹いたことがあった。その時は、春には、強風が吹くときがあるので、それかなと思った。そのときは、核だとは誰も知らなかった。
核実験のことは全然教えられていなかった。78年から再び大学の授業が始まって、ウイグル人の学生らが、独立とか、物理、化学の勉強し、少しずつ、ウイグルの核の被害が大きいという考えが広まるようになった。
今考えたら、私の小さいときの体験は、間違いなく、核実験の後の風だ。この核実験の現場は私の街のそばだったからだ。

私は皆様に、これから五輪の後も、ウイグル、チベット、モンゴルの現状に対して関心をもって、現状に対しウイグル人のこと、チベット人のこと、いろんな宣伝をしてくれることを期待しています。
五輪が終わったら、中国政府は海外メディアを規制します。中国共産党は五輪のために我慢してきた。やることは、これからやる。ということになります。
五輪が終わらないうちに、チベットで140人銃殺されたというニュースが入った。ウイグルで何の罪もない26人の遺体が戻された。これからのウイグルの雲行きを私はとても心配しています。

できればみなさんは、近いうちに、ウイグルに観光にいかないほうがいいと思う。これから起きることは組織的な行動ではない。個人個人でいろんなことをやってしまう。
彼らは、女性、子供、年寄りが被害を受けないようにと考える人は少ないと私は思います。自分の主張、自分の考え方を示すために実行し、被害を与えてしまう人がこれから増える可能性があります。

どうかみなさん、ウイグルの今後のこと、ぜひよろしくお願いします。

ご静聴ありがとうございました。


http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/43/ へ続く)


カシュガル 公安襲撃事件
http://ihasa.seesaa.net/article/104250618.html

高田純著「中国の核実験」
http://www15.ocn.ne.jp/~jungata/NEDonSilkRoadJap1.html
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「中国の核実験─シルクロードで発生した地表核爆発災害」



 

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今月号の「諸君!」の『怒れる大衆が権力中枢に襲いかかる日』(ジャーナリスト富坂聡)に、中国で大反響の小話が取り上げられていた。すぐに取り締まりの対象となるが、今も携帯のチェーンメールで出回っているという。とても面白いので紹介。


警官になってまだ1週間の“小五”は、1週間働いた自分へのご褒美として街に遊びに出かけた。
警察の制服を着た小五が最初に向かったのは映画館である。そこには中国でよく見かける長蛇の列。小五はため息をひとつ吐くと、列の最後尾に並んだ。すると、隣にいた市民から、「あんた、新人警官だろう?」と突然訊ねられたのだ。
小五は驚いて、「あんたはなぜ分かるんだ?」と訊ね返すと、その市民が答える。
「何言ってるんだ。警官のくせにわざわざ列に並ぶやつはいない」
小五は「なるほど」と納得して直接窓口に行った。そしてチケットを買おうと窓口をのぞきこんだ。するとそのとたん、チケットの売り子が唐突にこう訊ねてきた。
「あなた、新人警官でしょう?」
「なぜ、分かった?」と小五が問うと、「ちゃんとチケットを買う警官なんていないわよ」
言われるまま劇場のなかに入った小五は、1階に空席を見つけて座った。しかし、そこに座ろうとした瞬間に、またしても隣の人から、「あんた、新人警官だろう?」と訊ねられた。
小五はいよいよ奇妙になって、「そんなことを誰が言ったんだ」と語気を荒げた。すると隣の人は、「警官はみな上の席(VIP席)で見るもんだ」。
小五が教えられたとおり階段を上がると、そこにはすでにたくさんの警官がくつろいでいた。小五が席の一つに座っていると、今度は警官の一人が小五を振り返って言った。
「おまえ、新人警官だな?」
その警官はいい終わると、「警官ならこうやって座るんだ」と手足を翼のように広げてふんぞり返って見せた。小五も早速それを真似てみると、確かに気持ち良かった。
映画が半分終わったころ、小五はにわかに尿意をもよおした。そして急いでトイレに向かったのだった。ところがトイレに着くと、入り口で従業員の一人に呼び止められた。
「あんた、新人警官だろう?」
小五が「オレの顔にそんなこと書いてないだろう?」と言い返すと、その従業員は、「警官ならトイレにわざわざ来ることはない。上の階から下に向かってするんだよ」というのだ。
小五はしかたなく席に戻って、下の席に向かって小便をした。
すると今度は下の階から、
「上で小便をしているあんた。新人警官だろう?」
と言う声が聞こえてきた。
小五が訝しげに下を見ると、下の客は、
「警官なら下にいる者すべてに小便をひっかけるが、オレ一人の頭にだけするのは、あんたのような新人だけだ」と叫んだ。

この後、小五は売春婦のいるカラオケ店に向かった。
小五はこれ以上、警官としての面目を汚してなるものか、と娼婦への支払いも店への支払いもすることなく大きな身体を揺すって堂々と店を出ようとした。
そのとき再び小五に向かって店の店長が呼びかける。
「あんた、新人警官だろう?」
ついに頭にきた小五はその店長を首をつかむと、「おまえまでそんなことを言うのか。なんで新人だとわかるんだ?」と訊いた。
すると店長は言った。「警官なら、ただで遊ぶのは当たり前。遊んだ後には必ず“保護費”を請求するもんなんだよ」と答えたのだ。
小五は、「オレだって警官のはしくれだ!」と思い直し、「じゃあ、保護費をよこせ」と店長に向かって居丈高に命令した。しかし、店長はまたしても、「あんた、やっぱり新人警官だろう?」と訊き返した。そして言葉を失う小五に対して諭すようにこう続けた。
「警官なら自分で保護費を回収するなんてことはしない。われわれに持って来させるものだよ」
これを聞いた小五は、店長にコケにされたと思い、ここで警官としての威信を見せ付けなければならないと決心した。折りよく壁を一つ隔てた部屋から男女の怪しげな声が聞こえてくるではないか。
小五は早速、その声のする部屋の前に来て、足でドアを蹴り破った。そして中に入ると、「動くな。オレは警官だ!」と叫んだのだ。
ところが部屋のなかの男女は慌てるようすもない。それどころか、女は気だるそうにゆっくりと身体を起こすと、横目で小五を見ながらこう言ったのだ。
「あんた、新人警官でしょう?」
すると続いて男の方も続けてこう言う。
「そうだ。彼は新人警官だ」
小五は驚きながらも、
「お前たちは、なんでオレが新人警官だと知っているんだ?」
と訊き返した。
すると女が男を指差して言った。
「だって警官なら、自分の上司(局長)の顔ぐらい知っているでしょう?」
それを聞いた小五は、慌てて逃げ出したが、今度は店の出口で一人の男性とぶつかった。
小五が慌てて謝ると、その相手はニッコリと笑いながら、
「あんた、新人警官だろう?」
小五は自分がキレそうになるのを抑えながら、やっと「あんたにも分かるのか?」と訊き返した。
するとその人物は小五に言った。
「私はこの店のオーナーです。この土地に私と知り合いじゃない警官はいませんからね」
小五はこそこそと店を後にした。


ベテラン警官らしく振舞おうと決心した小五はある日、一軒のタバコ屋にやってきた。そして横柄な態度で店の主人に「おい、この『中華』(中国の高級ブランド)ツーカートンもらっていくぞ!」と言うが早いか、勝手に棚からひったくった。
しかし、その様子を見た店の主人は不思議なことに小五にこう訊いたのだ。
「あんた、新人警官だろう?」
小五はがっかりして、
「おまえ、何で分かるんだ?」
と聞き返した。すると店の主人は、
「警官ならみな表の棚に並んでいるのが偽タバコだって知っているからね。警官らしくしたけりゃ『おい、裏から本物を出してこい』って言わなくちゃ」
と答えたのだ。小五は言われるまま本物を持ってこさせると、それを持って店を出た。
「中華」を持って歩いていると、今度はにわかにこのタバコを売って小遣いにしようという考えが浮かんできた。
そして、すぐ近くにある別のタバコ屋に「中華」を持って入り、買い取りを迫ったのだった。
「店主、このツーカートンの『中華』を返品だ。買い戻せ」
「はい、ではいくら必要ですか?」
「うーん、ワンカートン千元(約1万6千円)でどうだ」
「はい、わかりました」
小五が金を受け取って帰ろうとしたとき、またしても店主が言った。
「あんた、新人警官だろう?」
そして、訝しがる小五に向かってこう続けた。
「警官なら売りにきた『中華』も黙って持って帰るもんだよ」



ソ連時代のアネクードも、大笑いさせられるものが多かったが、中国でも他にたくさんこの手の小話があるのだろう。読んでみたいものだ。

中国人にとっては、ここで描かれる横暴な本来の警官の姿が、実際の警官のイメージそのものなので、大いにうけているのだという。
実際、チベットやウイグルだけでなく、漢人の地域でも警察署が襲われる事件が相次いでいる。これから中国経済が下降局面を迎えたとき、民衆の不満はさらに巨大化し、反日を煽るだけでは、もはや抑えきれないかもしれない。そのとき、中国には台湾侵攻というカードしか残されていない可能性がある。

 
 

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